ためにためた破魔矢を一本、開成山の花火にて飛ばす。
少し前に帰宅。
開成山の花火を市内の民家の軒先越しに20分余り眺めて、高速に。道の真上に月。山の間をまっすぐに続く東北道をその月に導かれるようにひた走る。
那須で空きっ腹に気づきサービスに。ごぼう唐揚げうどんというはじめての食べ物を注文。月を見ながら食ったので月見唐揚げ?
ま腹が空いていれば何でもうまい。
再び月に向かって走る。四つ木で見た東京の明かりと低くなった月の組み合わせは須賀川の森の光景とはまた異なり、かなり美しかった。川面への映りがすごい。
沈みかけた月につられ羽田空港経由で遠回り。そこに連絡。連判状にしたかった、と。速攻ぶりと、引きだした言葉にほろりとさせられた。むじなの魔力か、みんないいとこばかりが出てくるようだ。
ま、あそこで日暮れに泉越しのジ・アースを見てしまった人は、鉄くずとぼろ布はいかにも目の汚れ。むりもない。

投函したのは午後七時過ぎ。
開成山の花火の音が響いていたから、まずまっしぐらに飛んだだろう。

35℃の日盛りにエアコンとめて窓を開け放ち、福島の熱風を身体に注がせながら、パンツ一丁で書き上げた入魂の三枚。
さて、どんな波乱が待ち受けるのか。

葉月の乱に血が騒ぐ。
しかしいまはひたすら眠い。

風に吹かれてぼんやりと三日過ごすというのは、これであんがいくたびれる。