K×K 02.06.16
 まず、新宿へ赴いて昨日確認したイベントの整理券を獲得。昨日が配布開始だからか、新人だからかは不明ですが、妙に若い整理番号で少し驚きました。

 その後秋葉原に行ってD-ERIOLさんと合流するまで適当に買い物をしていました。合流後、D-ERIOLさんに付き合ってから、X-box用ゲームソフト「ビストロきゅーぴっと(通常版)」を探しましたが、これが全然見当たりません。限定版はあるのですが、3〜4000円割高な上にロクな特典が付いていないので、これはパスしたいところです。途中、同じ物を探しているMさんにバッタリと出会ってしまったりもしました
が、やはり見つからず、時間が迫っていたこともあり、横浜に向かいました。

 幸い、「ビストロきゅーぴっと」は横浜で発見して購入できましたが、ここでも最後の1本で、ちょっとヒヤヒヤしました。
 
 さて、今日新宿・秋葉原を経由してまでわざわざ横浜に来たのは、決してゲームを求めて彷徨っていたからではなく、昨日、急遽行ってみようと決めた草尾毅と金月真美のジョイントライブに参加するためです。前日、それも夜になってから「行こう」と決めたため、当然各プレイガイドにチケットの残っているわけもなく、当日券があるだろうと、タカを括っていました。

 会場は駅から徒歩で15分少々と、来るものを拒む好立地です(苦笑)。近づくにつれ、昼の部を終えたらしい一団に遭遇。けっこうな人数だったので、大丈夫かな?となぜか不安に苛まれたりしたものです。
 会場前に到着してみると、私たちが参加しようと思っている夜の部に向けて、人が集まっていました。会場は立地といい、外観といい、倉庫と見紛うばかりの建物でした。ダフ屋まで出ていたので、そんなに売れてるのか!?と思ったりしましたが、結局当日券が当たり前のように売られていました。
 
 前述したような距離を、梅雨時とは思えぬほどに良く晴れた中を歩いてきたので、それだけでグタグタです。開演までの1時間を整列の声が掛かるのを待ちながらまったりと過ごしました。

 やがて、整列が始まり、順番に会場に入って行くのですが、私たち2人だけが取り残されました。この時点で、当日券の客は私たちだけでした(苦笑)。…どう見積もっても100枚近く余っていたのですが…。後からさらに数人、当日券を購入して入ってくる人もいましたが、とにかくそんな状況でしたから、会場内はステージ前の密集地帯を除けば、かなりのゆとりがありました。
 最初はステージ正面、最後列についてゆっくりしようかと思ったのですが、D-ERIOLさんがステージ下手のテーブルのある辺りに空きを発見。一段高くなっていることもあり、ステージ角0度ではありましたが、ステージまでに邪魔な人の姿もなく、かなりナイスなポジションとなりました。

yokohama BAYNITE' K×K 三ix night at 横浜ベイホール
 開演の合図はステージ上手に設けられたモニターに流れる映像でした。
 重大発表と銘打って、青二ミュージアムで行われた(?)記者会見の様子が流されました。内容がどんなものかというと、草尾毅、金月真美の両名が結婚する。という、お約束のネタはどうでもよくて、今度2人でインターネットラジオのパーソナリティをするというものでした。
 それに先駆けて行われるのが今日のライブイベントということで、次いでリハーサルの様子が流れました。
 そして、そのままステージ裏の金月真美が映し出されて、「ひと足お先に」と、ステージに飛び出すところからライブスタートです!

 金月真美の衣装はスリットの長めな赤のチャイナドレスです。続いて草尾毅がデジタルビデオカメラを持ってステージから客席を撮っていて、その様子がスクリーンに映し出されます。
 最初の曲は僕らの時代、続けて信じる場所へを歌います。2曲とも昨年暮れに発売されたアルバムに収録されている曲なので、正直なところ、あまり馴染みがなかったこともあって、イマひとつ乗り切れませんでした。
 さて、ここでMCが入りました。今回は草尾毅とのジョイントライブということもあって、女性客が多かったのですが、「いつもは男の子ばっかりなので(笑) 」と、すごく嬉しそうでした。そして、「女性捕獲計画」のコーナー(笑)となり、愛の国とラストシーンを教えての2曲をしっとりと歌い上げました。特に“ラストシーンを教えて”はちょっとビックリするくらい、素敵に聴こえました。

 ここで金月真美は一旦退場。入れ替わりに草尾毅の登場です。草尾毅の歌を聴くのはおろか、生で目にするのも初めてで、どんなものかと思っていたのですが、これは思いの他、よかったです。このパートでは、夜を抜けたら〜LOVE THROUGH NIGHT〜、湘南せれなーで、GET MY GOAL、FOR REALの4曲を歌いました。正直なところ、私の目当ては確実に金月真美だったのですが、ここまでのところでは草尾毅の方がハデに盛り上がりました。

 再び金月真美が登場、衣装はオレンジのワンピースになっていました。ステージにテーブルが用意され、冒頭にあった告知の通り、ラジオの公開録音風に進むのかと思いきや、二人がどんな番組なのかを簡単に説明して、いくつかのコーナーを紹介したあと、そのひとつである、なんでもやりまSHOW!を、ここで実演しました。
 番組開始前なのに届いていたハガキの差出人は“草尾タケミ”さん(笑)。リクエスト内容は自分が小さい頃に憧れていて、大きくなったらコンサートに行きたいと思っていたのに解散してしまったチェッカーズの涙のリクエストを草尾毅に歌ってもらい、あの振りをここでやりたい。というものでした。
 草尾毅は机に突っ伏してしまいましたが、結局歌うことになりました。この曲で私の中の箍は確実に外れてしまい、例の頭上で指を廻す、あの振りはもとより、コーラスパートもしっかり歌ってました(笑)。私と同じような行動は会場の大多数が取っていたので、年齢的にも近い方が多いということなのでしょう(苦笑)。
 さて、これに大喜びだった金月真美に宛てられたリクエストは、ちょっと年下のファンからの告白と、キャンディ−ズの年下の男の子でした。当初は渋っていて、草尾毅に年齢はいいしょ、みたいなことを言うとガンバロンについて話を振られて、今度は金月真美が机に突っ伏してしまいました。「声優になるときに封印した過去だったのに、なぜかみんな知っていた」と弱々しく話していました(笑)。
 結局、年下の男の子は、草尾毅のコール指導もあり、振り付けを完璧にこなす金月真美の姿と相まって、これまた大変盛り上がりました。
 最初のコーナーでどちらかが言っていたのですが、金月真美のファンと草尾毅のファン、その両方がミックスされてひとつになって盛り上がってほしいという願いはこのあたりで確実に満たされていました。

 後半はどちらが先に歌うかをじゃんけんで決定(笑)。草尾毅が先になり、!!!弾丸トレイン!!!、愛を呼べ、水晶のベルの3曲を歌いました。前2曲では大盛り上がりを見せ、草尾毅に「昼の部はリハーサルか?」と言わしめるイキオイでした。そして最後の曲はスローバラード、これは聴かせてくれました。

 そして、三度登場した金月真美はアメリカ国旗を模したラメをあしらったタンクトップにデニムのジーンズという格好。このパートの1曲目はSHOW TIMEです。やっと分かる歌が!という思いと、実はかなり好きな歌であることも手伝って、思い切り盛り上がり始めました。続く、Love You Foreverは金月真美によるサビの振り付け指導もあり、会場中が腕を振り回していました。これで会場の一体感は否応なしに高まり、加熱していくのがハッキリと伝わってきました。その高揚感の中、このパート最後の曲はサマーブレイク。えぇ、跳びましたとも、力の限り(笑)。
 ステージの金月真美のイキオイにひっぱられ、心地よい虚脱感の中、ステージに2人が揃って今日のライブについて話します。次で最後ということが本当に残念で、想いを同じくする参加者からの声に、金月真美は「オールナイトで」と言って、会場を沸かせます。その後、最終的にどうするかはお互いが責任を委譲しあい、結局スケジュール通りに終わることになったのですが、次回はオールナイトで、と言っていました。この段階で、草尾毅はかなり疲れていたのですが、金月真美は全然平気そうに見えたのがすごかったです。そして最後は2人でA Whole New Worldを熱唱。余韻を残しながらステージはひとまず終了しました。

 すぐに挙がったアンコールに応えて、2人が登場、最初の曲はもっと!モット!ときめきです。しかも、金月真美、草尾毅のデュエット!!もうこの曲が聴けるだけでもOKなのに、このテンションの中、2人でこれを歌うということにビックリしました。そして、ハイ、跳びました、叫びました、力尽きるまで…(苦笑)。
 グッタリしている私を尻目に、今度は草尾毅がステージ中央のスタンドマイクの前に立ちます。金月真美はやや後方、手には黄色いボンボンが2つ…。一瞬、私の頭の中で流れたイントロはハズレでしたが、やはりラムネ&40絡みの1曲、めざせ!一番!!です。この状態で、こんな曲を演られたら、どうなるかわかりません。とりあえず、腕を振り上げ、叫びました。命尽きるまで…(爆)。

 と、シャレにならないほどの盛り上がりを見せたステージは終了。明日の筋肉痛は約束されたも同然です。行きに、D-ERIOLさんから「帰りはタクシーに乗りたくなるよ」と言われていて、それは事実だったのですが、風も心地よかったので、歩くことにしました。そして、あまりに心地よく疲れたので、D-ERIOLさんを誘って、1時間ほど飲んで帰りました。今日のビールは今年の中で1、2を争うほど旨かったです。たとえ、帰りの電車が終電だったとしても(笑)。