2016年12月の記事


「アリゾナ記念館」
<<アメリカ>>--ハワイ--


戦艦ミズーリ号の艦橋から見る、アリゾナ記念館の光景。

今年の暮も押し迫った昨日、日本の阿部首相とアメリカのオバマ大統領は、揃って前方に見えるアリゾナ記念館を訪問し、戦火に散った亡き英霊達を慰問した。

戦後70年、嘗て太平洋戦争で真珠湾を奇襲した日本と攻撃されたアメリカの、現在の両巨頭が共に平和になった今、二度と悲惨な戦争を起してはいけない事を誓い合った意義は大きい。

ハワイのこの地を訪問し、日本が無条件降伏の調印式を行ったこの戦艦ミズーリ号から、この光景を眺めた時は感無量であった。

写真でもお分かりのとおり、今でもアリゾナ記念館の下に沈んでいる戦艦アリゾナからは、絶えず白い油の帯が耐える事無く流れ出ているのである。

今でもこの戦艦ミズーリ号の左舷には、負け戦となった日本海軍の最後の切り札となった、特攻機の激突した跡がそのまま残されている。

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「ハチ公前」
<<日本>>--恵比寿--


宴会後の帰宅の途中、乗り換えポイントである渋谷ハチ公前の暮の光景。

今年は暮の東京のイルミネーションに、お目に掛れないなと思いながら、電車の乗換駅である渋谷に降り立ったら、ハチ公前でこんな光景に出会った。

孫娘の住む中目黒の目黒川のイルミネーションも綺麗だと言う事だが、中々そのチャンスに巡り合わない。

今年も後残す所一週間を切った、年末の大掃除は遅々として捗らないが、色々と有った今年一年だが、先ずは大過無く新年を迎えることが出来そうだなと思いながら、酔眼でこの景色を眺めたのであった。

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「忘年会を終えて」
<<日本>>--恵比寿--


宴会の後に、店の前でメンバーが勢揃いした所で、蕎麦屋の店員が記念写真を撮ってくれた。

皆酒気を帯びた赤ら顔で、今年最後のこの会の忘年会の締めくくりに、揃ってカメラに収まった。

今年は皆それぞれ様々な事があった一年であったが、こうして皆で集って、行く年を無事に過ごせた事に、安堵と感謝の気持ちが宿っていた。

今年の海外研修は、私の腰の手術などもあり実現出来なかったが、来年こそは実現しようと誓い合って、今年一年の締め括りとしたのであった。

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「忘年会」
<<日本>>--恵比寿--


いつもの旅仲間が集った忘年会の記念写真である。

6人居るメンバーの内の1人が都合つかず、5人での忘年会となった。

メンバーに多少の変わりがあるが、この会も延々と13年続いている事になる。

互いに現役時代は、同業他社の企業戦士達であったが、海外の旅が縁で気の合った仲間同志、未だに交流が続いていることはすばらしい事だと思う。

こういう会は、趣味が同じとは言え、まとめ役になる人が居ないと長くは続かないものである。

お蔭様で年は違うものの、ずっと旅を共にして来た相棒のKさんが居るから、今でも継続されているのだと思い感謝している。

今年は恵比寿の老舗日本蕎麦屋での、楽しい忘年会であった。


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「積極果敢に」
<<日本>>--川越--


寒風吹きすさぶ中を、こんなスタイルで火渡りに挑戦する男性。

ダウンジャケットまで着込んで見物している我々を尻目に、この男性は赤フンひとつでチャレンジしている姿には、皆一様に驚きの声を挙げた。

息子が山伏をしているので、この火渡りが開始された28年前から、ずっと見学に来ているというご婦人が隣りに居て話しかけて来たが、今まで嘗てこのような姿の男性を見た事が無かったと話していた。

今の世の中、目立ちたがり屋の人間が多いとはいえ、このような姿で積極果敢に公衆の面前で肌を曝す大胆さと勇気に、思わず拍手を送らざるを得ない。

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「心頭を滅却すれば…」
<<日本>>--川越--


この年齢で、果敢に火渡りに挑戦する老婦人の姿。

甲斐恵林寺の快川和尚が言った「心頭を滅却すれば火もまた涼し」の心境で、このご婦人は火渡りにチャレンジしたのであろうか。

彼女を支える山伏も、女性を抱え煙に捲かれて、いささか苦しそうである。

肝心のご婦人は、お札を持ち杖を突きながらの火渡りで、見ているこちらが痛々しく感じられ、はらはらしたが、無事渡りきる事が出来てほっとした。

人間が、何かを是非やり遂げたいと言う強い信念は、日頃の日常生活を超越して、思わぬ力を発揮するのかもしれない。

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「それぞれの思いで」
<<日本>>--川越--


お札とご両親らしき写真を首から下げて、必死に火渡りにチャレンジする女性の姿。

火渡りをする人の中には、興味本位や肝試しに参加する人も多いだろうが、中にはこの女性のように、何か謂れがあって参加する人も居るのだろう。

山伏に助けられながら、果敢に火渡りに挑戦する姿は、他界されたご両親か、あるいは今まで参加していたが、来れなくなった両親に代わって、参加しているように思える。

硬く手を握り締めて歩むけなげな姿に、彼女の代になって、更に家内安全を祈る姿が感じられて、思わず確り思いを遂げて欲しいと、応援したくなった。

こうしてそれぞれの人たちが、火渡りに参加する訳は、何か理由が有るように思われてならなかった。

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「火渡り開始」
<<日本>>--川越--


いよいよ火渡りの儀式が始まった。

燃え残る火の中に出来た道を、裸足で渡る女性の姿。

燃えている火の中を、直接素足で歩くわけではないにしても、今まで盛んに火炎を挙げていた道は、まだかなり熱いに違いない。

おまけに火渡りをする道の両脇には、まだご用済みのお札などが燃えており、その中をぬって歩くのには、かなりの勇気が必要のようである。

女性の後ろの男の子は、山伏に抱えられてトライしているが、彼の後ろでこれから渡ろうとしている女性は、どうやらこの子のおばあちゃんのようであった。

私はこの姿を見ていて、素足で地面を歩いたのは、この子と同じ小学生くらいの時だったかなと思い出し、おまけに今は足が悪いから、とても人前でこの火渡りにチャレンジする元気は考えられなかった。


この後かなり多くの老若男女が、この火渡りを行うのだが、とても最後まで見ている時間は無かった。

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「読経」
<<日本>>--川越--


燃え盛る炎に向かい、一心にお経を唱える山伏の姿。


火渡りの儀式を前にして、沢山の山伏達が声を挙げながら、般若心経を読み上げていた。

我が家は元来神道なので、お経は良く分からないが、所々に出てくる経文に心当たりがあるので、それと分かる。

山伏の修行は、通常の僧侶になるための修行より、厳しいものであると聞いたことがあるが、果たしてどうなのであろうか。


こうして彼等の姿を見ていると、矢張り厳しい修行を経て、こんな寒い日にも耐えられる強靭な体が、鍛え上げられているのだろうと思ったのであった。

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「炎」
<<日本>>--川越--


燃え盛る炎のアップ。

樹木や御用済みのお札が燃え上がり、ピークを迎えた時の様子。

赤く燃え上がる炎を見ていると、その激しさに圧倒され、火の凄まじさを身近に感じるのである。

特に風の強い、乾燥した冬場では、火事を出す事の恐ろしさであろうか。


これからの季節、特に火の元には注意しなければならないだろう。

火事を出してしまったら、今までの過去の自分の歴史が、全て灰になってしまうことを考えると、特に注意しなければと、この炎を眺めながら思った。

燃える樹木の中に、木組みされた櫓が有るのは、どういう効果が有るのか気になったのである。


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「踊る炎」
<<日本>>--川越--


燃え上がる炎の形が、興味深く捉えられた。

これはシャッターを切った時の、偶然の副産物であるが、撮影した炎の形が、躍動的に立ち上り、まるで生き物のように不思議な形で表現された。

その形は、まるで龍のようであり、不死鳥が飛び立つような姿に見えなくも無いのである。

このように燃え上がる炎や、流れ落ちる滝の姿など、激しく変化する動態も、その瞬間を切り取る事の出来る写真では、肉眼では感じられない一瞬の姿を切り取る事が出来るのが面白い。


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「めらめらと」
<<日本>>--川越--


濛々たる煙の後は、炎が勢い良く立ち上り始めた。

煙から炎に変るまでは、ほんの数分しか掛らなかった。

うず高く詰まれた生木が、こんなにも良く燃え上がるものかと感心した。

山火事などの映像を見ても、生木がどうしてこんなに火勢を増して燃えるのだろうかと思ったものだが、この燃え盛る炎を見て納得せざるを得なかった。


樹木には、木の種類も拠るのだろうが、水分だけでなく、油分も有るに違いないと、この時感じたのであった。


この炎のお蔭で、この日は寒い一日であったが、体が芯から温まって、寒さを感じなかった。

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「二筋の煙」
<<日本>>--川越--


火渡り用の樹木に点火された後に立ち上る二筋の煙。


点火は、手前と反対側の樹木の中心部の、2ヶ所から実施された。

濛々と立ち上る煙の様子は、一瞬風が止んだ空へと、生き物のように上っていった。

昔は燃えるゴミや、今頃の時期に積もった落ち葉を、家の前の路地に積んで、その中にさつま芋を入れて燃やし、焼き芋を作ったものだと、懐かしく思い出した。


この煙を見詰めながら、何時の間にかその路地もアスファルトとなり、焚き火などは全く禁止されてしまった現在の向こう三軒両隣は、二軒ほどが空き家となり、時代の変遷を思い知るのであった。


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「濛々と」
<<日本>>--川越--


用意された樹木に点火した直後の様子。

炎が燃え上がる前は、ご覧のようなもうもうたる煙に包まれて、あたり一面に煙幕が張られたように見えなくなった。

煙いのと、きな臭い匂いが充満し、息苦しさを感じて、思わずハンカチで顔を覆った。

煙が一段落すると、次に炎がめらめらと燃え上がるのであるが、炎が立ち上るまでには、ほんの数分しか掛らなかった。


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「燃え上がる炎」
<<日本>>--川越--


点火直後の、積み上げられた樹木が燃え上がり始めた時の光景。

この樹木はヒバのような油気を含んだ樹木なのであろうか、パチパチと大きな音を立てて、あっと言う間に燃え盛るのである。

最初は濛々たる煙が当たり一面立ち込めたが、やがて炎が勢い良く立ち上り、風下に居た我々は、その熱気で寒さを感じなくなった。

山伏達が火の様子を眺めながら、炎の勢いが激しくなり危険と感じられるようになると、桶の水を掛けて火勢が激し過ぎないように調整するのである。

左端に見えるように、左右の両脇には、善男善女が持参した、一年の家内安全の役目を無事に果たしたお札の山を、山伏達が火の中に投げ入れて、供養するのである。

その数も半端ではなく、火渡りが終わるまで、ずっと投げ入れられていたのであった。


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「点火」
<<日本>>--川越--


火渡りの儀式が行われる、積み上げられた樹木に点火をする様子。

こちら側とあちら側の二箇所から、祭壇の大蝋燭から松明に移された火を火種にして、松明を予め用意されている点火箇所に挿入すると、濛々たる煙が発生し、火炎が上がる。

この日寒い北風がとても強く、場所取りをした我々の居る場所は、風下に当たり、この写真を撮った直後、煙で全く周囲が見えなくなってしまった。

次いで煙に混じった火の粉が襲って来て、襟の中に入って熱いし、ダウンジャケットのあちこちに付着して、焼け焦げが出来てしまった。

私は写真を撮るために最前列に居たため、散々な目に会ったが、これも不動明王のご利益の一つだと思い、来年の家族の無病息災を期待したのであった。

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