2005 11/04 13:25
Category : 日記
放ったらかしておいた病院に。予約システムが変更になっていて不明瞭だったので窓口でひともめ。マニュアル対応の弊害如実。病院も工場もまってく同じ効率追求というのは情けないというより、なんだか国を挙げて小学生のようになっているようでおかしい。これでどうして「お笑い北朝鮮」などと揶揄してられるのか。とはいえ小春日和。眠い目こすりつつコーヒーで頭を起こし出かけたが、ぼかぼかと小春日和そのもののひざしで和まされた。ひさしぶりにいった病院はリニューアルされていて古いながらもすみずみに太陽が入るように工夫されていて、なかなかだった。帰りに駅ビルで崎陽軒のシューマイ弁当。なぜか診察の帰りにはこの崎陽軒が恋しくなる。
熊本の天候がいまいちなのでロケ出発は順延。ただ、週末も雨予報のため、隙間をついてのロケとなる。これはま、空しだい。
診察を待つ間、中庭に面した休憩所でベンチに座りひなたぼっこ。起きたばかりなのに眠たくなるような時間が過ぎた。日を浴びていると、あれもこれもが溶け出していくような気がした。沖縄にでも行ってこようかとふと思った。奄美に行って興さんと飲んでもいいし、西表島に行ってロビンソンとバラス島に遊んでもいい。どこか強い日ざしと濃い緑と涼しい風のある場所で、うっとうしい気分をさましたい。できればひと月くらいは身を隠したい。身をさらさなければやがて記憶になっていく。記憶はいつか薄まるはずだから。
ようするに無縁だったのだ。かき立ててはみたものの、かき立てきれずに隙間だけが広がっていく。砂かむような繰り返しにやがて飽きる。努力でどうなるものでもない。かくあるべし、からこれだけ遠いところで生きて来てしまった以上、なにをいまさら、だ。日ざしを浴び、目を閉じてゆらめく秋の日を追いながら、影をかたちに結ぼうとしたが、叶わず。眠っている間に見た泣き顔が、なぜ泣いていたのかも思い出せなかった。いや、そのときは忘れていた。不安に駆られ、目を覚まし、起き上がって確かめようとしながら、また横になった。横になって目を閉じながら、眠ってしまおうとしている自分をいぶかった。三日前なら飛び起きていた、そうひとりごちながら眠り込んだらしい。目覚めたときには記憶ゼロ。病院から戻ってこのメモを書きはじめて思い出した。そんなものなのだ。
4200mのマウナケア山頂は猛吹雪で零下。低酸素でちょっと動いただけで頭がクラクラしても、一時間クルマを飛ばして降り立ったビーチは汗ばむ常夏。禁じていたタバコもうまい。そういうものなのだ。まいりはしないが、拍子抜け。秋の空、である。
熊本の天候がいまいちなのでロケ出発は順延。ただ、週末も雨予報のため、隙間をついてのロケとなる。これはま、空しだい。
診察を待つ間、中庭に面した休憩所でベンチに座りひなたぼっこ。起きたばかりなのに眠たくなるような時間が過ぎた。日を浴びていると、あれもこれもが溶け出していくような気がした。沖縄にでも行ってこようかとふと思った。奄美に行って興さんと飲んでもいいし、西表島に行ってロビンソンとバラス島に遊んでもいい。どこか強い日ざしと濃い緑と涼しい風のある場所で、うっとうしい気分をさましたい。できればひと月くらいは身を隠したい。身をさらさなければやがて記憶になっていく。記憶はいつか薄まるはずだから。
ようするに無縁だったのだ。かき立ててはみたものの、かき立てきれずに隙間だけが広がっていく。砂かむような繰り返しにやがて飽きる。努力でどうなるものでもない。かくあるべし、からこれだけ遠いところで生きて来てしまった以上、なにをいまさら、だ。日ざしを浴び、目を閉じてゆらめく秋の日を追いながら、影をかたちに結ぼうとしたが、叶わず。眠っている間に見た泣き顔が、なぜ泣いていたのかも思い出せなかった。いや、そのときは忘れていた。不安に駆られ、目を覚まし、起き上がって確かめようとしながら、また横になった。横になって目を閉じながら、眠ってしまおうとしている自分をいぶかった。三日前なら飛び起きていた、そうひとりごちながら眠り込んだらしい。目覚めたときには記憶ゼロ。病院から戻ってこのメモを書きはじめて思い出した。そんなものなのだ。
4200mのマウナケア山頂は猛吹雪で零下。低酸素でちょっと動いただけで頭がクラクラしても、一時間クルマを飛ばして降り立ったビーチは汗ばむ常夏。禁じていたタバコもうまい。そういうものなのだ。まいりはしないが、拍子抜け。秋の空、である。