2009年12月の記事


12月31日 大晦日
薄日が差す今朝、急いで洗濯物を干し
ゲートボールから帰って来た主人と昼食を済ませて

急な坂道を降りたり昇ったりしながら国際通りに出た。
東京で言えばアメ横みたいに賑わって

街は、何処を向いても人の波ばかりで青空も広がってきた。
人と人がぶつかる間を抜けてお店を見て歩いた。

色々な通りが有るけれど今日は大平通りを歩いて
食品、衣料品等も安く売っていたので次々にお店を見て歩き、
少しの食品を買い求めた。

衣料品店で目に入ったのは、じい、ばあ、ねえねえ、にいにい、と
書いてあったので家族の呼び名だとすぐに判った。

街を散策している人達は観光客が殆どで沖縄の人は少ない。
そういえば周りは、殆どがお土産店が多く土産品が並んでいた。

国際通りと言えば外国の方が多いと思っていた割には意外と
姿は見えずに日本の人達でいっぱいだった。

今日の天候は晴れても、寒気の影響を受けて冷たい風が吹いて
髪がぼさぼさになってしまった。

年越蕎麦も、沖縄のソーキ蕎麦を茹でて食べようと思う。
本土の黒い蕎麦では無く、こしの有るラーメンみたいな
ソーキ蕎麦は、とっても美味しい。

もう少しで今年も終ってしまう。
沖縄気象台は、ヒカンザクラの開花を発表した。
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気ばかり焦る年末
街を歩く女性達は、お正月の買物をする為に賑わっていた。
暖かい街も、今朝から肌寒い雨が降っていた。

今年の年末は、来客も無いので二人分の食事を用意すればと、
主人は、何でも良いと言っている。

お正月くらい少しはお正月らしいお料理を用意し、
季節の節目は大切にしたい。

そして新しい気持で新年を迎えたい。
年の暮れくらいは住まいに落ち着いてゆっくりして貰いたい。

主人は、毎日あそこに行こうと外出する事ばかり話して
のんびりと家庭内に居る事は滅多にない。

彼は、夕食時に帰って来れば疲れて一眠りして再び起きる事が多い。
外は、しとしと静かな雨が降り続けている。

後一日で今年も終わろうとしている。
来年は、町会の役員になる事が決定しているので
例年よりも忙しい年になると思う。
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坂道
久しぶりに太陽の輝く明るい朝を迎えた。
乾燥機が有っても使わない為、

やっと洗濯物が乾くと喜ぶと同時に
陽光の日差しが眩しいベランダに出てお布団を干して
深呼吸をする。

近くのスーパーに一日分の買物に外出し、
店内で「お正月はどんなお料理を作るのですか?」と
思い切って聞いてみた。

「貴女は、大和××とねえ。」その意味は判ったけれど、
その後の単語が良く判らない。

お雑煮一つにしても、そのお宅によって違うと言う。
教えて頂いても、単語を忘れてしまった。

周りの奥様達は地味な格好をしているように見えたが、
私はピンク色の派手なカーディガンを着ているので
悪い印象を与えてしまったかも知れない。

でも、その奥様は笑顔で親切に長い話をしてくれたので
洋服等、何を着て居ても関係ない事を感じた。

何処へ行っても上り坂、下り坂があり、まるで人間社会を
物語っているみたいな思いがしてならない。

上り坂ばかりでは疲れてしまう。
下り坂ばかりでもつまらない。

汗をかいて坂道を登った後は、下り坂を小走りに歩き、
師走の心地よい風に当たって帰って来た。
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夜風 
 昨夜は、珍しく主人と二人で最寄の駅まで緩やかな坂道を登り、
モノレールに乗って目的地に向かって歩いた。

駅を出れば高級ブランド品が立ち並ぶ免税店を見て歩きながら
全く買う気はなかったが、店内をどんどん歩いて行けば
目的地に早く着く事ができる為、そこから街中へ歩いた。

汗をかいた身体には心地よい夜風が吹いていた。
仲の悪い私達夫婦も、入籍して昨日で10年目になった。

ささやかな外食をした後、少しの買物をして
再び、モノレールに乗り最寄の駅で下車し
住まいに帰って来た。

どのお店もお正月商品が並んでいるが、
今回のお正月は、お客様も来ないと思うので買物も
少ないと思う。

お風呂上りにベランダに出て夜風に当たれば
今迄には経験した事のない師走の風がすーっと
私の頬を優しく通り過ぎていった。

私は、これからの事を考えながらじっと夜景を見つめていた。
明けて今朝6時起床。
最近の15日間で晴れた日は2日間くらいで

来る日も来る日も、雨や曇り空が続いている。
今朝も窓の外は、南国らしくない冷たい小雨がふっている。
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今を大切に 
この二週間で晴れた日は二日だけで
後はずっと雨、曇りの日が多くて海にも行けない。

まだ友達も居ないため、人と関わりの無い孤独な日々を送っている。
主人のように知らない方に声をかけたり、
PCで知り合った方と会う等、出来ない性格。

エレベーターの中で顔が合っても警戒をしてしまう。
眼の見えない方とすれ違う時、どんなに大変だろうかと
気の毒でならない。

私の母も糖尿が原因で失明した事を思い出し、
いつか、私が死んだら自分の眼を人にあげようと思う。

私の眼で失明から逃れて世の中が明るく見える人が居るなら、
惜しまずにあげよう。

でも、もっと生きていたいから今は自分を大切にしたい。
そして少しだけ、今を楽しみたい。

南国も時には冷たい風が吹く日もある。
こんな日は、歌を歌いながら二回目の大掃除(我家)をして
夕食の支度を始める。
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 雨の街 
激しい雨の降る今朝6時起床。
名護市に行く予定だったが中止にする。

友達からお歳暮に蜜柑が届いたのでお礼の電話を入れておいた。
先日も親戚から蜜柑を頂き、

二人では食べきれないので事務所の方達にも
食して貰った。

雨は止まず、マメな主人はゲートボール、釣りにも行けずに、
住まいを出たり入ったりしていた。

クリスマスでも、街は車の音も道行く人も静かで
何時もの賑わいは感じない。

雨の音だけがざあざあと降る街中を用足しを兼ねて
近くのスーパーまで少し歩いた。

来年度予算案が決定し、首相の会見に耳を傾けている。
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 選んだ道だから
三年前、悪戯好きの河童を追いかけて、
やっと捕まえたと思った瞬間、深い穴へ落ちてしまった。

その一瞬穴の上に穂高の山並みを見て、
上高地に河童橋という橋があった事を思い出し、

そのまま気を失い、気が付いたら河童の国で
枕元に心配そうな河童が座っていた、、、。

そこは、人間社会と逆で雌の河童が雄を追いかけ、
出産時には、胎児に産まれたいか、どうかを問う。
という芥川龍之介の「河童」という小説がある。

私なら、こんな事は想像もできない事で人間は急に
思いも付かない事を想像する時もあると。。。

一年前に主人が「来年は沖縄に行く予定でいます。」と
学友に話していた事が現実になった。

この会話を聞いていた私は冗談だと思っていたが、
その後、何度も同じ話をするので心の準備はしていた。

しかし、余り遠隔地のため中々決断がつかずにずっと迷い、
一人で我家に暮そうと考えていた気持の方が強かったと思う。

もう沖縄に来て18日目を過している。
世の中は、クリスマスイブになり、今年も残り少ない。
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 釣り 
今日は、日差しの眩しい良いお天気になった。
今朝も主人は、ゲートボールの全国大会に出ている人達の試合を
見に行き、色々な用足しを済ませて昼戻って来た。

午後から海釣りに行き、お魚を二匹釣って喜んで
台所でさばいていた。

私には、今迄生きていたお魚をさばく等出来ないし、
殆ど食べる事はしない。

彼に悪いと思い、食べる真似程度はしている。
お魚の好きな彼は、自宅の池も手作りで作り
お魚を可愛がっていた。

洗濯日和で喜んでいたのも束の間、
明日から再び、雨や曇りの日が続く予報を見てがっかり。

雨が降る前は、眩暈やのぼせ、汗をかき顔が赤くなり
気分がすっきりしない。

でも、そんな事は言って居られず無理しても外出したり
少しの買物はしなければならない。

食物も南国のものは食べられず、食欲も段々無くなってくる。
少しずつ慣れなければ。。。

これから散らかした生臭い台所のお掃除にかかる。
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冬至
今日は、二十四節気のひとつ冬至。
太陽黄経が270度で北半球では太陽の南中高度が最も低い。

日中の太陽が一番低い日であり、
日出、日没の方角が最も南寄りになる。

陰極まれば万物みな衰えて死に、太陽の帰り来る
「一陽来復」によって再びよみがえると考えられる。

冬至は、一年中で昼が一番短く、夜が一番長い日と覚えている。
それからゆず湯に入り、冬至かぼちゃを食べる風習がある。

この街には柚子の木が見当たらない。
昔、お婆ちゃんが小豆とかぼちゃの入った冬至かぼちゃを作った事を
思い出す。

昔の人はよく縁起をかついだ為、夏にはあれ食べなさい、
冬にはこれ食べなさいと言っていた。

二軒のスーパーを見て周っても柚子がない。
柚子の木がなければ仕方ないと、冬至かぼちゃだけを
作って置いた。

調味料も余り買っていないので簡単な料理ばかり食し、
特に豚肉は一度も買った事がない。
これでは良くないと初めて豚肉を買い冷蔵庫に入れた。

昨日、海釣りに行った主人は、帽子とバケツを海に落とし、
傍に居た方に帽子だけ取って頂いたと聞いた。

マメな彼は、釣りの帰りに毎日のように誰かと会って
帰って来るが、私はこんな事にもう疲れてしまった。
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遠い街に来て
今朝6時前、ネオンばかりが光るその向こうに
雑木林が見える。

その雑木林の上に帯状の雲が広がっていた。
少し経つと暗い空に色々な雲が見え始め
夜明けがきた事が判る。

クリスマスも近い事も有り、モノレールもクリスマス用に
様変わりして子供達は喜びそう。

地上3階建て位の高さがあるモノレールは、
毎日住まいの下を通っているので
近隣の街に行く時はモノレールを使用している。

釣りにはまった主人は、今日も海釣りに自転車で行き、
「昨日釣ったコチは上手かった!」
釣り道具、餌、バケツを持って昼食後に出かけて行った。

どんな物でも、上手い上手いと食べ飲食が旺盛でも、
糖尿で太らない。

昔、狭心症になっても、その時が過ぎれば気にせず、
病気に逃避しない性格だからストレスは溜めない。

インフルエンザが流行っていてもマスクをした事がない。
歩く距離も相当歩くので身体の為には良いと思う。

昨夜も午後9時前から午前8時まで眠るのも珍しい。
夕方5時半になっても明るいので、
随分遠くへ来てしまったとつくづく思う。
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 海釣り 
この一週間、日本列島に冬型の気圧配置が続いているため、
ゲートボールをしていた人達が、
「こんなに寒い冬は滅多にない。」と話していたらしい。

最高気温が、17度前後有っても曇り空が続き、
晴れの日が中々来ない。

太陽が出て日差しが出れば暖かく感じるけれど、
もう七日間も晴れない。

それでも、雪国の人達とは比較にならないほど暖かい。
マンション内のエレベーターの中で出会う方達も、
笑顔や言葉がとても温かい。

午前は、本を購入して本格的にゲートボールに休まずに
通う主人は、昼食後は海へ魚釣りに行って
体長30センチ位ある「コチ」を釣って喜んでいる。

そのお魚を切り裂く等と、私にはとても出来ないので
彼にさばいて貰った。

「コチ」というお魚は、初めて見たが調べてみれば
余り食べて貰いたくない。彼が食べたいなら止めない。

地元の方が食べていると聞いて安心し、食べて貰う。
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いつかは晴れる 
本州を引き続き寒波がきている為、
温暖な街も風がとても冷たい。

午後から外出をした時、ビルとビルの間の駐車場に
名も知らぬ小さな白い花を見つけ、
今迄見たススキとは少し感じが違うススキも風に大きく揺れていた。

六日間ずっと曇りや雨ばかりのうっとうしい天候が続き、
一人では遠く迄足を伸ばす気もなく、
近辺だけを買物がてら散策した。

年老いたホームレスの男性が通り過ぎた時、気の毒でならなかった。
高級ホテルから裕福そうな方が高級車に乗って出て行く。

世の中には様々な人達がいる。
今、私はこの地に居て、この地に生きている。

安物の洋服を着られるだけで、暖かい物を食せるだけで幸せだと思う。
粗末な惣菜でも食べられるだけで嬉しい。

環境を変えても、主人の心は変わらずに外で自由奔放に
遊んでいる。

それでも喧嘩をしたくないので何も知らぬ顔をしている事が、
一番、いい方法だと思う。

今を一番、大切にしたいから。
そして何時かは晴れる日がくると信じて歩きたい。
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南国に来て
伊豆の伊東とは郵便便り 下田港とはやれほんにさ風便り。
又、伊東市の群発地震が起きている。

20年前も群発地震が起きていた伊東市が、
大変な事になっている。

私は、9月の震度6の早朝の地震を体験したばかりで、
地震の恐ろしさは今も脳裏から離れない。

南国に来て既に13日目になるというのに、
友達が出来なくて孤独な生活をしている。

職安を見て周っても、高卒の学生達の就職も決まらない。
まして短期に住む人間に就職先がある訳がない。

色々な資格を持つ主人も、年齢的に希望の仕事はないと
言っていた。

主人は、趣味、遊び、新しい経験をして毎日を楽しんで、
食事の時、眠る時以外は、住まいに殆どいない。

私も自由に外出して居ても、三度の炊事、お掃除、少しの洗濯、
お布団干し等の家事を済ませてから出かけている。

今日も、この時期としては真冬並みの気温になり、
南国も寒波の影響を受けて、温かな夕食を作った。
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雨雲
今週は、ずっと雨が降ったり曇ったりの
うっとうしい天気で海の方まで足を伸ばす気にはなれない。

午前中、ゲートボールに行った主人は昼食を済ませると、
何を思ったのか、裁判所を見に行くと言い出し、

雨のなかを自転車で裁判所に向かい、
傍聴券が欲しくてくじ引きをした所、

230人中34人だけ傍聴できると聞いていたが、
彼は運良くくじ引きに当たった。

県内で初めて民間の裁判員が裁判を始めたので
どういうものか、聞きたかったとの事。

私には全く興味のない事で別行動をしていた。
市の公共機関を色々電話帳や地図で探して
近い場所だけを歩いたものの、寒くて早めに帰って来た。

強い寒気の影響を受けて、温暖な街も小雨が降り、
辺りを吹く風も何時もと違う感じがする。

12月中旬で此れほど寒気が強まるとは思ってもみなかった。
この街も新型インフルエンザが流行っているので、
移らないように気を引き締めて暮していこう。
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北風
二つ先の駅から住まいのある最寄の駅に着いた時は、
土砂降りの雨が降っていた。

午後8時を過ぎていたので横殴りに降る雨の中を
左手に傘を差し、右手に荷物を持ち、背中にバックを背負い

急ぎ足で住まいに向かっていた。
慌てゝ住まいのマンションを通り過ぎた事に気付き、

再び同じ道路を通って帰った程ドジで方向音痴。
荷物の重さに、部屋に戻って食事の支度をする頃は
ちょっと肩こりがした。

土砂降りの雨が降ろうとまめな主人は午前はゲートボールに行き、
午後はゲートボール協会まで自転車で往復二時間半もかけて
ずぶ濡れになって帰り、夕食前に眠ってしまった。

そんな昨日より、今日の南国は北風が吹いて
肌寒さを感じてブラウスのうえにカーディガンを羽織っている。

暖房がないため身体を動かしたり、
温かい物を食べるように心がけている。


曇り空でも、風で少しの洗濯物を乾かして夕方取り込めば、
本土はもっと真冬並みの寒さだと思いながら、
北の空を眺めてベランダから部屋に入った。
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 夢のなかで 
あの夏の暑い日、痩せ細り青白い顔をした母が言った。
「桃が食べたい。」か細い声で呟いた。

その周りには叔母や母の友達もお喋りしながら
桃を食べていたが、何故か、母だけが桃を食べずに
出がらしのお茶を飲んでいた。

夢の中の私は、「お母さんにも桃をあげて!」と
皆に言ったつもりでも、自分で行動する事は出来なかった。

何もしてやれずにじっと見ていただけで
哀れな母の姿を思い、糖尿で喉が渇いているのだから、

そして亡くなる数年前と判っていたら
好きな物を食べさせれば良かったと悔やむばかり。

今朝、そんな夢を見て涙がぼろぼろ落ちて眼が覚めた。
窓の外も雨が降り、ベランダに雨の雫がいっぱいしがみ付き、
持ちこたえられない力のない雫は、地上に落ちていく。

もっと体力が有ったなら、もっと近くに私が住んで居たら
母は、今も生きていたかも知れない。

温暖なこの街も、今日は雨ふりのためか気温よりも
少し涼しく感じる。

雨が大地のほこりを綺麗に洗い流してくれ、
表通りを歩いた時も空気が澄んだ感じがして
足取りも軽く住まいに帰って来た。

♪ 雨、雨、ふれふれ母さんが蛇の目でお迎え嬉しいな、
ぴっちぴっちちゃぷちゃぷらんらんらん。
「雨ふり」北原白秋作詞、中山晋平作曲。
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素足
今朝から気圧の谷の影響で、午前中にわか雨が降った。
そんな午前中に主人は、ゲートボールの練習に出かけ、
「少し雨に降られた。」と帰って来た。

ゲートボール用のステックを注文した彼は、室内で珍しく
午後2時から4時の間に届くのを待っていた。

届けば早速、説明書を読み、午後にずっと室内に居たのは
この街に来て初めての事。

朝、昼、夕食後と3回は外出していた。
この地に来ていくらの経費が掛かるか調べたいと、
毎日細かくレシートをメモりPCに記帳している。

まめで遊び人だが、順番通りに物事をする几帳面な性格は
以前から判っていた。

この地に来てから、無断ですうっと消える事は今の所は
考えられない。でも自由は束縛しない。

慢性鼻炎、ひどい花粉症になる為、「花粉症がないみたいで助かる。」
喜んでいるが、私は花粉症とは無縁でそれよりも、

新型インフルエンザが心配になり、移らないように気をつけている。
マスクの嫌いな彼に、口うるさいほど手洗いうがいを
勧めている。時々は手洗いうがいをするようになったと思う。

もう12月中旬になったけれど、私も珍しく素足で歩いている。
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三日月 
午前5時に目覚めた。
ベランダに出ても丁度良い風が吹いていた。

暗い空に三日月が黄色く光り輝いて、
ビルの明かりがとても綺麗に見えた。

時が経つにつれ、眼の下をモノレールが走る音が聞こえ、
通勤車がどんどん通っていく。

ここは山々や花々も自然の風景も見えない。
少し裏町に行けばスナックや居酒屋さんが並んでいる。

昔の東京下町に戻ったような錯覚を起こす。
大通りに出ればビルばかりが立ち並ぶ都会を思わせる。

私は、そのビルの8階に住んでいる為、
ビルの中に入る時も鍵を開け、郵便受けを開けるのも
暗証番号で開け、部屋の出入りも暗証番号が必用になる。

今日は、主人とは別行動し午後18時半に帰宅した。
三日月も星も見えない表通りを歩いて
汗をかきながら住まいに帰って来た。

自転車を購入した主人は、1時間前に帰り、
私が戻ってから冷蔵庫の残り物で夕食とする。
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青空に
日本で唯一、住民を巻き込んでの地上戦が繰り広げられた沖縄。
日本軍による組織的な戦闘が終わりを迎えたのは、
糸満の地とのこと。

激戦地となった摩文仁の丘を含む南部の海岸線は、戦後、
我が国で唯一の戦跡国定公園に指定されたと記載されていた。
今では、緑をたたえる鎮魂の森となり、

120を越える慰霊塔や平和記念資料館が建設されている。
今を生きる私達は過去に学んで今を生き、
平和への思いを未来へつなげていきたい。

姫百合の塔に行った主人は、自転車を転がして
坂道を何度も登ったと話していたが他の人達は車で昇っていたと
昨日の出来事を聞いた。

車や自転車が無く毎日、何時間も歩いている彼には負けてしまう。
それでも、一週間で一日歩かなかったが6日は歩いて運動した。

街中に住んで居る為、車の騒音が賑やかに聞えて、
部屋が8階で高いので風通しがよく洗濯物も乾きがよい。

これから眼鏡屋さんに行きながら、公的機関や色々な場所を
覚える為に再び外出したい。

今日も、雲ひとつない快晴の青空が広がっている。
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雨のち晴れ
昨夜23時半に眠った頃、ぽつぽつ雨音が聞えていた。
ぐっすりと眠り今朝6時半に起床。

濃灰色の雲がいっぱい広がり、東の空だけが明るく
時間が経つ程に濃灰色の雲が減って
所々に空が明るくなった感じがしてきた。

ゲートボールが休みの主人は、自転車を借り
一日がかりで見に行きたい場所があると9時半頃出かけて行った。

電話が入ったばかりの午前中、三日前に送ったお歳暮が届いたと、
長女のお婿さんのお母様からお礼の電話が掛かってきた。

「暇をみてどうぞ遊びに来て下さいね!」と誘ったが、
来られるか、どうか、お返事の会話が「行きたいのですが。。。」

ご主人様の許可が無ければ無理な事は判っていた。
今日は、電車で県内で一番大きな那覇メインプレイスという所に行き、

店内を見て歩き、映画館もある事を知り
静岡でよく行く、サントムーン柿田川を思い出した。

スーパーの帰り道、雨上がりの空は青く清々しい風が吹いていた。
街は活気があるように見えるが、

沖縄県は、日本で賃金が一番安い県、そして月給も全国に比べて
70パーセントと聞いた。

何故、賃金が安いのか、早く全国平均と同じ賃金になって
当然だと思う。現地の事はまだ判らないが、人も温かい人が多い。

言葉がよく判らず聞きなおしても、怒らずに同じ会話をしてくれる。
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 静岡の水が恋しい     
私は、毎晩のように早寝(22時半から23時半)をしている。
そのうち宵っ張りになるかも知れない。

モノレールの音、車の音で午前5時半に目覚めてしまう。
八畳一間の洋間に寝起きしている為、

主人が眠っている間に隣の台所で朝食の支度を済ませ、
彼が起きる7時半頃は、太陽の眩しい過しやすい朝だった。

天気予報は曇りでも、日中は汗ばむ位の26度の暑さ。
遅くても夜には雨が降るらしいので
早めに洗濯を干して置く。

今日は、電話局の方が見えるので片付けをしながら
5リットル百円で買っているお水でお茶を沸かし
一人でのんびりお茶を飲んだ後お掃除をしていた。

百円の好きな主人がお水も買って来るけれど私は水道水も飲む。
彼は、6日に引っ越した翌日から地域のお年寄りと、
午前中はゲートボールをしているとの事。

「ゲートボールは職場でもやっていたんだ。」
「ゴルフも昔やっていたでしょう?」とゴルフを勧めた。

60才を過ぎたばかりで70代、80代のお年寄りと
ゲートボールをしている姿を想像したら、
ボケてしまうような感じがし、年老いていくようで嫌だった。

そうは言っても本人が楽しく運動できればと、
「日光に浴び健康的でいいじゃない。」と話しを合わせた。

我家のある静岡は、水が豊富で涌き水、温泉、海、山々が多く
その土地によって良い点も悪い点もあるので
この街も良い点が沢山あり素敵な街だと思っている。
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 街を知る為に
どこに何が有るのか歩いて見なければ判らない。
昼は別行動をする時もあるが、夜は慣れないため

足の速い彼に付いて歩くようにしている。
一言でも言葉を間違えて言えば、「俺は何処かへ消えちゃう。」

私を脅すので「そんなに一人で自由になりたければ、どうぞ。」
「交際中の彼女と連絡を取り合っているのだから、
もしかして沖縄に来ているんじゃない。」思い切って言った。

何時でも彼女と一緒になっても良いと私は彼に伝えてある。
ずるい彼は、何も言えなくなり話題を変える。

昨夜も地図を見てから、二駅も歩いて近辺の町を歩いたけれど、
坂道が多く、建物は大きなビルばかりが目立つ。

今迄、自転車に乗って歩く距離が短かった為、そして体重が増えたので
身体が重く感じていた。

毎日少しずつ早足で歩いたり運動をしなければと
痛切に思う。もっと体力を付けなければと。

今日は最高気温が25度あったと聞いたが、差ほど暑くはない。
彼は、午前、午後、夜と三回は自宅を出て食事と眠る時だけは
帰ってくる。私は、家事があるので午前と夜は外出している。
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知らない街で 
昨日が二十四節気の大雪に入っていた事を今になって知った。
引っ越して来て暦どころか、何もないので
最低限の物だけを買い求めている。

殆どの物は安い物で間にあわせてエアコンが有っても、
冷房が使用できるだけで暖房はない。

夏掛け布団が一枚付いているだけなので、毛布を買ったところ
半額になっていた。

お茶碗、コップ、お箸、包丁、スリッパ、他の雑貨品は、
百円ショップで揃えた。

そうは言っても、トイレ掃除等に使用する物は、スーパーで
買い、自宅と同じ物を使用している。

不要な荷物を処分している時に、主人がリサイクルショップで
誰も穿けないようなズボンを買って来たので、又処分する事になる。

「そのズボンはいくら?」「百円。」何でも百円が好きな彼は、
自分が穿けないから「お前にどうだ?」と言われても無理。

まめで一時も座ってはいない。一日に歩く距離は相当歩くと思う。
今迄は、何処に行くのも車だったが、何処にでも歩いて行くので

身体には良いと思いながら、私の足も筋肉痛になってしまった。
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雲に乗りたい 
子供の頃から雲に乗りたいと思っていた。
白い綿のような柔らかい雲に。

昨日、電車を2回乗り換えてバスに乗り、
富士山静岡空港に一時間前に到着した。

身体検査等を済ませ待合室で飴を買い、午前11時40分に飛行機に乗った。
想像していたよりも小さくてがっかりしたけれど、
座席の狭い事もあり窮屈に感じた。

11時55分に飛行機は滑走路を走りだした。
その直後、富士山を越えるため飛行機はぐらぐら揺れ

翼が大きく揺れている事が気になって
目的地まで行けるかと気持の悪さをずっと我慢していた。

主人や他の人は、12時に昼食を摂って平気で乗っていた。
私は、飲まず食わずで2時間50分をじっと到着時間ばかり見ていた。

乗った時と降りる時以外は、大きく揺れる事は少なかったので、
窓際から二番目の席で外ばかり見つめていた。

真っ白い雲ばかりで何も見えないほど快晴の天候でほっとする。
目的地に着くと不動産屋さんが迎えに来てくれ、

車に乗ってマンションに到着したが、不動産屋さんは同じマンションの
二階に事務所が有る。

これから80日間、二人で其々の事をして暮す事になる。
暫くは、電車に乗ったり近辺の事を覚えたりしてから、
色々な経験をしてみたい。

でも、もう二度と飛行機には乗りたくない。雲に乗りたいけれど
帰る時は、数日掛けても船で帰りたい。
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明日は晴れる 
曇り空の今朝、寝坊して7時起床。
とても風の冷たい朝だった。

昼頃からぽつぽつ雨も降り出し
日中になっても気温が上がらず寒い。

明日は、絶対に乗らないと決めていた飛行機に乗るので
どきどきしている。

変人の主人と遠隔地に行っても楽しい気持は全くわかない。
嫌で嫌で堪らないけれど約束した事は守らなければ
激怒する事間違いなし。

向こうに着いても、数日経てば何処かへ消えてしまう
勝手気ままな性格の人と一緒に居ても、不安が消えない。

でも、先の事を心配してもつまらないから、
心機一転して信用して付いて行く。

見知らぬ土地で新しい良い事にめぐりあえたら、そして
自分のプラスになったら良いと思う。

新しい土地で新しい経験をして、少しの間でも一歩づつ
自分の足で歩きながら明るく過ごしたい。

明日は、晴れると信じて前向きに歩いて行こう。
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真っ白い雲
昨日、一日中降り続いた雨も深夜未明に止み、
今朝は冷え込みが強いものの太陽の眩しい朝になる。

可燃物をゴミ置き場へ出しに表通りに出た頃は、
雲ひとつない青空に雪化粧した真っ青な富士山が綺麗に見えた。

山肌もくっきり見えて、空気は澄み清々しい天候になり、
思わず背伸びをして深呼吸をした。

大掃除も今日で終わりにして何から手を付けようと、
気持ばかりが焦ってしまう。

本当に12月は気ぜわしい。
雪化粧した富士の周りに真っ白い雲がいっぱい浮かんで、

北の空から南の空、空中に白い雲が連なっている。
畦道に季節はずれの菜の花が咲き、

農家の庭には渋柿がたわわに実って、誰も取る人も居ない。
水田も、すっかり夕日に黄色く光り輝いて鳥達が飛び回っている。

友達に長く伸びたボブカットを少し短めにカットして貰い、
暖かな日差しを受けて海沿いを通って帰って来た。
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 雨音 
昨夜は片付けや雑用をする為、早めに横になってしまった。
丁度その頃、雨音がぽつぽつ降りだす音が聞こえた。

今朝も雨音が聞えていたような気がするほど静かな朝だった。
外を見ればやっぱり雨は音もなく降り続いて

道路も樹木も雨に濡れ、全てが色濃く眼に移った。
灰色の空に雲が帯状に流れて富士も山々も何も見えない。

今朝から主人と早めに年末の大掃除をしている。
中古のぼろな家でも大掃除をすれば綺麗になり
気持がいい。

風で乾いた空気を雨が澄んだ美味しい空気にしてくれる。
真っ赤な南天の実に雫が溜まって
ぽろぽろ涙をこぼしているみたい。

夕方になっても雨降り止まず、白い椿の花びらだけが
明るく見え、イルミネーションも灯り
時間が足りないくらい一日が早く終わってしまう。

小雨にけむる港町は寒々として、
家並みの電灯が明るくなれば、辺りが真っ暗になってしまった。

夜になっても、冷たくて雨音だけが静かに聞えている。
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12月2日 暖かな日中 
今朝は月に一度の不燃物を出す日と判っていたので
6時起床。

主人は、ダンボール紙類等を出し、
私は、缶類、ビン類を出して来た。

午後から今年最後のバイトに行き、
暖かさに汗ばむ陽気だった。

何と無く疲れがどっと出て午後5時半に帰宅しても、
冷蔵庫の残り物で夕食とする。

今時は、何処に行っても柚子がたわわに実り
すぐ傍を通ればぷーんと良い香りがして
思わず顔を柚子に近づけてしまう。

隣のマンションに引っ越した次女は、ガスレンジも電気製品も
何も購入せずに、家に何回も出たり入ったりしている。

主人が、「PCを接続してやろう。」と言えば「家の中に入らないで!」
父をマンションの中に入れなかった。

今迄PCの使い方を教えていたのに主人の心の中は寂しいと思う
何を言っても父娘ならすぐに仲直りするので心配はしていない。
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 春待月
冷え込みの強い今朝、6時起床。
軽食を摂り直ぐに次女の引越しのお手伝いを始めた。

午前6時から昼前まで三人で身体を動かし、
寒いので昼食は暖かい物を用意すると
二人は喜んで食していた。

隣のマンションに行くだけの引越しの為、
何度も何度も行ったり来たりの繰り返しだった。

予報は晴れでも、薄日が差す程度の寒い日中になり、
手がかじかんでしまい、かさかさに荒れてしまう。

他の入居者は、引っ越し屋さんのトラックや
自宅の車で荷物を運んでいたので楽そうに見えた。

洗濯洗剤、雑貨用品、電灯等我家に有る物は彼女に
あげるように出して置いた。その後色々な品物を持って行った。

細かい事を言えば雰囲気が悪くなるので、
何を運んでも「持って行ってね。」と渡した。

12月の事を師走と言うけれど春待月とも言う。
私は、春待月という言葉が好きだから、
これから長い冬を乗り越えれば必ず暖かい春がくると信じたい。
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