展覧会巡り。。。
 先ずは、「小磯良平回顧展」から攻めて観よう!なんて甘い考えで、大丸心斎橋店まで行ったのに、4月1日までだったみたいで、ヨハネ・パウロ�U世美術館所蔵「聖母子と子供たち展」に替わっていた。折角だからと観て回った。愛情あふれる母と子の姿を描いた作品の数々。。。圧倒されてしまいそうだった。ただ、『額の広い子はどうの、こうの。。。』『全然聖母らしからぬ。。。』云々と言いたい放題に少し大きめの声でのたまう女性がいて、雰囲気を壊されそうだった。理屈も色々あるだろうけれど、16世紀に既に描かれた作品に文句をつけたところでどうなるってものだよな。
 心斎橋を後にして、久し振りに住吉公園の桜が観たくなって、南海電車に乗り込んだ。勿論各駅停車。でも、でも、でも。。。思い描いていた綺麗な桜はチラッとしか観えず。桜以外の木々も成長していて、私が思い描いていた綺麗な桜たちは、その木々たちに埋もれる形だったため、駅のホームからは見え難くなってしまっていた。綺麗だったのになあ。。。と、残念な思いはしたが、折角だからと、住吉大社に参拝(?)本当に何年ぶりの太鼓橋だろう。以前はもっと足で踏むスペースが狭く感じたと思うのは、今じゃ考えられないパンプス、ハイヒール姿だったせいだろうか。スニーカーなんてもう、歩き易いことこの上無く、これが怖かったかなあ?なんて思いつつ、無事に渡り終えて、先ず参拝。それからおみくじを引いたら、ぬあ〜んと!あろうことか、末凶なんて書いてある。でも、もうこれ以上悪くはならないんだ!と考え直すことにして、木に巻かれたしめ縄に結び付けて来た。お守りと、干支の置物の土鈴を見つけて、いざ退散!
 ネクストは、一路大丸梅田の「ロダン」
考える人で余りにも有名になったあの「ロダン」。。。ロダン芸術の全貌に触れる貴重な機会。ということで、早速観覧。私の知らない世界が繰り広げられていた。小学校、中学校時代の美術の教科書ぐらいでは紹介しきれないのも無理はないが、圧倒されてしまった。。。
 お次は、大丸神戸(元町)での「ユトリロ」。静かなる哀愁と、激しい葛藤の狭間にて。と添えられていた。モンマルトルをこよなく愛したであろう彼の作品の数々。こんなにたくさんの作品を一度に観るのはまたと無い機会だと思う。珍しい花などの作品にも出会えた。
 欲張って本当は兵庫県立美術館の、「英国ロマン主義絵画展」にも足を延ばしたかったが、敢え無く帰途に。
 高速バスの時間があるから、もうこれ以上は遅くなれない。。。橋が架かっても島は島だと、つくづく思わずにはいられない。自分で車を運転して橋を渡る御仁には関係無いかも知れないが、都会での運転には慣れていないので、これも仕方が無い。まだ、これでも時間が短縮された方だと思う。
 レールでつながってりゃどこにだって行けるのになあ。。。ブツブツブツ。。。本当に島は島だねえ。ったく。。。
 お昼には、花見ご膳、夕食はヒレカツご膳、どちらにも勿論生ビール付き♪。でも女性が一人でお店に入るのってどうしてこんなにも勇気が要るんだろう。。。私は平気だけれど。店員さんの方がとまどっているみたいで、まあ、そんなことを気にしていたらどこへも行けやしない。
 10時の時点で既に橋を渡っているのと、10時近くにまだ最寄のバス停ってんじゃそこで約1時間のずれがある。でも、この天気洗濯物のことだってあるし、これ以上早いバスに乗ろうとなると、5時起きしなきゃならない。本当につくづく島は島。。。