「明日のことはわからない」
なべのつくったmakingを確認。愛情のこもったいい上がりだと納得。ラストに相馬P。Vサインで「やりましたっ!」破顔一笑。昨日勤王明日佐幕。これが東京六本木スタイルである。東京租界・傭兵部隊の正しいありようである。斬られるときは顔を上げ、背中を向けるべからず。「明日のことはわからない」と、アメリカはルーカスのところで頑張るCG野郎ウエスギも言っておるではないか。なんだかわからんが、以下の唄を記しておきたい。歌詞を記憶したらどこでもいい、埠頭に行って南米行きの貨物船でも眺めながらカモメをともに口笛でも吹くといい。十一年にわたり苦楽を共にした、いやお気楽を共にした?畏友相馬Pを解放し、夢の四馬路(スマロ)にでも送り出してやってほしい。古河のあたりにあるらしいというその町に追い出してやっていただきたい。春までは湯治部通信を閉じたので、関係者の多くが重なっている東京星菫派の場を借り、追い出しコンパの顛末をご案内しました。


♪侍ニッポン 西條八十作詞・松平信博作曲/昭和6年

人を斬るのが 侍ならば
恋の未練が なぜ斬れぬ
伸びた月代(さかやき) さびしく撫(な)でて
新納鶴千代(注) にが笑い

昨日(きのう)勤王 明日(あした)は佐幕
その日その日の 出来心
どうせおいらは 裏切者よ
野暮な大小 落し差し

流れ流れて 大利根越えて
水戸は二の丸 三の丸
おれも生きたや 人間らしく
梅の花咲く 春じゃもの

命とろうか 女をとろか
死ぬも生きるも 五分と五分
泣いて笑って 鯉口切れば
江戸の桜田 雪が降る

♪カスバの女
大高ひさお作詞・久我山明作曲/昭和30年

涙じゃないのよ 浮気な雨に
ちょっぴりこの頬(ほほ) 濡らしただけさ
ここは地の果て アルジェリヤ
どうせカスバの 夜に咲く
酒場の女の うす情け

唄ってあげましょ 女(わたし)でよけりゃ
セイヌのたそがれ 瞼(まぶた)の都
花はマロニエ シャンゼリゼ
赤い風車の 踊り子の
今更(いまさら)かえらぬ 身の上を

貴方も女(わたし)も 買われた命
恋してみたとて 一夜の火花(注)
明日はチュニスか モロッコか
泣いて手をふる うしろ影
外人部隊の 白い服