自らも後遺症の河野さん。。。
 松本サリン事件から10年。。。看病の妻「今後も一緒」

 死者7人を出した松本サリン事件から今日10年を迎える。妻澄子さんとともにサリンの被害に遭いながら、当初、根拠なき疑いを掛けられた河野義行さん。現在も意識が戻らない澄子さんの看病が続く。27日には「本当によく頑張ってくれたね。これからも一緒にやっていこう。ありがとう」と伝えるつもりという。

 河野さんは長野県松本市内の療養施設に入っている澄子さんを1日2時間ほど見舞い、その日の出来事を報告。手足のマッサージや身の回りの世話をしている。

 訪ねると澄子さんはきまって涙を流す。「言ったことは全部分かっていると思う」と河野さん。ただ、容態は昨年暮れごろから厳しい状態が続き、施設と病院を行ったり来たりしているという。

 河野さんもサリンの後遺症で毎夕、微熱が出る。「体がすっきりした日はない」が、オウム真理教には「個人的に恨み、憎しみの感情を持てない」と言う。

 松本サリン事件も「風化してきている」。しかし、制定をもとめてきた犯罪被害者の救済基本法は政界で議論が始まり、「事件の教訓を踏まえた形になればいい」。

 河野さんは県公安委員になったのを機に一昨年、会社を退社。講演活動を本格化させ、昨年は100回近くに上った。。。

 事件報道のあり方について考えるシンポジウムで語る河野さんの写真が掲載されていました。
 
 震災で大混乱だった、阪神地区をよそに、東京では震災のあった年の3月に地下鉄サリン事件が起こったのでしたよね。

 この松本サリン事件が起こった夜も蒸し暑くて寝られない日が続いていて、ついつい窓を開けて寝ていたものでした。それが悪臭に始まって事件は急展開。7人もの命が奪われました。。。後遺症に悩む人も多いと思います。こうしたことを防ぎ得なかったのもまた日本なんですねえ。。。確かに良い空気を吸って気持ち良く暮らす為にはお金がかかるのもよ〜くわかるのですが。でも、これって生きていく上で最低の権利なんじゃないでしょうかねえ。。。