2003 05/28 15:21
Category : 日記
05/25 03:02 35.9N 137.6E 10k M3.3 長野県南部/震度3
05/25 06:50 35.9N 137.7E 10k M2.5 長野県南部
05/25 11:50 39.2N 142.0E 10k M3.4 岩手県沖
05/26 06:09 29.9N 129.6E 10k M3.1 奄美大島近海
05/26 07:04 31.7N 142.3E 33k 4.3M B 伊豆諸島中東部(世界版)
05/26 08:17 36.7N 140.6E 100k M4.0 茨城県北部
05/26 11:41 37.6N 139.2E 20k M3.6 新潟県中越地方
05/26 14:30 30.6N 130.9E 10k M3.1 種子島近海
05/26 18:24 38.8N 141.8E 71k M7.0 宮城県沖/震度6弱
05/26 20:54 28.3N 129.4E 30k M3.0 奄美大島近海
05/26 20:59 38.2N 140.2E 10k M3.1 山形県東部の村山地方
05/26 22:07 38.9N 141.7E 70k M4.6 宮城県沖/震度3
(21時までにM7.0による余震は37回)
05/26 22:34 38.9N 141.6E 80k M4.9 宮城県北部/震度4
05/26 23:48 38.8N 141.7E 80k M4.4 宮城県沖/震度3
05/27 00:44 38.9N 141.7E 70k M5.0 宮城県沖/震度4
05/27 07:41 38.9N 141.7E 70k M4.3 宮城県沖/震度3
05/27 10:42 38.8N 141.7E 70k M4.2 宮城県沖/震度3
05/27 18:05 38.9N 141.6E 70k M3.9 宮城県北部
05/27 18:32 38.9N 141.7E 70k M3.2 宮城県沖
05/27 19:02 38.8N 141.6E 70k M3.8 宮城県沖
05/27 19:48 38.8N 141.7E 70k M3.5 宮城県沖
05/27 20:13 38.9N 141.7E 60k M3.6 宮城県沖
05/27 20:26 38.8N 141.7E 70k M3.7 宮城県沖
05/27 21:02 38.9N 141.7E 70k M3.6 宮城県沖
05/27 21:12 39.0N 141.7E 70k M4.5 岩手県沿岸南部/震度3
05/27 21:36 39.0N 141.6E 70k M3.3 岩手県沿岸南部
05/27 23:59 38.8N 141.6E 60k M3.7 宮城県沖
05/28 00:17 38.8N 141.7E 70k M3.9 宮城県沖
05/28 00:28 38.8N 141.7E 70k M3.6 宮城県沖
05/28 01:30 38.8N 141.6E 70k M3.4 宮城県沖
05/28 04:14 38.9N 141.7E 70k M4.0 宮城県沖
05/28 05:24 38.8N 141.6E 80k M4.2 宮城県沖
05/28 05:49 38.8N 141.6E 80k M4.3 宮城県沖
05/28 06:05 38.9N 141.7E 80k M4.1 宮城県沖
05/28 06:24 38.9N 141.6E 70k M4.4 宮城県沖/震度3
・・・下記データの全て日本時間・・・
05/27 04:23:28 2.44N 128.76E 33.0 7.0M A ハルマヘラ島(モルッカ北部)
05/27 08:13:29 6.80N 123.75E 559.7 6.8M A フィリピン
▲05/26 18:24 38.8N 141.8E 71k M7.0 宮城県沖
参考:2003年5月26日/宮城県北部の地震特集ページ
参考:rescuenow.net/各地の震度情報
地球規模で強い地震が連発しており、被害をもたらしている。26日夕方、宮城県沖で発生したM7.0/震度6弱の三陸南地震の後にも、27日未明にインドネシアでM6.4の地震が発生、1人が死亡した。モロタイ島では民家20棟が倒壊したという(掲載、信号機/USGSデータM7.0)。続いて、フィリピン・ミンダナオ島付近でM6.8。28日未明、アルジェリアで再び強いM5.8の地震があり、3人が死亡187人が負傷したという。22日未明の地震M6.8では2200人が死亡している。
26日18時24分発生、宮城県沖を震源とする三陸南地震(M7.0/震度6弱)では火災4件、福島を除く東北5県で骨折など143人が重軽傷。家屋損壊は6県で453棟に上った模様。
今村文彦教授(東北大災害制御研究センター)によれば、今回の東北地震はM7.5クラスの宮城県沖地震の予兆である可能性が高いという。前回、78年6月に発生したM7.4の宮城沖地震の約4か月前に岩手県大船渡市沖でM6.7の地震が起きていたが、今回の地震はこの時の地震とメカニズムが類似しているというもの。今後1〜2年以内にも発生が懸念されるというから、今回の地震を警鐘として防災に取り組んで欲しい。
今回の東北地震の前兆らしきものとしては、前回の更新(05/25 10:26)でも取り上げた、24日付けでPISCOツリー型掲示板へ投稿されていた三陸での「さくらマス」の漁獲異常/大漁の情報(漁獲量の変化 [発言者]:ゾウリムシ [No.2501])がある。報告者の紹介する魚屋さんのメルマガ情報では、過去の事例から、4月〜6月の間に起こりやすい大津波の警告ではないかとしていた。
極端な大漁や不漁などの漁獲異常が大地震と密接な相関関係にあることは、すでに物理学者で地震研究所の初代所長/寺田寅彦氏による論文『地震と漁獲高との関係』や、以前(02/27 03:32 更新)にも紹介した魚類学の権威、末広 恭雄教授(農学博士/東京大学農学部教授)による『魚の風物詩(雷鳥社刊)』『魚と地震』などで明らかにされている。
シベリアや極東の森林火災が原因している可能性について報道されている、こちら北海道空知では4月から観察している赤い太陽だが(前回、05/25 10:26更新)、もしも、この26日の宮城県沖地震の後、この赤化現象が急速に減少していくならば、この震源から吹き出していた地震性エアロゾルとの複合要因であった疑いも有り得るものと思う。今後も引続き注意して観察したい。
「すぐに糸の色が黒に変わったので地震が来ると思った」などと、「蜘蛛(クモ)」で大地震を警戒していた人がいたことについて報道があった。蜘蛛には「夜蜘蛛は殺すな」とか、何かを事前に“知らせる”使いのような見方があったようにも思うが定かでない。せっかくの前兆情報 ?にケチをつけたくはないが、しかしこの話は、どうも光の反射の具合で蜘蛛の糸の色が黒く変化して見えただけではないのか? という気がしてしまう。また、この方自身が「地震雲」の話についてを誤解していて、“地震を知らせる蜘蛛”が存在しているものと勝手に思い込んでいたのではないだろうか? という疑いが、つい私は湧いてきてしまう・・・。蜘蛛が地震を知らせた話が他にもあるのか、糸の色が変化することはあるのかについても、今後、調べてみたい。
その他、後出し情報となってしまうが、サイト「石田研究所」の仙台市の観測モニターの中に、24日11時の測定で電磁波観測メーターの検知数値が通常の0.1mGから0.2mGに変化していたという報告。千葉の新日本地震雲研の鹿嶋氏によれば、22日16時からのNHKでの激しい電波受信異常があり、同時刻に愛知県知立市からも殆ど似た報告があったという。
つい先ほどのTV番組、HTB放送「スクランブル」――東北地震雲――で、なんと今回の地震を雲で予知していた人物がいた、という内容が放送された。
その人物とは、仙台市の佐藤さんというご年輩の男性で、今回の地震については10日前(10日頃のどっちか?)、アパートとアパートの建物の間に雲が13本の筋状になっているのを見て知っていたという。また、これだけではなく、過去の大地震の幾つか(阪神大震災を含む)についても事前に地震雲を見てきたと証言。
番組では地震雲について気象庁へ問い合わせたが、例の如くいつもの返答が返った。「それらは科学的な根拠が無く、統計的なデータも無い。すべて発生後に出てくる思い込みの話に過ぎない」などと説明。
しかし、未解明ながらもこの現象について研究している方がいるとして、次にPISCO弘原海教授が登場。地震雲の発現についてイオンの解説と例の阪神淡路の竜巻雲の写真が紹介。他、鳥取西部地震の地震雲(ブーメラン形状)写真も紹介された。
最後に番組は、「これはただの思い込みで済ませられるものでもなさそうだ」と、締めくくった。
この後数日の天象は実に不気味。本日28日は、月の距離が最遠(これも地震が起きやすいというデータがある)、31日13時20分ピーク時間が新月。尚かつ、アイスランドなどで金環日食、ヨーロッパで部分日食が観測されるという。前回、前々回の更新で述べたように、これらの惑星整列は相乗的なトリガー作用が働いて、特に食の観測帯はその影響をモロに受けやすい。アルジェリアの大震災の震源が16日の皆既月食帯の直中に在ることはすでに紹介した。今回は当然、アイスランド周辺域、イギリス付近を中心とするヨーロッパ、北アジア地域の広範囲が作用を強く受けることになると思われる。
東海アマの岩瀬氏が、すさまじい耳鳴りから大地震を警告。過去、何度と無くその通りであったことから、要注意。尚、震源は不明・・・。
参考:金環日食帯/5月31日の立体画法地図
『【揺れる前に地震を検知 新しい電磁気現象を発見】
震源から地震の揺れがやってくる前に、電磁波で地震発生を検知できることを、本蔵義守東京工業大教授(地球惑星電磁気学)らの研究チームが発見した。従来知られていなかった新現象だ。同教授らは地震警報を1秒でも早く出せればより大きな防災効果があると指摘。早期警報システムへの応用を期待している。
新現象の発見は偶然だった。1999年8月にトルコ北西部を襲ったコジャエリ地震=マグニチュード(M)7・4=の発生時にたまたま、震源付近で電磁気の強さや向きを観測していて、電磁波をキャッチした。
データ解析の結果、深さ15キロの地下で起きた地震の始まりから約2.5秒後に電磁波を検知できたことが分かった。地震波が届いて地面が揺れ始めたのは、その約0.7秒後だった。
電磁波は、地震波の約5万倍の速度で進む。このため、震源から遠ざかるほど、揺れの到達より早く電磁波で地震を検知できる。
大地は電気を通し、地球のつくる磁場の中にあるので、地震で大地が揺れれば電流が流れ、電磁波を起こす。本蔵教授らはこの現象を「地震ダイナモ効果」と名付けた。この電磁波は微弱だが、工場などから出る人工の電気信号が少ない未明の時間帯だったため観測できたという。(共同通信)[5月26日6時31分更新] 』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030526-00000022-kyodo-soci
『【専門家「2年以内に大地震」と分析/今回の東北地震は大惨事の予兆!?】
宮城県沖で26日発生したマグニチュード(M)7・0の地震について、専門家が「今後1〜2年以内に発生するM7・5クラスの宮城県沖地震の予兆」と分析していることが27日、分かった。余震が続く東北地方各県では、東北新幹線の高架橋脚23本にひび割れやはく落個所が見つかり、運休が夜まで続いた。けが人は5県で122人に上るなど、被害が広がった。
78年宮城沖地震とメカニズム類似
「2年以内の大規模地震発生」を警告したのは、東北大災害制御研究センターの今村文彦教授。「今回の地震は、今後30年で98%の確率で発生が想定されている宮城県沖地震の予兆。今後1〜2年以内にM7・5クラスの地震が浅いところで発生する可能性が非常に大きい」と分析している。
今回の地震の前には、昨年10月に福島県沖でM5・6〜4・8の地震が断続的に起きた。両方の震源の真ん中にある仙台港の沖合には、地震の「空白域」ができている。
今村教授は「太平洋プレートが移動する際、全体的にプレートにひずみがたまる。昨年10月には空白域の南側、今回は北側でひずみエネルギーが解放された。そのしわ寄せで空白域にたまっているひずみエネルギーが一気に爆発する」と説明した。
78年6月に発生したM7・4の宮城沖地震の約4か月前には、北側の岩手県大船渡市沖でM6・7の地震が起きており、今村教授は「今回の地震はこの時の地震と重なる」と、メカニズムの類似性を指摘する。
仙台市が02年11月に発表した次の宮城県沖地震が起きた場合の被害想定によると、78年の宮城沖地震とほぼ同じ海域(牡鹿半島沿岸からその東方)のみを震源とする7・5の地震が起きた場合、死者は27人。今村教授の言う仙台港の沖合で発生した場合には、仙台市に近くなることから、死者はさらに増えると考えられる。
ちなみに、最も被害が大きいとされている仙台市内での直下型地震では、死者は1032人に上ると想定している。
また、プレート境界の宮城県のはるか沖では、1793年と1897年にM7・8の地震が発生。今村教授によれば、この周期に当てはめると、この海域で同クラスの地震が宮城県沖地震と“同時発生”する確率も高いといい、単独型よりさらに大惨事になる可能性もある。』
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/news/may/o20030527_20.htm
『【井戸の水位変化で、地震の予知に挑む】
−−30年続ける西目町の小松勍三さん/秋田
◇「東北で発生4、5日前の上昇に気付く」
阪神大震災(95年)で再び、実用化の期待が高まった地震予知。地殻活動など最先端の研究の一方で、西目町沼田新道下、元教員、小松勍三さん(74)は30年間、井戸の水位変化で予知に挑んでいる。大地震発生も懸念される県内で「日本海中部地震でも前触れはあった。次の大地震には何とか役立てたい」と毎日の観測を続ける。小松さんは男鹿半島の北浦出身。県内で27人が犠牲となった男鹿地震(1939年)を経験。その後、大学時代の恩師で地盤傾斜変動の研究者だった故近藤忠三・秋田大教授が、70年の駒ケ岳噴火の兆候だった地盤の変化に気付いていたことを知り、独自に「井戸水予知」を始めた。
74年に深さ3メートルと7・5メートルの井戸2本を自宅敷地に掘り、自動観測が可能な水位計を取り付けた。通常は降雨の前に下落する水位だが、東北地方で地震が起きる4、5日前には、高い確率で上昇することに気付いた。日本海中部地震やその後の余震でも、2〜5ミリの上昇を記録していた。
「何かあるとは思ったが、まさかあんな大地震だったとは……」。自身の研究の裏付けができた一方で、何もできなかった後悔の念を覚えたのを現在でも記憶している。
◇日本海中部時は遠足で児童を引率
20年前の地震の当日、仁賀保町立平沢小教頭だった小松さんは、男鹿南秋地方への児童遠足に同行していた。バスが若美町に差し掛かった時、大地震に遭遇。「『男鹿の海岸で昼食を』という話はこちらの計画でも当初あった。(合川南小の)悲劇はひとごとではなかった」と「あの日」を忘れることはない。
「井戸の水位に変化があっても、必ず地震があるわけではない。法則性は残念ながらまだつかめない」と予知の難しさも。「パニックを考えたら簡単に結果は公表できないが、空白域の地震を見逃したら何のための予知か分からない」と決意を新たに、今後も地道な観測を続ける。【小倉祥徳】(毎日新聞)』
[5月27日18時51分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030527-00000002-mai-l05
『【地震グモ」が予言? 外壁崩落の仙台のアパート】
「地震が来るかなあと思っていた」。東北地方を26日襲った地震で外壁崩落などの被害があった仙台市若林区のアパートで、住民が「地震グモ」を目撃し、大地震発生を心配していたことが分かった。
鉄筋コンクリート3階建てのアパート3階に住む佐藤光彦さん(72)によると、4、5日前に玄関内側をクモがヨコに移動して白い糸を出したが、「すぐに糸の色が黒に変わったので地震が来ると思った」と“予言的中”に驚いていた。
地震当時、飼っていたネコがおびえたように佐藤さんに寄ってきて震えていたという。
仙台市内で建物の大きな損害は報告されていないが、このアパートの3階部分のコンクリート外壁は幅約3メートル、厚さ約5センチにわたって落下。2階の部屋の台所から外に出ている鉄製の煙突もへし折れた。けが人はなかった。(共同通信)[5月26日23時6分更新] 』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030526-00000189-kyodo-soci
05/25 06:50 35.9N 137.7E 10k M2.5 長野県南部
05/25 11:50 39.2N 142.0E 10k M3.4 岩手県沖
05/26 06:09 29.9N 129.6E 10k M3.1 奄美大島近海
05/26 07:04 31.7N 142.3E 33k 4.3M B 伊豆諸島中東部(世界版)
05/26 08:17 36.7N 140.6E 100k M4.0 茨城県北部
05/26 11:41 37.6N 139.2E 20k M3.6 新潟県中越地方
05/26 14:30 30.6N 130.9E 10k M3.1 種子島近海
05/26 18:24 38.8N 141.8E 71k M7.0 宮城県沖/震度6弱
05/26 20:54 28.3N 129.4E 30k M3.0 奄美大島近海
05/26 20:59 38.2N 140.2E 10k M3.1 山形県東部の村山地方
05/26 22:07 38.9N 141.7E 70k M4.6 宮城県沖/震度3
(21時までにM7.0による余震は37回)
05/26 22:34 38.9N 141.6E 80k M4.9 宮城県北部/震度4
05/26 23:48 38.8N 141.7E 80k M4.4 宮城県沖/震度3
05/27 00:44 38.9N 141.7E 70k M5.0 宮城県沖/震度4
05/27 07:41 38.9N 141.7E 70k M4.3 宮城県沖/震度3
05/27 10:42 38.8N 141.7E 70k M4.2 宮城県沖/震度3
05/27 18:05 38.9N 141.6E 70k M3.9 宮城県北部
05/27 18:32 38.9N 141.7E 70k M3.2 宮城県沖
05/27 19:02 38.8N 141.6E 70k M3.8 宮城県沖
05/27 19:48 38.8N 141.7E 70k M3.5 宮城県沖
05/27 20:13 38.9N 141.7E 60k M3.6 宮城県沖
05/27 20:26 38.8N 141.7E 70k M3.7 宮城県沖
05/27 21:02 38.9N 141.7E 70k M3.6 宮城県沖
05/27 21:12 39.0N 141.7E 70k M4.5 岩手県沿岸南部/震度3
05/27 21:36 39.0N 141.6E 70k M3.3 岩手県沿岸南部
05/27 23:59 38.8N 141.6E 60k M3.7 宮城県沖
05/28 00:17 38.8N 141.7E 70k M3.9 宮城県沖
05/28 00:28 38.8N 141.7E 70k M3.6 宮城県沖
05/28 01:30 38.8N 141.6E 70k M3.4 宮城県沖
05/28 04:14 38.9N 141.7E 70k M4.0 宮城県沖
05/28 05:24 38.8N 141.6E 80k M4.2 宮城県沖
05/28 05:49 38.8N 141.6E 80k M4.3 宮城県沖
05/28 06:05 38.9N 141.7E 80k M4.1 宮城県沖
05/28 06:24 38.9N 141.6E 70k M4.4 宮城県沖/震度3
・・・下記データの全て日本時間・・・
05/27 04:23:28 2.44N 128.76E 33.0 7.0M A ハルマヘラ島(モルッカ北部)
05/27 08:13:29 6.80N 123.75E 559.7 6.8M A フィリピン
▲05/26 18:24 38.8N 141.8E 71k M7.0 宮城県沖
参考:2003年5月26日/宮城県北部の地震特集ページ
参考:rescuenow.net/各地の震度情報
地球規模で強い地震が連発しており、被害をもたらしている。26日夕方、宮城県沖で発生したM7.0/震度6弱の三陸南地震の後にも、27日未明にインドネシアでM6.4の地震が発生、1人が死亡した。モロタイ島では民家20棟が倒壊したという(掲載、信号機/USGSデータM7.0)。続いて、フィリピン・ミンダナオ島付近でM6.8。28日未明、アルジェリアで再び強いM5.8の地震があり、3人が死亡187人が負傷したという。22日未明の地震M6.8では2200人が死亡している。
26日18時24分発生、宮城県沖を震源とする三陸南地震(M7.0/震度6弱)では火災4件、福島を除く東北5県で骨折など143人が重軽傷。家屋損壊は6県で453棟に上った模様。
今村文彦教授(東北大災害制御研究センター)によれば、今回の東北地震はM7.5クラスの宮城県沖地震の予兆である可能性が高いという。前回、78年6月に発生したM7.4の宮城沖地震の約4か月前に岩手県大船渡市沖でM6.7の地震が起きていたが、今回の地震はこの時の地震とメカニズムが類似しているというもの。今後1〜2年以内にも発生が懸念されるというから、今回の地震を警鐘として防災に取り組んで欲しい。
今回の東北地震の前兆らしきものとしては、前回の更新(05/25 10:26)でも取り上げた、24日付けでPISCOツリー型掲示板へ投稿されていた三陸での「さくらマス」の漁獲異常/大漁の情報(漁獲量の変化 [発言者]:ゾウリムシ [No.2501])がある。報告者の紹介する魚屋さんのメルマガ情報では、過去の事例から、4月〜6月の間に起こりやすい大津波の警告ではないかとしていた。
極端な大漁や不漁などの漁獲異常が大地震と密接な相関関係にあることは、すでに物理学者で地震研究所の初代所長/寺田寅彦氏による論文『地震と漁獲高との関係』や、以前(02/27 03:32 更新)にも紹介した魚類学の権威、末広 恭雄教授(農学博士/東京大学農学部教授)による『魚の風物詩(雷鳥社刊)』『魚と地震』などで明らかにされている。
シベリアや極東の森林火災が原因している可能性について報道されている、こちら北海道空知では4月から観察している赤い太陽だが(前回、05/25 10:26更新)、もしも、この26日の宮城県沖地震の後、この赤化現象が急速に減少していくならば、この震源から吹き出していた地震性エアロゾルとの複合要因であった疑いも有り得るものと思う。今後も引続き注意して観察したい。
「すぐに糸の色が黒に変わったので地震が来ると思った」などと、「蜘蛛(クモ)」で大地震を警戒していた人がいたことについて報道があった。蜘蛛には「夜蜘蛛は殺すな」とか、何かを事前に“知らせる”使いのような見方があったようにも思うが定かでない。せっかくの前兆情報 ?にケチをつけたくはないが、しかしこの話は、どうも光の反射の具合で蜘蛛の糸の色が黒く変化して見えただけではないのか? という気がしてしまう。また、この方自身が「地震雲」の話についてを誤解していて、“地震を知らせる蜘蛛”が存在しているものと勝手に思い込んでいたのではないだろうか? という疑いが、つい私は湧いてきてしまう・・・。蜘蛛が地震を知らせた話が他にもあるのか、糸の色が変化することはあるのかについても、今後、調べてみたい。
その他、後出し情報となってしまうが、サイト「石田研究所」の仙台市の観測モニターの中に、24日11時の測定で電磁波観測メーターの検知数値が通常の0.1mGから0.2mGに変化していたという報告。千葉の新日本地震雲研の鹿嶋氏によれば、22日16時からのNHKでの激しい電波受信異常があり、同時刻に愛知県知立市からも殆ど似た報告があったという。
つい先ほどのTV番組、HTB放送「スクランブル」――東北地震雲――で、なんと今回の地震を雲で予知していた人物がいた、という内容が放送された。
その人物とは、仙台市の佐藤さんというご年輩の男性で、今回の地震については10日前(10日頃のどっちか?)、アパートとアパートの建物の間に雲が13本の筋状になっているのを見て知っていたという。また、これだけではなく、過去の大地震の幾つか(阪神大震災を含む)についても事前に地震雲を見てきたと証言。
番組では地震雲について気象庁へ問い合わせたが、例の如くいつもの返答が返った。「それらは科学的な根拠が無く、統計的なデータも無い。すべて発生後に出てくる思い込みの話に過ぎない」などと説明。
しかし、未解明ながらもこの現象について研究している方がいるとして、次にPISCO弘原海教授が登場。地震雲の発現についてイオンの解説と例の阪神淡路の竜巻雲の写真が紹介。他、鳥取西部地震の地震雲(ブーメラン形状)写真も紹介された。
最後に番組は、「これはただの思い込みで済ませられるものでもなさそうだ」と、締めくくった。
この後数日の天象は実に不気味。本日28日は、月の距離が最遠(これも地震が起きやすいというデータがある)、31日13時20分ピーク時間が新月。尚かつ、アイスランドなどで金環日食、ヨーロッパで部分日食が観測されるという。前回、前々回の更新で述べたように、これらの惑星整列は相乗的なトリガー作用が働いて、特に食の観測帯はその影響をモロに受けやすい。アルジェリアの大震災の震源が16日の皆既月食帯の直中に在ることはすでに紹介した。今回は当然、アイスランド周辺域、イギリス付近を中心とするヨーロッパ、北アジア地域の広範囲が作用を強く受けることになると思われる。
東海アマの岩瀬氏が、すさまじい耳鳴りから大地震を警告。過去、何度と無くその通りであったことから、要注意。尚、震源は不明・・・。
参考:金環日食帯/5月31日の立体画法地図
『【揺れる前に地震を検知 新しい電磁気現象を発見】
震源から地震の揺れがやってくる前に、電磁波で地震発生を検知できることを、本蔵義守東京工業大教授(地球惑星電磁気学)らの研究チームが発見した。従来知られていなかった新現象だ。同教授らは地震警報を1秒でも早く出せればより大きな防災効果があると指摘。早期警報システムへの応用を期待している。
新現象の発見は偶然だった。1999年8月にトルコ北西部を襲ったコジャエリ地震=マグニチュード(M)7・4=の発生時にたまたま、震源付近で電磁気の強さや向きを観測していて、電磁波をキャッチした。
データ解析の結果、深さ15キロの地下で起きた地震の始まりから約2.5秒後に電磁波を検知できたことが分かった。地震波が届いて地面が揺れ始めたのは、その約0.7秒後だった。
電磁波は、地震波の約5万倍の速度で進む。このため、震源から遠ざかるほど、揺れの到達より早く電磁波で地震を検知できる。
大地は電気を通し、地球のつくる磁場の中にあるので、地震で大地が揺れれば電流が流れ、電磁波を起こす。本蔵教授らはこの現象を「地震ダイナモ効果」と名付けた。この電磁波は微弱だが、工場などから出る人工の電気信号が少ない未明の時間帯だったため観測できたという。(共同通信)[5月26日6時31分更新] 』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030526-00000022-kyodo-soci
『【専門家「2年以内に大地震」と分析/今回の東北地震は大惨事の予兆!?】
宮城県沖で26日発生したマグニチュード(M)7・0の地震について、専門家が「今後1〜2年以内に発生するM7・5クラスの宮城県沖地震の予兆」と分析していることが27日、分かった。余震が続く東北地方各県では、東北新幹線の高架橋脚23本にひび割れやはく落個所が見つかり、運休が夜まで続いた。けが人は5県で122人に上るなど、被害が広がった。
78年宮城沖地震とメカニズム類似
「2年以内の大規模地震発生」を警告したのは、東北大災害制御研究センターの今村文彦教授。「今回の地震は、今後30年で98%の確率で発生が想定されている宮城県沖地震の予兆。今後1〜2年以内にM7・5クラスの地震が浅いところで発生する可能性が非常に大きい」と分析している。
今回の地震の前には、昨年10月に福島県沖でM5・6〜4・8の地震が断続的に起きた。両方の震源の真ん中にある仙台港の沖合には、地震の「空白域」ができている。
今村教授は「太平洋プレートが移動する際、全体的にプレートにひずみがたまる。昨年10月には空白域の南側、今回は北側でひずみエネルギーが解放された。そのしわ寄せで空白域にたまっているひずみエネルギーが一気に爆発する」と説明した。
78年6月に発生したM7・4の宮城沖地震の約4か月前には、北側の岩手県大船渡市沖でM6・7の地震が起きており、今村教授は「今回の地震はこの時の地震と重なる」と、メカニズムの類似性を指摘する。
仙台市が02年11月に発表した次の宮城県沖地震が起きた場合の被害想定によると、78年の宮城沖地震とほぼ同じ海域(牡鹿半島沿岸からその東方)のみを震源とする7・5の地震が起きた場合、死者は27人。今村教授の言う仙台港の沖合で発生した場合には、仙台市に近くなることから、死者はさらに増えると考えられる。
ちなみに、最も被害が大きいとされている仙台市内での直下型地震では、死者は1032人に上ると想定している。
また、プレート境界の宮城県のはるか沖では、1793年と1897年にM7・8の地震が発生。今村教授によれば、この周期に当てはめると、この海域で同クラスの地震が宮城県沖地震と“同時発生”する確率も高いといい、単独型よりさらに大惨事になる可能性もある。』
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/news/may/o20030527_20.htm
『【井戸の水位変化で、地震の予知に挑む】
−−30年続ける西目町の小松勍三さん/秋田
◇「東北で発生4、5日前の上昇に気付く」
阪神大震災(95年)で再び、実用化の期待が高まった地震予知。地殻活動など最先端の研究の一方で、西目町沼田新道下、元教員、小松勍三さん(74)は30年間、井戸の水位変化で予知に挑んでいる。大地震発生も懸念される県内で「日本海中部地震でも前触れはあった。次の大地震には何とか役立てたい」と毎日の観測を続ける。小松さんは男鹿半島の北浦出身。県内で27人が犠牲となった男鹿地震(1939年)を経験。その後、大学時代の恩師で地盤傾斜変動の研究者だった故近藤忠三・秋田大教授が、70年の駒ケ岳噴火の兆候だった地盤の変化に気付いていたことを知り、独自に「井戸水予知」を始めた。
74年に深さ3メートルと7・5メートルの井戸2本を自宅敷地に掘り、自動観測が可能な水位計を取り付けた。通常は降雨の前に下落する水位だが、東北地方で地震が起きる4、5日前には、高い確率で上昇することに気付いた。日本海中部地震やその後の余震でも、2〜5ミリの上昇を記録していた。
「何かあるとは思ったが、まさかあんな大地震だったとは……」。自身の研究の裏付けができた一方で、何もできなかった後悔の念を覚えたのを現在でも記憶している。
◇日本海中部時は遠足で児童を引率
20年前の地震の当日、仁賀保町立平沢小教頭だった小松さんは、男鹿南秋地方への児童遠足に同行していた。バスが若美町に差し掛かった時、大地震に遭遇。「『男鹿の海岸で昼食を』という話はこちらの計画でも当初あった。(合川南小の)悲劇はひとごとではなかった」と「あの日」を忘れることはない。
「井戸の水位に変化があっても、必ず地震があるわけではない。法則性は残念ながらまだつかめない」と予知の難しさも。「パニックを考えたら簡単に結果は公表できないが、空白域の地震を見逃したら何のための予知か分からない」と決意を新たに、今後も地道な観測を続ける。【小倉祥徳】(毎日新聞)』
[5月27日18時51分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030527-00000002-mai-l05
『【地震グモ」が予言? 外壁崩落の仙台のアパート】
「地震が来るかなあと思っていた」。東北地方を26日襲った地震で外壁崩落などの被害があった仙台市若林区のアパートで、住民が「地震グモ」を目撃し、大地震発生を心配していたことが分かった。
鉄筋コンクリート3階建てのアパート3階に住む佐藤光彦さん(72)によると、4、5日前に玄関内側をクモがヨコに移動して白い糸を出したが、「すぐに糸の色が黒に変わったので地震が来ると思った」と“予言的中”に驚いていた。
地震当時、飼っていたネコがおびえたように佐藤さんに寄ってきて震えていたという。
仙台市内で建物の大きな損害は報告されていないが、このアパートの3階部分のコンクリート外壁は幅約3メートル、厚さ約5センチにわたって落下。2階の部屋の台所から外に出ている鉄製の煙突もへし折れた。けが人はなかった。(共同通信)[5月26日23時6分更新] 』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030526-00000189-kyodo-soci