日本工学院オープンキャンパス 02.06.09
 起床時間はAM7:30。準備を整え、朝食まで摂ってから向かった先は日本工学院八王子キャンパスです。もう7年くらい昔に、車で横を通ったことがありましたが、まさか足を踏み入れる日が来ようとは夢にも思っていませんでした。
 
 ちょっとかなり風が強いのが難点ですが、天気もよく、行楽日和といったカンジだったので、以外に人手は多かったようです。
 まず、八王子みなみ野駅で下車、スクールバスでキャンパスに向かいます。社内ではオープンキャンパスに関するアナウンスが新谷良子の声で流れて、あっ。と思ったりしました。別に好きだとか何だとかではないのですが、知り合いに幾人かファンがいるので、耳に入ると、なんとなく反応してしまいます。実はこれが私にとっては命取り。危険な兆候です(苦笑)。

 学内に入ったのがAM9:30。すでに多くの方が受け付けに並んでいました。
 さて、当日何が行われたのかといいますと、
 �@ Pani Crew ライヴ
 �A アニメドリーム2002(出演:水野愛日・菊池由美・真田アサミ・植田佳奈)
 �B 榎本温子のらじお・む〜公開生放送(出演:榎本温子・岩田光央・望月久代)
という3つのイベントが企画されていました。

 そしてこれに参加するためには学内で開催されるスタンプラリーに参加して、その上で抽選に当たらなければならなかったのです。
 参加したいイベントは�Aと�B、事前に行われた�Bの応募による抽選は見事にハズレ。両方に参加するためには最低でも2回はこのスタンプラリーに参加しなければなりません。

 受け付けを通り、スタンプラリーのシートなどを手に、学内を駆け回ることになりましたが、これがとにかく広い。またムダに天気がいいため、容赦なく体力を奪っていきます。
 とりあえず、1回目を終えて抽選に参加。結果は無情にもハズレ。リベンジカードを受け取って、再度挑戦しました。ここでMさんと合流。さらにS(D)さんとその友人のSさんも加わり、4人で再抽選にチャレンジしましたが、これもハズレ。別に1枚、確保していた分もハズレてしまいました。その内に�Aの入場券は終了してしまい、必然的に�Bに集中するおそれがありましたので、もう1度、スタンプラリーに参加しました。これを回っているときに、3人が、あとは私の分だけだ、というような話をしていたので、よくよく聞いてみると、3人ともハガキ抽選に当たっていて、こんな労をしなくても入場できるらしかったのです。
 それでも、4人がかりで回ったので、チャンスは4回。これなら1枚は当たるだろうと思い、抽選会場に着いてみると、「整理券はあと8枚です」と係員から無慈悲な言葉が発せられました。私の前におよそ10人の抽選待ちの人がいたのですが、幸いにして�B狙いは直前の2名のみでした。その2人が引き当てたところで、残数6。これでハズれたらもう望みはありません。祈るように引いたところ、無事に当選。心底、ホッとしました。これでハズレでもしたら何をしに来たのか分かりません。ちなみに同行した3人は悉くハズレでした。自力で引き当ててよかった〜。

 抽選を行ったのがAM12:30頃だったので、昼食を取るべく学内のマクドナルドに向かいました。ここのマックはなんとセルフサービスで、ストッカーから商品をトレイに載せて、レジで会計という初めての方式でした。テイクアウト袋に詰めるのもセルフサービスでした(笑)。
 店の外のテーブルで食事をして、これまたなぜ学内にこんな施設があるんだ?と首を傾げてしまう「ボーリング場」で、無料ということだったので、1ゲーム遊んできました。ちなみにスコアは122と極めて平凡というか、低いスコアでした。前半がノーマークだったのが敗因です。2ゲームやれればもっと伸ばせたのですが…(負け惜しみ)。

 待ち時間もあったので、終了したのはPM2:20頃でした。開場時間がPM3:00なので、いい頃だろうと、会場前に移動しましたが、建物の影の一部以外に、日差しを遮断するところがなく、どうしようかとも思ったのですが、面倒なので、そのまま日なたで腰掛けていました。
 そこにYさんから電話があったので、いったんMさんたちから離脱してYさんと合流するために入り口付近に移動しました。そこで、疲れきったTさんを見かけたので、待っているとYさんが戻ってきたので、�Aの状況などを聞きつつ、譲ってもらう約束になっていた7/7のイベントのチケットを受け取りました。その後もしばらくそこで話してからTさんと私は�Bに参加するべく、会場に向かいました。

 整理番号が限りなく最後だったので、ゆっくりと入場したのですが、Mさんが座席を取っておいてくれたので、前から6列目で観覧することができました。
 会場が講堂だったので、座席は階段状になっていて、イスもなにやらいいものが使われていて、本郷の大学とはえらい違いです(笑)。
 また、学生とはいえスタッフも大勢いました、講堂以上に驚いたのは、彼らの名札に「コンサート・イベント課」と書かれていたことでしょう。そんな課があるのか、この学校には!?

榎本温子のらじおむ〜公開生放送 at 日本工学院八王子キャンパス
 開演前にPOAROというユニットによる前説(コント)があって、適度に会場が笑いであったまったところで、榎本温子が登場、インターネットラジオによる公開生放送のスタートです。
 衣装はデニムのストレートで足の細いのが強調されていたことはよく覚えているのですが、上着は忘れてしまいました。
 簡単な挨拶のあと、ゲストの岩田光央と望月久代を呼び込みます。客の目当てはほとんどが望月久代らしく、登場の際にはかなり沸いていました。私はといえば、あまり興味もないのですが、この距離なのも、トークするのを見るのも初めてだったので、どんなモノかと眺めていました。

 最初のコーナーは「パワーポイントトーク」でした。どんなものかというと、プロジェクターで大写しにされた画面に表示されるパワーポイントの画面を元にトークを進めていくものです。最初、画面には何も表示されていなかったのですが、榎本温子が「もっちーが「おにいちゃま」って言えば、キーワードが出てくるよ」と言うと、またしても会場が沸きます。
 最初に表示されたキーワードはは、続いて岩田光央があけおの声で「おにいちゃま」と言うと、榎本温子が大喜び、出てきたキーワードはちでした。次いで、榎本温子が「何て言おうか」と呟くと、会場からは当然、「おにいちゃま」と声が掛かり、それでは。とばかりに「じゃあ、くるみで」と言うと、またしても会場が沸きます。この辺り、榎本温子は上手いなぁと思いました。「おにいちゃまですぅ」と言うと、次のキーワードおが表示され、その後はもう、岩田光央がう、じと出して、終了かと思いきや、最後に望月久代がもう一度言うと、!が出現して、「はちおうじ!」となりました。

 ここからがパワーポイントトークで、文字を指定するとそれを枕にした質問が表示されて、それについてトークをするというものでした。
 最初は岩田光央で、指定したのは「は」。=はじめて●●した話でした。
 会場からは当然のように下ネタを期待する拍手が巻き起こりました。一瞬、そっちの方向に行きそうだったのですが、左右で引くからと、「はじめてプレスコした話」に落ち着き、「AKIRA」のプレスコ収録の話となりました。
 プレスコというのはアフレコのように画に口を合わせる録音形式ではなく、役者のセリフに合わせて画を作っていく方法を指します。つまり、岩田光央のセリフに合わせて口がバチッと合ったアニメーションが作られるわけです。そのため、画のない状態でまず半分を収録、半年ほどして、後半を収録したそうです。これに対して、「半年も間が空くと忘れちゃいそうですよね」と榎本温子が何気なく言うと、図星を指された岩田光央が「なぜ分かる榎本温子」と反応していました。これに対して、「ゲームなんかだと、1日で録るのに、3年位して、続編作りま〜すとか言われても覚えてないですよね」と榎本温子がフォローすると、「そうそうそう、今やってる、アンジェリークとかね」と岩田光央がこれを受けます。
 と、ここでハプニングが発生します。3人が持っていたマイクが突如オフになってしまったのです。ステージ上で慌てる3人。呆然とするスタッフ。ステージで「生声でーす」と大声を出す、榎本温子、騒ぎ立てる岩田光夫と、何か言っているらしい望月久代と大混乱です。会場にはすべて聞こえるので問題ないのですが、ラジオはどうなっていたのでしょうか?

 マイクが復帰したので、これを機に話は元に戻り、岩田光央がプレスコの快感を語っていました。それを受けて榎本温子が彼氏彼女の事情の話を始めたのですが、「ご迷惑をおかけしたのですが」という前振りの後、「これもおそろしく画が出来ていない作品で」と会場を笑わせたのですが、「最初の作品だったし、口パクのきっかけにも合わせられなかったら、スタッフさんに「こっちで合わせますからいいですよ」と言われました」と言っていて、岩田光央に「それもプレスコじゃん」とまた、ヘンに高いテンションで言われていました。さらに望月久代にも話を振りましたが、イマイチ満足な受け答えは出来ませんでした。

 続いては望月久代によるトークで選択したのは「う」だったのですが、これはヘンでした。
 「運慶と快慶、恋人にするならどっち?」という実に妙なもので、問題のあと、さらに運慶・快慶に関する説明と代表作として、毘沙門天と如来の像がパワーポイントで表示されました。
 「懲りすぎ」との岩田光央の突っ込みに、「う、だけで6時間掛かったんだって」と榎本温子が解説していました(笑)。
 さて、望月久代が、どっちか?という質問に対する答えに窮していると、岩田光央がたとえ話として、毘沙門を渋谷系、如来を国会の下の方と表したためか、毘沙門天が選ばれました。例えが悪かったかな?と理由を聞くと、「腰のくびれがセクシーだから」とのことでした。ちなみに榎本温子は毘沙門天で、理由は「私は自分のことはたいてい自分でやるんですけど、放っておかれると、ぼ〜っとしてしまうので、導いてくれる系がいい」とのことでした。最後に岩田光央は「菩薩」だそうです。甘えたいから(笑)。と、ここで巻きが入って、最後のひとつとして岩田光央が選んだのは「お」=おいしい話でした。
 
 会場からはなにかを期待する拍手が起こり、なぜか愛河里花子との馴れ初めを話す羽目になっていました。
 出会ったのが18歳同士の時だったそうで、紆余曲折を経て、早い話がやっちゃったんだそうです(笑)。今月、結婚10周年を迎えるとのことで、榎本温子から「スイートテンだぁ」と言われると、激しく拒絶しました。曰く「デビアスの陰謀」だそうです。私でもそう思います(苦笑)。

 これでトークは終了となり、今度はドラマをやるということで、その準備のために一旦掃けます。その準備の間、先ほどのPOAROが出てきて、またしてもコント。自分たちもとパワーポイントトークを始めると、会場から「パクリだぁ」と声が飛んだようで、それに反応して「さっきのも、構成はオレなんだよ」と反論していました(笑)。
 
 さて、その後のドラマは工学院の演劇・声優課の2年生が2名参加してのコントに過ぎず、イマイチでした。放送作家の演技がイチバン面白いというのは、なんとも…。
 ここで、ラジオ向けの放送は終了。10分の休憩を挟んでライブコーナーとなりました。

 さて、ここでまず榎本温子が衣装を変えて登場。今度はタンクトップにデニムのショートパンツ。足元はサンダルのみでした。髪もアップにしていて、盛り上がろうという意識が見えます。
 最初は望月久代を呼び込んで、望月久代がAngel smileという曲を歌います。初めて聴く曲だというのも関係しているかもしれませんが、特にどうということのない、あまり印象に残らない曲でしたが、会場の望月久代好きは大盛り上がりしていました。
 これで望月久代が掃け、榎本温子の出番です。
 まず新曲のKeep on goingを歌いました。CDを持っているというのに、実は聞いていなかったのですが、軽快な曲調で、わりと好きなカンジの楽曲でした。これは盛り上がります。
 そしてもう1曲、榎本温子が「最後の曲です」というと、お約束の「え〜」というコール。すると、「でもこの曲でみんなの心を解き放つから!」と言うと、会場がわっと沸きます。そして、「思い残すことがないように盛り上がってね」と煽ります。歌うのはBe My Angelです。
 さて、この曲について、榎本敦子の歌唱力を私が酷評したのを覚えてらっしゃる方もいることと思います。しかし、今日は違いました。何の文句もない、実に楽しいステージでした。
 思うに、阿佐ヶ谷のあの会場はボーカルに対する返りのないステージなので、自分の声が拾えず、あのような状態になってしまったのではないか?と推察することができます。そういう意味では完璧とはいえないわけですが、少なくとも、ちゃんとしたステージで歌う際には以前のような不安を感じずに済みそうです。

 いかにゲストに声援が集まっても、最後には自分で盛り上げて、自分のイベントであることをしっかりと印象付けるあたりはさすがなのかなと思いました。

 終了後、八王子に寄って、少々買い物をして、ブラついたところで、帰りました。
 途中、ブックオフで100円均一の中古CDを物色していたところ、「太陽とシスコムーン」の1stアルバムがあったので、先日買い物した際に入手した100円買い物券でこれをゲットしました。そこで、W杯の日本対ロシアの前半の様子がラジオで流れていたので、少し足早に帰宅して、前半40分以降はずっと見ていました。
 試合の勝利には安堵しましたが、得点獲得からはハラハラしっぱなしの後半40分でした。今の日本、要は稲本です。彼がチュニジア戦で潰されないことを祈ります。ロシア戦でもかなり削られてましたし。