2025 03/22 09:14
Category : 記録
景観が一変の大船渡市 2011 東日本大震災津波被害250321

「にっぽん縦断 こころ旅 セレクション2022 1100日目 岩手県大船渡市」で震災一年後に訪問した、大船渡市の景観を、目に。
感慨深かった。2022年1月、原稿を書いていた。
以下、拙稿「伝承・記録に読む自然災害」で「2.三陸沖地震地帯での見聞」から。
岩手県大船渡市のJR東日本鉄道株式会社の大船渡線・大船渡駅近くの、駅前商店街で目にしていた光景であった。
駅前商店街の店先の柱に刻された「津波跡高度表示の切り込み」。つまり、「この高さまで津波が到達しています」。そのことを示す、無言の表示であった。注意してみると、隣接する各店舗の軒下=屋根の下端の、建物の外部に差し出た部分には、同様の「印 しるし」があった。その位置は、どれも自分の背丈を超えるもので、恐怖を感じた。
「被災したら駅舎に避難するのが、良いか」。当時は、そうしたことを思いめぐらしていた。大船渡市で開かれた学会参加の第二日。学会プログラムが始まる前の時間帯にホテルを抜け出し、マチなかの見聞中の体験である。
地理の授業で教えらえた「リアス式海岸が特徴の三陸地方では、津波の被害にあってきた」。そう教えこまれてきた場面を思い出し、「地域の知恵」に見入っていた。津波が到達した高さを示している駅前商店は、今、調べてみいると標高=1メートルほどの地点である。ここからは後日談となる。

「にっぽん縦断 こころ旅 セレクション2022 1100日目 岩手県大船渡市」で震災一年後に訪問した、大船渡市の景観を、目に。
感慨深かった。2022年1月、原稿を書いていた。
以下、拙稿「伝承・記録に読む自然災害」で「2.三陸沖地震地帯での見聞」から。
岩手県大船渡市のJR東日本鉄道株式会社の大船渡線・大船渡駅近くの、駅前商店街で目にしていた光景であった。
駅前商店街の店先の柱に刻された「津波跡高度表示の切り込み」。つまり、「この高さまで津波が到達しています」。そのことを示す、無言の表示であった。注意してみると、隣接する各店舗の軒下=屋根の下端の、建物の外部に差し出た部分には、同様の「印 しるし」があった。その位置は、どれも自分の背丈を超えるもので、恐怖を感じた。
「被災したら駅舎に避難するのが、良いか」。当時は、そうしたことを思いめぐらしていた。大船渡市で開かれた学会参加の第二日。学会プログラムが始まる前の時間帯にホテルを抜け出し、マチなかの見聞中の体験である。
地理の授業で教えらえた「リアス式海岸が特徴の三陸地方では、津波の被害にあってきた」。そう教えこまれてきた場面を思い出し、「地域の知恵」に見入っていた。津波が到達した高さを示している駅前商店は、今、調べてみいると標高=1メートルほどの地点である。ここからは後日談となる。