Take Off7 Presents 03.09.07
 夕方までFFX-2をプレイしたり、ゴロゴロしてのんびりと過ごしていました。
 一旦、銀座の福屋書店に向かって、イベント整理券を獲得してから渋谷に向かいました。
 目的地はClub Quatroなのですが、なぜだかPARCOに行ってしまうというミスを犯しながらも無事に到着。開場時間の30分ほど前でしたが、並んでいる人は前に1人いるだけでした。壁に貼られたポスターを見ると、今日のCASTの他に、「当日券は1時間前から販売します」とあるのですが、そんな気配はまったく感じられません。
 しばらく待っていると、出演者のスタッフと思しき方がチケット販売の準備を始めましたが、システムが分からなかったので、開場を待つことにしました。
 開場したので、中に入って当日券を購入しようとすると、「外で買ってください」と言われてしまったので、どの出演者が目当てかを決めなければなりません。3組が出演するのですが、正直なところ、どのアーティストも今日の目当てではないのです(笑)。  
 とはいえ、ここでモタモタしていても中に入れてくれないので、一旦外に出て、チケットを購入したところ、前売りの金額で販売してくれました。
 階段を昇って、ホールに入ってみると横浜ベイホールと似たカンジで、ステージ前のスペースにはテーブルがいくつか置かれていました。ホールエリアを囲むように一段高くなったところには固定のテーブルとイスがあるのも特徴的です。最初はステージ中央が良く見えるテーブルに着いたのですが、見回してみるとステージ向かって右手の一段高くなっているところにロープで仕切られたエリアがあり、そこにはテーブルが1本とイスが2つ、奥にはキーボードが見えましたので、「これはもしや」と思い、そのブロックが良く見えるように右寄りのテーブルに移動しました。程なく、私の予想通りに、このイベントでMC兼インタビュアーを務める藤沢美樹がスタッフに連れられて姿を見せました。
 スタッフと段取りの打合せをしたり、キーボードの確認を、少し緊張した面持ちで行う藤沢美樹の姿をがんばれ!という想いで見つめていたところ、ふと顔を上げた藤沢美樹と目が合いました。案の定、ビックリする藤沢美樹(笑)。でも、今日はすぐに笑顔で「ありがとうございます」と言ってくれました。

Take Off 7 Presents at Club Quatro
 もともと明るくはなかった場内がさらに暗くなり、まずは藤沢美樹によるMCで始まりました。出演アーティストの紹介、ステージの合間にインタビューを行うことなどを話した後、「まだあちらのステージには立てないですけれど、私も歌を歌っています。今日は2曲歌いますので、聞いてください」言って、後方に用意されたキーボードの方に移動しました。
 1曲目はずっと、ずっと…」という、しっとりとしたバラード調の曲で、2曲目は運命のプロローグという1曲目よりは明るいテンポの曲で、両方とも初めて聞いた曲でした。贔屓目は大いにあるにしてもどちらも佳い曲でした。そして何よりも、彼女の歌声を半年ぶりに聞けたことが嬉しくてなりませんでした。
 その後のライブ自体は一組目が正統派(?)な3ピースバンドで、二組目がちょっと奇抜なカンジの曲を演奏する女性ボーカルのいるバンドでした。この2組については演奏終了後、藤沢美樹によるインタビューが行われました。一組目のボーカルとはぎこちなさはあるものの、和やかで、楽しい雰囲気でしたが、二組目のボーカルがひどかったです。というのも、インタビューのネタ元になるアンケートが事前に行われていたようなのですが、それに書いてあることがまったくいい加減で、藤沢美樹を混乱に陥れます。それがネタで話が膨らむと言うならまだしも、インタビューにも非協力的で、見ていてちょっと腹立たしかったです。藤沢美樹の表情もすっかり強張ってしまっていて、そんな顔を見るのが辛くもありました。
 ラストとなる三組目は、SeLiという女性アーティストだったのですが、ここに来て、どちらかといえば閑散としていたホールに人が増えていました。彼女のみを目当てに人が集まったことは明白です。薄闇の中、ステージ上に人影が見え始めると、ちょっとざわつきが起こり、1曲目がホールに響いた時、素直に「なるほど」と思えました。参加者3(4)組の中で、彼女ひとり、明らかに別格で歌唱力・表現力ともに抜きん出ていました。
 約1時間の持ち時間を使い終わったSeLiがステージを去り、これで終了かと思ったところで巻き起こるアンコールの声に応えてSeLiが再登場しました。ところが、湧き上がる歓声の中、藤沢美樹は身支度を整えると、スタッフの女性といっしょにホールを去って行ってしまうところだったのです。一瞬、躊躇はしましたが後を追うように(というか、追って)、私もホールを出ました。
 下のフロアに降りてみると、藤沢美樹がロビーでスタッフと話し込んでいましたので、そこに割って入るのもどうかと思い、少し離れたところで、様子をうかがっていました(別に盗み聞きとかはしてません。本当に)。程なくスタッフから離れて一人になったので、そこで声を掛けてみたところ、今度は驚かれることもなく、「来てくれてありがとうございます」と言ってくれたので、そのまま、今日のことや、昨日のこと(?)などを話題にして、数分間、話をしました。別れ際に彼女がした話の中で、私自身に関することがあったので、「わかるの?」と問い返したところ、ちゃんと名前を覚えていてくれたことがこれまた嬉しかったです。