物語を創造 居るヒトが楽しめるポイントの豊富化201002
物語を創造 居るヒトが楽しめるポイントの豊富化。



西から、思いつくままに。
1)太宰府天満宮信仰(写真)  
2)西国三十三カ所巡礼  寛文年間
3)安芸宮島詣
4)二葉の里歴史の散歩道 平成
5)大山詣        古くから信仰の対象、江戸時代には20万人。
6)江ノ島詣 19世紀 浮世絵=1840年代の図は男性がまばら、50年代は女性群参。

<大山詣>
 1980年、3月 神奈川県立博物館の展示見学で入館。
最初の大型スチール写真は丹沢水系の山岳と水の流れ。

 その迫力に圧倒されるも、実は背景に<大山詣>の文化、江戸っ子のDNAに刻み込まれた「粋で遊び上手な江戸っ子たちの心を捉え」るモノが。

『東海道中膝栗毛』
 教科書でおなじみ。十返舎一九の1800年は35歳。
1802年は『東海道中膝栗毛』の初編刊行の年。「20年にわたって書き継がれるほどの好評を博し(略)滑稽本の先駆となった」。

江戸では書店蔦屋重三郎の居候となっていた、と。その時期はちょうど30歳の頃。

生まれは駿河国、江戸で小田切土佐守(註 旗本 甲斐武田氏に仕えのち家康家臣で近侍)に仕官。

大坂に派遣された。
在任中に浄瑠璃本を合作し、辞して材木屋に婿入りするも離縁された、と。
江戸にもどり蔦屋重三郎に居候の経験。

察するに東海道に産をなし、江戸―大坂―江戸の流浪を作品化ということか。