16日の地震雲の結果、カムチャツカ半島のM5級発生!
11/21 06:57 29.3N 129.9E 30k M4.2 奄美大島近海
11/21 09:18 24.5N 123.8E 10k M2.8 石垣島近海
11/21 11:29 40.8N 142.5E 60k M4.0 青森県東方沖
11/22 03:52 33.1N 131.9E 50k M4.0 大分県南部
11/22 04:34 35.4N 133.3E 10k M2.9 島根県東部


■■11月16日夜間に観測の該当地震が発生!■■
▲11/21 16:43:58 54.75N 160.50E 87.4 5.2Mb A カムチャツカ半島(日本時間) 
 『会社からの帰宅時間が遅くなった。自宅に着いて下車したところ、ムーンシェル状の月に非常に鮮明でシャープな模様の波状地震雲が掛かっていた。大凡、震源方位は東北東。択捉島〜千島列島〜カムチャツカ方面の海域震源でM5.0前後。発生は早そうで直前型だと思う。19日の半月トリガー中(ピーク時間00:24)には発生が濃厚だが、一週間程度を要する場合もある。』
( 2000 11/17 01:07 更新)
――結果考察――
 発生規模はドンピシャの印象通り。これまでも規模についてはかなりの精度で読みが成功していると思う。ただ難しいのは、やはり発生タイミングだ。直前型なのか4日前後なのか、はては次の月齢トリガー中や7日前後など、それを想定規模とも合わせて判断しなければならない。とても簡単には人の思惑通りとはいかない。
 震源方位については、雲の移動方向さえ確認出来さえすればかなり自信がある。ただし震源との距離を読むことが困難な場合が多々あり、今回の場合も択捉島付近で近いのか遠いのかまでは読めず、結果的には最奥部のカムチャツカだった。総合的には自分の現在のレベルとしては十分な内容だと思う。


●読者からの画像!  
 本日未明、掲示板に報告を下さった茨城西部観測隊さんより画像が届きました。
『16時22分の西空
 初めて、投稿致します。11月19日16時22分、かなり明確な地震雲をみました。
 ちょうど、太陽が沈む方向へ(ここからだと静岡方面?)向かっていました。デジカメで写真を撮りましたが、自分のホームページがないと公開は出来ないのでしょうか。美しい画像なので残念です』


★クリスタルより〜 
 ありがとうございました。結構インパクトのある画像です。
 空全面が地震性の反応を示し、画像中央にある三つの筋状の雲が明確に震源方位を示しているようです。これは飛行機状の地震雲が崩れつつあるものでしょうか。最上部の黒いタイプは左下の奴の陰なのかどうか? 
 また、これらは収束していて一つの地震を示すものなのか、方位の若干異なる別震源なのかも判別がつきずらい。地震雲が示す震源方位(雲の指向性)が判ればよいのですが、茨城西部からの静岡方面だけですと特定が難しいかもしれません。
 画像から発生規模が判りずらいのですが、せいぜいM4級止まりだと思います。飛行機状タイプならばすでに発生していても可笑しくはなく、今のところ下記三つが方面的には該当しそうです。いずれも規模が小さい。
 地平線が暗くて不明瞭ですが、断層状地震雲のようにも見えますし、それとも山並みでしょうか。また報告をお待ち申し上げます。
 11/19 23:54:00 和歌山県北部  M3.6  50km 
 11/20 05:18:00 静岡県中部  M3.1  30km 
 11/20 09:20:00 三重県南部  M3.1  10km               


『★ 21日夕方、宏観は気象雲もあるが、深刻な高層雲が垣間見える。全般に赤焼けが強く、各地から赤焼け現象のレポートが多い。 また、地獄の耳鳴りが復活しているので、南西諸島かニューギニア、あるいは関東・信越の大型地震が迫っているだろう。アマ無線のノイズは激しいまま継続。発生状況を見ても明瞭な該当がない。関東方面には警戒が必要と考える。パソコンの誤作動や、プロパイダの接続不良、携帯電話の非常に激しい通話ノイズも出ている。やや温暖傾向もあり、地気も強い。
 現段階では、M7、震災級の前兆と断定できる現象はないが、パプアにはM7級余震の疑い。』
――――――――――――[東海アマ地震予知研究会]より転載