目が覚めたら明石へ
486+318 804/95 8.5/d 狂気の沙汰だな。
ずいぶんひさしぶりに金子由香利のCDを聴いた。埃と歳月で黄ばんだアルバムを探しだし、iTunesに入れ、イヤホンでリピート。曲は「私は一人片隅で」と「夜よさようなら」の2曲。「私は一人片隅で」の後半の語り、けっこうすごい。これだけ感情をしのばせて語れる役者やナレーターもそうはいないのでは。シャンソン、古くないじゃん全然。こんなにあざやかにシーンが描かれていることにどうして気づけなかったのか。秋の夜長だからか。ロケから帰ったらどこか探して聴きに行ってみたい。しかしシャンソンどこで聴けるのか、なんて他人には聞きづらいけど。ほかに福島泰樹を少し読む。

  風孕み落ちゆくまでの一瞬をわれらはわれを愛すほかなく

など、風に献ずを中心に。3日続きの秋の長雨。しずかにせつせつと降り続いていた。明日から、例の仕事の終盤戦、スタート。ことのけじめのはじまりに、まことにあいふさわしい一日が杉田。