「点火」
<<日本>>--川越--


火渡りの儀式が行われる、積み上げられた樹木に点火をする様子。

こちら側とあちら側の二箇所から、祭壇の大蝋燭から松明に移された火を火種にして、松明を予め用意されている点火箇所に挿入すると、濛々たる煙が発生し、火炎が上がる。

この日寒い北風がとても強く、場所取りをした我々の居る場所は、風下に当たり、この写真を撮った直後、煙で全く周囲が見えなくなってしまった。

次いで煙に混じった火の粉が襲って来て、襟の中に入って熱いし、ダウンジャケットのあちこちに付着して、焼け焦げが出来てしまった。

私は写真を撮るために最前列に居たため、散々な目に会ったが、これも不動明王のご利益の一つだと思い、来年の家族の無病息災を期待したのであった。