典型的な綱状地震雲が発生。M5レベルか !? 18日の深刻な帯状地震雲。紀伊半島方面は要注意 !!
04/18 02:45 35.8N 137.4E 10k M3.0 長野県南部
04/18 03:48 31.9N 142.0E 33k 4.5M B 伊豆諸島中部の東(世界版)
04/18 05:33 32.8N 131.1E 10k M3.2 熊本県阿蘇地方
04/18 08:24 34.2N 139.3E 10k M2.8 新島・神津島近海
04/18 12:07 24.5N 123.8E 10k M2.8 石垣島近海
04/18 12:10 34.8N 137.1E 381k 4.2M B 愛知県南部(世界版)
04/19 07:51 32.8N 131.3E 130k M4.2 宮崎県北部山沿い地方
04/19 09:02 35.4N 133.3E 10k M2.9 島根県東部
 ・・・下記データの全て日本時間・・・
04/18 14:02:47 16.95N 100.82W 33.0 6.3M A メキシコ
04/19 01:08:36 27.35S 70.05W 61.6 6.7M A チリ北部



◆◆4月19日(金)午後、空知支庁・美唄市より観測◆◆
 
 
 午後4時半頃、典型的な綱状地震雲が発生。震源方位は南西−北東(方位角220-40度)ライン、測定精度には自信がないが、大凡は220度方面、鳥取県米子市〜大分県国東半島〜鹿児島県川内市方面を中心に、マイナス側に5度、プラス側に3度程度の範囲に収まるかどうかというところ。
 発生規模はM5.2±0.5、直前型で半月トリガーの23日以内までの可能性。

 本日は綱状地震雲が出現前に、飛行機雲が連続3本。その比較はとても容易であり、しかも今回の綱状地震雲の場合には発生の瞬間、その一部始終についても目撃している。飛行機雲の場合は雲の線が細くてシャープ、発生と消滅を繰り返して在る程度の一定の長さを維持しているのが判る。消滅はホント早く、見ている僅かの間に掻き消えていく。
 それに対する綱状地震雲の場合には、まず驚かされるのはその驚異的な発生の早さ、形成の凄まじさにある。飛行機雲は当然、飛行機の飛ぶ移動速度に拠っているが、綱状地震雲のそれは全く違う。飛行機の飛ぶ速度の目測で5倍、いや真面目に10倍? というほどの信じられないようなスピードで、綱状の雲だけが勢いよく延びて形成されるのである。もちろん飛行機などはそこには全く無い。形成された綱状雲は、飛行機雲よりも明らかに太さがあって、しかも若干、形状に崩れが見られる。尚かつ、綱状は渦を巻くように捻れているのも確認できる。
 飛行機と無関係に飛行機の何倍ものスピードで形成されるこれら飛行機雲モドキの存在を気象学ではちゃんと説明されているのだろうか? 私はこれまで、飛行機が形成する飛行機雲としか気象学の説明を見たことがない。

 岩瀬氏によれば18日の午後、明瞭な南西〜北東ライン。方位角220度、南西方面の延長、紀伊半島〜南西諸島〜台湾方面でM7プラス〜M8の巨大地震が疑われる帯雲が出現とのこと。この深刻な地震雲については他複数人から同様の観測報告が寄せられている。
 私も12日に当地からの210度、和歌山市を中心とする紀伊半島〜四国東部の範囲、もしくはその延長方位震源の凄い断層状雲を見ている。私の個人的印象としては超遠方の海外、つまり、スラウェシ島〜小スンダ列島などの方面を疑っている。また19日の午後4時半頃、太陽の両脇には薄っすらと幻日が確認できた。
 トチロー氏によるVLF帯データ観測から気になる波形データが確認され、氏のWEB上にて黄色警報が発令されている。尚、月齢トリガーとしては、22日11:28ピーク時間の上弦半月が迫っている。

 某サイト掲示板には、日本海中部地震の起こる二日前に地震雲を疑う凄い雲を見たらしいが、その後は現在に至るまで巨大地震の前においても同様の雲は一切見られなかったとし、特定の雲(形状)に対する決めつけを排除する必要があることについて述べている。
 一見、尤もらしい意見ではあるが、私はこれには反論したいと思う。どうして大地震の前兆雲が同一の地域上空に出現するものと考えるのか? どうしてこの人の見える上空に出現しなければならないのだろう? 仮にほぼ同一場所か、かなり近しい震源による繰り返し大地震の発生があったとしても、ホントにその出現する地震雲はやはり同一地域の上空に出現しなければならないなどといえるのだろうか?
 地震雲はその必要な気象条件の整った時、整った場所の上空に出現する。であるから、必ずしも同一地域の上空、同一タイムラグとは限らないのではないか。つまりこれまでも大地震の地震雲は、他の地域上空にはちゃんと出現していた筈なのであると。
 更に云えば、地震雲(空の地震前兆)は降雨前兆と密接にリークしており、降雨前兆たる気象条件が地震前兆エネルギーに反応するのに非常に適しているようだ。シロウト発想的には大気中の水蒸気濃度の高さが地電流の伝導を強くし、大気の電磁場もそれに比例するからだろうと考える。