昨日付けの新聞になりますが。。。
 日本最悪 米韓の3倍 農産物輸入 地球環境への負荷指数 フードマイレージと題して。。。

 農産物蛾輸入される過程で地球環境におよぼす負荷を数値化した「フードマイレージ」が、食の在り方を見直す動きの中で注目されている。日本は世界的にみて最悪の状態。地域の旬の食材を食べる「地産地消」を徹底して進める必要がありそうだ。

▽量×距離

 食品を意味するフードと、距離のマイレージを合わせたフードマイレージは1990年代、英国の民間団体が「食料の長距離輸送の危険性」を訴えたのが起源ともされる。食品が生産地から消費地まで運ばれるのに費やしたエネルギーの大きさによって、普段の食生活がどれだけ地球環境を悪化させているかを明らかにする。

 日本では国の農林水産政策研究所などが研究。相手国別の食料輸入量に輸送距離をかけて計算するが、研究者の第一人者で、農林水産省関東農政局の中田哲也さんによると、2001年の日本のフードマイレージは約9千億�d・�qで、米国や韓国の約3倍、英国の約5倍、フランスの実に9倍近くに達している。

 一人当たりだけで見ても、日本の約7100�d・�q/人に対し、米国はその約1割、フランスとドイツは約3割、英国は4割強にとどまるなど、日本は突出している。

▽食へのこだわり

「品目別では、穀物と油糧菓子で全体の7割強」と中田さん。

 「霜降りの牛肉を作るための飼料穀物や、しょうゆの原料となる大豆を、北米やオーストラリアといった遠隔地から安く輸入している。日本人の食へのこだわりが、貨物船や航空機の二酸化炭素の排出などで環境負荷を大きくしている構造的問題を、日本人一人ひとりが自覚しなくては」

 地球に優しく、かつ日本の豊かな食文化も大事にしたいーこの両立のために有効とされるのが「地産地消」だ。

 「消費者が地元の旬の食べ物を積極的に食べれば、フードマイレージと環境負荷が小さくなるだけでなく、『顔がみえる農業』が育って食の安全につながり、個性的で豊かな地域風土が培われていくのです」と中田さんは強調する。

▽給食、体験教室

 地産地消は現在、全国各地の農協や行政機関、市民グループなどを中心に展開中。地元産野菜の学校給食での活用、親子の栽培・収穫体験教室など、さまざまな試みが始まっている。さらに、フードマイレージは、木材を対象にした「ウッドマイルズ」の取り組みへと広がっている。

 フードマイレージは、地球環境という人類的な課題と個人を結ぶ手掛かりだ。

[メモ]地産地消の拠点(店舗や朝市)は、農協直営だけで全国二千ヵ所。各地の取り組みに関する問い合わせは、最寄りの農協へ。。。

 日本人てつくづく。。。そんな気がしてなりません。食べ物を輸入することだって、環境破壊に繋がっていた。。。ならばせっせと土を耕して、自分が口にするものは少しでも栽培しなくちゃ。安全だし、新鮮だし、こんな良いことはありません。