超伝導リニア?
唐突に浮かんだのは、なんだこれ?という気分。100余を数えて1。このままならたぶん一年で三たび。そう数えて笑いが出た。それいじょう考えるほど頭が働いてもいなかったので風呂に入って寒さを溶かしているうちに忘れ、眠り込んだ。爆睡するつもりが七時間で目が覚めた。風呂に湯を張りながら冷蔵庫のお茶を飲んでいるうちに思い出した。なんだか超伝導リニアみたいだ。強烈に引きつける力と反発力がディレイしていくから浮上し疾走しつづける、あの二年近く原理からはじまって実験線に100回くらい乗って3DHD駆使して撮り続けた超伝導リニア。レールのくびきから解き放たれたから第三革命と書いたのだ。ま、途中降板させられはしたが。このところ、もしかしたら超伝導リニアもどきになっていたのかもしれない。疾走するが交わらず。接せず。約10cmの距離を保ちながら流線型ボディと地上とは磁力を出している限り永遠に交わらない。ヒートアップしたまま浮上し超スピードでひきつけ反発しながら運動し続けていく。多数の乗客が乗っていればいいが、未来的流線型ボディだけなら無意味なイカロス。なにしろ飛べるのは所詮地上10cm。むなしいといえばむなしいじゃねえか。