5日、8日観測の地震雲の結果、 小笠原で地震発生!
08/08 22:29 26.9N 143.3E 33k 4.8M A 小笠原北部(世界版コピー)
08/09 14:37 23.7N 142.9E 33k 4.5M B 小笠原南部(世界版コピー)
08/10 00:34 33.7N 141.0E 70k M4.1 八丈島近海
08/10 03:37 34.1N 139.5E 浅い M2.2 三宅島近海
08/10 03:54 34.1N 139.5E 浅い M2.2 三宅島近海


◆◆8月10日(金)午後〜、空知支庁・砂川〜上砂川より観測◆◆
 

 午前中は綿雲が浮かぶ気持ちの良い空だったが、昼過ぎに白帯雲が出現。それは急速に発達し、東から天頂にかけての空を覆って怪しい雰囲気。帯雲のラインは東北東−西南西(65−245度)、震源方位は東北東65度の択捉島方面、遠方の場合は千島・シムシル島〜アリューシャン列島中部方面まで。
 全貌が確認できず規模の想定は難しいが、見えている部分からはM4.5以上、もしくはM5前後。石垣〜鱗状の模様からは震源震度3レベルか。発生は72H内の可能性、8月13日以内。画像は上砂川から見た西空の同震源疑いの白帯も掲載した。

■■8月5日(日)夕方観測の該当地震が発生 !!■■
▲08/09 14:37 23.7N 142.9E 33k 4.5M B 小笠原南部(世界版)
 『野寒布岬から見る午後6時半過ぎ、日没寸前に撮影した地震雲。形状によるタイプ判別が難しかったが、最終的には、南−北(175−355度)ラインの帯雲とみた。震源はたぶんに南側175度方位で遠い震源かも知れない、青森県東方沖〜東北太平洋側沖〜小笠原諸島南方方面か。規模としてはM4.1〜M4.7程度、発生は4日後タ
イプに見えるが一応、一週間、12日以内まで。』
(2001 08/07 05:00 更新)
――結果考察――
 測定ラインに近かった為に、てっきり5日深夜発生の岩手県沿岸北部M3.9かと誤認してしまったが、こちらがピタリ測定方位と合致する遠方の地震。発生規模も雲の長さからM4.4前後の読みで我ながら見事。

■■8月8日(水)夕方観測の該当地震が発生 !!■■
▲08/08 22:29 26.9N 143.3E 33k 4.8M A 小笠原北部(世界版)
 『問題なのが西空の山並みに掛かる断層白帯雲で、帯の両端側共に霞みが濃く、雲の長さの確認が困難。ただ規模としてはM4.5以上はたぶん間違いないところで、推測としてはM5.3±0.5程度。断層ラインの方位は南−北(170−350度)、予測震源方位としては南170度方面、青森県東方沖−岩手・宮城沖など東北太平洋側沖−小笠原諸島南方方面。発生は8月13日以内を目安に、いずれも1週間程度様子を見たい。』
(2001 08/08 22:58 更新)
――結果考察――
 観測後その日の深夜に発生。方位、発生規模共に納得いくレベルだと思う。雲の断層部分の崩れ加減が震源が遠方であることを示していたようだ。

※ 訂正! 
 「稚内からの帰宅後に更新した観測報告、南側175度方位のM4.1〜M4.7程度と評価した地震雲の結果が、すでに発生している5日深夜の岩手県沿岸北部M3.9だった可能性が高い。これが更新の時には全く気づけなかった(笑)一応、もう数日待ってから判断をつけたいと思う。」
(2001 08/08 22:58 更新)
 上記、前々回更新で、5日観測(2001 08/07 05:00 更新)の地震雲の結果として岩手県沿岸北部M3.9ではないかと述べましたが、これは撤回します。結果報告、9日の小笠原南部M4.5に訂正します。