2013年10月の記事


魚笑 なんて読む
 魚笑 なんて読む。 市内の大型店に出店している老舗の蒲鉾店。店の傍らに、写真の文字。

      

 あまり見かけず、はてなと投げ首。魚ヘンに笑の字。

 このての字はいくつもあって、「鰶(せい こめし)鱫(むつ) 鰣(はす)鱔(ぜん)鱆(しょう たこ)」。

 お店のお方に聴いたら、「あてじ」だそうで。苦しいまぎれに、「笑う門に、河豚来る」。

 どなたか、ご存知のお方?。
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燃えたのは? 中国
 燃えたのは? 中国。ネットの記事見出しに「NHKの車炎上報道  中国は遮断」とあった。

 中国の天安門。
 毛沢東の肖像画の前で、夜にか自動車が炎上したニュースを知っていた。なぜか、中国政府もコメントを避けていたことも、承知していた。

 「NHKの車炎上報道  中国は遮断」
 この見出しをみて、「その後に判明したことは、NHKの車が火つけられて、ために中国政府は放送を中断=規制した」とばかり、受け止めたが。

 見出しから、なかにはいってみると。
 どうやら、NHKの番組放送中、一時、映像画面が「真っ暗」にされてしまった、らしい。

 「NHKの車炎上報道  中国は遮断」は、「車炎上のNHK報道  中国は遮断」が、真相に近いのでは。
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八面 日光
 八面 日光。世に三猿。「いう、きく、みる」の三態が著名ながら。

 誕生から夢、成人までの八場面が、あるか。まだ見ていないので、「結構」とはいわないが。

 ここには、江戸時代から「解説者」なるものが、いたらしい。いまも、おられる。子孫かどうかは、別として。

 黙って出かけ、そのまま帰還したら、いかが。八面あったことも気がつかぬかも。

 一面ごとに物語りがあるというか、各面のポーズの違いも、見抜けぬかも。

 年間800万人の来訪と言う。解説者は、業としてなってるかどうかはしらないが、「授業料をはらっても情報収集」。必要なことかも。
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坂の文化 尾道
坂の文化 尾道。瀬戸内海に面した「坂」のマチとされる。

坂にそって人々が、住みついたということだ。

有力者の兼別荘。長い道に階段の工事を私財を投じてすすめた。

山陽本線の開通にむけて土地を買い上げられ、土地所有者は高地に移転を余儀なくされた。

坂道を共有する多くの住人がつながっている。「顔なじみ社会」。

自ずとルールができあがる。「ゆずる」「あいさつする」、そのうえで「散歩する」?。

官による強制移転の結果ではないから、住民が自ら対応を考える「知り合い社会」。

坂でつながるコミュニティ。「知らんぷり」では、暮らしがむしろ、窮屈となる。10月26日、朝のNHKBS番組。
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尾道 林芙美子
 尾道 林芙美子。新日本紀行の番組のなかで、東京へ出て作家を志願するもなかなか売れず、尾道時代の恩師に書いた書簡。原稿用紙への走り書きが映像で紹介された。

 『放浪記』が評価される一年前。恩師に書くの要旨(録画をしているわけではないから、記憶で)。

  毎日が憂鬱で、憂鬱でたまりません。自殺しようか、そのことばかり考えております。

 13歳の時、行商をしていた両親が尾道に落ち着いて、いささか暮らしが安定。休みがちであった学校に通うことができ、文才を認められる。

 作家をめざして上京するも売れず、件の書簡を恩師に書く。翌年、『放浪記』を発刊、放送は「一躍、寵児となった」と、続いた。

 宛先の恩師もわかっている。全集もある。さて、その一文の個所、いずれにありや。
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台風接近
 台風26号は先週の水曜日。
 そちこちの学校で、小中は早々と臨時休校。朝から授業のあった学校でも、風雨と交通機関の影響をうけるため、午後からは学校も休みになったところが多く、クラブ活動や学校祭準備も中止で、「校舎外に」と伝えられたそうです。

 ところが、今週末にはまたまた、接近するらしいではないですか。(台風27号)。
 10月下旬と言うのにですよー。海水温度が高いためか、勢力が衰えませんものねー。

 長寿社会。人も台風モノ、感じです。
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笹団子 良寛堂(新潟)
 笹団子 良寛堂(新潟)。秋のこの季節、笹団子いただく。

 くださるお宅。以前は自家製であったが、世代が交代。この季節に毎年、取り寄せるようだ。今年も10個一連をいただいた。

 以前は北海道央部の笹をあつめ、米粉をひいて、餡を練り、手でくるんでふかした。

 日時をおいて固くなっても、蒸し器で加熱すると程良い柔らかさになり、保存食にも最適。

 甘みと笹のかおりで、捨てがたい味。引っ越し後15年目にして、お隣にさしあげた。

 「母の手作りを思い出して、懐かしい」と、たいへん喜んで下さった。越後のお米、北海道の小豆。この組み合わせがよいのかも知れない。

 新潟市は寄居町にあるお店から購入。日銀新潟支店の筋向い。想い出深い、味。
商標は「笹団子」か、「笹だんご」か。越後・良寛堂の「笹団子」。
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3位・3点・3試合 クライマックス(2)
 3位・3点・3試合 クライマックス(2)。広島カープの大善戦。

 2点、零点、1点。もうちょっとのところで、勝ちはのがしたけれども。投手はあきらめずに、責任は院にとも言える、3点でとどめた。
 あと、一歩の距離。その前に、阪神タイガースに2連勝。夏からの勢いをそのまま、クライマックスシリーズにもちこんだ。

 広島と阪神。そういえば金本、新井兄弟。移籍の受け入れ先と言うのも、不思議なこと。
 来季に期待。戦力の放出も、なく。

 
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勢い(広島) 総合力(巨人)
  広島カープ、大善戦。

  どうして開催されるか、理由があるのだろうが、クライマックスシリーズなるもの。

 アメリカはリーグが地区別にわかれているから、リーグ覇者を決める前に、戦いが必要ながら。

 広島カープは阪神甲子園に、追いつくかもの、9月。10月の戦い。16年ぶりだそうで、半身を制して、ファイナルステージに進出した、が。

 紙一重の初戦。まさかまさかの伏兵といっては失礼ながら、大エースが痛恨の一級、第二戦。疲労隠せぬ第三戦。

 選手起用を組織の力量表現とながめ、選手の育成を組織の編成原理と観察、結果は組織の成果と判断。 

 クライマックスシリーズ。ペナントレースの終盤には、半年の総括的な結果より。終盤は力を温存、一発逆転をねらう「一夜漬け受験」を標榜するチームも、ないではない。

 1-2位に十数ゲームの順位間距離、さらに勝率4割台でも日本進出となれば、それは、それで良いのであろうか。
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源兵衛川 三島市
 源兵衛川 三島市。三島市にある川だそうで。清流をとりもどすための市民の努力があったか。

 静岡県は、交通機関から降りて脚をとどめたことがない地域。番組の紹介。

 三島駅近くの湧水地を源流にし、市街地を貫いて街外れのため池に注ぐ。ここで冷たい湧き水を温めてから田んぼに流している。この流れにそって、川には市街地とは思えない豊かな自然が広がっている。せせらぎの中ではミシマバイカモが花開き、カワセミやホトケドジョウの姿も見られる。子供も大人も川に入り、水に親しむことで、人々が水を大切にし、清流が保たれているのだ。

 清流をとりもどし、水浴び・水泳の子に、ホタルの回復。マチなかの清流をとりもどした、話。
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山崩れ 火山列島
 山崩れ 火山列島。10月16日、台風26号が首都圏をかすめた。

 それに先立ち、伊豆大島では山崩れ、数十名の行方不明者、10数名の死亡が確認されているという。

 10月になると、台風の通過方向は太平洋上にそれて列島を離れていったはずながら、堂々と、列島をかすめる。

 その洋上にある島が犠牲者を発生。地震で被災、台風で離島が被害。

 火山列島には多くのバリェーションがあるも、10月中旬の本土接近、26号という発生件数。なお、海水の温度は高いか?。台風の通過時点の記録=10月16日。
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上等なデザート 自宅昼食
 上等なデザート 自宅昼食。出先からもどったところで、ちょうど昼食時刻。

  メーンディッシュには、近海産コマイの煮付け。取り皿に自家製松前漬。添加物の多いニシン数の子抜き。白米ご飯。

 終わって、デザートの用意。浜中町産牛乳を加工しているというハーゲンダッツのカップ包みアイスクリームに、モカのコーヒー。
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ワイン干し柿 信州
 ワイン干し柿 信州。立山~大町にぬける「黒部川第四ダム」ルートを旅した時に、見つけた。

 昨日、室内整理。本、書きかけのメモ、古新聞。普段、動かしたことのないモノを移動してのモノ探し。その過程で、出てきたのが未開封の「ワイン干し柿」。

 「開封後は冷蔵庫で保管」との指示。これまで常温においてきた。干し柿をワインにつけたもので、切り刻んで食べると、よいのかも。

 見た目、カビもなく、腐敗しているようにも見受けない。しかし、食べることは控えた。演奏会の間に、腹の具合が悪くなっても、困る。

 帰宅後、開封、おそるおそる食べてみた。風味は飛んでしまっていいるが、いたんではいない。
 
 購入は2003年9月17日あたり。旅の2日目。信州らしい土産と考え購入。そのうち忘れていて、しかし、「あれは、どうしたのだったっけ?」。

 突然に思いだした。いたんでいないのは、真空パック、ワイン漬けの効果か、かも。保存料の使用は表示されておらず、原材料は「干し柿、ワイン、砂糖」だけ。いやはや。

 10年ぶりの発見。冷蔵庫に残り4個の柿がほぞんされている、が。さて、どうしよう。
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「きな粉ヨーグルト」利用、嬉しい 坂口製粉所
 「きな粉ヨーグルト」利用、嬉しい 坂口製粉所。坂口製粉所は北海道産大豆を加工する製粉所。

 こちらの「きな粉」を活用しているが、サービス券をまとめて送ると、記念品がいただける。初の試み、封書で送ってみたことがある。

 記念品の送付に添えて、丁重に添え書きがあった。

 
 □△様 この度は有難うございました。「きな粉ヨーグルト」としてお召し上がりいただき嬉しいです。今後共どうぞ宜しくお願いいたします。不安定なお天気が続きますね。体調をくずされませぬよう、ご自愛くださいませ。

 ご担当の方は女性かも。印刷した用紙の行外にペンで手書きの記載。印刷物だけでも礼状の要件はみたしていると、おもうが。

 相当以前は、正月の「キナコ餅」用に自家製の大豆を、自前の製粉機で粉化した。現在はそうした例は、取り組みようもない。

  きな粉も餅にだけなら、冬の期間。自家製ヨーグルトに小型スプーンで1-2杯。前回の記念品交換から、すでに14袋の消費。胡麻の粉末と和えて、朝食に利用している
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紀北町のえびす様 浅間さま
紀北町のえびす様 浅間さま。杜を守り、早朝は祠への道を乗組員が総出、ホウキで掃き掃除。

 杜が漁場を育て、漁民は杜をまもって、山の神々に豊漁の感謝。彼岸ブリも秋のサバも網に豊富にかかる。

 牡蠣。甘みが違うと感謝する。銚子川は淡水と海水が混じり、水は二層に見える。比重で違う水と生物相。アユはその両方で餌をとり、海へでる訓練。

 杜は漁場をつくり、漁業者の生活を守る。漁業者は神々に感謝する。掃除をする、参拝をする。
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門柱も皆かりの世 『世間胸算用』
  門柱も皆かりの世 『世間胸算用』。ご存知、井原西鶴の代表作のひとつ。

  この歳になって恥ずかしながら、井原作品を日本古典文学大系(筑摩書房 版)で斜め読み。

  『世間胸算用』は、<大つごもり>の諸相を書いたとされる。かわったことばかり起きる世の中にあって、<この日>は確実に<来る>。来るだけでなく、<成算>が待っている。

 舞台は民家の庭。<ない袖は振れぬ>とばかり、借金取りを追い払う。そのために、あわれ近づいたニワトリの首がとび、狂気に恐れた借金とりがホウホウの態(てい)で、逃げだすなか。

 歳の若いツケ取りが、庭に面した縁から冷静に眺め、「返すことができぬなら、(新築の)家の柱はまだ貸してあるだけ」「柱をはずして帰る」と、債務者の<痛いところを衝く>。

 <痛いところを衝かれた債務者>は、さきのニワトリを吸い物にしたて、借金取り追いたての指南をあらためて、仰ぐ。

 その若者は、指南する。「にわかに夫婦喧嘩の狂言を仕組むこと」。その甲斐があって、「年末の支払いをうまく切り抜けたが」が、他方で「大宮通の喧嘩屋」のうわさが。

 井原西鶴の話をきくたび、かつて『日本経済新聞』に渡辺淳一作「失楽園」が掲載されていたことを思い出す。山手線の電車で手にしていることの多い『日経新聞」。多くの人が作のストーリーを承知ながら、「あの男も読んでいる」。

 ビジネスマンは、疲れているということ、か。そこには平成も元禄も、ない。
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2% 2年 2倍
 2% 2年 2倍。一度、聞いたことのある政策目標。

 政権ではく、金融の専門家が申されるから、責任が重い。ところで、うかがっておく。

 2%というとき、それは名目成長か、実質成長か。インフレのために2%というとき、すでに物価はまちがいなく、2%以上の水準であがり始めている。

 給与も、中小企業家の所得もあがらない。名目で2%、政策は成功といわれても、助かるのは、自分たちでつくった赤字。大手輸出企業の懐、投資家の一部。

 そうでは、あるまいか。
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長幸男著『昭和恐慌』
 「恐慌」を題材にする岩波新書に、川崎巳三郎『恐慌』というのがあった。岩波新書が復興し23冊目に選ばれたことを知って、恐慌が第二次世界大戦の起因であったと理解した点でもあった。

 川崎著が世界恐慌の発生源を分析したのに対して、長幸男『昭和恐慌』は、世界恐慌に誘発された日本の農村社会、とりわけ地主制の行き詰まりと財閥のバブル後の破たんという点が印象的であった。

 実は、読み終えて久しくなるが、印象としてなにげなく承知している。
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ワイズユース 消費&サービス
 ワイズユース 消費&サービス。ワイズユースといえば、自然保護や環境保全の世界で発生した思想と心得ている。

 その考え方を、消費やサービス利用にあてては、いかがであろうか。
消費やサービスの利用選択の動機が、テレビのコマーシャル、売れ筋商品のお手頃価格から脱して、自ら満足でき、安心して安全に資する商品やサービスを利用すること。

 大型店で大根を買おうとすると、一本売り。
ためにまっすぐな、同一規格の大根がそろっていて、見栄えがよいが。しかし、この品ぞろい。作る人のためでも、買う売る人のためでもなく、 売る人の都合。

 テレビのコマーシャルの出演料。
若いタレントさんのしぐさに1本=2500万円とは昨日のTBS系放送での説明。それだけかけても、効果がある。

 こうして東京に集められた利益。なににつかわれるのか。
で、地方の一次産業も、中小規模小売店、サービス業ばかりではなく、モノつくり産業が衰退している。

 資源とサービスのワイズユース。大手の小売り、サービス、モノつくり産業とやらにも、重要なことではあるまいか。
国民が衆愚であれば、この人たち、安泰。そうおもうのであるが。
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司馬遼太郎 関ヶ原 下巻
司馬遼太郎 関ヶ原 下巻。豊臣家内の反石田、親石田の対立とされるが、諸侯はどちらにつく、か。

 冒頭は「天下の読み合い」。田丸、氏家、鍋島の出処進退を読み、分岐点の蓋然性を読み解こうとする。

 司馬氏一流の時代、資料、人脈をよみとく多様さ。まだ、最後まで読んではいないが、「戦いの一日」を頂点に、諸侯は情勢を読み合う「決断」の過程に説得力ということ、か。
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守田 優著『地下水は語る-見えない資源の危機』
 守田 優著『地下水は語る-見えない資源の危機』。「地番沈下」、「湧水」、「地下水の環境」と続く。

 東京大学の中の構内に戦前から設けられていた、深さ380メートルの実験用の井戸が、あった。そこが実は地下水位を計測するデータ取得源となる。結果、江東区など「東京ゼロメートル地帯」を生みだした、地盤沈下の要因がわかる。要因は工業用水の取得にあった点が明確になったといいう。

 井の頭池。井の頭公園は良く聞くが行ってみたことはない。そこが神田上水の水源となっているということなのだ。その池の水位がひくくなって、上水の水源は途中から供給される生活排水というから、たいへん。池の水位が低下する要因は<湧水>の枯渇。

 昭和55年から10年かけて清流をとりもどす取り組みが積みあげられたのだそうだ。

 地盤沈下が安定したところで発生したのが、地下水に有機溶剤などが蓄積する、<地下水の環境>問題。水質悪化が、人体にも有害な化学物質を含有することが、問題に。絶縁液体の排出やクリーニング溶剤を未処理のまま、排出したためということ、か。

 目下、読んでいる途中。なぜ、地下水はこれほどまでに傷めつけられるか。サブタイトルに「見えない資源の危機」とある。水に<公水>と<私水>があって、地下水は<私水>にあたり、規制の網がかかっていなかったうえ、水質としても透過、兆時間の伏流できわめて安定性と成分均一性が高いのだと、いう。

 よく、非火山性の温泉を掘り当てて、地盤沈下がおこらないのかと、心配する人がいる。そうした声が、本書をてにとった要因のひとつではある。世間は、「眼にみえるものは感心をもつ」。しかし目に見えないものには、人間の都合を押し付けいるだけではない、か。あらためて本書は、そうした点を考えさせてくれる。(岩波新書 2012年6月)。
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人 杜 聴
 人 杜 聴。火野正平さんが出演した番組。「ここは広い!!」、「しかしヒトがいない!!」。場所は北海道百年塔の公園。自転車を押しながらの一言。

 北海道の寺院、仏閣、神社。杜がすくない。たてものが、ほとんど在野にむきだし。
 明治神宮が人工林につつまれた、大正9年造営の「奇跡の杜」というのとは、大違い。

 北海道の門前町にヒトがいない。伊勢神宮。内宮にも朝参りの常連が三々五々。
 「おはよう」と声をかけ、互いの安否と、「今日も頑張ろう」。黙視の合意。 

 参拝の一人にマイク。「19年間、一日もやすまずに(参拝)、退職した平成6年 から、です」。
 自営業者なら朝の一日の務めに足をはこぶも、サラリーマンは日中の精力温存で、早朝は厳しいか。
 いやいや、「神様より上司、神社より会社」。

 門前で<かしわ手><合掌><お賽銭>。ここまでも多くはないが、さらに少ないのが、神職・僧侶の話を聞くこと。
 ただ聞くだけではなく、念をいれて<聴く>姿。

 忙しい、時間がないは<きけない>。聴かなくてもよい、役にたたないとなると、そこからは<おもいあがり>。不都合は<想定外>と、逃げるのかも。
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ニュー子宝ホテル 摩周温泉
 暫くぶりに弟子屈の宿。1956年、1973年以来かも。

 釧路川の川岸が整備されて、自然堤防ではなくなっていた。公園が完成して、散歩に好適であった。

 湯は旧泉名で「食塩泉」。高い温度の温泉で、冷却のための加水があるらしい。

 宿は老舗の宿で、カニや部屋食のオプションもあったが、豪華に一泊だけより、また次の機会にのリピーター客をめざした。

 部屋から川面を眺めるのが、良い。「出で湯の里」がぴったり。

 近くの水郷公園も情緒があるが、今回はよらなかった。連れ合いは、ドイツ製の<部屋履き>が気に入り、買い求めたらしい。

 更科源蔵文学賞授賞式。文化事業に顔をださせていただき、いささかの散財。
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