よく知られる江戸時代の小粋な作法に。。。
 「肩ひき、腰うかし、傘かしげ」がある。狭い道ですれ違うときは、ぶつからないようお互いに肩を引く。渡し舟では一人でも多く乗れるよう腰を浮かして詰め、皆で隙間をつくる。雨の日の人ごみでは、他人にしずくがかからないよう傘を少し傾け合う。

 こんな江戸作法も昔話。ぶつかって傘のしずくをかけてもたいがい知らん顔だ。天気予報に傘マークが目立つ時期、お互い雨中の気配りぐらいは心がけたい。。。とは、 昨日の新聞の正平調欄からの抜粋です。

 ついつい買ってしまう安価な傘が街にあふれている。業界の話では、20数年前までは韓国、台湾製が多かった。ここ10年余りは中国製が幅を利かす。それも海岸沿いの都市部から、人件費の安い中国の奥へ奥へと生産地が移っているらしい。。。

 輸入率の99.6%が中国からで、すべての日本人が毎年1本は中国製を買っている計算だ。。。安くて助かる反面、日本人が雑になった。。。ともありました。。。この辺で、江戸時代の小粋な作法を思い出してみても良いのじゃないかな?