2025年03月の記事


 雌雄阿寒岳は夫婦、先立ち雄阿寒岳は先妻(山本多助談「阿寒岳の争い」)

  雌雄阿寒岳は夫婦、先立ち雄阿寒岳は先妻(山本多助談「阿寒岳の争い」)

 『北海道の伝説』(北書房 1970年発行)272~273pに所載の「アイヌ民族伝説」。
 雄阿寒と雌阿寒とは夫婦山だが、もとは摩周岳と雄阿寒岳とが夫婦であったのに、いつの間にか雄阿寒は雌阿寒を妾にするようになった。
 そうしたある日のこと、

 雄阿寒岳は男友達である斜里岳と、弓勢をきそって腕くらべをしたところ、どうしたはずみか雄阿寒の射た矢が、本妻である摩周岳の太股を射てしまった。
 摩周だ岳は。

 「妾をもったので私が粗末にされるのだろう」と悲しみ、
 ささった矢を引き抜いて根室の方までやって来て傷口をいたわりながら、振り返ってみると。
 まだ阿寒の山がみえるので、更に遠く海をわたって国後まで来て落付いた。

 国後のチャチャ山がそれである。
 だから釧路の者が国後に行くと、チャチャ山は故郷のことを思い出して泣くので、雨が降ってあれる。
 だからあの沖を通るときには煙草をあげて通るものだ。

 摩周岳の麓の赤い岩は、雄阿寒の矢で傷ついた時に流した血にそまったのである。
                         (阿寒湖畔 舌辛音作老伝)

 摩周湖第一展望台に着いて、駐車場から西の方を臨むと、雌雄阿寒岳が眺望できる。
 18年7月16日に撮影の画像があった。
 阿寒の山は厚岸・波羅山岬の丘頂でも、根室半島・春国岱でも観察。

 雌雄阿寒岳・摩周&斜里岳・春国岱=根室半島の位置関係が念頭にあると、極めて明快。
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雌雄阿寒岳は夫婦、が雄阿寒岳に妾山(山本多助談「阿寒岳の争い」)
雌雄阿寒岳は夫婦、が雄阿寒岳に妾山(山本多助談「阿寒岳の争い」)

 『北海道の伝説』(北書房 1970年発行)271~273pに所載の「アイヌ民族伝説」。
 「雄阿寒と雌阿寒は夫婦の山であったが、雄阿寒には北見留辺蘂の裏にあるポンヌプリ=「小さい・山」 の意 と言う妾山があった。
 「あるとき魔神のニッカムイが現れて、山のくせに妾をもつとは生意気だといって持っていた槍で雄阿寒を突き刺し」。

 「なんの罪もない何の雌阿寒の頭を突き飛ばしてしまった。雌阿寒の旧噴火口はその時の魔神の槍跡であるという」。
 (略)「北見富士のことをオプタテシケ(=槍のそれた)というのだ(美幌町 田中フヨ姥伝)。
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ウイルスソフトの攻撃 ZOOM会議配布データ開く直前250227.
ウイルスソフトの攻撃 ZOOM会議配布データ開く直前250227.

結果は添付写真のように「削除4件」の通知があって。
点検を元の職場の担当者に相談のところ。「事故発生日、およびその以降にインストールされたデータない、ですね」。
5日ぶりに開いてみたら、スムーズに開けたが。夜になって再度、開いてみたら「削除」メッセージ。ネットの記載は数日、休みましたが。

 パソコンでネットに接続したら、いきなり<怪しげなメッセージ>。「削除」。それはどの項目かと、ネライを付けて選定したが・・・・。
 「ウイルスに感染しました」。追加で「削除の方法を教えます」。「記載の番号に電話をしてください」。
 そこで、マシーンは作動しなくなって、しまった。「どうしょう、ZOOMで会議は50分後」。マシーンを強制ダウンして大急ぎ、移動。

 元の職場に、急ぐ。そこで開かなければ、コーディネーターを務める会議が、止まる。ともかく、そこで接続、二時間半の会議終了。
 パソコン画面上で、<大捕り物>。結果は冒頭記載。アンチウイルスソフトが作動して、削除。実害はなかったのだ、が。
 これから、同じ事態が発生したら・・・・。一台、レンタルしておこうか。うーん。
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