R.C.T.三昧 04.04.17
 内々でひっそりと情報公開されていたので、PM3:00少し前に新宿駅東口のステーションスクエアに行きました。幾つもの柵と、やけに大勢の警備の人がいて、何だかものものしいカンジがしました。顔見知りの方々もすでに到着していて、準備万端といった模様です。
 PM4:00前後、ちょっと日が傾きはじめた頃に、ステージ前の柵の中が開放されたので、最前列で柵に噛り付くようにスタンバイしました。ステージの壁面にはR.C.T.の新曲の大きな垂れ幕が貼られていて、ステージ前にも新曲の半裁ポスターがたくさん貼られています。この段階では新曲のイベントなども決まっていなかったため、このポスターを持っている人はほとんどおらず、これが欲しいな、などと言いながら開始の時間を待ちました。
 その間、ステージ上では「CRぱちんこイエローキャブ」の台のセッティングが進められていました。今回のイベントはCD発売記念のゲリラ(?)ライブであると同時にこの台のプロモーションも兼ねていたのです。

R.C.T.「Turned to be Around」発表イベント at 新宿ステーションスクエア
 司会の方の諸注意(撮影禁止)があって、R.C.T.が登場しました。衣装はこの曲のCDジャケットに使われているものを実際のステージでも動けるように、主に胸の辺りを修正したデザインの、銀地のセパレートタイプのものでした。
 呼び込みと同時にcome on come on come onのイントロが流れ、メンバーが頭上で手拍子をしながら登場。これは煽ってるんだろうな、と思いながら、こちらも手拍子で応じました。ところが、立地がオープンスペースということもあるのでしょうが、先ほどの注意にあった、「撮影禁止」という日本語が通じない人種の方々がかなり大勢いて、メンバーが求める盛り上がりではなく、黙々と、機械的なシャッター音とフラッシュの光だけが溢れていました。ステージ衣装で登場する際は撮影禁止の場合がほとんどなので、撮りたいという気持ちはもちろんありましたが、撮影禁止を謳われている以上、それに違反してまで撮ろうとは思いません。ですが、それに違反している人間が「やったもん勝ち」と我が物顔でいるのに、こちらは撮影できないというのはちょっとしたジレンマに陥ります。もちろん、「それならば、撮ればいいじゃないか」という意見もあろうとは思いますが、自分だけが楽しむためにそういうルールを犯すことを「応援」とは言わないと思うので、それはできませんでした。
 そんな私達の不満を他所に、ステージは進行していきます。続いての曲は新曲のTurned to be Aroundでした。この曲を聴くのは通算で2度目です。R.C.T.のメンバーもカッコよくて気に入っていると言うように、これまでの楽曲よりも大人っぽいナンバーになっています。ただ、あまりアップテンポの曲ではないので、これまでの曲ほどはバカみたいに盛り上がれないというのも事実です。

 歌も終わり、ひとりひとりが今日のイベントの感想を言っていきます。小林恵美やかわいかおりは「こんなところで歌うことができて嬉しかった」と言っていて、根本はるみは「緊張した」と言っていました。度胸があるのであまり目立ちませんが、あぁ見えて、根本はるみは気が小さいです(笑)。
 司会の方のいざないで、パチンコ台のことや新曲のPRを簡単に済ませると、それでイベントは終了してしまいました。ちょっと物足りない気はしたのですが、イベントの締めに際して、この後、パチンコホールを2店、プロモーションで回るということが告知されました。この情報はまったくなかったので、かなり驚かされました。もちろん2店とも帯同するように参加です(笑)。

 まず、1店目。R.C.T.の面々はマイクロバスでの移動でしたので、どこに車をつけるかな?ということと。ホール内でのイエローキャブ台の位置から、裏口と推察して、パチンコ台が空くのを待つように待機していると、案の定、裏口から入ってきました。スタッフに連れられて、目の前をメンバーが通り過ぎるので、声を掛けて手を出して待っていると、ハイタッチのようなカンジで先に進んでいきます。根本はるみからは手に持っていた飴つきチラシをもらいました。
 そのまま、入り口の方に向かっていって、ほんの少しですが、そこで立ち止まってくれたので、撮影タイムのようになりました。何枚か撮らせてもらったところで今度は2階に向かっていきます。エスカレーターが混んでいたので、先ほどの裏口の方にあった非常階段から先回りしました。…ここまで書いていて思ったのですが、ものすごく必死ですね(苦笑)。2階にはPR用の等身大ポップが飾られていて、これにサインを入れて、R.C.T.は撤収していきました。
 続く2店目は、同様に動いていたのですが、車を表に停めたためか、もう少しささっと済ませて手集となりました。

 2店目が終了したところでPM5:00前後という状況で、次の予定まで時間があったので、1時間半ほど居酒屋で飲んで語りました。

 居酒屋を出て、ぞろぞろと移動した先は代々木Vivid前です。R.C.T.はこの日、ジャンパラのゲストだったのです。メンバーがスタジオ入りしてから、マネージャーのTさんがスタジオの外に出ていらっしゃって、「みなさんにお話があります」と切り出されました。Tさんは今年に入ってからずっとR.C.T.の担当をされているマネージャーさんで、かなり気さくに接してくださっている方です。そのTさんがこういう言い方をするのですから、私達が何か迷惑を掛けているのではないかと、ちょっと緊張しながら言葉を待ちました。
 結論から言うと、ダメ出しなのですが、ベクトルは逆向きでした。つまり、「もっと盛り上がってほしい」というのです。Tさんは先ほどのステーションスクエアのステージを見て、盛り上がりに欠けると思ったそうです。ご自分が行かれるライブではもっと盛り上がる、と。
 これについては、R.C.T.というユニットがグラビアタレントの集合である以上、難しいと思います。客のほとんどが「歌を聞きに」来ているわけではなく、アイドルを「見に」来ているのですから。ましてや、一般の通行人からすればその周囲に群がるファンは=オ●クという風にしか見られません。その中で盛り上がってみても一般の方はそれに便乗するよりも冷笑を浴びせて傍観する方を選ぶと思います。事実、TPOを考えずに跳び、叫ぶSさんは「一般人が引くのが面白い」という思想のもとに今のアクションをしています。タレント受けは悪くないですが、周囲の目は冷ややかなものにならざるをえません。そんな反面教師が身近にいるので、私はよほど周囲が盛り上がらない限りはそういう行動派しないようにしています(盛り上がった例は、昨年の10月19日の学園祭くらいのものです)。
 とはいえ、4曲目ということで、メンバーにもマネージャーにも危機感があるような口ぶりでした。こうまでハッキリ言われてしまうと、どうしようもありません。次回以降は、ある程度は周囲の目を無視してバカにならなければならないでしょう。

 番組終了後は、とても久々にCさんに車で送っていただいての帰宅となりました。