2002 10/06 09:16
Category : 日記
10/01 00:56 29.2N 130.2E 40k M4.3 奄美大島近海
10/01 04:41 35.4N 133.8E 10k M3.2 鳥取県西部
10/01 07:08 26.9N 128.4E 40k M3.9 沖縄本島近海
10/01 09:05 35.4N 139.0E 20k M3.7 静岡県東部
10/01 16:59 27.5N 128.7E 10k M3.1 奄美大島近海
10/02 16:34 44.4N 146.7E 110k M4.8 択捉島付近
10/02 23:00 35.3N 140.6E 30k M3.8 千葉県東方沖
10/02 23:23 36.2N 138.0E 10k M2.6 長野県中部
10/03 00:32 35.2N 140.7E 30k M3.9 千葉県東方沖
10/03 04:36 35.5N 137.8E 10k M2.6 長野県南部
10/03 17:10 40.7N 142.4E 60k M3.8 青森県東方沖
10/03 19:29 35.4N 133.3E 10k M2.5 島根県東部
10/04 13:05 36.2N 138.0E 10k M2.9 長野県中部/震度3
10/04 13:17 36.2N 138.0E 10k M2.5 長野県中部
10/05 02:33 25.6N 124.9E 30k M5.3 東シナ海
10/05 04:43 34.1N 135.7E 60k M3.3 奈良県地方
10/05 05:21 35.2N 140.7E 50k M4.0 千葉県東方沖
10/05 06:30 35.3N 140.7E 50k M3.7 千葉県東方沖
10/05 07:34 35.3N 140.6E 40k M3.7 千葉県東方沖
・・・下記データの全て日本時間・・・
10/02 03:39 44.0N 147.6E 87k 4.6M A 北海道東方沖(世界版)
10/04 00:56:39 54.51N 161.61E 44.9 5.0M A カムチャッカ半島
10/04 01:08:28 23.23N 108.50W 10.0 6.4M A カリフォルニア湾(メキシコ西部)
10/04 04:05:10 7.44S 115.77E 315.2 6.0M A バリ海(ジャワの東)
10/05 04:05:50 20.82S 179.00W 626.5 6.4M A フィジー
先月24日のサーバー・メンテから発生した不具合にて、一部、アクセス不能の状況が続いていました。現在、このトラブルは復旧しているようですが、今後も再発する可能性があるので、当サイトのURLはmainを外し、http://dreamcity.gaiax.com/home/crystal3636/ にて、“お気に入り”ブックマーク等の再登録をしてアクセス願います(古い登録は一度、削除をお薦めします)。当サイトをリンクして頂いてる各ホームページでは、大変、お手数ではありますが、アドレス変更をどうか宜しくお願い致します。ご心配下さった皆様方、誠にありがとうございました。
更新、状況報告とお礼が大変、遅れましたことをここにお詫び申し上げます。
◆◆10月5日(土)夕方、空知支庁・砂川〜滝川市より観測◆◆
上空を覆う層積雲の南空に二分割状を観測。震源ラインは先月14日と同一、東−西(方位角85−265度)、野付半島−積丹岬ライン。疑わしいのは85度の野付半島〜色丹島方面。両端側共に山並みに隠れ、全貌は未確認。よって推定規模がハッキリとしないが、M4.5以上はありそうだ。ちょうど新月トリガー期間であり、直前型であるかもしれない。一応、一週間程度は様子を見る必要がある。尚、たまたまデジカメを置いてきており、撮影は不可。
1日、戦後最大級規模という台風21号が関東を直撃し、そのまま時速65�qほどで、こちら北海道(苫小牧付近)へも翌未明に上陸。静内町の二十間道路桜並木では、桜の木が約50本も折れて倒れたり、浦河町では、強風で飛んできた牛舎入り口の扉で頭部を強く打った人が意識不明の重体。札幌市内では、倒れてきた電柱にトラックが下敷きとなり、看板の落下などで4人が怪我。根室市花咲港では中型網漁船が風に流され、防波堤に接触(乗組員17人に怪我はなかった)。北電によれば、道内で約25300戸が停電した。
この台風の接近を知って、一応、私も身構えたが、こちら中空知は毎度の如く、雨が僅かに降った程度で全く問題はなく、正午には温帯低気圧に変わった。10月に台風が北海道に上陸したのは実に23年振りとのこと。
更新を長く途絶えている間に観測地震雲の結果があった。尚、一部は訂正して別震源を該当結果として下記に再掲載。6日20時18分が新月ピークで、発生地震に注意が必要。実績記録表への記載は遅れており、全く進んでいない。
●●ナマズ様を馬鹿にすんなって!●●
「たしかに、研究に試行錯誤はつきもの。過去には<ナマズの研究>がありました。ナマズには地震の予知能力がある、という仮説に基づいて24時間体制でナマズを観察した研究です。しかし、ナマズは空腹でも暴れる生物です。動物に予知能力があったとしても、ナマズが暴れたから地震が来るとは断定できません。結局、ナマズと地震の因果関係は結局結論づけられないまま、研究は92年に終了しています。それでも東京都は10年間も、研究予算をつぎ込んできたのです。」([週刊ポスト]00.11.3発行)
などという馬鹿な地震学者がおり、ナマズ研究の成果を知ってか知らずか(どちらでも信じがたいほどだ)、あまりにも愚弄したことをマスコミにノガキ垂れている。悪いが、私は学者を心底、これほどまでにホント“馬鹿だ”と思ったことは嘗てない(悪いけどさぁ...)。何が空腹でも暴れるだと、当たり前のことを今更に言い訳するなと言いたい。前兆行動との違いを見つけるのが観察だろうよ。どうかサイト「関西ナマズ予知研」の爪の垢でも煎じて飲んでくれ!
先月、岡山理科大PISCOの掲示板に参加して驚いたのだが、地震学の権威、東大名誉教授/力武 常次氏が、「ナマズの電位差感度はわが国の電灯線電源の50、60Hz付近で特に高い。ナマズにとっては、地震の時の異常電流よりはるかに強力な日常的ノイズ源の中で生活しているためにこれに慣れてしまっている。地震時に日常の雑音電流より強い地電流があるとは考えにくい点もあるのでナマズ VS. 地震関係は依然として良く理解できない(本質論的に未解明の部分が残されている)。」という主旨のことを述べているという。
ナマズは日常氾濫している50、60Hz付近に慣れており、これより強い地震性地電流などは考えにくい? これでは全く、ナマズと地震の因果関係が否定されてしまうじゃないか。おかしくない? 慣れて反応が悪いという日常ノイズの周波域がナマズは最も感度が高いって、それは如何にして知るのよ? こんなシロウトにも通用しない説明で・・・そうじゃないだろうよ、さぁ。
大阪大の池谷元伺教授は、日常の連続的な電磁波とは違い、地震性のものはパルス状電磁波であるとして、その違いを説明。数々の動物実験にて繰り返し検証し確認している。また概ね、動物異常行動は極低周波(ELF帯)において顕著であるとしている。
●●震源域での異常温度上昇と衛星熱赤外線画像 !!●●
先月末、岩瀬氏の東海アマサイト掲示板には、中国から日本国特許庁に出願中の「強地震短期予測衛星熱赤外線技術」なるアイディアが在ることについて、情報の提供があった。
要するに、M5以上の地震の前には温度上昇の異常があり、これを衛星熱赤外線画像によって解析、震源を特定、予知に利用しようというもの。これには岩瀬氏も苦笑されていたが、当サイト読者ならもうお馴染みであって、これは衛星画像予知、日本の第一人者/青松氏の予知法としてすでに観測研究が続けられているものだ。出願内容にあった「雲のない“熱通路”の出現」や「上方層の上方に温度低下リングの現象」云々・・。これは青松氏によって「吹き飛ばし現象」と呼ばれ、民間観測ネット情報の中ではすでによく知られているものだ。
地震前の温度上昇異常というポピュラーな宏観現象すら、アカデミーにおいてはナンセンスという寂しい実体の最中、それを衛星熱赤外線画像で分析しようというわけだから、これが公に認められ予知に活用されれば、当に画期的となる。
ただ私自身は、震源からの温度上昇による地震雲発現というメカニズム論については懐疑的だ。それは雲の発現と育成の根拠にはなっても、地震雲の持つ遠地地震を示す指向性形態という、つまり震源地上空に出現するわけではない地震雲の不可思議な特性を説明することに全く役立っていないからである。これが地震雲の最大の特性なのであるから、それを説明できるものでなければ意味をなさない。よって私は、震源地上空の吹き飛ばし現象と地震雲とは、それぞれ別の現象として扱っている。
岩盤そのものの熱伝導率は低いが、あらゆる物体は、元々、それ自体の持つ温度に応じた赤外線を放射している。これは前兆段階として地殻が崩壊していく際に生じる発熱が赤外線放射の強度を高め、それが衛星画像として捕らえられている現象ではないだろうか?
また、地熱上昇そのものについては、地殻深部の高熱(約600度前後)が地殻の崩壊で生じたクラックを浸透、上昇する為に起こる現象ではないか。過去の震災の幾つかには、震源域での異常な気温上昇の報告がある(下記に一部を紹介)。詳細は不明だが、地熱の変化を測定している民間研究家も実際にいる。
◆兵庫県南部地震(1995年1月17日)
1月9日−16.4℃
4月並の気温で、地震発生前後の60日間では
最高気温が15℃を超えているのはこの日だけ。
また、94年12月27日〜30日の間も高く、12〜14.5℃ほどを記録。
<神戸海洋気象台記録>
◆北海道南西沖地震(1993年7月12日)
地震発生当日−25.5℃
地震発生10日前から上昇し、
当日の25.5℃は前後60日間には見られないほどの高温。
<寿都測候所記録>
◆宮城県沖地震(1978年6月12日)
地震発生4日前−29.3℃
4日前から異常に高くなって、
平均、最高、最低気温とも2〜7℃高くなっている。
<仙台気象台記録>
以上、
――――――近代消防社刊/森田 武著『あなたにもできる地震予知』より
■■9月14日(土)午後、観測の該当地震が発生!!(訂正)■■
▲2002 09 25 03 02 30.5 43.86070 148.80527 70.0 4.2 ishi KURI
(北大理学研究科地震火山研究観測センター/震源情報)
『14日 ―略― 外出時の昼過ぎに気付いた南空に滞空する断層状雲を観測。形状が崩れており、尚かつ、周囲を気象雲の積雲群が邪魔をしていたので暫く待って、最も形状が明瞭に見えた午後3時頃に撮影、方位の測定をした。
震源ラインは東−西(方位角85−265度)、野付半島−積丹岬ライン。疑わしいのは85度の野付半島〜色丹島方面。霞と気象雲が邪魔で全貌が見えない為に推定規模がハッキリとしないが、M4.3以上はありそうだ。ちょうど半月トリガーピークであり、直前型であるかもしれない。一応、一週間程度の様子を見る必要がある。。(観測地/砂川市空知太)』
(2002 09/14 20:49 更新)
――結果考察――
気象雲が観測を邪魔をしていたにも拘わらず、測定精度は約±0度の好結果。発生規模も妥当な線で、発生は約10日過ぎであった。結果的には有感ではなかったようだ。
■■9月16日(月)朝、観測の該当地震が発生 !!(訂正/再掲載)■■
▲09/28 23:16 43.1N 146.0E 40k M4.7 北海道根室半島南東沖/震度1
『16日の午前7時半頃、 大凡、目視にて方位角95-275度ラインに指向する断層状雲を観測。全景は見えなかったが、規模は大きくなさそうでM4.3以上としたい。根室半島南東沖方面かもしれない。(観測地/奈井江町)』
(2002 09/17 01:46 更新)
――結果考察――
震源は約+3度ズレの方位角98度方位。目測としては十分な結果。発生規模も妥当なところ。約12日過ぎでの発生。
■■9月17日(火)朝、観測の該当地震が発生 !!■■
▲2002 09 18 13 13 39.5 44.48036 151.58566 149.9 6.0 ishi KURI
(北大理学研究科地震火山研究観測センター/震源情報)
『17日の午前7時半頃、14日観測とほぼ近しい83−263度ライン方位に指向する二分割断層状が滞空していた。M5以上はまず間違いなさそうだ。空全体を覆う分厚い雨雲の随所には波模様や顕著なウネリが現れており、印象としては深発(大深発)地震の宏観の疑い。
本日、勤務途中で偶然に見た夕暮れの空は、異様な雲焼け。焼けた帯雲群も目測で千島方面に指向していた。(観測地/奈井江町)』
(2002 09/18 23:49 更新)
――結果考察――
14日観測85度と近しい方位ではあったが、地震雲の規模とレベルが格段に異なっていた(14日出現はM4.3以上と推測し、該当結果としてM4.2の発生を確認)。無感データの中に方位角80度、約−3度程度の方位でM6.0の発生を確認できた。150�qの深発地震で層積雲中の随所に見られた深発特有の宏観とも合致している。
■■9月21日昼、観測の該当地震が発生 !!■■
▲10/02 16:34 44.4N 146.7E 110k M4.8 択捉島付近/震度2
『昼頃、奈井江町上空に典型的な白帯雲を確認(画像1.画像2)。指向方位ラインは方位角76−256度、知床羅臼−積丹半島/神恵内村ラインで、76度側の知床羅臼〜国後島方面が疑わしい。規模はM4.3以上はありそう。(観測地/奈井江町)』
(2002 09/22 17:32 更新)
――結果考察――
仰角の高い位置に滞空していたこともあり、測定精度は−2度程度の誤差しかない満足のいく結果。発生規模は256度の石狩湾方位側が山並みに掛かっていた為にM4.3以上としていたが、妥当な結果といえる。発生は11日後だった。
10/01 04:41 35.4N 133.8E 10k M3.2 鳥取県西部
10/01 07:08 26.9N 128.4E 40k M3.9 沖縄本島近海
10/01 09:05 35.4N 139.0E 20k M3.7 静岡県東部
10/01 16:59 27.5N 128.7E 10k M3.1 奄美大島近海
10/02 16:34 44.4N 146.7E 110k M4.8 択捉島付近
10/02 23:00 35.3N 140.6E 30k M3.8 千葉県東方沖
10/02 23:23 36.2N 138.0E 10k M2.6 長野県中部
10/03 00:32 35.2N 140.7E 30k M3.9 千葉県東方沖
10/03 04:36 35.5N 137.8E 10k M2.6 長野県南部
10/03 17:10 40.7N 142.4E 60k M3.8 青森県東方沖
10/03 19:29 35.4N 133.3E 10k M2.5 島根県東部
10/04 13:05 36.2N 138.0E 10k M2.9 長野県中部/震度3
10/04 13:17 36.2N 138.0E 10k M2.5 長野県中部
10/05 02:33 25.6N 124.9E 30k M5.3 東シナ海
10/05 04:43 34.1N 135.7E 60k M3.3 奈良県地方
10/05 05:21 35.2N 140.7E 50k M4.0 千葉県東方沖
10/05 06:30 35.3N 140.7E 50k M3.7 千葉県東方沖
10/05 07:34 35.3N 140.6E 40k M3.7 千葉県東方沖
・・・下記データの全て日本時間・・・
10/02 03:39 44.0N 147.6E 87k 4.6M A 北海道東方沖(世界版)
10/04 00:56:39 54.51N 161.61E 44.9 5.0M A カムチャッカ半島
10/04 01:08:28 23.23N 108.50W 10.0 6.4M A カリフォルニア湾(メキシコ西部)
10/04 04:05:10 7.44S 115.77E 315.2 6.0M A バリ海(ジャワの東)
10/05 04:05:50 20.82S 179.00W 626.5 6.4M A フィジー
先月24日のサーバー・メンテから発生した不具合にて、一部、アクセス不能の状況が続いていました。現在、このトラブルは復旧しているようですが、今後も再発する可能性があるので、当サイトのURLはmainを外し、http://dreamcity.gaiax.com/home/crystal3636/ にて、“お気に入り”ブックマーク等の再登録をしてアクセス願います(古い登録は一度、削除をお薦めします)。当サイトをリンクして頂いてる各ホームページでは、大変、お手数ではありますが、アドレス変更をどうか宜しくお願い致します。ご心配下さった皆様方、誠にありがとうございました。
更新、状況報告とお礼が大変、遅れましたことをここにお詫び申し上げます。
◆◆10月5日(土)夕方、空知支庁・砂川〜滝川市より観測◆◆
上空を覆う層積雲の南空に二分割状を観測。震源ラインは先月14日と同一、東−西(方位角85−265度)、野付半島−積丹岬ライン。疑わしいのは85度の野付半島〜色丹島方面。両端側共に山並みに隠れ、全貌は未確認。よって推定規模がハッキリとしないが、M4.5以上はありそうだ。ちょうど新月トリガー期間であり、直前型であるかもしれない。一応、一週間程度は様子を見る必要がある。尚、たまたまデジカメを置いてきており、撮影は不可。
1日、戦後最大級規模という台風21号が関東を直撃し、そのまま時速65�qほどで、こちら北海道(苫小牧付近)へも翌未明に上陸。静内町の二十間道路桜並木では、桜の木が約50本も折れて倒れたり、浦河町では、強風で飛んできた牛舎入り口の扉で頭部を強く打った人が意識不明の重体。札幌市内では、倒れてきた電柱にトラックが下敷きとなり、看板の落下などで4人が怪我。根室市花咲港では中型網漁船が風に流され、防波堤に接触(乗組員17人に怪我はなかった)。北電によれば、道内で約25300戸が停電した。
この台風の接近を知って、一応、私も身構えたが、こちら中空知は毎度の如く、雨が僅かに降った程度で全く問題はなく、正午には温帯低気圧に変わった。10月に台風が北海道に上陸したのは実に23年振りとのこと。
更新を長く途絶えている間に観測地震雲の結果があった。尚、一部は訂正して別震源を該当結果として下記に再掲載。6日20時18分が新月ピークで、発生地震に注意が必要。実績記録表への記載は遅れており、全く進んでいない。
●●ナマズ様を馬鹿にすんなって!●●
「たしかに、研究に試行錯誤はつきもの。過去には<ナマズの研究>がありました。ナマズには地震の予知能力がある、という仮説に基づいて24時間体制でナマズを観察した研究です。しかし、ナマズは空腹でも暴れる生物です。動物に予知能力があったとしても、ナマズが暴れたから地震が来るとは断定できません。結局、ナマズと地震の因果関係は結局結論づけられないまま、研究は92年に終了しています。それでも東京都は10年間も、研究予算をつぎ込んできたのです。」([週刊ポスト]00.11.3発行)
などという馬鹿な地震学者がおり、ナマズ研究の成果を知ってか知らずか(どちらでも信じがたいほどだ)、あまりにも愚弄したことをマスコミにノガキ垂れている。悪いが、私は学者を心底、これほどまでにホント“馬鹿だ”と思ったことは嘗てない(悪いけどさぁ...)。何が空腹でも暴れるだと、当たり前のことを今更に言い訳するなと言いたい。前兆行動との違いを見つけるのが観察だろうよ。どうかサイト「関西ナマズ予知研」の爪の垢でも煎じて飲んでくれ!
先月、岡山理科大PISCOの掲示板に参加して驚いたのだが、地震学の権威、東大名誉教授/力武 常次氏が、「ナマズの電位差感度はわが国の電灯線電源の50、60Hz付近で特に高い。ナマズにとっては、地震の時の異常電流よりはるかに強力な日常的ノイズ源の中で生活しているためにこれに慣れてしまっている。地震時に日常の雑音電流より強い地電流があるとは考えにくい点もあるのでナマズ VS. 地震関係は依然として良く理解できない(本質論的に未解明の部分が残されている)。」という主旨のことを述べているという。
ナマズは日常氾濫している50、60Hz付近に慣れており、これより強い地震性地電流などは考えにくい? これでは全く、ナマズと地震の因果関係が否定されてしまうじゃないか。おかしくない? 慣れて反応が悪いという日常ノイズの周波域がナマズは最も感度が高いって、それは如何にして知るのよ? こんなシロウトにも通用しない説明で・・・そうじゃないだろうよ、さぁ。
大阪大の池谷元伺教授は、日常の連続的な電磁波とは違い、地震性のものはパルス状電磁波であるとして、その違いを説明。数々の動物実験にて繰り返し検証し確認している。また概ね、動物異常行動は極低周波(ELF帯)において顕著であるとしている。
●●震源域での異常温度上昇と衛星熱赤外線画像 !!●●
先月末、岩瀬氏の東海アマサイト掲示板には、中国から日本国特許庁に出願中の「強地震短期予測衛星熱赤外線技術」なるアイディアが在ることについて、情報の提供があった。
要するに、M5以上の地震の前には温度上昇の異常があり、これを衛星熱赤外線画像によって解析、震源を特定、予知に利用しようというもの。これには岩瀬氏も苦笑されていたが、当サイト読者ならもうお馴染みであって、これは衛星画像予知、日本の第一人者/青松氏の予知法としてすでに観測研究が続けられているものだ。出願内容にあった「雲のない“熱通路”の出現」や「上方層の上方に温度低下リングの現象」云々・・。これは青松氏によって「吹き飛ばし現象」と呼ばれ、民間観測ネット情報の中ではすでによく知られているものだ。
地震前の温度上昇異常というポピュラーな宏観現象すら、アカデミーにおいてはナンセンスという寂しい実体の最中、それを衛星熱赤外線画像で分析しようというわけだから、これが公に認められ予知に活用されれば、当に画期的となる。
ただ私自身は、震源からの温度上昇による地震雲発現というメカニズム論については懐疑的だ。それは雲の発現と育成の根拠にはなっても、地震雲の持つ遠地地震を示す指向性形態という、つまり震源地上空に出現するわけではない地震雲の不可思議な特性を説明することに全く役立っていないからである。これが地震雲の最大の特性なのであるから、それを説明できるものでなければ意味をなさない。よって私は、震源地上空の吹き飛ばし現象と地震雲とは、それぞれ別の現象として扱っている。
岩盤そのものの熱伝導率は低いが、あらゆる物体は、元々、それ自体の持つ温度に応じた赤外線を放射している。これは前兆段階として地殻が崩壊していく際に生じる発熱が赤外線放射の強度を高め、それが衛星画像として捕らえられている現象ではないだろうか?
また、地熱上昇そのものについては、地殻深部の高熱(約600度前後)が地殻の崩壊で生じたクラックを浸透、上昇する為に起こる現象ではないか。過去の震災の幾つかには、震源域での異常な気温上昇の報告がある(下記に一部を紹介)。詳細は不明だが、地熱の変化を測定している民間研究家も実際にいる。
◆兵庫県南部地震(1995年1月17日)
1月9日−16.4℃
4月並の気温で、地震発生前後の60日間では
最高気温が15℃を超えているのはこの日だけ。
また、94年12月27日〜30日の間も高く、12〜14.5℃ほどを記録。
<神戸海洋気象台記録>
◆北海道南西沖地震(1993年7月12日)
地震発生当日−25.5℃
地震発生10日前から上昇し、
当日の25.5℃は前後60日間には見られないほどの高温。
<寿都測候所記録>
◆宮城県沖地震(1978年6月12日)
地震発生4日前−29.3℃
4日前から異常に高くなって、
平均、最高、最低気温とも2〜7℃高くなっている。
<仙台気象台記録>
以上、
――――――近代消防社刊/森田 武著『あなたにもできる地震予知』より
■■9月14日(土)午後、観測の該当地震が発生!!(訂正)■■
▲2002 09 25 03 02 30.5 43.86070 148.80527 70.0 4.2 ishi KURI
(北大理学研究科地震火山研究観測センター/震源情報)
『14日 ―略― 外出時の昼過ぎに気付いた南空に滞空する断層状雲を観測。形状が崩れており、尚かつ、周囲を気象雲の積雲群が邪魔をしていたので暫く待って、最も形状が明瞭に見えた午後3時頃に撮影、方位の測定をした。
震源ラインは東−西(方位角85−265度)、野付半島−積丹岬ライン。疑わしいのは85度の野付半島〜色丹島方面。霞と気象雲が邪魔で全貌が見えない為に推定規模がハッキリとしないが、M4.3以上はありそうだ。ちょうど半月トリガーピークであり、直前型であるかもしれない。一応、一週間程度の様子を見る必要がある。。(観測地/砂川市空知太)』
(2002 09/14 20:49 更新)
――結果考察――
気象雲が観測を邪魔をしていたにも拘わらず、測定精度は約±0度の好結果。発生規模も妥当な線で、発生は約10日過ぎであった。結果的には有感ではなかったようだ。
■■9月16日(月)朝、観測の該当地震が発生 !!(訂正/再掲載)■■
▲09/28 23:16 43.1N 146.0E 40k M4.7 北海道根室半島南東沖/震度1
『16日の午前7時半頃、 大凡、目視にて方位角95-275度ラインに指向する断層状雲を観測。全景は見えなかったが、規模は大きくなさそうでM4.3以上としたい。根室半島南東沖方面かもしれない。(観測地/奈井江町)』
(2002 09/17 01:46 更新)
――結果考察――
震源は約+3度ズレの方位角98度方位。目測としては十分な結果。発生規模も妥当なところ。約12日過ぎでの発生。
■■9月17日(火)朝、観測の該当地震が発生 !!■■
▲2002 09 18 13 13 39.5 44.48036 151.58566 149.9 6.0 ishi KURI
(北大理学研究科地震火山研究観測センター/震源情報)
『17日の午前7時半頃、14日観測とほぼ近しい83−263度ライン方位に指向する二分割断層状が滞空していた。M5以上はまず間違いなさそうだ。空全体を覆う分厚い雨雲の随所には波模様や顕著なウネリが現れており、印象としては深発(大深発)地震の宏観の疑い。
本日、勤務途中で偶然に見た夕暮れの空は、異様な雲焼け。焼けた帯雲群も目測で千島方面に指向していた。(観測地/奈井江町)』
(2002 09/18 23:49 更新)
――結果考察――
14日観測85度と近しい方位ではあったが、地震雲の規模とレベルが格段に異なっていた(14日出現はM4.3以上と推測し、該当結果としてM4.2の発生を確認)。無感データの中に方位角80度、約−3度程度の方位でM6.0の発生を確認できた。150�qの深発地震で層積雲中の随所に見られた深発特有の宏観とも合致している。
■■9月21日昼、観測の該当地震が発生 !!■■
▲10/02 16:34 44.4N 146.7E 110k M4.8 択捉島付近/震度2
『昼頃、奈井江町上空に典型的な白帯雲を確認(画像1.画像2)。指向方位ラインは方位角76−256度、知床羅臼−積丹半島/神恵内村ラインで、76度側の知床羅臼〜国後島方面が疑わしい。規模はM4.3以上はありそう。(観測地/奈井江町)』
(2002 09/22 17:32 更新)
――結果考察――
仰角の高い位置に滞空していたこともあり、測定精度は−2度程度の誤差しかない満足のいく結果。発生規模は256度の石狩湾方位側が山並みに掛かっていた為にM4.3以上としていたが、妥当な結果といえる。発生は11日後だった。