地球の意味2
“夢博”の地球と“環境未来館”に使われる“地球”の意味その2

ある午後あなたが頬をなぜる風に
小さな痛みを感じたとしたらそれはこの星の悲鳴。
ある夕ぐれあなたがみなれた川の流れに
波立つ想いを抱いたとしたらそれもこの星の叫び。
ある夜あなたがいつもの夢の時間を
大地の揺れで覚まされたとしたらそれこそはこの星の怒り。

あなたの知っているところであなたが知らないどこかで、
この星はいくつもの黒いため息をつきながら
いろいろなことをあきらめていた。

もういいんだよ、と思いはじめている。
さようならを言いたがっている。

もしもまだ希望があるとするなら
それはあなたたち自身のなかにある。

一人ひとりの
かけがえのないあなたたちの
勇気と元気と力がひとつになれば
まだまにあうかもしれない。

パンドラの箱の底に
最後に残されているのは
希望という名の明日のはずだから。