大人に
なったのだろう。たぶん。
新宿に向かう道すがら、渡辺から、経緯を聞いた。
カッとなるかと思ったが、波立つものはなかった。
ただ、一月は長かったな、とそれだけ。

屈辱ととらえなければいけないのだろうが
ふしぎと静かなままだった。

この件については
もうこれ以上、一切を俺の耳には入れるな、とだけ渡辺に伝えた。
彼は、笑みを浮かべた。
俺も、笑ったように思う。

打合せを終え、ねぎしで麦とろを入れ、
一件用を済ませて蒲田に戻りながら昇りはじめた下弦の月を見た。
東京のネオンの上に顔を出した月を車の中から眺めながら、
東京星菫派らしい風景じゃねえか、と思った。

湯治部のMLが積水ハウス専用のようになってきたので
タイトルを変更しようとしたらできなかったので
今日以後、管理をテックに移すことと、
積水ハウス映像制作の専用とする旨を書いて送る。

書けないことが増えてきたので、ちょっと気にはなっていた。
あれもこれも、潮時とも考えた。