2022 10/29 05:23
Category : 記録
泥炭地帯の流路 尾幌川流域の4000年前の遺跡221029
二級河川に指定されている尾幌川水系。上流部は国有林。
中流域から泥炭地が発達し、一部は尾幌川分水を経て厚岸湾に、
下流部は別寒辺牛湿原の西部を東へ流れて厚岸湖に注ぐ。
先史時代の遺跡及び遺物包含地の分布を掲載図で示しておいた。
多くは下流域の河口部分に分布するも、一か所、遺物包含地が尾幌川中流域に分布する。
しかも河口にはあるも、流域からは距離を置いた位置に分布している。そう指摘できるのではないだろうか。
河口の遺跡に一か所、江戸時代の構築と考えられるチャシ跡が存在する。
松浦武四郎筆「ポロチャシコツ」と記載のある遺跡は、「尾幌川川口チャシ跡」と命名された。
厚岸湖の資源監視機能を体現。そうした位置にありそうである。
注目されるのは「尾幌貝塚」。
時代は「縄文(後期),続縄文,擦文,縄文(中期)」とされており、所在地の標高は「5メートル」と低い。
そこから「土器、石器、骨角器、貝、人骨」が確認されている。「人骨」とあるからには、当然、貝を消費した集落があったはず。
「縄文(後期),続縄文,擦文,縄文(中期)」といえば、今から4000年まえほどに始まる。
並みの貝塚が標高20メートル内外の地にあり、時代が縄文前期とされる地球温暖化の時期に分布するのとは、やや異なる。
二級河川に指定されている尾幌川水系。上流部は国有林。
中流域から泥炭地が発達し、一部は尾幌川分水を経て厚岸湾に、
下流部は別寒辺牛湿原の西部を東へ流れて厚岸湖に注ぐ。
先史時代の遺跡及び遺物包含地の分布を掲載図で示しておいた。
多くは下流域の河口部分に分布するも、一か所、遺物包含地が尾幌川中流域に分布する。
しかも河口にはあるも、流域からは距離を置いた位置に分布している。そう指摘できるのではないだろうか。
河口の遺跡に一か所、江戸時代の構築と考えられるチャシ跡が存在する。
松浦武四郎筆「ポロチャシコツ」と記載のある遺跡は、「尾幌川川口チャシ跡」と命名された。
厚岸湖の資源監視機能を体現。そうした位置にありそうである。
注目されるのは「尾幌貝塚」。
時代は「縄文(後期),続縄文,擦文,縄文(中期)」とされており、所在地の標高は「5メートル」と低い。
そこから「土器、石器、骨角器、貝、人骨」が確認されている。「人骨」とあるからには、当然、貝を消費した集落があったはず。
「縄文(後期),続縄文,擦文,縄文(中期)」といえば、今から4000年まえほどに始まる。
並みの貝塚が標高20メートル内外の地にあり、時代が縄文前期とされる地球温暖化の時期に分布するのとは、やや異なる。