2004年03月の記事


はるのにおい
驟雨。9時半にスタジオを出た。35時間。
熊上さん、中山君と階段上で別れ、
夏苅、山岡を送って蒲田へ。

心臓が痛く、口がからからに渇いていたが
窓を開け放ち、夜の街を走った。

春が、満ちていくのが夜のにおいでわかった。
春から冬へと短いつなぎだったが、大きな手ごたえあり。

満足である。
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六本木地下生活
7時にとりあえずアップ。
スタジオを出てシャワーを浴びに戻る。
横になると起きられそうもないのでそのままスタジオへ。
クライアントが来る11時までになんとす予定分を終了。
チェックしてもらい、修正にかかる。
渡辺と夏苅にまかせ、後ろで春眠をとりながら。

MAルームにイメージサイエンスの鶴見さんがいた。
考えたら積水ハウスをおれが担当する直前の作品が鶴見さん。
福田さんに引き合わせた。十年ぶりのはず。
その鶴見さんの仕事の撮影が倉持長岡だったことを思うと
なかなか感慨深いものがある。
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《草原の椅子》★★★★
宮本輝著/幻冬舎刊/上下巻

いささか風変わりな展開。
もうすぐ2時。六本木の地下である。
朝までかけるしかなさそうだ。
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東京超満開
熱い。
六本木のスタジオから小石川へ打合せのため中抜け。
皇居のまわりは花見客で行列ができていた。
千鳥ケ淵の桜、靖国の桜を見ながら5年間オフィスを置いた小石川。
植物園へつづく坂ははらはらと風に散っていた。
昨日の七分が一夜明ければ満開。
季節はこんなふうに深まっていくのだ。

ひさしぶりにテレビ朝日映像の甲田さんと。
あいかわらず元気がネクタイをしているようで嬉しかった。

スタジオに戻り、長寿庵のとろろそばをとってもらい昼食。
精進揚げを追加注文したら半分以上がタマネギだったのにはあきれる。
腹が空いていたのでぜんぶたいらげはしたが…
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けじめ
をつける。
伏せておき流れにまかせるか、野ざらしにするか1週間迷った。

迷った末に、上野と千鳥ケ淵の桜を観た。

東京でいちばん好きな千鳥ケ淵の暮れかかった宵桜を
無くなってしまったフェアモントホテルの前で眺めていたら
七分咲きにもかかわらず
ここ数日の寒さのせいか花びらではなく花ごと
ばさりばさりと落ちてきた。寒椿のような落ち方だった。

それから外堀へ。
飯田橋の橋下にあるカフェのデッキで夜風に吹かれながら
土手の桜を1時間ほど眺めた。

事実は事実だ。
そう思った。

帰ってきて古い桜と2年前の桜のmovieを添え
知らせるべき人たちに同報でメール。

ま、これでいい。
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《24》2ndシーズン★★★★★
第1話から第4話までDVD2枚。レンタル

いやなんつーか、たまげたパワーである。
何といっても台本の力が圧倒的。
土台にしっかり金と時間をかけ、それをカタチにする技術と情熱がそろえば
もうどこにも怖いもの無しである。
アメリカと日本を比べても意味がないけど
テレビドラマにしぼれば1世紀くらいの隔たりがあるのではないか。
本編の世界はさらに言うまでもない。

それにしても、24時間の出来事を24話、24週かけて
1時間を1話1時間(厳密にはCM枠などのため45分程度)で展開しようという
コロンブスの卵の根っこは
無人島生活のサバイバルゲームあたりの成功から派生しているのだろうが
ま、凄いのひとことに尽きる。

二週間後のリリースが待ち遠しい。
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《9デイズ》★★★★
DVDレンタル

拾い物。テンポよく予想以上にたのしめた。
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《鹿鼎記》第8巻★★★★★!
金庸著/徳間書店刊

ついに金庸先生の武侠小説シリーズ最終巻となる。
12の長編シリーズの最後は、金庸らしからぬ不埒な主人公像のままに最後まで。
不埒とはいえ、はまりきった型を壊そうとやっきになっている金庸先生の気分がよく反映されて
これはこれでまたたのしめるシリーズとなった。

1996年からあしかけ9年。
俺が読み出したのがジ・アースシナリオスタートの1999年末。
北方の《水滸伝》と同時期に読みはじめた。
その間、ロケハンでロケで
煮詰まった気分の時に限りなぜか新作が発行されるという
タイミングが続き、この五年ほどはほんとうによく助けられたのだ。
北方の水滸伝は刊行されていたのが四巻まで。
それ以後は小説すばるの連載を同時進行で読みついでいる。
こちらはいままさに佳境。
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桜まつ心を慕情というのだった
朝、鳥のさえずりを聴きながら眠りに落ちた。
そして雨の音で眼がさめた。
嵐でもなくただ雨音だけを感じた。
そうか、これが、驟雨か、と
覚めきらぬ頭で合点する。

《げに春は驟雨とともにはじまるを咲かぬ桜を慕情というは》
                      福島泰樹

例の件、はしごを外されて1ヶ月半。
今夜、正式にお役御免となるらしい。
電話でいいよ、と言ったのだが
それでは失礼ですから、と。
失礼の上塗りをするつもりか、
と出かかったが飲み込む。

あの真っ暗闇の森の底で
両手に余る数の星月夜を
ともにしたのもまた事実だ。
八方塞がりの日々のなかで
これはすごい、と
肩たたきあったことも幻ではない。
二ヶ月にわたって失語症になった男が
笑顔浮かべて話したいというのだ。

まあ、いいじゃねえか。
春だもの。


東京に、開花宣言。
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癒し系
http://homepage.mac.com/mctokio/comingsoon/iMovieTheater542.html

ワタクシの仕事が滞ってしまって腹が立っている方は
上記のアドレスをクリックし、ひとつなごんでいただきたい。
こんなことやっている間に、シゴトしろ、
という声も聞こえるよーな気もしますが、ま、春なので。
家の近くに松竹蒲田撮影所跡の公園があり、
そこに一本の枝垂れ桜が残っています。
今夜、タバコとチキンラーメンミニカップを買いに行ったら
いきなり満開になってました。
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テクノロジー編をとりあえず
エピローグを切り直すのに結局6時間。
予想外にかかった。

迷ったがページメーカーを使う。
アドビはどうしてOSX対応にアップデートしないのか
腹がたつが、しようがない。

簡単な台本ならいちばんのソフトなのに。
あっちもこっちもPowerPointで書くように言ってくるが
読むほうはラクでも書く見になればPowerPointはゲスなソフトである。
ものを考える気力が削がれるのだ。
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春風岬へhttp://homepage.mac.com/mctokio/tokyo_seikinha/iMovieThe
春風岬は、どこにも無い。
そしてどこの海辺にも存在している。
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タイトルは、春風岬へ。
digitalJapanesqueの第一弾の母型に着手。
まず、「春風岬へ」と名付けた6分版をつくり、
「のちのおもいに」をあてたが、ちよっと気になっので
千倉版を重ねる。OK。
いったんDVにしてチェック。さらにひっかかっので
「のちのおもいに」の立原道造の詩の部分約1分30秒版を別にプロローグとする。
合体。この段階では重複するものや差し替えたいものもあるが、
まずこのスタイルとテイストでいける。そう思った。

近くのよく行く公園の枝垂れ桜が三分咲きになった。
唐突に、今夜から始めよう、と淡い桃色を見ながら決めた。

新世紀版Japanesque。
俺の中で端緒を切った。

母型となる、この最初のシークエンスを
「春風岬へ」と名付けておく。
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《マッチスティック・メン》★★★★
DVDレンタル

リドリー・スコットが何もいまさらこんなものをつくらなくても…
とはいえ、洒脱ではあり、愉しんだ。
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《28日後》★
DVDレンタル

微熱でなかばもうろうとしながら観た。
怖かったが、その気分もまた朦朧。
このテのことに想像力を使うのはやはり浪費ではないか。
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大人に
なったのだろう。たぶん。
新宿に向かう道すがら、渡辺から、経緯を聞いた。
カッとなるかと思ったが、波立つものはなかった。
ただ、一月は長かったな、とそれだけ。

屈辱ととらえなければいけないのだろうが
ふしぎと静かなままだった。

この件については
もうこれ以上、一切を俺の耳には入れるな、とだけ渡辺に伝えた。
彼は、笑みを浮かべた。
俺も、笑ったように思う。

打合せを終え、ねぎしで麦とろを入れ、
一件用を済ませて蒲田に戻りながら昇りはじめた下弦の月を見た。
東京のネオンの上に顔を出した月を車の中から眺めながら、
東京星菫派らしい風景じゃねえか、と思った。

湯治部のMLが積水ハウス専用のようになってきたので
タイトルを変更しようとしたらできなかったので
今日以後、管理をテックに移すことと、
積水ハウス映像制作の専用とする旨を書いて送る。

書けないことが増えてきたので、ちょっと気にはなっていた。
あれもこれも、潮時とも考えた。
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間抜けなことに
季節外れの場違いな雪にも〇℃下の撮影にも朝から晩まで休みなしのハードさもクリアできたが、その反動なのか5月なみという東京のバカ陽気に惑わされ、いまごろになって本格的にカゼをひいたらしい。

これから新宿で下旬の編集の打合せ。
顔を出すのがやっとの状態だけど、行くだけは…
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《ユージュアル・サスペクツ》★★★★★
WOWOW。
脚本賞をとっただけあって、さすがに一瞬も気の抜けない法廷劇のようである。
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《ル・ブレ》★★★★
WOWOW。
たまたまオンエアしてたのを最後まで。
けっこう笑えた。マンボダンスのシーンは特に良かった。

ハードにやり過ぎた反動か、微熱。
繊細なのだ、俺は。
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長州。安藤組。美術のパンダ
大阪に送る分を渡し、東京に届ける分を焼きはじめたところでアウト。
movieの方は残っていたので、DVDのオーサリングをやり直す。
積水ハウス、電通、テック、撮影部もおまけで。
二十分前に渡辺くんに取りに来てもらう。
これで明日は心置きなく爆睡できる。

Japanesetaste篇ははじめ無難にバッハをあてたが
気が変わった。
Freddie Mercury Montserrat Caballeの「La Japonaise」をあててみる。これが笑いたくなるほどぴったりだった。
moderntasteは決めていた。
あかりやさんからもらったCleo Laineの「Summertime」。
ついでに書くと
南欧篇がMichel Camilo Tomatitoの「Spain」で
アメリカ篇はOdessaの「Odessa - Sometimes I Feel Like A Motherless Child」を。

けっきょく15時間かかった。
風呂に入って、頭を溶かしたら
ロケに持っていって5行と読めなかった北方の「杖下に死す」を
今夜は2ページでも進めたい。


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長州で春の雪にみまわれたのだから
今年はやっぱり彰義隊の上野かな。
上野の山は、ちよっと小道に分け入ると
魑魅魍魎がでてきそうな闇があって
夜桜とよく似合うんだよね。

東京は真夜中になってもまだ15℃。
一昨昨日の夜は直径5cmの雪片に震えていたのに
もう花見の心配をしているのだから勝手なものであります。

さて、
山口ロケ参加のみなさん、
ほんとうにおつかれさまでした。



ZEISSレンズとパンサーという新しい道具のせいか
ほどよい寒させいなのか、
撮影素材をまとめながら、なんどもため息が出ました。
まことに素晴らしい絵が撮れています。
移動感の気持ち良さは
これまでの十年間にわたる積水ハウスの仕事でピカイチでしょう。
歪みの少ない切れと感度のいい新レンズの効果も抜群だった。
このことを特筆しておきます。
今日は朝から夜まで食事する時間も惜しんで
にやにやしながら撮影素材を整理していました。
さっき編集したものをDVDに落として大阪に向け発送したところです。
画質が落ちるのが残念ですが、webにもアップしましたので
春の雪や満月や夕陽のことなど思い浮かべながらご覧ください。

ビエナといい、クレッセといい、
長州で、安藤組、パンダ組が揃ったときは
いつも素敵な仕事になってますね。ふしぎだな。
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ロケ素材のまとめアップ
なんとか間に合った。
8時間。+DVD焼き込みで一時間。
いま渡辺にわたしたところ。
これからバイク便が来て、日通航空に預けると
明日朝一で梅田の本社に届くらしい。

雪。摂氏〇度。からっ風。
どこが温暖な土地なのか。
ろくに飯も食わずに三日間。
それにしても寒かった。眠かった。

ジャパニーズテイストを約4分。
モダンテイストを約6分。
この間の奈良の分を約2分。計12分。

ちょっと、飽きた。

約束したのであと3枚DVDにする予定。
めんどくせーなあ。
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「モー、ケッコー」なひと
ほんとは休んでいるつもりだったが
目がかすむくらい仕事をした。

明日は早く起きて荷造りをしたら9時に出て羽田。
山口で1時から乗り打ちである。
札幌日帰りとか、意味なくさもしくなつている気がする。
回復しつつあるという景気は、いったいどこに身を潜めているのか。
要求するほうも受け入れてしまうほうもどっちもどっちなのだろうが、
急にうっとうしさが募ってきた。

なんとかいう元厚生大臣だかがインタビューで
「モー、ケッコー」と、しめくくっていた。
そういや和歌山だか三重だかで赤痢かコレラ騒動が起きた時
やっぱり厚生大臣のミッチーが西瓜にかぶり付きながら
「こんなにうまいんだから何も心配要りませんっ」と栃木なまりで会見していたこともあったっけ。

京都の鳥やの野放図な会見はしかし、しみじみとこすっからく、
腹立ちながらも目を離せない。
出来の悪いSFホラーのような経過で、もうお手上げだな、という気分が濃いが。
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《見えないドアと鶴の空》★★★
白石一文著/光文社刊

《僕の中の壊れていない部分》あたりからなのか、この傾向は。
何も小説で表現するまでもねーな、と思う。
ミモフタモナイじゃないか、とため息も出る。
光文社だから出しちゃうのか、売れているから出るのか。
頭がいいんだか悪いんだかわからない高校生程度の「思弁」?小説。

《僕の中の壊れていない部分》が女性の間で
静かに売れているという。ほんとなのかな。
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のちのおもいに…
の91年版、2002年版、2003年Colombia版を
まとめてdigitalJapanesqueにアップロード。
あわせて、昨年の会期中に撮った福島さんのスナップも資料としてアップ。
Colombiaで開かれているという、
この10万人規模の大会は、今年も6月だとか。

去年は間に合わなかったが、
今年はなんとか企画をまとめたい。
同時に、あの山間の闇の底で
この延長の一部でもカタチにしたい。
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2本目の素材「海」。
セキと鼻水、ぼーっとした感じ、一日とれず。
広島の明日の最低気温は氷点下だと予報で。
山口もかなり冷え込みそうだ。

ロケ用movie素材をもう一本つくった。
「海」をテーマで60秒。

DVDに焼き、状態をチェック。OK。
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ロケ用movie
山口ロケの液晶テレビで流す映像を
TSPライブラリー/犬吠埼素材の「風車」でまとめ、
サラ・ブライトマンのit's a beautiful dayをダミーに使い
DVDに焼く。
途中キャプチャーした素材がなぜかすべて消えてしまい
やり直していたらこんな時間になってしまった。

余裕があれば今夜もう1タイトル「八ケ岳の水」バージョンもつくっておきたい。
こいつがそっくり消えたのだ。
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あれから13年が過ぎたのだ。
去年の夏のコロンビア。10万人集まったという国際詩人フェスティバルで
福島さんは春風駘蕩。常の人であった。
渡辺がキャプチャーした記録ビデオを繰り返し見る。
黄昏の野外ステージで、場所を変えた屋内の会場で
彼が絶叫したのはあの「光」のシークエンス。
立原道造と福島泰樹を一つの世界に溶け込ませた
極私的の極みのような我がオーダーに
六本木の地下スタジオで笑顔で応えてくれた
あのプロローグとエピローグがベースになっていた。

digitalJapanesque、まずここからひらくのだ、とあらためて。
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静養と清掃。
現場の液晶テレビで使うコンテンツをつくるのに
渡辺から犬吠埼と八ケ岳・吐竜の滝素材をもらう。
外付けのHDにエンコード中だが、
それにしても一年前の犬吠埼の素材は凄い。
どうして三日間ともあんなに表情の異なる海が撮れたのか。

咳と鼻水がとまらず、一日静養。
夕方になってすこしラクになり机の上を片づける。
6人掛けのダイニングテーブルをワークデスクに使っている。
さて、積んであった小説が六十冊。
これでどうしてPCを使えたのか、不思議だ。
二度と手にしないだろうと思える小説を選び1階のごみ置き場行きに。
数えると四十冊強。

机の下と周囲にあった資料と書類を七袋オフィスに運んでもらった直後である。
もう家で書くのをやめようかなと、と思った。

毎日パジャマスタイルでオフィスに通うのもどうか、と考え抑えていたが。
多少の気恥ずかしささえがまんすればすむのだ。

もうすこし暖かくなったら
本気でオフィスで働くことを考えたい。な。
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DJ資料●コロンビア国際詩人フェスティバル
http://www.epm.net.co/VIIfestivalpoesia/html/english.html
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蟄居。
ロケ最終チェック。
博多のスタイリストにメール。
山口の美術チームのロケ用サーバーが満杯でメールとれず、とのこと。
夢工場のアドレスに転送すればOKらしい。
7日の羽田は9時30分集合でいいらしいのでちよっとホッとした。
しかし乗り打ちで9時までとは、やけに切ないスケジュールだな。
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《ユニット》★★★★
佐々木譲著/文芸春秋刊

面白かった。

微熱とセキでダウン。
打合せ休む。
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《白い刻印》★★★★
衛星2
なかなか

***********************webデータから引用
父親の暴力に怯えた過去を持つ中年男の血の宿命の悲劇を描いたドラマ。監督・脚本は「TOUCH タッチ」のポール・シュレイダー。原作はラッセル・バンクスの『狩猟期』(早川書房刊)。撮影は「フェリシアの旅」のポール・サロシー。音楽は「アルビノ・アリゲーター」のマイケル・ブルック。出演は「ナイトウォッチ」のニック・ノルティ(製作総指揮も)、ジェームズ・コバーン、「ストレイト・ストーリー」のシシー・スペイセク、「イグジステンズ」のウィレム・デフォーほか。98年度アカデミー賞助演男優賞(コバーン)受賞。
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《ポリスマン》★★★★★
永瀬隼介著/幻冬社刊

永瀬の小説をはじめて読んだ。
圧巻である。内容の濃さを考えたら、この倍の長さでも足りないほどだ。

他に数冊書いているようなので
明日さがしてみよう。

ラストの30ページは風呂に入りながら読む。
そのせいか、中味のヒートアップのせいか、
上がっても30分は汗が止まらず。
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萩の漁師鍋
カゼぎみで一日ダウン。
日が暮れてからベッドをはい出し飯を食う。
テレビと小説でぼんやりと過ごす。
このところワシは春ぼけであるらしい。

山口の美術スタッフは明日が撮休なので
萩に行って漁師鍋を愉しむつもりと書いてきたが
冬型に逆行らしいけど、どうなのか。
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7日の長州、満月。
山口県山口地方の気象条件
7日 大潮15.7夜 満月 月の出18時35分 正中0時17分
8日 大潮16.7夜 十六夜 月の出19時40分  正中1時03分
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《シッピングニュース》★★★★★
買い置きDVD
拾い物だった。
他愛ないけどケヴィン・スペイシーが
寒々とした風景の中で、その魅力を十二分に発揮している。
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《めぐりあう時間たち》★★★★★
買い置きのDVD
みごとな構成に脱帽。でもこういうのはウケないだろうとも。
原題は《The Hours》。それが邦題になると《めぐりあう時間たち》。
ミモフタモナイじゃねーの。
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《ウェイキングライフ》★★★★
DVDレンタル
おもしろかったが、どうなんだろう
ペインティングが良かったのか、アフォリズムふうの構成が良かったのか迷う。
意図ほどに効果は持続していない。もっとも体調も関係ありか。
それにつけても我が国のCMがいかにヌケヌケとパクりをしているのか、をあらためて。
同じ土俵のものをパクる習慣は広告業界だけではないが、目に余り、鼻に付く。
企画打合せのアイディアフラッシュと称する暇つぶしを思い出した。
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《まぼろし》★★★
興奮が退かず、微熱のまままどろみながら起きていた。

DVDレンタル
海がきれいだったが、男が貧弱。女は老けすぎ。
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みぞれとアカデミー
朝までかかって、興奮したのか
けっきょく寝そびれ、小説を読んだり
アカデミー賞のライブ中継をとぎれとぎれに見て過ごす。
藤原紀香と内藤某の司会は、腰が抜けるほど幼稚で貧しかった。
今年の受賞スピーチはどれも平凡で、
選ばれた作品群とよく見合っていた。
それにしても「たそがれ清兵衛」外されてホッとした。

昼過ぎに窓の外を見ていたら、みぞれ雪。
すぐに雨に変わったが。
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《シンセミア》★★★★★
阿部和重著/朝日新聞社刊/上下巻
ひとことで書けば、イヤな小説だった。
が、手放せず最後まで熟読。
そういう《力》をそなえている。
ところどころで発揮される強力な、神話力。
その喚起力がハイパワー。
物語がもつべき芯。
しかし、疲れる読書だった。

他人に薦める気にはなれない。
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店の名を「また今日」。再見であるのだ。
あかりやさんのメールで知ったが
満ちゃんがカラオケ店をはじめたらしい。
その店の名は
「また今日」 See you again today!
だとか。

満腹餃子館といい「また今日」といい、
上海のギョーザ大人のコピーワークは絶妙にして怪である。
わが国のコピーライターではちょっと真似できないだろう。

「また今日」だぜ。
満腹ギョーザ館だぜ。
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長州ロケ撮影プラン書上げた。
なんとか撮影プランをアップ。
webにアップロードしメーリングで通知。
表紙込みで21ページ。

九州の安藤組、山口浪人の大関さんにも。
思ったよりもきれいなナイトシーンを考えつけた。
天気さえ恵まれれば、際立った絵が撮れるだろう。
博多の宇野さんとも3年ぶりに会えるようだし、
長州ロケ、おもしろくなりそうだ。
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