2003 11/17 03:29
Category : 日記
11/08 21:05 26.5N 140.3E 392K 4.4M 日本の小笠原北西部(世界版)
11/09 05:26 37.4N 143.3E 33K 4.8M 日本の福島県沖(世界版)
11/10 17:11 37.7N 143.6E 33K 5.0M 日本の福島県東沖(世界版)
11/12 01:28 28.2N 142.9E 33K 4.7M 日本の小笠原北部(世界版)
11/13 01:35 30.4N 138.0E 456K 4.3M 伊豆諸島南西部(世界版)
11/13 14:58 27.7N 142.9E 33k 4.7M 小笠原北部(世界版)
11/13 21:32 22.2N 143.4E 33k 4.6M 小笠原南端(世界版)
11/14 12:55 42.6N 139.0E 224k 4.5M A 北海道南西部の西沖(世界版)
11/15 00:02 36.4N 139.9E 70k M3.9 栃木県南部
11/15 02:05 42.1N 144.4E 30k M4.8 北海道南東の釧路沖
11/15 03:44 36.5N 141.2E 40k M5.3 茨城県沖/震度4
11/15 11:17 37.6N 138.6E 30k M3.2 新潟県沖
11/15 12:25 34.4N 135.9E 10k M2.4 奈良県地方
11/15 15:43 38.8N 142.0E 50k M3.5 宮城県沖
11/15 16:52 38.8N 141.6E 70k M3.9 宮城県沖
11/16 16:45 38.0N 143.0E 30k M5.0 宮城県沖
11/16 18:04 40.4N 142.2E 50k M3.6 岩手県沖
・・・下記データの全て日本時間・・・
11/14 13:28:36 16.77S 172.33E 33.0 6.1M A バヌアツ
11日朝、午前7時半過ぎに観測したもう一つの地震雲の結果らしきがあった模様。14日の正午過ぎに北海道南西部の西沖でM4.5/224kが発生。ザッとした目測で色丹島〜国後島付近の方位としたが、結果震源はどうやら逆方位だったようだ。『色丹〜国後島付近方位のM4.2以上。こちらもM5超えの場合も在り得る。こちらのほうが発生が早いかもしれない。(観測地/砂川市)』(2003 11/12 02:02 更新)
当サイトをしっかりと読まれている読者ならば、すぐにコレだ!と判ったことと思うが、前回の更新にあった通り、仙台市とりさんによる14日早朝の観測結果、15日未明の茨城県沖でM5.3/震度4が発生。震源はズバリ鹿島灘で測定方位にも殆ど誤差がない素晴らしいものだった。『とりさんの測定によれば、地震雲は規模(M)不詳ながら、大きな地震の疑いも有り得る。出現地震雲の指向方位ラインは方位角0−180度。疑わしきは180度側の福島県沿岸〜茨城県沖〜千葉県沖方位で、鹿島灘などは可能性が高いと思う。』(11/15 02:22 更新)
あなたは、当サイトから震源方位の測り方を学び、一定基準の実力に達して見事に当講座の受講課程を修了されました。よって、ここにそれを評します。パチパチ.....
また、当サイト掲示板に投稿して頂いている、東京都ちゃこさん観察のドジョウ君も素晴らしい活躍を見せている。地震発生の少し前、午前0時頃に逆立ち状態をとったとの報告があった。このドジョウ君は、12日夕方の紀伊半島沖M6.5/震度4の前にも直立凍結の姿勢を見せている。ちゃこさんによれば、15日夕方に福島沖地震(M6.8-M6.1)の場合にも見られたという、ポンプ下に隠れる行動を見せているとの報告が投稿されている。この後に注目したい!
尚、貴重な情報を提供して頂いた日本地震前兆観測ネットの仙台ja7hoq氏からは、14日朝の縦型Eスポの結果として、間もなくして発生した浦河沖M5.0/震度3、そして翌15日未明の釧路沖M4.8を該当とする報告が上がっている。
秋田市在住kamomeさんから画像レポートが届いた。12日発生の紀伊半島沖M6.5の地震雲、私が11日朝に撮影した同一地震雲の延長部分と思わしき様子が、ほぼ同時刻に秋田市からも捕らえられていたようだ。日本海上に滞空しているこの帯雲を見て、ただごとではないと夢中で撮影したようだ。後で私のサイト更新を見て、自分も同じものを見ていたことを理解したという。これで「あれがそうだったのか!」と、ご本人も地震雲の脅威というものがよく判ったことと思う。
釧路在住テラさんからの画像レポートは、10日の様子は日暈と高層の地震雲の一つ。日暈は巻雲や巻層雲が出現している大気で見られる降雨前兆だが、日暈の出現は24H、もしくは48H以内で近郊M4以上の発生が多いことを示す宏観。巻雲や巻層雲は判然としない状態が多いが、この画像のように明瞭に指向性を見せるようになると役立つ地震雲となる。12日画像は典型的な断層状地震雲で、注意深く観察していると割りと頻繁に確認できる地震雲の代表。大抵の場合はまずM4.2以上は確実にある。14日画像は彩雲だが、ほぼ幻日現象に近い内容。これも地震前兆を意味しており、日暈よりも強く、M5以上の宏観として見て欲しい。こちらも多くの場合、48H以内で結果がある。
斜里郡小清水町のりぶーさんから、気温の差で生じたように見えるがこれも地震雲なのか? という問い合わせがあった(11日午前8:30撮影)。
一応、当日朝の天気図を確認してみたが、この私に特に何か気づけるものはなかった。かなり冷え込んだ朝に発生した霧が遠方地からは断層状地震雲にまるで瓜二つの様子を見せる場合があることは、私自身もこれまで何度も目撃している。尚、この場合は地震雲ではないという判別は大抵の場合はつけることができる。
のりぶーさん撮影の雲のような場合には、これを気象上の偶発的なものとする批判意見が必ずあるものだが、明瞭な地震雲形態を取っている雲の場合には一応、観測記録を採り、注意すべきものと考えている。また、低気圧や前線の影響という批判に対しては、私はこのような不安定な大気状況は地震前兆に反応しやすい可能性があるものとみている。尚、のりぶーさん撮影と同時頃には、こちらのライブ画像、IN自然研究所/釧路湿原のタンチョウ(11/11 06:05)にも断層状の様子が捕らえられている。もしかすると、同一地震雲の延長部分なのかもしれないが、情報不足のために震源は不明。
●●地震雲の特異性は無視すべきではない!●●
現段階において、地震雲現象の主たる原因と目されている、地震に先行し地殻から放射される電磁波そのものの観測にこそ力を入れるべきとする大阪大の池谷教授などの主張は、たしかに尤もなように見える。
しかし、見たそのままに震央の方位をハッキリと指し示しているこの現象、発生規模(M)や場合によっては震度の強さや震源の深さまでも読み取ることができる、これほど優れた現象観察を、ただ無視しようとすることはあまりにも勿体無く、そしてあまりにも愚かなことではないだろうか。
地震雲は、電磁気現象観察などの他のデータとも合わせて照合していくことで、より高精度な予知に近づける筈だ。中国の地球物理学者/呂大炯氏は著書の中で、地震雲の持つ震央方位を特定できる性質を利用して、他の前兆現象の有無とデータの確認において危険地域を選定。より的を絞った観測をするのに用いられるべきとしている。私もこれには大賛成だ!
尚、私の採っている姿勢はあくまでも、厳然たる地震雲の出現を以ってして、結果地震の発生がないことなどは、まず到底、在り得ないものという考え方をしている。誇大妄想や自己顕示欲の賜物と冷ややかに見ている方もいるかもしれないが、これは私が自分自身の観測経験を通して得た、絶対的な確信である。
懐疑的な方で確認を希望する人には、私は直接会っても良いと思っている。プロの学者さんでも一向に構わない。
11/09 05:26 37.4N 143.3E 33K 4.8M 日本の福島県沖(世界版)
11/10 17:11 37.7N 143.6E 33K 5.0M 日本の福島県東沖(世界版)
11/12 01:28 28.2N 142.9E 33K 4.7M 日本の小笠原北部(世界版)
11/13 01:35 30.4N 138.0E 456K 4.3M 伊豆諸島南西部(世界版)
11/13 14:58 27.7N 142.9E 33k 4.7M 小笠原北部(世界版)
11/13 21:32 22.2N 143.4E 33k 4.6M 小笠原南端(世界版)
11/14 12:55 42.6N 139.0E 224k 4.5M A 北海道南西部の西沖(世界版)
11/15 00:02 36.4N 139.9E 70k M3.9 栃木県南部
11/15 02:05 42.1N 144.4E 30k M4.8 北海道南東の釧路沖
11/15 03:44 36.5N 141.2E 40k M5.3 茨城県沖/震度4
11/15 11:17 37.6N 138.6E 30k M3.2 新潟県沖
11/15 12:25 34.4N 135.9E 10k M2.4 奈良県地方
11/15 15:43 38.8N 142.0E 50k M3.5 宮城県沖
11/15 16:52 38.8N 141.6E 70k M3.9 宮城県沖
11/16 16:45 38.0N 143.0E 30k M5.0 宮城県沖
11/16 18:04 40.4N 142.2E 50k M3.6 岩手県沖
・・・下記データの全て日本時間・・・
11/14 13:28:36 16.77S 172.33E 33.0 6.1M A バヌアツ
11日朝、午前7時半過ぎに観測したもう一つの地震雲の結果らしきがあった模様。14日の正午過ぎに北海道南西部の西沖でM4.5/224kが発生。ザッとした目測で色丹島〜国後島付近の方位としたが、結果震源はどうやら逆方位だったようだ。『色丹〜国後島付近方位のM4.2以上。こちらもM5超えの場合も在り得る。こちらのほうが発生が早いかもしれない。(観測地/砂川市)』(2003 11/12 02:02 更新)
当サイトをしっかりと読まれている読者ならば、すぐにコレだ!と判ったことと思うが、前回の更新にあった通り、仙台市とりさんによる14日早朝の観測結果、15日未明の茨城県沖でM5.3/震度4が発生。震源はズバリ鹿島灘で測定方位にも殆ど誤差がない素晴らしいものだった。『とりさんの測定によれば、地震雲は規模(M)不詳ながら、大きな地震の疑いも有り得る。出現地震雲の指向方位ラインは方位角0−180度。疑わしきは180度側の福島県沿岸〜茨城県沖〜千葉県沖方位で、鹿島灘などは可能性が高いと思う。』(11/15 02:22 更新)
あなたは、当サイトから震源方位の測り方を学び、一定基準の実力に達して見事に当講座の受講課程を修了されました。よって、ここにそれを評します。パチパチ.....
また、当サイト掲示板に投稿して頂いている、東京都ちゃこさん観察のドジョウ君も素晴らしい活躍を見せている。地震発生の少し前、午前0時頃に逆立ち状態をとったとの報告があった。このドジョウ君は、12日夕方の紀伊半島沖M6.5/震度4の前にも直立凍結の姿勢を見せている。ちゃこさんによれば、15日夕方に福島沖地震(M6.8-M6.1)の場合にも見られたという、ポンプ下に隠れる行動を見せているとの報告が投稿されている。この後に注目したい!
尚、貴重な情報を提供して頂いた日本地震前兆観測ネットの仙台ja7hoq氏からは、14日朝の縦型Eスポの結果として、間もなくして発生した浦河沖M5.0/震度3、そして翌15日未明の釧路沖M4.8を該当とする報告が上がっている。
秋田市在住kamomeさんから画像レポートが届いた。12日発生の紀伊半島沖M6.5の地震雲、私が11日朝に撮影した同一地震雲の延長部分と思わしき様子が、ほぼ同時刻に秋田市からも捕らえられていたようだ。日本海上に滞空しているこの帯雲を見て、ただごとではないと夢中で撮影したようだ。後で私のサイト更新を見て、自分も同じものを見ていたことを理解したという。これで「あれがそうだったのか!」と、ご本人も地震雲の脅威というものがよく判ったことと思う。
釧路在住テラさんからの画像レポートは、10日の様子は日暈と高層の地震雲の一つ。日暈は巻雲や巻層雲が出現している大気で見られる降雨前兆だが、日暈の出現は24H、もしくは48H以内で近郊M4以上の発生が多いことを示す宏観。巻雲や巻層雲は判然としない状態が多いが、この画像のように明瞭に指向性を見せるようになると役立つ地震雲となる。12日画像は典型的な断層状地震雲で、注意深く観察していると割りと頻繁に確認できる地震雲の代表。大抵の場合はまずM4.2以上は確実にある。14日画像は彩雲だが、ほぼ幻日現象に近い内容。これも地震前兆を意味しており、日暈よりも強く、M5以上の宏観として見て欲しい。こちらも多くの場合、48H以内で結果がある。
斜里郡小清水町のりぶーさんから、気温の差で生じたように見えるがこれも地震雲なのか? という問い合わせがあった(11日午前8:30撮影)。
一応、当日朝の天気図を確認してみたが、この私に特に何か気づけるものはなかった。かなり冷え込んだ朝に発生した霧が遠方地からは断層状地震雲にまるで瓜二つの様子を見せる場合があることは、私自身もこれまで何度も目撃している。尚、この場合は地震雲ではないという判別は大抵の場合はつけることができる。
のりぶーさん撮影の雲のような場合には、これを気象上の偶発的なものとする批判意見が必ずあるものだが、明瞭な地震雲形態を取っている雲の場合には一応、観測記録を採り、注意すべきものと考えている。また、低気圧や前線の影響という批判に対しては、私はこのような不安定な大気状況は地震前兆に反応しやすい可能性があるものとみている。尚、のりぶーさん撮影と同時頃には、こちらのライブ画像、IN自然研究所/釧路湿原のタンチョウ(11/11 06:05)にも断層状の様子が捕らえられている。もしかすると、同一地震雲の延長部分なのかもしれないが、情報不足のために震源は不明。
●●地震雲の特異性は無視すべきではない!●●
現段階において、地震雲現象の主たる原因と目されている、地震に先行し地殻から放射される電磁波そのものの観測にこそ力を入れるべきとする大阪大の池谷教授などの主張は、たしかに尤もなように見える。
しかし、見たそのままに震央の方位をハッキリと指し示しているこの現象、発生規模(M)や場合によっては震度の強さや震源の深さまでも読み取ることができる、これほど優れた現象観察を、ただ無視しようとすることはあまりにも勿体無く、そしてあまりにも愚かなことではないだろうか。
地震雲は、電磁気現象観察などの他のデータとも合わせて照合していくことで、より高精度な予知に近づける筈だ。中国の地球物理学者/呂大炯氏は著書の中で、地震雲の持つ震央方位を特定できる性質を利用して、他の前兆現象の有無とデータの確認において危険地域を選定。より的を絞った観測をするのに用いられるべきとしている。私もこれには大賛成だ!
尚、私の採っている姿勢はあくまでも、厳然たる地震雲の出現を以ってして、結果地震の発生がないことなどは、まず到底、在り得ないものという考え方をしている。誇大妄想や自己顕示欲の賜物と冷ややかに見ている方もいるかもしれないが、これは私が自分自身の観測経験を通して得た、絶対的な確信である。
懐疑的な方で確認を希望する人には、私は直接会っても良いと思っている。プロの学者さんでも一向に構わない。