2006 01/27 21:37
Category : 日記
さて。さて。さて。
昨日勤王 明日は佐幕
その日その日の 出来心
どうせおいらは 裏切者よ
野暮な大小 落し差し
流れ流れて 大利根越えて
水戸は二の丸 三の丸
おれも生きたや 人間らしく
梅の花咲く 春じゃもの
利根川越えて、か。
たしかに利根川越えるよな。
越えて、さてどうするのだろう。
古河か会津か。
「侍ニッポン」借りてきて観るか。
と思いあらすじをチェックしたが
これ観てもなあ。
●あらすじhttp://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD25533/index.html
徳川末期、時の大老伊井直弼は開国政策強行のためこれに反対する攘夷派の人々に断罪の命を下し世情は騒然たるものがあった。彦根藩の藩医新納草庵の息子鶴千代は父の死後お鶴とともに江戸に出、沢村道場に学んでいた。だが菊乃との縁談を断られ自分の出生に疑いを持つようになってから、いつしか道場の親友、竹之介にすすめられるまま茶屋酒に溺れるようになった。実は、鶴千代は直弼がまだ部屋住みの頃、当時舞妓だったお鶴との間に出来た子であった。しかし直弼に傷のつくのを怖れた家老野坂のためにお鶴は実家に戻され、それから二十数年ただ鶴千代が立派な侍になることを願って生きて来たのだった。だが恋に破れた鶴千代は「武士も百姓もない新しい日本を創るのだ」と主張する竹之介を先鋒とする水戸浪士たちに次第に惹きつけられていった。そして異人館焼打ちに失敗した浪士たちに裏切者の疑いをかけられた鶴千代は、その汚名をはらすべく単身父とも知らず直弼を襲った。見交す眼と眼--愛国の至情をこめて開国の必要を説く直弼に莫然と父を感じた鶴千代はその偉大な精神力に打たれた。が、秘かに放獄されてからは絶望感に陥り紅燈の巷に我を忘れるようになった。そんな鶴千代の孤独な姿に芸者吉次は惹かれていった。一方、鶴千代と吉次の仲を知ったお鶴は、鶴千代出生の秘密を打明け吉次に出世の妨げになるから別れてくれと頼んだ。始めて直弼が真実の父であることを知った鶴千代は一瞬愕然としたが、「今頃になって……」と冷やかに呟くだけだった。浪士達が桜田門外に直弼を襲う時が来た。折りしも降りしきる雪を蹴立てて駈け出した鶴千代の心中に、直弼はすでに大老ではなく一人の懐かしい父親だった。かすかに自分の名を呼ぶ我が子の声を聞いた直弼が思わず駕篭から乗り出した時、その胸を浪士の白刃が貫いた。駈けつけた鶴千代もまた竹之介の刃に倒れた。雪はなおも父子二人の死骸を真白く染めて降り続いていた--。
大阪日帰り往復は、しかし疲れが残る。
こんなやりかたで仕事を進めて、
いったいなにがおもしろいのだろうと
他人事ながらため息がとまらない。
寝起きに読んだ東横インのトンマなニュース。
そういえば去年の夏の終わりにどこかの東横インに泊まった。
社長の自伝のようなわけのわからない自慢本が数冊枕元に乗っていた。
うっとうしいのでごみ箱に投げ捨ててから寝たのを思い出した。
たしがフロントのロビーで朝食サービスとなうった
難民への炊き出しのようなことをしでかす
とんでもないホテルで、D2TのSOUMに噛みついた記憶がある。
ホスピタリティとコストカットは相いれない。
世の中には、絶対に歩み寄ったり相容れられない組み合わせがある。
資本主義の成熟は腐食の暗喩。
アネハといい東横インといい
絶望的なまでに滑稽で、いっそ清々しい。
あの突き抜けたような釈明の仕方
黄金の7人のようなどんでん返し
たいしたもんではある。
こんな日々に
悩まされているようなことなのか、と
思った途端に気が抜けた。
昨日勤王 明日は佐幕
その日その日の 出来心
どうせおいらは 裏切者よ
野暮な大小 落し差し
流れ流れて 大利根越えて
水戸は二の丸 三の丸
おれも生きたや 人間らしく
梅の花咲く 春じゃもの
利根川越えて、か。
たしかに利根川越えるよな。
越えて、さてどうするのだろう。
古河か会津か。
「侍ニッポン」借りてきて観るか。
と思いあらすじをチェックしたが
これ観てもなあ。
●あらすじhttp://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD25533/index.html
徳川末期、時の大老伊井直弼は開国政策強行のためこれに反対する攘夷派の人々に断罪の命を下し世情は騒然たるものがあった。彦根藩の藩医新納草庵の息子鶴千代は父の死後お鶴とともに江戸に出、沢村道場に学んでいた。だが菊乃との縁談を断られ自分の出生に疑いを持つようになってから、いつしか道場の親友、竹之介にすすめられるまま茶屋酒に溺れるようになった。実は、鶴千代は直弼がまだ部屋住みの頃、当時舞妓だったお鶴との間に出来た子であった。しかし直弼に傷のつくのを怖れた家老野坂のためにお鶴は実家に戻され、それから二十数年ただ鶴千代が立派な侍になることを願って生きて来たのだった。だが恋に破れた鶴千代は「武士も百姓もない新しい日本を創るのだ」と主張する竹之介を先鋒とする水戸浪士たちに次第に惹きつけられていった。そして異人館焼打ちに失敗した浪士たちに裏切者の疑いをかけられた鶴千代は、その汚名をはらすべく単身父とも知らず直弼を襲った。見交す眼と眼--愛国の至情をこめて開国の必要を説く直弼に莫然と父を感じた鶴千代はその偉大な精神力に打たれた。が、秘かに放獄されてからは絶望感に陥り紅燈の巷に我を忘れるようになった。そんな鶴千代の孤独な姿に芸者吉次は惹かれていった。一方、鶴千代と吉次の仲を知ったお鶴は、鶴千代出生の秘密を打明け吉次に出世の妨げになるから別れてくれと頼んだ。始めて直弼が真実の父であることを知った鶴千代は一瞬愕然としたが、「今頃になって……」と冷やかに呟くだけだった。浪士達が桜田門外に直弼を襲う時が来た。折りしも降りしきる雪を蹴立てて駈け出した鶴千代の心中に、直弼はすでに大老ではなく一人の懐かしい父親だった。かすかに自分の名を呼ぶ我が子の声を聞いた直弼が思わず駕篭から乗り出した時、その胸を浪士の白刃が貫いた。駈けつけた鶴千代もまた竹之介の刃に倒れた。雪はなおも父子二人の死骸を真白く染めて降り続いていた--。
大阪日帰り往復は、しかし疲れが残る。
こんなやりかたで仕事を進めて、
いったいなにがおもしろいのだろうと
他人事ながらため息がとまらない。
寝起きに読んだ東横インのトンマなニュース。
そういえば去年の夏の終わりにどこかの東横インに泊まった。
社長の自伝のようなわけのわからない自慢本が数冊枕元に乗っていた。
うっとうしいのでごみ箱に投げ捨ててから寝たのを思い出した。
たしがフロントのロビーで朝食サービスとなうった
難民への炊き出しのようなことをしでかす
とんでもないホテルで、D2TのSOUMに噛みついた記憶がある。
ホスピタリティとコストカットは相いれない。
世の中には、絶対に歩み寄ったり相容れられない組み合わせがある。
資本主義の成熟は腐食の暗喩。
アネハといい東横インといい
絶望的なまでに滑稽で、いっそ清々しい。
あの突き抜けたような釈明の仕方
黄金の7人のようなどんでん返し
たいしたもんではある。
こんな日々に
悩まされているようなことなのか、と
思った途端に気が抜けた。