2013年03月の記事


「綺麗ね!!」
<<日本>>--川越--


若い欧米人の女性が、蚤の市に飾られていた着物を着てご満悦の様子。

この露店の店主に、着物を着せてもらった所を見ていた隣のおばさんが、思わず発した声は「まぁ、綺麗ね!」だった。

きっと若い外人女性が、着物を羽織ってもらった姿が可愛らしいので、発した言葉だろう。

若い女性は、このおばさんに、にこやかにサンキューと言ってお辞儀をしていた。

隣に居る男性は、どうもボーイフレンドではなく、彼女の弟のようである。

その証拠に彼女が着物を着ている姿を、近くに来て色々と話している、彼女の両親らしき外人の中年男女が居たからである。

蚤の市で売られている、70年以上も前の世界大戦当時の品物を、欧米人が物色している平和日本の現在の様子を、当時の日本人の誰が予想したであろうか。
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「蚤の市②」
<<日本>>--川越--


店一杯に広がった、昔懐かしい品物の数々。

蚤の市と言うより、ガラクタ市と言った方がピッタリくる様な、さまざまな物が広げられている。

店主のおじさん、花粉症なのか、盛んに眼を掻いていて、お客の存在も余り気にしていないようである。

しかしこれらの品々、値札が付いているものを見ると、結構な値段であり、個物に興味のある人にとっては、結構掘り出し物が有るのかもしれない。

こういった品物の数々を見ていると、嘗て我が家にも沢山有って、処分してしまったような物を、取って置けば結構売り物になったのかな、なんてスケベ根性が過ぎるのである。

何はともあれ、これらの展示物を見ていると、昔懐かしい思い出が蘇ってくるものである。
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「蚤の市」
<<日本>>--川越--


春のポカポカ陽気に誘われて、川越不動尊の蚤の市に出かけてみた。

毎月28日は、この成田山新勝寺、別名川越のお不動様の、蚤の市の日なのである。

もう何年もこの日の縁日に行ってなかったが、天気も良し、桜も満開のようだし、他に予定も無かったので、ぶらりと出掛けてみた次第である。

先ず驚いたのは、もう10年くらい前になるだろうか、当時訪れた時より、数倍出展の古物商が増えており、境内は身動き出来ぬほどの盛況であり、店は境内の外まで軒を連ねていた。

同時に何処で情報を仕入れたのか、外人の見物客の多さに驚いた。

私は昔懐かしい様々な古物や文献、絵本などを見て歩き、時間の経つのを忘れてしまった。

暫くは、この蚤の市ともガラクタ市とも言える、懐かしい行事の光景に、お付き合い頂きたいと思う。
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「ハンモックの男」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


ハンモックに体を横たえて休憩中の男の姿。

ベトナムでは、何処でもハンモックを売っているから、このようにハンモックで寛ぐのが、日常のようである。

嘗て日本でも、山村などではこのような姿を見掛けたものだが、今は別荘地などの林庭で、趣味で吊るすくらいしか活用例は無いであろう。

彼の仕事は一体何であるか知る由も無いが、それにしても強面の顔付きなどは、日本人と区別が付かないくらい良く似ている。

休憩中の所をカメラを向けられたので、いささかご立腹の様子が顔に現れているようである。
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「制作中」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


昨日載せたアート作品と同じような物を制作している女性のアップ。

薄い一枚の板には、彼女が自ら描いた下絵が描いてある。

その下絵に沿って、起用に糸鋸を縦横に使って切って行くのである。

一度通した糸鋸を外す事無く挽いて行き、最後に板と絵が、切り離されるのだが、何処にも木片が出ないから、制作した作品は、そのままパズルのように、元の板に嵌め込んで、販売出来るという具合である。

従って、昨日載せた私の作品も、全くスーツケースの中に邪魔にならずに、薄い板を一枚入れただけで持ち帰ることが出来たのだ。

こんなお土産を考え出し、しかも上手に下絵を描いて、切り絵のように制作する彼女の作品と同じような物は、他では見ることの出来ない物であった。
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「アート作品」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


昨日載せた若い女性が制作した作品である。

私は海外に行く旅に、その国の特徴が出たアート作品を、家用に必ず一点買ってくるのが習慣になっている。

今回のベトナム行きでは、彼女が一枚の板から、糸鋸を使ってあっと言う間に造り上げたこの作品を買って来た。

価格にしたらわずか500円位のお土産だが、彼女の優しさが表現されている作品だと思う。

糸鋸を使って切り抜いた跡の木片は、この作品を載せる台として活用されているから、全く無駄が出ないのである。

この他にも、彼女が作った様々なアート作品が展示されていたが、ベトナム記念にぴったりの、この小作品を選んだのであった。
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「アーティスト」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


糸鋸を使って、実に起用に、あっと言う間に作品を仕上げる、若い女性の姿。

今回のベトナム旅行の中で、私が一番感心して、お気に入りになった女性アーティストの、作品作りの様子である。

下絵がされた一枚の薄い板を、糸鋸で信じられない速さで挽いて行き、わずか数分間の間に見事な作品を作り上げる器用さには実に驚いた。

加えて、彼女の知的な容姿と、にこやかな笑顔、人に媚びない清純さにすっかり魅せられてしまい、彼女の作品を自分用のお土産に買ったのであった。

その作品は、今でも我が家の棚の上に飾られていて、当時の作品制作作業をしている彼女の姿を、今でも時々思い出すのである。

彼女は理想の女房になる気質を備えた、優しい女性であった。

明日は彼女の作品を載せてみようと思う。
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「アトラクション」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


我々の旅友が、ニシキヘビを首に巻いて、勇猛振りをご披露している様子。

ハチミツの養蜂振りを観光客に見せていた青年が、今度はニシキヘビを持参して、希望する観光客の首に巻き付けていた。

私は同じ体験を、カンボジアで既に実施済みだったので、今回は遠慮した。

彼が何故この体験にチャレンジしたかは、今年の彼からの年賀状を見て判明した。

今年はヘビ年なので、彼の年賀状には、この時の写真が載っていたので、なるほどなと合点した次第である。

彼の後にこの体験をしたのは、若い日本人女性であったが、大きな悲鳴を当り構わず叫んでいたので、そちらの方がびっくりしたものである。
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「休憩所②」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


此処の休憩小屋は、現地人の休憩する場所のようである。

我々が休憩する小屋からちょっと離れた所にあるこの小屋は、随分汚く差別待遇も甚だしい。

昨日載せたサービス演奏をする楽団メンバーや、それぞれの工場や売店で作業に従事する人たちの休憩場所なのである。

現地の人は、ハンモックで休む人が多いらしく、あちこちにハンモックが吊るしてある。

通りすがりの売店では、ハンモックを10ドルで売っていたが、こんな嵩張る物を買う観光客は居ないし、日本ではついぞ見掛ける事が無い代物である。

お店の売り子達は、そんな日本のお国事情は分からないらしく、ハンモック、ハンモックと言って、売り込みの掛け声を出していた。
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「サービス演奏」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


休憩所で一休みしている我々観光客に、ベトナム民謡などを披露する楽団。

彼等は幾つか有る休憩所に人が集まるとやって来て、何曲かベトナム民謡を披露して、次の場所に移動していく。

「幸せなら手を叩こう」など日本の歌も、器用に日本語でご披露する。

勿論チップなどが目的なのであろうが、別に強要する訳でもなく、演奏後に席を一回りして、さり気無く去って行くのである。

ベトナム旅行で感じたのは、何処の観光地でも、かなりしつこく物売りや、チップを貰うために付き纏うケースが多いものだが、それがこの国では無く、遠慮深くさり気無い所が好感の持てるところであろう。

その点、隣国のカンボジアとは大違いであるが、それは国の貧富の違いによる事かもしれない。
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「休憩所」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


お茶を振舞ってくれる休憩所での一服風景。

此処の休憩所は、別に売り込みをするのが目的ではなく、本当の休憩所である。

此処ではロータスティ(蓮茶)を自由に飲む事が出来、気楽に仲間と話をしながら休む事が出来る。

こんな飾り気の無い茅葺屋根の休憩所は、心地良い風が吹き抜けて、心なしか疲れが飛んでいくような感じがする。

しかし暫くすると、無料の楽団がやって来て、ベトナム民謡などを披露してくれるのである。

チップが目的なのであろうが、誰もチップを渡す人が居なくても、嫌な顔をせず、別の休憩所に移って行ったのである。
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「試飲食会②」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


テーブルには、この蓮の実のお菓子と、蜂蜜のハーブティが出された。

心行くまで、試飲食する事が出来るので、充分に味わって帰りのお土産に買ったのであった。

私はハチミツは買わなかったが、仲間が買って帰国した後家で味わったが、此処で飲んだハーブティと同じで、家族の評判が良かったとのことであった。

此処で試飲して申し訳なかったが、私がロータスティを買ったのは、帰国寸前の大きな土産物店でのことであった。

砂糖でまぶしたこの蓮の実は、とても美味しく噛んでいると、甘味と蓮の実のコクが微妙にマッチして、とても美味しい物であった。

この蓮の実のお菓子も、お土産に買って皆に配ったが、とても評判が良かった。
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「試飲食会」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


養蜂所で作られた蜂蜜を、ハーブティの中に入れて試飲させてくれる、休憩所の光景。

健康に良いといわれるこのハチミツ茶には、おつまみとして蓮の実の、砂糖漬けが添えられていた。

暑くていささか疲れた体には、ちょっと甘く、ハーブの香りが爽やかなこのお茶と、蓮の実の菓子は美味しく、何杯もお代わりをしてしまった。

ハーブティの他に、蓮の葉で作ったロータスティも有り、これは健康やダイエットに良いと言うことで、すっかりお気に入りとなり、お土産で買って来た。

今でもこのロータスティは、我が家の必需品となり、無くなるとエスニック食品店で調達してくるようになった。

ロータスティは、高級日本茶に匹敵するくらい、香りも良く体にも良いので、まだ味わった事の無い方は、一度試飲してみる事をお奨めしたい。
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「蜜蜂の養蜂」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


蜜蜂を養蜂している実態を、観光客に披露する青年。

蜜蜂がびっしりと付いている様子は、日本でも養蜂場などで良く見る光景である。

此処の中洲では、ハチミツにしてもココナツキャラメルにしても、更には蜂蜜入りのハーブティにしても、全て自給自足で生産している所が、特筆に価する。

この後我々は、休憩所へと案内され、これらの製品の試食、試飲のデモに付き合う事となる。

様々な飲食物の原料を、外部から取り寄せることなく、全てこの中洲の中で、調達出来て生産販売出来るのは、実に効率的で、利益率が高いと言えるだろう。

しかもそれらの製品の生産者や販売者が、この中洲に住む住人である所が、これらの仕事に従事する人々にとって魅力であるに違いない。
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「包装作業」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


固まったココナツキャラメルを、カットして袋詰めする女性達。

実に簡単にココナッツのキャラメルが出来上がるものである。

昨日載せた、ココナツの実と液、そして蜂蜜を攪拌した物を、型枠に流し込んで固まると、それを彼女らがカットして、包装すると言った具合である。

包装されたキャラメルは、箱に詰められて、お土産用に工場の店頭で売られており、実に簡単な人出作業で、飴菓子が出来上がるのには感心した。

後ろでハンモックに乗って休んでいる男性は、攪拌が終わったキャラメルを型枠に流し込み、次の攪拌が始まるまでは暇の様であり、のんびり彼女たちの作業を見守っている。

後ろにある段ボール箱に、漢字が書かれているのも面白い、中国との交易が盛んなのであろうか。
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「キャラメル製造機」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


ココナツの実と蜂蜜を、ミックスして作るキャラメル攪拌機の光景。

前回道端に沢山の椰子の実が置かれている写真を掲載したが、この光景を見てやっとその実態が判明した。

此処の小さな工場では、ココナツの実の内側の白いゼリー状の部分と、ココナツの果汁、そして蜂蜜を加えて攪拌し、それを固めた後に、小さいサイコロ状に切断してキャラメルとして箱詰めして、販売しているのである。

試食品を貰って食べてみたが、甘味が押さえられた上品な味であったが、先ほどの自宅の中を通った後で、ちょっと衛生面が気になって買うまでには至らなかった。

現地の人なら、全く気にならないことなのであろうが、文化生活に慣れてしまっている我々には、つい衛生環境が思いやられるのである。
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「生活臭②」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


此処は台所そして、トイレであろうか。

我々の常識から言って、料理をする場所とトイレが隣り合わせているのは、如何なものかと気になるところだが、物を食べて出す所が傍に有るのは、匂いさえ気にしなければ、理に叶っているのかもしれない。

どんな家でも、楽しい我が家であり、住めば城といった所なのであろう。

しかし、ガイド氏もこんな場所を通り抜けて、蜂蜜とココナツを煮詰めた菓子工場に連れて行かれても、ちょっとお土産として、それらの製品を買う気にはなれなかったのは、私だけであろうか。

此処を通らなくても、菓子工場には、道路から直接入ることが出来たのであるが。
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「生活臭」
<<ベトナム>>--メコンデルタ--


祭壇のある入口を通り抜け、家の中に入って行くような感じである。

人の住む家の中を歩くのは、その家の住人の生活臭みたいな物が漂っていて、その中を歩くのは、ちょっと申し訳ないような気もする。

どうやら此処は、台所の一部のようであり、雨水なども溜めて、生活用水に使っている様である。

我々のように、文化生活をしている者が、こんな環境で生活したら、たちどころに病気になってしまうだろうと思われた。

矢張り此処に住む現地人は、免疫性も備わった、逞しい体力の持ち主なのであろう。
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「店の入口」
<<ベトナム>>--ホーチミン--


中洲の、とある一軒の店の中に、現地ガイド氏に導かれて入った所の光景。

中洲のバラックだと思いきや、入り口の脇の祭壇には、立派な螺鈿造りの祭壇が有るのには驚いた。

此処の店主は、ずっと此処の中洲に住んでいて、朝な夕なに祭壇で手を合わせて、1日の無事を祈り感謝するのであろうか。

此処の店は、ココナツミルクのキャラメルを作り、即売しており、此処を通り抜けた所に、作業所がある。

このメコンデルタの中洲の中でも、規模の大きい菓子製造販売元といえるであろう。
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「椰子の実」
<<ベトナム>>--ホーチミン--


中洲の中の道を歩いていて、見かけた光景。

椰子の実が無造作に集められて、道端に積まれている。

これは一体何の目的で木から採られ、置かれているのであろうか。

見たところ、そのまま青い実が置かれている物も有れば、表面を剥がされた物、中まで割られている物など様々である。

椰子の実に縁の無い我々には、勿体無いなと思われるが、何処にでもたくさん生えている、この土地にしてみれば、処分に困ると言う事もあるのだろうか。

いずれにしても、まだ青いままの実は、活用の方法が無いように思えるのだがどうであろうか。
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「中洲の小道」
<<ベトナム>>--ホーチミン--


差し詰め中洲の中の、商店街と言った所だろうか。

とてもメコン河の中に出来た中洲とは思えないような、大きくて豊かな島と言った風情が有る。

この道は中洲の中のメイン道路のようであり、バイクなども走っているのである。

様々な現地特産品や装飾品などのみやげ物が売られていて、売り子が薦めに来るが、決して付き纏って、押し売りをするような気配はない。

この中洲には、家も有るし、住環境も整っており、此処で生まれ育った人もいると言うから驚く。

しかし台風などが来襲し、洪水などが発生する事は無いのかと、つい気なってしまうほど、この小道の脇には、川べりが迫っているのも事実であった。
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「売り手と買い手」
<<ベトナム>>--ホーチミン--


ドリアンを売り込もうとする露店のおばさんと、興味を示す買い手のおばさん。

どちらも逞しい女性の姿を見るような感じだ。

売り手のおばさんは色々と説明するが、ベトナム語なので分からず、現地ガイド氏が通訳する。

このツアーのおばさん、まだドリアンを食べたことが無いらしく、かなり食指が動いたようだが、何しろ大きいし、これをどう持ち帰って処理したら良いのか、始末に困ったようだ。

この売り手のおばさん、もう少し気を利かせて、小さい物をナイフで切って、皆で食べたらどうかと提案したら、我々も少しずつお金を出して食べた事だろう。

何しろドリアンは、皇帝の食べ物と言われるくらいだから、食べればとても美味しいし、こんな中州の中なら、匂いを気にする事も無いであろうから…
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「露店の果物屋」
<<ベトナム>>--ホーチミン--


中洲に上陸した目の前で、露店のおばさんが果物を売っていた。

いきなり上陸直後だけに、このワイルドなシーンを見た時は、少なからず驚いた。

我々ツアーメンバーも、この木からもぎ取ったばかりの様な、果物の光景をぐるりと取り巻いて、見入ったものである。

おばさんが何か説明しているのだが分からず、現地ガイド氏が、此処に並べてあるのは、竜眼とドリアンだと通訳してくれた。

流石に上陸直後だけに、此処に腰を落ち着けて、これらの果物を買って食べようという仲間は居らず、このシーンを写真に撮って、次の場所に向かったのであった。

ドリアンは食べればとても美味しいが、あの匂いが何ともいえず、ホテルによっては、ドリアン持ち込み禁止の所も有るくらいだ。
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「いざ上陸」
<<ベトナム>>--ホーチミン--


船は中州の、桟橋直前まで近付いて来た。

中州と言っても、河の中州とはとても思えない大きなもので、島と言った方が適当であろう。

中州の中には人の住む住家なども沢山あり、此処に住んで商いをしている人も少なくない。

船が停泊して、我々が上陸する桟橋は、何と大きな木を倒した物が一本有るだけで、そこを渡るには、かなりの慎重を帰する必要があり、写真など撮っている余裕は無かった。

しかし、この写真を見てもお分かりのように、中州の中は熱帯のジャングルと言った感じであり、何とも楽しそうなムードが漂っていた。

さてこれからどんな探索が始まるのか、上陸を前に期待が高まったのであった。
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