2010年09月の記事


九月の雨
汗ばむ程の昨日とはうって変わり、
今朝から冷んやりした九月の雨が降っている。

珍しく主人が外出せずに室内で過ごしている。
それでもまめな人だから1時間位は手仕事をしていた。

彼女は夜勤も無く、週休三日~四日制で休みの日が多く、
家でごろごろしている為、主人が心配して勤務科を調べた所、
簡単に言えば透析をする人を看る仕事だった。

♪ガラスを飛び去る公園通り
貴方と座った椅子も濡れてる
さっきの電話で貴方の肩の
近くで笑った女(ひと)は誰なの?
Setember rain 九月の雨の静けさが
Setember rain 髪のしずくをふるわせる

愛がこんなに悲しいのなら
貴方の腕にたどりつけない
Setember rain 九月の雨の静けさが。

私はパソコンで9月の雨を聴いたり、好きな歌を聴きながら
家事をしていた。

暑い暑いと言っていた9月も終わろうとしている。
夕暮れどきは雨も益々冷たくなり、いっぱい増えてしまったホテイ草の下に
金魚達は隠れて見えない。


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かさ雲 
昨日は、富士山の上に奇麗なかさ雲がかかっていた。
かさ雲がかかっているから雨が降ると何時もそう思っている。

深夜を過ぎても雨は止まず、
今朝も土砂降りの雨がふる午前6時起床。

午前中、雨足は強くなり外出する事も出来ずに天気予報を見れば、
午後から晴れてくると判り、山の洗濯をする。

昼下がりから雨があがれば汗ばむ程の陽気になり、
からっとした清々しい秋風が吹いてとっても心地いい。

物好きな主人は老人会に入り会員の中で年齢が一番若いとの事。
40代のような生活をしている気の若い彼が老人会に入会とは、
どう考えてもおかしい。

公園に座る椅子を何個も作ってあげたり
大工仕事が好きで外の人達の使用する物を手早く作っている。

私は、ホームページビルダーで写真の調整をする事も、
何もかも忘れてしまい、HPのほんの一握りしか出来ない。

嫌いな事を覚えたくない為、全く前進していない。
炊事、料理、お掃除、洗濯、買物、婦人会の用事、少しのバイト等、
普通の主婦のする事は嫌いではない。

金魚に餌をあげる人もいないので私が餌をあげた時、
一匹の蛙が金魚を狙って動かずに池の電燈の傍に座っている。
この頃、メダカの数が減っていたのは蛙が食べたのだろうか。

秋の天気は目まぐるしく変わり、半日は秋の雨、午後の半日は夏の日差し。
明日は真夏日になるらしい。
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秋刀魚
真っ黒い空に鳥達がぱたぱた慌てて何処かへ逃げていく。
白鷺が、雀が、カラスが、カモメが、何処かへ消えていく。

両隣りの犬も猫も雨が降りそうな空模様を知っているのか、
飼い主と急ぎ足で自宅に帰ってきた。

今夜は、何にしようかと思った時、そうだ、秋刀魚にしよう。
急に秋刀魚が食べたくなった。

一年中、お店で売っている秋刀魚を百円で食べきれないほど
嵩が有って庶民の味だと思っていた。

活きの良い秋刀魚は三倍に、冷凍秋刀魚は二倍に値が上がり、
安いお魚から普通の値段のお魚と同じクラスになった。

ねえ秋刀魚、お前を食べて悪いけれど、お刺身、焼き魚、煮魚、
蒲焼と美味しいのよ。

安い秋刀魚と軽蔑しながら食べていたが、味は何時もと変わらぬ味。
秋刀魚の気持ちが変わらないから味も変わらない。

それに引き換え、人間の気持ちはくるくる変わり嘘をつき、
体裁ばかりを繕っている。

今夜は冷たい雨が静かに降って半袖では肌寒い。
文化祭も近づいて昼と夜の温度差が大きい。
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あの日の夜景 
あの日の山はとても美しかった。
そして私が泊まった部屋は、たまたま有名な方が泊まった部屋だった。

30年前に泊まったあの方の付けた傷が柱に付いていた。
その傷をじっと見つめながら、
あの当時の事を思い出し、この部屋に泊まって運が良かったと思う。

これからも暇な時に有名な方が泊まった場所に行ったら
どういう生活をしていたのか、調べてみよう。

例えば、川端康成等がどんな生活をしていたのか、
旅に出た時はその当時の出来ごとや歴史、文化を知りたい。

あの日の夜景は、富士山が左にうっすらと見える程度で、
茜色の空に白い雲が浮かんで山々は暗く、眼に映っていた。


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九月の風
昨日から急に涼しい風が吹きはじめ、すっかり秋らしくなった。
お墓参りに行った時、
何時も義父母に語りかける言葉は同じ内容ばかりになる。

「お爺様、お婆様、奥様、仲良くしていますか?」
「××さんの二つの悪い癖を直して下さいね。」

そして「私は将来このお墓には入りません。」
今迄ずっと心に秘めていた事を呟いた。

お墓にたたずんでいた時の海風が急に冷たくなり、
晩秋に吹くような肌寒さを感じた。

昨夜は午後23時過ぎに眠り、今朝5時半起床。
可燃ゴミを出した頃、強風が吹き荒れて雨がぱらぱら降る朝、
傘をささずに走って家に戻った。

九月の風は涼しく吹いたり、冷めたく吹いたり突風にもなる。
台風12号が発達しながら、今夜小笠原諸島が暴風域に入る。

海水温が高い所を北上してくるので、
水蒸気のエネルギーをたっぷり補給し、発達を続けている。

暗い空にひゅーひゅう強風が吹いて、海は大荒れ、
このまま各地域に被害が出ないようにと願って暗い空を見つめた。
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山の緑に誘われて 
石の階段を十数歩上り、更に何段か上ると、
其処には様々な樹木が立ち並び、
古びた一戸建ての家が十数戸建ち、既にどの家も灯りが付いていた。

「××の間」。。。私は、幼い頃使用したような合鍵と部屋の名前
「××の間」を確かめて今にも壊れそうな玄関に入った。

近隣の町に今時こういう古風で風情がある宿も悪くはない。
それに庭から見た景色は絶景だった。

山々の上には富士山がうっすらと浮かんで、家で見る富士山よりも、
少し身近に感じられた。

33度の暑い日中に汗をかいて疲れた身体には「かけ流しの湯」が、
疲れを癒してくれ、何度も何度も入浴をした。

お風呂好きな私も、この夏入浴した事は殆どなくシャワーだけで
すごしていたので、大風呂や露天風呂にも入り、のんびりした。

夕食後、カラオケルームで一曲だけ歌い皆さんの歌を聴いている内に
午後22時を過ぎた為、部屋に戻った。

庭師が奇麗に刈り取っていた庭に下りて夜景を眺めて、
あの家には帰りたくないと思ったが、そんな我儘な事は出来ない。

もう辺りは山柿がたわわに実って一ヶ月もすれば
三ケ日みかんも沢山取れる時節になると思う。

今夏、何度か山に行ったが猛暑の暑い日が多かった。
昨日の猛暑が嘘のように雨戸をバタバタ音を立て、
冷んやりした強風が吹いている。

お彼岸のためお墓参りをし、お仏壇に派手なお花を奮発して
家族の帰りを待っている。
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月夜の散歩
昨夜は、将棋大会に行った主人の帰宅が遅く、
爽やかな風の中、少し夜の散歩に出かけた。

足元の下を川のせせらぎの音が聞こえていた。
そして狭い道路を車がどんどん通り過ぎていく。

家族が何処で何をしているのか判らないのは、
我が家だけかも知れない。

何故、私は主人が居るのに何時も心が掴めないのだろう。
煌々と輝く月を見たって侘しいだけ。

携帯にかけても絶対に出てくれず知らんぷりして、
いい年して恋愛や遊びに夢中になっている彼を許せなかった。

眠い眼をこすって待ち続ければ、午前1時過ぎに帰宅した。
21時20分迄二人で居た場所は判っていたが、
その後の4時間は判らない。

私は、主人の顔を平手打ちしようと思ったが自分の心を静めた。
こんな人間を相手にしても仕方がない。

今夜も田園から青臭い風がすうすう吹いて
一羽のカモメが羽を大きく広げすいすいと頭上を飛んでいた。

「もう暗いからお帰りね。」カモメは私の言葉が聞こえたかの様に、
月影の中へ消えていった。

十五夜も近くなり、満月に近い月がとても奇麗な光を投げかけ、
虫の音を聞きながら帰って来た。
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夜長
昨夜、扇風機を近づけてタイマーを入れずに眠ってしまい、
気が付けば朝迄ずっと扇風機が動いていたので、
焦ってしまった。

主人が将棋の試合に行くので「何時頃帰るの?」すると
「うるさいな!」この一言で二度と聞くまいとした。

マンションから一時的に戻った娘さんも主人が居なければ困る為、
主人が留守の時は、「お父さんは?」彼を凄く頼っている。

苦労を知らない彼女は幾つになっても親離れ出来ず、
主人のアパートが老朽化しているため、「売ってしまいたい」と、
彼の許可なく、欲の深い事を口走っている。

私は、こんな生活に疲れて親友と二人で市内のアパートを
見て来たが、買物や交通に便利で気に入った場所は中々見つからない。

主人は、自由に生きていても私と別居したいとは言わない。
「家の中が散らかって狭くなって悪いな。」と彼は私に言った。

この3週間、洗濯物が散乱し、洗面所は色々な物で身動きできない。
世帯主の主人に任せているのだから、時が動く迄待とう。

私が33才の立場なら主人の様な若い父親が居てくれたら
どんなに気楽に暮らせただろうか。

33才の時には父は70半ばを過ぎたお爺ちゃんで、
何も出来ず私を頼って生活をしていた事を思えば、
世の中には様々な親子が居る。今更悔やんでも仕方がない。

両親は居ないのでお年寄りを見る度、生きていたら同じ様な年かしら、
ふとそんな事を思う時も有る。
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夕月夜
遅い秋がきて最近本降りの雨が降ったおかげで
家の周りの樹木や草花が生き生きとしてきた。

血潮紅葉も真っ青な葉から二ひら三ひら真っ赤な紅葉に
色が変わりはじめ、10月頃には真っ赤な紅葉になる。

玄関先も裏庭に行く道も草が伸びても「蚊にさされるから。」と
誰も草取りをする人が居ない為、2時間位草取りをしていた。

今朝も遊びに行く主人に、「昼食はどうするの?」一言だけ聞けば、
「昼は帰らない。」毎日のように勝手な行動をする彼に本音を言った。

「外で何をしているか判らないなんて、こんな家庭はない!
家庭ってね、こんなものじゃないのよ!どうぞご勝手に。」

2時間後の午前11時に親友のお宅に行こうとすると、
「××居るのか?」私の言葉が気になったのか、彼が帰って来た。

親友との約束が有るので私は、炎天下のなかを用事が有って行き、
1時間で自宅に戻れば主人は昼食も何も食べていない。

結局、冷蔵庫に有る残り物を味を変えて料理し昼食とする。
手作り池のホテイ草が多すぎるため、
彼にホテイ草の手入れをして貰い、池が奇麗になった。

稲刈の終わった水田や水辺に、白鷺、雀、カモメ達が餌を求めて、
賑やかに声を出し喜ぶ光景を見れば、とても可愛い。

自然がいっぱい有る所には鳥達が集まり、色々な発見が有る。
日中は蒸し暑く、朝、夕は本当に涼しく凌ぎやすい。

十五夜も近づき、この頃は夕月が神秘的に光輝いている。
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歌が好き
昨日午後4時に市民会館に行った頃は局地的に激しい雨が降り、
海の波が道路まで上げる程満潮になっていた。

激しい雨はまるで台風並みで前方が全く見えず、
視界が悪かった。

会場の中に6時間も居たので何時頃雨が止んだのか、
全く知らずに色々な方の歌を聴いていた。

私は49番目に紹介され、
昔レッスンした「鳥取砂丘」を図々しく歌った。

何故、この曲を選んだかと言えば、鳥取砂丘の情景が浮かび、
一人の女性が大切な人と別れて迷いながら生きて行く。
こんな点に興味を持って、自分なりに一緒懸命に唄った。

午後9時に会館を出た頃は雨も止んで時間も遅いので、
近くの温泉に入ってから10時過ぎに自宅に帰った。

私が外出して色々な趣味を持つ事を勧める主人は気持ちよく
迎えに来てくれた。

♪潮の匂いに包まれながら 砂に埋もれて眠りたい、
なくした後でしみじみ知った 貴方の愛の大きさを、
鳥取砂丘の道は迷い道 一人で生きてゆけるでしょうか。

叙情歌を清々しく歌う事は無理だったかも知れない。
でも少しは感情をこめて清々しく歌えただろうか。

例え数時間でも家を離れて大勢の人達とふれあい、
少しはストレスを発散できたと思う。
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長月の雨
本州の南岸に前線が延び、前線上を低気圧が東へ進む為、
昨夜から雨が降っている。

今迄ずっと暑いと思い込んでいただけに、2日前より
熱帯夜から開放され、今朝の20度の気温の変動には驚く。

昨夜午前0時過ぎに眠る頃、風にのって船の汽笛の音が
ぼーっと聞こえていた。ようやく秋はらしくなってきた。

窓を開ければすーっと冷んやりした風が半袖にぶつかり、
草花も樹木も青々と息を吹き返した。

雨降りの今朝、涼しい風を胸いっぱいに吸って午前9時過ぎ、
用足しに行って来た。

今日は、暑くもなし、寒くもなし、丁度すごし良い。
静かな秋雨も土砂降りになってきた。

激しい雨が降れば台風で被害を受けた小山町をふと思い出した。
土石流で家を修理する方は、「何百万円かかります。」との事。

湯船川と野沢川があふれ道路が冠水した小山町、
各市町村からボランテァが復興作業のお手伝いをしている。

今夏の異常気象に海水温も高いため、
次々に熱帯低気圧が台風に変わっている。


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ゆっくりと秋めく 
昨日の猛暑から、ゆっくりと遅い秋がくる感じがする今朝6時起床。
洋服に着替えて6時半に日差しの眩しい中、
可燃ごみを表通り迄出して来た。

私は、帽子で顔を隠すように斜めにかぶり、
川沿いを虫の音を聞きながら遠回りをして自宅に戻った。

頭を垂れて刈り取っていない稲穂が手に当たると、
ちくちくして指を切りそうになるほど硬い。

赤い彼岸花を見る度に、お彼岸が近づいた事を知り、
風に揺れるススキを見れば、十五夜が近づいたと思う。

秋も風情が有っていいなぁと思いつゝ、
日中はまだ30度の暑さでこれほど気温の高い長月も珍しい。

今日は、任期満了に伴う民主党代表選挙で小沢氏を破り、
管氏が党代表(総理)に再選された。

二人の演説を我が家は誰も聞いてはいなかったが、
私は途中から聞いていた。

民主党は、政治的な安定を求め、早く政治をやって欲しいと、
国民も困難な日本を建て直して欲しいと思っている人が多いかも。

政治の話をすると「政治の事に関与するな。」主人に注意されるので、
自分の意見は言わないように心がけている。

夕方の空に雀の大群が群がって雲の中へ消えていき、
冷んやりした風がすーっと通り抜けて、
ゆっくりと秋めいてきたと思う。
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熱風 
昨夜、家族が寝静まった頃、健康器具を踏み眠ったのは深夜0時半。
今夏、健康器具を踏み始めて三日経ったが
余りの暑さに三日坊主で終わるかも知れない。

器具で10分歩けば翌日は1キロ痩せてしまうほど、
足腰の筋肉が疲れ、道を歩く足取りも軽く早足になる。

猛暑の中、午後12時頃歩いて外出をした時は、
熱風が吹いて辺りの青草も黄色みを帯びていた。

♪風 風を抱きしめて、胸 胸は熱くなる、
貴方の背中 潮の匂いね、
耳を寄せたら波が聞こえる、恐くないから海岸線を、
どこまでも いつまでも私をさらって。。。。。

こんな歌を懐かしく思いながら海岸通りを歩いて我が家に帰って来た。
相変わらず主人は笑点が始まるまで帰らない。 

娘さんの前では何も言えずに黙々と家事をしていた。
今日を境に暑さも収まると聞いたが明日からもずっと真夏日続き。

何時まで経っても30度以下に下がらない異常気象に、
秋が短くて冬が長いのかと薄暗くなった空を見ていた。
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星も見えない夜 
今朝から強い日差しが降り注いでいた。
厳しい暑さがまた戻った今朝、主人はゲートボールの試合に行き、

昼食を食べ終われば直ぐに再び、ゲートボールの試合に出かけた。
午後3時に自宅に帰るとまた出かける。

まめで33度の炎天下の中を動きまわっている彼の真似は出来ない。
そういう私も炎天下を主人と外出する機会が割と多い。

今日は二百十日で農家の方が田んぼを調べながら
私の顔が会うと会釈をし、私に近寄り話しかけて来た。

私も何か言わなければと、「良いお米ですね。」と言ったら、
「明後日に稲刈りする事にします。」と答えてくれた。

稲刈も色々な条件を考えてする事を初めて知った。
雲もない青空に夕方の風がとっても心地よい。

今夜は、虫の音が賑やかに聞こえる夜の町を一人で歩いても、
星ひとつ見えなくて、涙がとめどなく流れた。

私の足は親友の家の前で止まってしまい、
呼び鈴を押すと直ぐに出てくれ、
少しお話をした後、我が家が心配になり1時間で帰宅した。

家の玄関先に来た時、主人が娘さんを叱っていた。
些細な事を気にして泣くなんて私はなんて弱い人間なんだろう。

以前より主人が私に気遣いしてくれる気持ちが判れば判る程、
頑張らなければと自分に言い聞かせて。。。
もう夜の8時を過ぎてしまった。
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小さい秋 
♪誰かさんが 誰かさんが 誰かさんが 見つけた
小さい秋 大きい秋 色々見つけた。


久しぶりに自転車に乗り二時間くらい走って来た。
晴れたり曇ったりの真夏日のなかに少し秋を見つけた。

山々から緑の風が吹いて、稲刈りの後の青々とした匂い、
無花果が赤く実って草の間から秋の花が咲いていた。

あゝもう秋さんだわ!そう思った。
こういう暑い日が続く秋もあるんだと。

カモメ達も秋がきた事を判っているのだろうか。
きーきー鳴いて何処へ行こうとしているのか。

それが運命のように虚ろな海に潜ったり浮かんだり、
僅か数秒の波動の中に崩れ落ちる。

時を浄化するものは、海でも風でもなく、
夢幻なる意思ならば小さな秋を笑顔で迎えたい。

私が物欲しげに無花果を見ていた所、
農家の顔見知りの奥様が、「無花果が好き?」自転車の籠に入れてくれた。
恥ずかしいと思いながら好意に甘えてしまった。

あの奥様には、再びあのお宅を通ったら美味しい物をお返ししよう。
なんと子供じみた事をしたのか、
それでも笑顔いっぱいで接してくれた。

夕方虫の音が賑やかに聞こえ、ちょっぴり秋を運んでくれる。
春夏秋冬の時節は自然が教えてくれ、遅い秋がきた事を知った。
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雨で嬉しいけれど。。。 
静岡に上陸するはずの台風9号が熱帯低気圧に変わったため、
朝からずっと雨がふっていた。

8日、本州を通過した台風9号による大雨で
富士スピードウェイがある小山町は、土砂崩れの被害が発生した。

小山町では、今でも16世帯が避難生活を送っているが、
海沿いの我が家は、何の被害もなかった。

昨夜は、何十日ぶりで熱帯夜から涼しい夜を過ごし、
エアコンを強くしたまま眠って気が付けば
身体が冷えていた。

明日からは再び、暑さが戻ってくるとの予報。
昨日から雨が降って嬉しいと喜んでいたのも束の間、
もう少し暑さとお付き合いになると思う。


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白露
今日は、二十四節気のひとつ白露で旧歴8月の節気。
早朝、僅かに大気の温度が下がって

草木の葉先に水晶の玉のような美しい露を結ぶ。
白露とは美しい言葉に聞こえる。

今夜は、台風9号が右肩下がりに東海地方に上陸すると聞いたが、
台風の形が崩れていると思っているうちに
熱帯低気圧に変わった。

50日ぶりに降った雨はやゝ涼しい風を運んでくれる。
これから激しい雨が降って恵みの雨になってくれたら。

一日中、台風に備えて室内に居たが蒸し暑くて
外に出て涼しい風に当たって来た。

川沿いを歩いて来たら真っ黒い雲が西から東に流れ、
空全体に広がっていく。

夕方、買物に行き秋刀魚を見た時ずっと百円で販売されていたのに、
不漁と言われ二百円に上がっていた。

秋刀魚は一年中安く食べている為、
一匹食べれば十分お腹いっぱいになり、安いお魚と軽く見ていた。

夜風は涼しいけれど明日になれば再び、暑さが戻って
もう初秋なのに夏の暑さは暫く続くかも知れない。
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二百十日 
台風9号が沖縄を通過して九州に上陸しているため、
物凄く蒸し暑い。

晴れ間から急に黒い雲が立ち込め、曇り空になったり
晴れたり不安定な天候になる。

台風の東側に高気圧の壁が有る為、それに沿って北上し、
この壁が東にカーブしている所に差し掛かるため、
これに沿って東に曲がっていくらしい。

暑さは10月8日の寒露迄続くとの事、
秋たけなわまで暑さが続くとは、私の聞き間違えかと耳を疑う。

晴れても風がバタバタ窓ガラスを叩き、
真っ赤な血潮紅葉が散った後に出た青葉が風にざわざわ揺れ、
富士山の下に白い雲がぽっかりと浮かんでいた。

農家の厄日とされる二百十日(立春を起算日として二百十日目、9月1日頃)は、
台風がきて天気が荒れやすいと言われる。


今後、北陸を台風9号が通るとの事で
明日は、大体50日ぶりで雨が降るかも知れない。

待てども待てども降らなかった雨が台風の影響で降れば、
人は喜び、土が喜び、動物も喜ぶ。

ただ、心配なのは我が家が古いため、上陸すれば地震のように揺れ、
「家を直しましょう。」と言っても、主人は反対するばかり。

アパートリフォームをしても住んでいる自宅は直さない。
今回の台風は上陸はしないと思うが、白アリ駆除、
隙間の出来たガラスの修理等をしたいと常に思っている。

明日は気温が6度も下がるとの予報、日の暮れも早くなった。
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滝の流水
昨日、町内運動会が午前7時半に始まり、
午後2時半に終わった。

例年にない暑さで倒れて救急車で運ばれた人が一人居た。
こんな暑い時の運動会を辞めて、
涼しい時期にすれば良いとずっと思っていた。

毎年、9月に運動会を予定している町会の予定変更する事は
無理だと思う。

主人が組の役員の為、私も責任を感じていたが無事終了してほっとする。
それにしても暑過ぎて近隣市の滝の水も減り、
川の水も少ない感じがした。

長年この町に住んでいる人は、
「海があるから、そんな事はないです。」との事。

今朝5時半起床した頃は少し涼しくて凌ぎやすかった。
しかし、正午に外出した時はやっぱり暑くて大型店に走り込み、
少し身体を冷やしてから再び用足しをして来た。

裾野市、三島市、沼津市、函南町で噛み付き猿が出没しているので、
美味しい物がいっぱい有る沼津市に行くのもちょっと躊躇う。

何故、猿が民家に入り、人間を襲うようになったのだろう。
噛み付き猿は、異常気象で出没したのかも知れない。

何処に行っても頭を垂れた稲穂の稲刈りをしている光景が始まり、
海水温も高く、台風がどんどん発生している。


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止まらぬ暑さ 
新築マンションに有った洗濯機の水道管から水が流れ出し、
3DKの部屋全体が水浸しになり、
次女が3日に引っ越して来た。

彼女が勤務中でマンションの部屋には誰も居なかったのに、
何故、洗濯機の水道管から水が出て止まらないのか、
不思議でならない。

マンションの下の階の部屋の人も水浸しになり、
引っ越して行った。下の階のご夫婦には申し訳ないと思う。

築10ヶ月で水漏れするという事は欠陥住宅なのだろうか。
今日は炎天下の中、皆で引っ越しの手伝いで終わってしまった。

でも、マンションで事故が起きた場合の保険に加入して有り
良かったと思う。

これからは彼女が再び一人暮らしがしたいと言うならば、
一人で自由に暮らせば良いけれど、どうなるか判らない。

こんな状態で我が家は、引っ越しの荷物で足の踏み場もない。
連日の真夏日の暑さでも明日は町内の運動会が有る。

主人は他の役員さん達と公民館から中学校校庭まで
運動会に必用な道具を運んでいた。
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夜長月
秋めいた風が吹く今朝5時前起床。
外に出れば周囲が何とか見える位、薄暗かった。

夜が少し長くなったと思いながら、耳を澄ませば蛙の声が聞こえ、
まだ蛙が生息していた事を知った。

早朝に吹く風は清々しくて身体も動きやすい。
主人と次女が眠っている間に朝ご飯の準備を済ませ、
玄関先をお掃除した後可燃ごみを出して来た。

太陽が見えない灰色の空に富士山が淡い紫色に見えた。
この暑さで富士登山をする人が増えたという。

午前7時を過ぎれば日差しの強い日中になる。
梅雨明けしてからまとまった雨が降った日は一日だけ。

来る日も来る日も真夏日続きで夕立の雨でもひと雨欲しい。
紫外線対策もしなかったため、日焼けが目立つ。

これからも紫外線対策、熱中症対策が必用になると思う。
高齢者だけではなく、若い人も中年も熱中症になっている。
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千曲川 
小諸なる古城のほとり、雲白く遊子悲しむ。
緑なすはこべは萌えず、若草もしくによしなし。
しろがねのふすまの岡辺、日に溶けて淡雪流る。

小諸にある古城のほとりにいた旅人が白い雲を見あげて悲しんでいる。
これは旅人がとどまっている自分と、
動いている雲を比べて悲しんでいる事を表す。

雲で柔らかく輝く岡は、日に溶けて淡雪が水になって流れる。
此処では旅人が季節は春だと思って、はこべが燃えなかったり、
若草も十分にないという失望した気持ちがあらわれている。

しかし、その後の詩で僅かだが淡雪が溶けているという春の予感を感じ、
旅人は期待の気持ちをもっている。千曲川旅情の歌を思い出した。

静岡から長野までの道のりは思ったより長かった。
30日に主人の車で9時に自宅を出て安宿に到着したのは
午後4時前後だった。

33度位の暑さの中を外出した為か、私は午後10時前に眠ってしまい、
翌日31日は、近くの善光寺にお参りをして数年前にバスツアーに
お参りした時を思い出した。

午後3時頃になると空が曇り、風が轟音を立てゝ吹きはじめたので
急いで旅館に戻った。

旅館に駆け込むと同時に雷がごろごろなり始めた。
千曲川を囲む山々に雷は数回落ちたと思う。

暇さえあればマレットゴルフに熱中していた主人は暑さの影響か、
午後8時に倒れるように眠ってしまい、
私も午後10時に早寝をしていた。 

この旅館は倒産後、伊藤園グループが買い取り営業をしているが、
バイキングもお刺身等はなく、普通の家庭料理を頂いた感じだった。
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