有難うスーちゃん
最初の坂道を急ぎ足で20分位登ると、次の坂道は長い。
幾ら上を見たって商店街は見えない。

其の長い坂道を私の足で歩けば30分は掛かり、
商店街も坂道ばかりで一回目の交差点の前に着く。

8分位待ち友達のスーちゃんが駐車場に車を留め、
左手を振って笑顔で歩いて来た。

「こんなに長い急な坂道へ如何して引っ越したの?」
「スーパー」の近くに引っ越せば良かったのに。。」

私は迂闊だった。
主人の好きな町に任せておいた呑気な自分が愚かだった。

丘の中腹にある自然がいっぱいの住宅地で、
草原の中に鉄骨のビルが建っているものの、

草原にはトカゲや蛇等の爬虫類がいる事は
何より嫌だったが一ケ月半も済めば諦めている。

狭い庭の緑に囲まれた住まいだけが癒してくれ、
壱メートルもある鉢植え3個に水を掛けた。
他の鉢植えにも水を撒いて置いた。

スーちゃんとパスタを食べてお喋りをした時、
何時ものようにあの話し方、優しさが表情に出て、

どんな事が有っても気持ちが楽になり癒される。
彼女の言葉はどんな良薬より薬になる。

沖縄でスーちゃんに出会って本当に良かったと、
何時も心の中で感謝している。

他の友達も居るが皆さん優しくて思いやりが深い。
「お料理造りのお仕事が終われば、何時でも迎えに
来るわ。」疲れている彼女とは休日に逢う事に決めている。

早朝出勤で疲れて居ても「疲れた。」等と言わない。
私は何故か目頭が熱くなり涙が溢れ、
隠す為に鼻をかむ。  

一生独身で生活する気持ちで頑張っている彼女。
人間其々、色々な生き方がある。

毎月逢う事を約束して自宅へ送って貰った。
ありがとう!スーちゃん!

編集 sakura1205 : oyajisann さん、毎日来て頂き有難う御座います。たまにしか行かない横着者ですみません。なるべく日記を見に行きますね^^
編集 oyajisann : コメントありがとうございます。
編集 sakura1205 : まこちゃん、この友達は付き合いが長く10年位前に近所に住んでいました。
編集 まこちゃん : さくらさん、沖縄でいい友達ができて、よかったですね、いつまでもいい友が続きますように・・。