2000年12月の記事


花輪の「刑務所の中」は★
「刑務所の中」花輪和一/青林工藝舎刊

なんというか良くも悪くもガロの世界だ。三年間の懲役経験をこんなあっけらかんとした細密描写に持ち込むところがマンガ家とも言えるが、しょせんはそこまで。
花輪和一という表現者が持っている執拗さが、昔に比べてコミカルな衣装をまとてった分だけポピュラリティを確保できたというところ。
評論家がころっといかれそうな話しではある。ホワィティングの東京アンダーザワールドと同様、みなさん弱いだろうなこのテにはきっと。
誰かがエッセイで自分の食生活より豊なので驚いた、と花輪が執拗にマンガにした刑務所の三食のことを評していたが、おいおい本気かよ。こんな飯以下だなんてなめた自慢のしかたしているから、つまらん批評しか書けねえんだろうが。

ああ、こんなもの読んだままで年越すわけにもいかねえし、あせるな、口直ししなくちゃ。
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CXの「三億円事件」は秀逸だった。
CXのドラマ「三億円事件」は秀逸だった。
原作のルポルタージュを読んだときにはまったく感じなかった、
時代へのオマージュを色濃く感じた。
役者としての北野武の存在感をはじめて凄いなと実感した気もする。
カメラワークも大半は丁寧かつ新鮮だった。
フィルムでは描けない表現としてのリアリティがよく出ていた。
年末年始の特別ドラマは常にましてパターンにおちすぎる傾向があるが、
このドラマは制作者、出演者ともに手抜きがなく見ごたえがあった。
クレジットに脚本・矢島とあったが、
「人間交差点」で乗りきっていたころの趣があり、なるほどねと納得。
時と場さえあれば、まだまだやるじゃないの。

それにしても、緊迫するドラマでCMブレークは辛い。
コーヒーをぶちまけたくなることが再三あった。
CMタイムに嫌悪感を感じるようになって久しい。
スポンサーはいつまでこんな無駄金を使い続けるのだろう。
基本的にオンエアでドラマや映画を見ないことにしているが、
たまにぶつかると腹の虫がおさまらない。
CMを飯のタネにしていてこうだものな。
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今世紀最後の南海のカツカレー
オフ。

10時過ぎに秋葉原に向う。
渡辺君のibookメモリー増設につきあうことに。ソフマップに持ち込み256を追加。計320にする。一時間ちょっとでできるということなので神田へ。南海により20世紀最後のカツカレーを頼む。んまかった。
ソフマップでibookをピックアップし電通テックに。山下君から積水ハウスのデータなどを受け取り、帰宅。

青空がきれいな一日だったが、寒かった。
完徹で出かけたせいか鼻水復活。
あわてて葛根湯をのんだ。

ダウンかな、本格的に。
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ポップ1280は★★★
「ポップ1280」ジム・トンプスン/扶桑社/三川基好訳

パルプノワールはやっぱり「パルプ」じゃないだろうか。
しょせんはザラ紙止まりだろう。

ただアメリカはサイコ・ミステリーがほとんど病的な次元にまで落ち込んでしまったから、どこか牧歌的な、そのくせ野放図な悪らつさに満ちた、こんな古手が再評価されるのではないか。

この国もまた然り。
ホワイテイングの六本木物語「アンダーザワールド」などという噴飯物がそこそこベストセラーになるというのも同根ではないのか。

ついこの間まで防衛庁の正門の真ん前のビルに広域暴力団の看板が堂々と掲げられている国のどこに「アンダーザワールド」などという夢物語があるというのか。
この国に「闇」などない。
すべては白日の下に晒されていながら、誰も驚かないし、気にも留めない。

「ポップ1280」がベスト10のトップになったりするということは、単にそういうことだ。
どうでもいいことだが。
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東京ヴィーナスの宵
http://www.m-circus.com/digital-j/millennium/millennium-1.html

12月27日夜
東京駅、丸の内、新宿のイルミネーション撮影記録。

二日続きの北風で澄みきった空には一片の雲もなく、午後5時の東京駅での撮影開始のときに、宵の明星がくっきりと見えた。
東京のど真ん中でお目にかかる美の化身・ヴィーナスのかがやき。星のカタチが肉眼でわかったように思ったほどよく見えた。

冬はほんとうに都市が美しい。

そのあと念願の新宿へ。
余すところなく光の洪水を撮りきる。

何に使うあてもまったくない、いわばライブラリーとしてだけの撮影。これがはじめての経験だった。
ヒモのつかない仕事というのも、なかなか良いものだ。

20世紀最後の一年は、チャレンジだけで過ぎた気がしている。その成果がカタチになるのは2001年の七夕。
ヴィーナスをとらえたのだ。
きっとうまくいくだろう。
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神話と進化、あるいは深化。
東京ミレナリオは博報堂の鉄壁のガードで適切な撮影ポイントが得られず、途中で断念。三菱村の住人の方達の何人かに唐突なお願いをするなど努力したが、人手の多さにあきらめた。
あの見物客の多さでは、博報堂のガードが固いのは当然のことである。目を瞠らせる突出した光のオブジェに「丸の内Grawing」は確かに歩を進めているなと実感。
時間のある方はぜひいちど観ておかれることをお勧めする。《時の向こうを見つめて》の旗印、ダテじゃなかった。
荘厳さに胸打たれました。

その後、新宿に移動。
15日の試写の夜以来ひそかに狙っていたプロムナードのイルミネーションをしっかり撮影。寒かったがモニターを観ていて泣きたくなるほどきれいな光の世界が撮れた。

一昨日のみなと未来21のライトデコレーションも、今夜の東京ミレナリオもすごかったが、新宿南口の景観はただごとではない。不景気とはいえ爛熟しきって、その先の見えないところまで来たかのような時代のあで姿が、たしかにあった。

南口は、すごいエリアになっていくのだとあらためて思った。初台のオペラシティ、代々木のドコモタワーまで含め、怖いほどである。

デジタルHDの表現力は、予想をはるかに上回る。カメラマンの腕と完成次第だが、突き抜けるべき底が見えない。ぼくたちはいままでどれだけ多くの情報を見失ってきたのかと思う。
あるべき姿を見据えたうえで、再構成するという表現の原点に、どれだけ背を向け続けてきたことか。
フィルム神話の海で泳ぐ者たちは、その怠惰におののきを覚えるべきである。
定型から逸脱することを捨て去ったメディアと底なしの進化と深化を続けるメディア。

しみじみと、そう思った。
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北風の中、愛と正義と真実を…?
午前5時30分
眠れないままにシャーウッドの台本改訂箇所の整理をする。
8時には家を出る予定だから、もうこのまま小説でも読んでよう。
タバコを買いに出たらガンと冷たい空気に包まれた。
さすがに冬だ。

むかし読んだ宮谷一彦のマンガに「こごえながらでも朝を待とう…」というセリフがあり、ジョージ秋山のデロリンマンには「北風の中、愛と正義と真実をもとめて…」という笑えるセリフがあったが、
ワタシはいまエアコンを最強レベルにして
ぬくぬくと春を待つのだよ。


ああ、真冬の夜景など撮ろうと言わなけりゃよかった。やめちゃおーかなあ。
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日の出試写
27日午前9時
ことし最後の試写。
12日の渚と13日の日の出など。
ひとあし早いご来光を拝むことになる。

幸多かれ、ではある。
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「オメルタ」マリオ・プーヅォは★★
「オメルタ」マリオ・プーヅォ/早川書房/加賀山卓朗訳

「ゴッドファーザー」「ラスト・ドン」と続くプーヅォのマフィア三部作の三作目。
遺作となった作品だが、さすがに哀しいほどに力のなさで、長いシノプシスを読まされているような気にさせられたまま読了した。
一ノ瀬訳で「ゴッドファーザー」を読んだのが1972年。プーヅォの小説はついにこの「ゴッドファーザー」を越えることはなかった。映画もまた衝撃的だったが、彼の小説「ゴッドファーザー」もすぐれた作品だった。そんなことを思い返しながら読み進み、ああアメリカのマフィア社会もすっかりエスタブリッシュメントされちゃったんだな、とホッとするような惜しいような不思議な感想を持たされた。
アメリカだけではない。この国のアンダーワールドももはやその本質の大部分が闇ではなく光の中に堂々と身を晒している。R・ホワイテイングの「アンダーザワールド」など、だからよくできたおとぎ話にすぎない。
暗部はすでに威風堂々と光を浴びて歩を進めている。それが東京の、そしてニューヨークの、世界の多くの都市部の現実であり行く末である。
力尽きたようなプーヅォの遺作だが、そのことだけは読み取れるように思える。
ぼくはプーヅォがとても好きだった。というよりも一ノ瀬の訳した小説「ゴッドファーザー」が好きだった。
加賀山卓朗の訳はあきれるほどへたくそだが、これは彼の日本語能力の貧困さからくるのか、作家に対する愛の不足からくるのか。清水にチャンドラーを訳させた老舗早川書房ではないか、これでは伝統が泣くぞ。
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これが横浜X'masナイト
2000年12月25日夜
無数の恋人達だけが行き交う光の港でむくつけき6人の♂がこの冬いちばんの寒気団にめげず、ミレニアム最後のクリスマスの宵のみなと未来21をデジタルHDで切り取った垂涎モノの記録。
http://www.m-circus.com/sekisuihause/HDyokohama/yokohama-1.html
だめなときは左のLINKSの「これが横浜X'masナイト」からどうぞ。
キャプチャー画像で圧縮率が高いため、やや暗めに感じるが、文句ナシの美しさを手に入れました。

みなと未来21を撮るようになって12年になるが、三菱地所の底力を見せつけるじつにほれぼれする景観となった。
どこか気恥ずかしかった地名に負けていないように思う。

高層ビルの全棟の全室を点灯しし、光の巨大建築物群をつくり出した関係各位に敬意を表したい。

あの寒空の下、海風をものともせずあちこちでひっそりと肩を寄せ合って光のオブジェに魅入っていた若い恋人達に敬意を表したい。
すぐ目の前にあんなスィートなホテルが林立しているにも関わらず、禁欲をつらぬくその勇気を苦笑とともに称えたい。

ぼくたちは撮影終了後、6人でふるえる肩を寄せ合ってひたすら中華街へと向かい、ろくにコトバを交わすこともなく湯気立つ水餃子や豚バラ煮込みなどを黒ビールとともに流し込むことしかできなかったやぼ天野郎どもだったが、こころからこのミレニアム最後のクリスマスの夜に感謝したいと思う。

ま、観てやってくださいな。
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むかでのかなしみ
雑感1
誰のマンガだったか。
ムカデの哀しみという話で笑ったことがある。
百本の足を自在に操って疾走する?ムカデが、何かの折りに、次はどの足から出せばいいのかと意識したとたんに転んでしまう、というものだった。

今夜は、しかしこの話を笑えない。

向こう傷はいいが、背中の傷はさびしい。



雑感2
きのう25日に辻が出たテレビのビデオを観てから電話で話す。久しぶりにみた辻の髪に白髪が目立つのに驚いた。
そのことを言ったら否定していたが、もう二年以上会ってない。ちょっとジンときた。
テーマは幕張流通戦争。辻らしくもらしくなくもあり、ほほ笑ましかった。

ふがいない己と元気そうな久しぶりの友。
ま、今宵は一勝一敗。こんな日もある。
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横浜イルミネーション12.25
みなと未来21は一変していた。
大観覧車が移転したとは聞いていたが。
建築中だった多くのビルが完成していて、
さらに申し合わせの全館点灯もあり、
一帯は光の海になっていた。

ただし寒気団のせいか海風のせいか、
今年いちばんの冷え込み。橋の上のスィートポイントは凍える寒さだった。

8時30分まで撮影し、中華街に移動。
電通・加納さんおすすめの山東に入る。

住宅街、港いずれも納得のいく映像が撮れた。

しかしカゼをひいたかな。
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横浜たそがれ…
TSPで山岡君、中山君と来年の編集プランのアバウトな打合せ。

その後、撮影部に。
六本木の時代屋で釜飯ランチを食べ、神宮外苑のすっかり葉の落ちた銀杏並木を撮って横浜に移動。
あづみのの住宅街の丘の上から野原の枯れススキごしに沈むクリスマスの夕日を撮った。泣きたくなるくらいきれいだった。
そらには冬の雲。シルエットになった黒い電線と電柱。寒いけど、やってたき甲斐あり。
クリスマスストリートの小さなイルミネーションもぼちぼちつきはじめる。
いよいよである。
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東京ミレニアムナイト
http://www.m-circus.com/sekisuihause/rokehan-4.html

東京ミレニアムイルミネーションロケハン記録チェック用

12.24から12.31まで点灯
12.24夕-夜の記録
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横浜イルミネーション
http://www.m-circus.com/sekisuihause/rokehan-1.html
明日撮影予定の横浜住宅街のクリスマスイルミネーション
チェック用アドレス
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《3人のゴースト》今宵は★★★★
《3人のゴースト》リチャード・ドナー監督/1988年
深夜3時30分からオンエアのクリスマスストーリー。初見。
主演ビル・マレー。視聴率アップだけが頭を占めているネットワークの社長が
3人のゴーストに導かれて自分の過去と現在と未来を見せられ、改心。
人生でいちばん大切なものに気づく…
という書いていて恥ずかしくなるようなストーリー。
忙しい日にチャンネルを合わせたらたぶん5分で切り替えていただろう。

でも、今夜は、みごとにはまった。泣かされました。

不思議だな。クリスマスというのはどこかやさしい気持ちにさせられる。
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台本ぶじ通過
6時から9時まで積水ハウスで福田さんと。
おおむねOKとなり、本年の提出物はすべて終わった。
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マライアのクリスマスソングを聴きながら夜が明けた
きっかり二時間半かかった。
午前6時40分。窓から明けていく空が見える。渡辺先生のご指摘により書き忘れが判明したのが4時近くだものなあ。

BGMはマライア・キャリーのCD「メリー・クリスマス」

冬至用に買っておいた巨大サイズのユズを三個、いま湯船に浮かべたところ。
プリントしている間にのんびりと一日遅れの冬至を祝うことにする。

湯治部の冬至湯である。
そういえば今月は一度も温泉に入らなかった。
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くそっ。
台本アップしてプリントを待つ間にメールを書いていて、いま気がついた。
肝心かなめのシークエンスを一つすっぽり落としてた。
くそっ。
これで今年のうっとうしい仕事は終わりだと、にやにやしたとたんである。
ちきしょう高精細モードの打ち出しにしたから、まだ五枚もプリント待ち。

朝まで、もう一頑張りだ。
コーヒーをいれるが、テレビはつけずに。
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カクスコのバカ!
プロローグを書き終わり、このまま一気に書き続けようと神妙に決断し、それではとコーヒーをいれようと湯をわかしながらテレビをつけたのが失敗だった。
日テレで運悪く「カクスコ」の新作公演をオンエアしはじめた瞬間だった。ちょっとだけね、と思いながらコーヒーを入れ、結局5時まで2時間。
なんでこんなにおもしれえんだよぉー>
ちくしょう、朝になっちゃった。

朝刊は来るし、笑いすぎてくたびれちゃったし、だめだこりゃ。

しかしおそるべき面白さである。パワーである。脚本である。役者たちである。

新作公演はこれで最後らしいが、日本もしようがねえなあ。

誰かビデオ持ってたら貸してくんないかな。

来年秋のオール公演は、仕事キャンセルしても観るぞ。
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居場所不明の団長とのやりとり
「At 8:25 PM +0900 00.12.20 Tsuji Kazunari wrote:
ましこさん
24日のテレビ朝日BSの正午からの番組「サンデーオンライン」に出ることになり
ました。
 うちにはBSデジタルのチューナーがなくて、見ることができないの。益子、持っ
てる。教えて。

 12月20日」


そんな高価なもの持っておらん。
NHKにすらいまだに未加入なのに。
でも録画できる知り合いがいるので録画してあげるね。
おれも見たいので。
カメラを前にすると、まずあがります。
スタートの合図が出るとドキドキして万引き直前の高校生のような
気分になるらしい(おれはよく知らんが)。
ノドがすっごく渇くのだよ。のどちんこのあたりがひりひりするのだよ。
そいでもって何か聞かれると腰が抜けるのだよ。

ああ、収録の場所にいきてえよぉ。
カメラの後ろでわらかしてやりてえよぉ。


ま、その晴れ姿はビデオでじっくりと拝見することにしよう。
日比野、何か注意事項があったら教えてやってください。
あることないこと混乱させてやってください。

横江、前にNHK出たことあったよね。
先輩としてスタイリッシュな忠告をひとつよろしく。

ま、辻、♂は愛嬌。
困ったらにっこり笑うこと。
見た目は泰然自若そのものなんだから…


しかし、世紀末のいいお笑いだよなあ。
こんなときだけ「さん」づけなんてしてんじゃねえよ。

ところで、視聴者は少ないとはいえ全国放送だろ?
顏出しても大丈夫なの?
時効とかひっかかかってない?





渡辺君
ということなので、TSPの西村君に頼んで当日の番組録画をよろしく。さらに辻が出演しているところだけビデオキャプチャーして
サーカスのHPでストリーミングできるようにしておいてください。
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Xファイル7
のラスト2巻を観た。レンタルビデオ。
クリス・カーターもいよいよ手詰まりか。
テクニックの遊びに拘泥するだけで、コアを見失ったまま第7シーズンを終わることになったようだ。
視聴率とやめどきの加減は難しい。
シーズン7を通して、空回りする芸達者ぶりだけが目立った。

第7シーズン全体で★★
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フレンズ2
の3巻と4巻を観る。レンタルビデオ。
脚本いよいよ快調である。これだけ爆走できるドラマが日常的にオンエアされることが現実のものとは思えない。

民放はパクるのやめようね。
この国では、ほんとにムリだから。
パクると、とたんに子供じみちゃうからね。

相変わらずの快調ぶりで★★★★★
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ロミオ・マスト・ダイは★★
少林寺君はいくつになっても同じ顏なので変だった。ワイヤーアクションも悪くはないが、単にカンフーというだけでは面白み半減。マトリックスの良さは未来性。つまり何があっても検証不能というところにあるのだから、いたずらにテクニカルになっても所詮は現代。ファンタジーは即陳腐化だ。カメラワークもアラが目立った。

レンタルビデオ★★
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興奮
がピークにきていたのか、さすがに昨夜は目ばかり冴えて眠れなかった。
水の惑星の年末進行はすへてクリア。
あっちもこっちもほぼ全面的にうまくいったように思う。

バタンと眠れるかと思ったが、けっきょく三時ごろまでもんもんとしながら、スカパーのザッピング。チャンネル数が多いからザッピングには違いないのだが、映画以外の内容の薄さにはあきれるほどで、苛立ちがつのった。

昼過ぎに起きだした。
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アイマックス試写はやはりしみじみ感動する
高島屋12階のアイマックスシアターで秋の分も含めて3D試写。今夜は最前列で観たが、素朴に感動した。
松明あかしは燃え盛る炎と太鼓の音が聞こえてくるようだった。
前回より、中津川の初夏の移動が見ごたえあり。びっき沼は霧のシーンが前より印象に残った。

試写の前にフランスから来たCGスタッフと国立天文台の渡辺教授を交えて、センチュリーの会議室で打合せ。主に46億年と彗星衝突などの学術的チェック。大きな問題なし。
明日イマジカで3Dでもういちど試写するが、予想以上にCGのできが良く、嬉しかった。

シナリオ第三稿も、なんとか夕方までに仕上がり、メインスタッフに今夜中に渡せた。
いま渡辺君が明日の打ち合わせように25部コピー中。
ロケ報告もさっき書き終わりアップロードしたし、乗り切れてホッとしている。

二時間は眠れるかな。
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12.11東京夕景HD画像の一部
左のLinksに「12.11東京夕景HD」あり。
これまで東京で撮影したなかで
もっともきれいなシーンとなった。
デジタルHD。
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日の出から日没まで
十時にチェックアウト。新舞子海岸へ。
ロケハン時より波がおだやかでちょっと迷ったがローポジで狙うことに決め、波打ち際ギリりところにカメラ設置。満潮が午後三時なので、昼過ぎまでにはアップしないと159キロのカメラが潮をかぶることになりそうなので、急ぐ。途中きわどくなったので土嚢を積み増し、撮影続行。撮り終える。撤収中に何人かが腰から下に波をかぶっただけで間に合った。
午後一時半。現地でわかれ、一路東京へ。
第三稿を急遽提出ということになったので、飯抜きで直行。
常磐道はずっと傾いていく太陽に向かって走った。今日は日の出を撮影し、日没まで丸一日太陽だけを見ていた気がする。

たぶんこれが今年最後の撮影である。

悪くない。
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完全な日の出ゲット
13日朝、撮影後に旅館から水の惑星MLに出したメール内容

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2000年12月13日午前6時40分いわき豊間海岸

水平線に雲なし。彼方に夜の漁を終わって港に帰る漁船の船影が数艘。
空と海の境がひときわ強い光をはらんだ。
その一瞬、撮影監督・鈴木さんの合図が短く発せられた。

8秒後、日の出。みるみるうちに生まれたばかりの太陽が
くっきりとその姿をあきらかにしていく。
昨日の強風が幸いしたのか、
度重なるロケハンと撮影延期の末にたどりついた、
スタッフの願いが伝わったのか、
水平線にかかる雲のまったくない、
まことにピュアな太陽の登場を撮影できた。

20世紀最後の冬の、福島の海から昇る、
どこも欠けることのない「完全な日の出」を
われわれは手にすることになった。

これは僕自身、はじめての体験でもある。
「完全な日の出」。書いてて、まだ笑いがとまらない。

この一瞬のためだけに息をひそめて待ち望んだ「完全な日の出」を
その直前から完ぺきに撮影できたこと、胸を張って伝えたい。

撮影監督・鈴木さんの神業のようなタイミングと、
その狙いをみごとに現実のものとしたスタッフたちに感謝したい。
一緒に一年の間、福島を駆け巡ってきた全スタッフの
その思いこそが、今朝の一瞬に結晶したのだと思う。

みんな、よかったね。
万歳!
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夜のウミネコ?
明日に備えて早めの晩飯が終わったのが午後七時。浜に出て十六夜の月を観る。
風が強かったせいか満天の星である。
潮騒にまじってウミネコの鳴き声がしたのであたりを見まわすと堤防の上に二匹のほんものの猫。べつだん撮影で興奮していたウミネコが夜更かしをしたということでもなかったようで一安心。

カメラマンの鈴木さんから「監督は六時でいいですよ」とやさしいお言葉あり。
監督で良かったなあと夜の海をながめながら思った。

まだ八時すぎだが、もう寝ようかな。
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舘岩村の若女将から
昨日、オフィスに届いた渡辺宛のハガキ。
会津舘岩村の湯の花温泉末廣の若女将たみさんから。

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渡辺さん、皆様お元気ですか。
今朝TOMOちゃんのたみ大変だ!!
水のあるフォトコンテスト終っちまったゾ
の声に起こされました。
ルーの泳いでいる写真を大きく伸したり
いせやの幸兄ちゃんも現像しておく
から、と用意はしていたのですが
冬の準備やら風邪ひきでのんびりして
いる間に終ってしまった様で
申しわけなさでいっぱいです。いつまで
というのをお聞きしなかった私がバカです。
いつもどこか間ぬけです。
本当に本当にごめんなさい、許してください。
これにこりずにおつき合いしてくださいね。
なんだかとてもがっかりしています。
こちらは、今朝はかなり冷え込み
外はガチガチですが、ぬける様な
青空です。
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ところで会津は舘岩村も南郷村も昨日から大雪だとか。三月の雪辱戦、かないそうである。

海辺にあってひたすら山奥の湯煙が恋しい。
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ことしはじめての潮騒
海辺の宿の名は「えびすや」
明日の撮影予定の渚のすぐ前の宿。
夕暮れの渚でウミネコの群れがシルエットになってるのが部屋から見える。
クルマはほとんど通らず潮騒だけが聞こえている。

ことしはじめて潮騒を聴きながら眠ることになる。いま午後五時。

明日は四時に宿を出る。
雪が降らないといいな。
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ウミネコと「吹けよ風、呼べよ嵐」
寒いはずである。
雪が降り出した。
雲の切れ目からは太陽。
遠くの波頭がきらめいている。
そして肩には雪片。
波打ち際ではウミネコの群れが遊んでいる。

一年を通して福島の自然を追いかけてきたが、年の終わりににつかわしい。

クルマのCDプレーヤーからはピンク・フロイドの「吹けよ風、呼べよ嵐」が繰り返し流れている。



潮騒と砂嵐とウミネコを冬の午後の低い陽ざしが黄金色に染め上げる、水の惑星の水の旅の、その終章。
「還っていく水」のその一瞬を、、みごとにゲット。

水の惑星のロケ、これで二十世紀の幕を閉じられる。
さて、あとは来世紀。雪を相手の第二幕。

愉しみではないか。
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いわきの海、寒いぞ。
いわき豊間海岸、午後1時30分。
ちょっと遅れて9時にオフィスを出発。
正午に太平洋へ。

雲の切れ間から太陽。しかし寒い。
ほんとに寒い。パッチを身に付け革コートをはおり、ホッカイロをつけていても海風は冷たい。
福島はしっかり冬である。

カメラのセットもほぼ終わり、これからコンビニ弁当で砂浜の昼飯。泣きたくなるほどうまいといいな。

この寒いのに何人ものサーファーたちが波に浮かんでいる。ごくろーなことである。
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この冬、いちばん美しかった東京の薄暮
2000年12月11日の東京は空青く完璧な夕暮れとなった。

まずは昼前。
東京で暮らしていながら築地の場外市場をのぞいたのは初体験。いや刺激的だった。立ち働く人はみんなきびきびして、扱う品はとことん安く、見るからに新鮮。干物さえきらきらと輝いていた。
食材の豊饒さと食にちなんだ道具や器具の豊かさに目を奪われながら撮影。
撮影の合間に「うなぎ焼きおにぎり」を買って道端で立ち食いし、さらに佃権でおでんを買ってまた立ち食い。早めの昼食ということで「まぐろ丼」をスタンドでかきこむ。これもうまかった。その並びのコーヒー屋で一杯200円のコーヒーを表に出してもらったテーブルで飲む。アジアそのもののような活気とにぎわいに満ちていて、堪能した。築地は良い顏をしたおやじの数が多い。若い女性はぜひこの町に遊ぶべきである。♂の顏について水平線が10度は上がるから。

そして午後。
一年のうちに何日かだけ素晴らしくきれいな一日がある。
今日11日はそんな日だった。

倉持画伯が映像に収めた、20世紀最後の冬の、もしかしたらいちばん美しい東京の夕暮れは、同時に今世紀最後の満月の夜でもある。

明日は、いわきへ。
十六夜を楽しみにしつつ。
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『狼は瞑らない』は★★★★1/2
「狼は瞑らない」樋口明雄箸/角川春樹事務所刊
久しぶりにまっとうな山岳冒険小説を読んだ。
マクリーンをちょと彷彿させるが紛れもなく純国産の冒険物語。
きっかけとなった「悪」の部分をもう少し詳しく書き込み、
主人公の成長過程を加えれば満点だ。ただしそうするとページ数は倍になが、
440ページ一段組だから、余裕はあると思える。

ま、とは言いながらも、よく出来ている。
真保祐一の「ホワイトアウト」のマンガ調に比べるとはるかにマシである。
行き詰まるような描写が続き、雪崩れの中にこちらも身を置くようにして
読み進んだ。冬の始まりにはふさわしい一冊となった。
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2001年に予定している仕事
2000年12月末現在
着手中ならびに着手予定の仕事。

●タイトル/内容/クライアント/代理店/制作

水の惑星ジ・アース/3D大型/福島県・未来博協会/電通/電通テック
水の起源/VIDEO/福島県・未来博協会/電通/電通テック
シャーウッド技術篇/VIDEO/HD/積水ハウス/電通/電通テック
NEWシャーウッド/VIDEO/HD/積水ハウス/電通/電通テック
NEWギャラリー/VIDEO/HD/積水ハウス/電通/電通テック
総合篇/VIDEO/HD/積水ハウス/電通/電通テック
Tokyo Voices/VIDEO/HD/築地市場仲卸組合/環境システム研究所/メディアサーカス
デジタルジャパネスク/VIDEODVD/HD /自主制作 /メディアサーカス
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ことし仕上げた仕事
2000年 1月-12月
映像としてフィニッシュまでたどりついた仕事。ほかに負けたプレゼンも多数あり。

●タイトル/内容/クライアント/代理店/制作

わたしたちは… /TV-CM30秒/グランディハウス/凸版TIC/メディアサーカス
GiOトリステージ(改訂)/VIDEO/積水ハウス/電通/電通テック
BIENA(改訂)/VIDEO/積水ハウス/電通/電通テック
居住性能快適生活(改訂)/VIDEO/積水ハウス/電通/電通テック
シャーウッド快適篇(改訂)/VIDEO/積水ハウス/電通/電通テック
ギャラリー/VIDEO/積水ハウス/電通/電通テック
cg2000/VIDEODVD/凸版GALA/メディアサーカス
Tokyo Live/VIDEO/機械システム振興協会/環境システム研究所/メディアサーカス
シックシティ/DVD/積水ハウス/電通/電通テック
いつまでも篇/TV-CM30秒/ 積水ハウス/電通/電通テック
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フォトコンテスト顛末
「水の惑星」MLに出したフォトコン報告より

***************************************
ご報告が遅れましたがフォトコン雑感です。
    

詳細はいずれ佐藤さんたちの方から報告があるかと思いますが、
個人的な感想をいくつか。


1.誤差
秋山氏の視野に「県民参加のフォトコン」という意識が薄かったようで、「ファミリー部門」についての理解不足のコメントが出たことが、残念でした。はれ物に触る扱い方が遠因だったようです。
何のためのフォトコンかという位置づけを秋山氏に明快に伝えきれていなかったように感じました。
一月に発表セレモニーがあるので、事前に秋山氏に今フォトコンの意図と背景をきちんと説明し、もう少し異なった視点での総評を頼む必要を感じます。
あの日の秋山氏のコメントがどのていど新聞やテレビなどで報じられたかを検証したうえで、検討したほうがいいですね。



2.福島県民の底力
ぎりぎりまで500件程度の応募と聞いていたけど、フタを開けたら1555件!  
これにはほんとうに驚いた。
全スタッフの最後の追い込みパワーが効を発揮したことはもちろんですが、最大の要因は「福島県民気質」にあるのではないでしょうか。
土壇場の底力。こいつに尽きるのでは…。
維新の折りの会津の戦いぶりのように、福島県民の中には
なにかみちのく特有の最後に底力を爆発させる強さのようなものが
あるのではないかと感じました。
途中までは多くを語らず、舞い上がることもなく、
腰の重さを感じさせながら、必要ぎりぎりの段階では総力を傾注するという、あり方。
もうひとつ盛り上がらない前売り券販売状況も、火がつけば一気呵成に、そんな気がします。
ま、期待と希望をこめた見方ではあるけど。


3.バックステージ
裏方に回った電通電通テック関係者の涙ぐましいホスピタリティぶりと、
バウハウスの高見沢さんたちの奮闘が印象に強く残りました。
審査員の方達に対するこまやかな配慮、見ていて気持ち良かった。
(ぼくも便乗させてもらったから実感です)


4.初雪
前日夜、福島入りしたときに雪がちらついていました。
みぞれ程度はともかく、雪らしい雪としては今年はじめてだと運転手が話してました。
フォトコンの第一回を柳津で開催したときのどか雪を思い出しました。
最初のシナハンとして福島の雪景色を頭に焼き付けた数日の最終日に
柳津で遭遇した大雪の撮影会を思い浮かべながら、春夏秋と過ぎたことを
あらためて実感。


5.ビーフジャーキー
ひと足さきに帰京することになり、駅の売店でビーフジャーキーを買い
車中でウーロン茶で食べきりました。(もちろんシチューではありません)


6.ps
申し遅れましたが、川田親子の2ショットはとてもよかったよ。
笛田さんの子供もママにそっくりですごく愛らしかった。
ぼくは「ジ・アース賞」1点だけを選ぶつもりだったから
水景にしぼったけども。
ちなみに、大賞に選ばれた滝の写真が実は「ジ・アース賞」いち押しだった。他の方に敬意を表して譲りましたが。
ぼくが選んだのは湖畔の夕景。キャンプする人たちがシルエットになった写真。撮影者は東京在住の女性だった。
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東北巡業
これからまずは宇都宮へ。
凸版の荒川所長と合ってCMの後始末を話しあい、それからさらに福島へ。
明日のフォトコンテストに備えて前乗り。
なんとか500件は越したらしい。

北は吹雪いているという。
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志と情。
けさ読了。
北方版「水滸伝」第三巻、いよいよ快調である。
これでしばらくは「すばる」を律義に読むしかなくなった。
成長物語、教養小説のおもむきすらたたえだしてきた。しかも登場するのは社会的には悪漢ばかり。だって反・体制物語だからな。
小説の王道である、悪漢・成長という二大ポイントがしっかり押さえられているところが抜群である。
北方謙三による、まったく新しい「水滸伝」の誕生、と言っていいと思う。


志と恋情はどちらが重いか?
こんな切り口だもの、ぐっとくるじゃねえか。
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アリー3の疑問解消
やっとシリーズ2を全巻見終わった。
これでシリーズ3の急展開イメージについていける。
いきなりセクシー度アップに驚いていたが、なぜそんなトーンになっていったのかも了解。

すみずみまで徹底した台本にはつくづく感心させられた。映像化のスタイリッシュさも言うまでもない。これはやはり文化そのものの違いだろう。
いや楽しかった。
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極端な爆睡
昼までに起きるはずが目覚めたら午後4時30分。
すでに窓の外は宵の気配。

飯も食わずに、
あわてていくつか連絡をとった。
あわてているので苛立ち、不必要に混乱。
空きっ腹がその混乱に拍車をかけ悲惨なことに。

もろもろ大車輪でクリアして「朝食」。
気持ちがやっとやわらいだ。

各位におわびしなくちゃいかんな。
こんなことでは一日に二食しかできなくなる。そりゃ困る。
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とれたての撮りたてムービー
今日渡辺君が福島県のいわきの海岸ロケハンにメインスタッフと行っている。
現地の午後の状況を動画でアップロードしてくれたのを見たが、この程度でチェックできるのなら、かなり使えることがわかる。
宿の電話でつなげず、遠くまで電話できるポイントを探すことになったのが玉にキズだが、これはまうしかたない。

チェックは左のLinksの「いわきロケハン」ムービーをクリック。
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iモードメール
某社で打合せ中の某プロデューサーK氏からiモードメール。
これって退屈な打合せとかのときにもってこいだな。どうせ音質最悪のドコモを使ってるのだからおれもiモードにしよう。
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水の惑星スタッフのTV出演後悔いや公開
http://www.m-circus.com/theearth/public/public.html

このアドレスに渡辺団員がアップロードした
「水の惑星」のスタッフがTV取材を受けたときのムービーがある。
短くまとめたものだけど雰囲気はわかる。
3つ目のファイルには俺がいる。
怪しげだからといって怒らんように。
けっこう照れたのだ。

たどれないときは左のLinksのTVからどうぞ。
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綱渡ってこそのサーカスではないか
昨夕からぶっ通しで約12時間。
なんとか15分の構成案を仕上げた。
オールディズのスタンダードナンバー4枚組のCDを三回以上繰り返した。
相馬プロデューサーに送ってから
音楽イメージで書いた「リュート」のことが気になり、シャーロックで検索。
古楽器関係がけっこうあるので驚いた。

とりあえずリュートの語源が「ウード(木)」であることとペルシャあたりが起源であることまでを確認。
原稿のミスはなかったことに一安心。

ペルシャ絨毯のPRをしている頃だから
もう12年くらい前になるか、
リュートを自製し演奏している人と仕事をしたことがあった。

木の家シャーウッドのイメージにはあのときの響きがよく似合うように思えたのだ。

ともあれ、これでしのげた。エライゾ!

さてこれから水滸伝の第三巻。
歳末はいいなあ。
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ここに「杖」あり。
以下に描いたようなわけで、昨夜から書き始めて今夜中にはアップし、明日午前中には間違いなく相馬プロデューサーの元に届くはずだった「シャーウッド」の企画ですが、いまだまたっく手付かず。
天気予報的には明日はどしやぶり。外出はお控えください、の空模様。

〆切を破らないという帳じり合わせの天才ではありましたが、心奪われる楽しいことを前に、挫折しつつあります。

もしこれ読んだらお察しください。
なにかクライアントへの弁明を考えておいてください。

読んでいないときはいつものように
「発熱ダウン1週間」ということでしのぎます。すまんが。

読みかけの第三巻を中断し、
これから心を鬼にして書き始めますが…


転ばぬ先の杖、これはよいコトバである。
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前言撤回! 水滸伝は★★★★★だった
北方謙三「水滸伝」第二巻を読む。

いやオモシロイ。
いままで読んできたどの水滸伝よりもいい。未完で終わってしまった真崎守版をすら越えるかもしれない。
志と情とがみごとなアラベスクとなっていく過程がじつに悠然と描かれている。

茶木の炯眼、おみそれである。


しかし、第一巻からこのいずまいを出してくれていても良かったよな。
ともあれ★★★★★。
世紀をまたぐ満塁打の予感あり。
すばるの連載ということだけが惜しまれるが。
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北方版「水滸伝1」は★★★
茶木が本の雑誌でべた褒めだったので、淡い期待を抱いて読み始めたが、第一巻に関してはまあまあのすべり出し。
108の星が解き放たれたエピソードをとっぱらったのがどうかな、と思った。
単なる世直しだけに焦点をあてたところで吉川も柴錬も越えられない。もとより水滸伝も三国志も原作が図抜けてすぐれた物語だけに、このトーンでは先行きが危ぶまれる。

北方よ、せめて誰も手がけたことのない、
梁山泊の英雄達が哀しい末路をたどらぬ21世紀の水滸伝を書いてくれ。
たかが小説。

能天気でハッピーエンドの水滸伝を読んでみたいよ。どんな好漢もずば抜けた反骨漢も、最後にはみんな負けてつぶされていくなんて、現実の歴史だけで充分ではないか。

考古学の捏造報道は、歴史的事実という学者好みの無能な修飾から、作家的想像力を飛躍させるいいチャンスじゃないのか。
まして中国。白髪三千丈のマダムヤンの国。
三国志の時のような新左翼回顧トーンはやめようね。

おれはこんなくそまじめな花和尚の日常を読み続けたくはないな。この調子だとひいきにしている黒旋風はどんな扱いになるのやら…


ただし巻末の数行に、淡い期待は抱いたけども。
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アリー2、佳境は桃色吐息★★★★★
アリー2の18話、19話を見た。
オンエア中の3がどんどんセクシャル方向にシフトしていっている萌芽がこのあたりからかなり色濃くなっているのがよくわかる。

ERもアリーも途中から登場させる脇の出来が抜群に良く、ストーリーにみごとな陰影を与えている。よくできたドラマの文法を徹底して守っていながら、CGをからめた戯画化を臆せずにやりきっているところがすごい。
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マイクロソフトのバカやロー
オフィス2001をインストール後に起きたG3/350でインストール済みのフォントが読めなくなったこと、PB/400で同様の症状文字化けが起きたこと、渡辺君と中山君の助けを得てなんとか解決。
最後に役立ったのはフォントフォルダーからMS関係のフォントを一つ一つすべて捨てたことだった。なんつー馬鹿げた時間がかかったことか。
アンインストールはフォルダーをごみ箱へ捨てるだけなどと書いてある割には残っていることおびただしい。
家庭に年間1000万台を越すPCが買われる時代に、なんでこんなに七面倒なことが起きうるのか、不思議だ。
ウエブでMSのページを見ても何の問題も報じられていない。不正義なことである。
初期不良などと構えていられる時代でもないのではないか。これだけ売りまくっていたら、家電メーカーなみの責任が追及されてしかるべきではないのか。
いつまでたってもオタクの専有物でもないだろう。



ちなみに俺のOSは8.6。
マック使って6年。
これまではこんなことは一度もなかった。

アップルワークスなど足元にも及ばぬ使い勝手の良さに心魅かれるが、これではな。
ところで、シナリオを書くとき、俺はワードを使ったことがない。あのページデザインで何かを表現したくなるライターがいることが信じられないのだ。あれは事務や用のソフトだろう。
手書で原稿用紙に向っていたころは、もっぱら満寿屋を愛用。コクヨを使ったことはない。その程度の意味ではあるが。


泣けてくるよ、まったく。
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アリー、やっとオンエアに追いつける
アリーマイラブ2のビデオ最後の3本が出たので借りた。これで先行して見始めてしまい、わかりくにい部分のあった3に追いつける。
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パーフェクトストーム★★
DVD版
ドキュメンタリーで読んだときに感じたライターのいかがわしさが読後感を不透明なものにしていた記憶がある。
映画化すると読んだときに、その気分がよみがえった。
DVDで見たが、危惧した通りだった。
映画には史実が似合わない。
中盤以降使いっぱなしのCGの嵐は、5分で体退屈に変わった。
役者の熱演だけが浮いていた。

DVD映像の美しさはみごと。
前半の切れの良さなど特筆モノだ。
あれはフィルムではないのではないか?
映画館のスクリーンではあの突き抜けた感じは出せないだろうと思う。
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