2005年06月の記事


奄美梅雨明け
湿気のせいなのか暑さのせいなのか、しんどい午後になった。立っても座っても落ち着けず、厚みが重ねられていく石塚まみの世界を聴きながら、気分は古河と奄美から離れられず。一時間おくれで六本木のスタッフ会議に合流。鈴木さんがアロハを着ていたので、東京の暑さをあらためて実感。まず古河の件。つづいて奄美の件。腹が空いて倒れそうだったので流れ解散でキッチンれん、へ。倉持さん、鈴木さん、長岡さん、志賀さん、郡山さん、相馬さん、渡辺とおれ。食べ終わったら10時。5時半開始のオールスタッフだから、みんなにはほんとに迷惑をかけた。しかし、小気味いいテンポで打ち合せが進むので、たまっていた疲労が溶けていく感じあり。いつもあんなメンバーでやっていられたらいいのだが。明日はVのMAV。明後日と明明後日はSHの本編集パート1。明明後日は夕方でupし、古河に前乗り。ま、気分としては上乗だ。今日、奄美梅雨明けとなる。
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おれの中にも“ジュラシック・コード”?
眠っても眠ってもただ眠い。Vのような仕事は疲労だけが深くなる。ただ明るいことと機能だけを訴求すればいいという、ま、広告の原点そのもののような要求だけに、足を止めると我に返りそうになる。我に返らず、抜け出すためだけに集中を切らさずに一週間を過ごしたが、臨界点近し。脳内の《爬虫類》(さっき見た番組“ジュラシック・コード”より)的部分が活性化していくのがわかる。こう書くと自分で制御不能だからいいじゃねえか、と言えそうか。民放の床屋政談のような“科学”番組は野放図で憂さ晴らしにほどよし。Vとシロクマの抱える問題は、ただ一点。“なぜこんなものが世の中に必要なのか”という広告学校の基礎講座で最初に学習させられるハウツーが欠落していること。その一行。そのひとことが見えていないことに無自覚すぎるのだ。だから仕事なのかもしれないが…
ゴーギャンも言っている。われわれはどこからきたのか。われわれとはなにか。われわれはどこへいくのか。この3語だけ覚えていると、人生はともかく仕事はカンタン至極であるのだが。
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私には猿回しや旅芸人のような生活力は…
皆様は、私が一人ならば、何とか絵を売って、
この南の島で生活して行くだろうと、
簡単に考えていらっしゃる様ですが、
未知の風景、植物、動物を調査し、写生し、
絵に構成し、それを名画の水準まで高めた上に
さらに自分で売る程の精力の余裕が、
私にあると思し召されて居るのでしょうか。
私には猿回しや旅芸人のような生活力はありません。

   …中一村の手紙から
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三千世界の烏をころし
主と朝寝がしてみたい。

油断したのだ、としか言いようがない。あれもこれもすべて計算ずくで進行しながら、2時間待たせた上に一昨日より後退したようにとれる状態しか見せられなかった。こんなはずじゃねえんだよというコトバを飲み込みながら、おっしゃる通りですと繰り返す他になかった。口惜しくはなかったが、徒労感が残った。7時には終わって長岡とれんで飯を食おうと思いながら、タオルを投じたのが朝4時半。powerbookを持ち込むまでもなく終わるとタカをくくりすぎていた。Pと夢を深めたかったがいっさい手付かず、時間だけが過ぎた。前夜のDのバカヤロさまの一件が尾を引いているのか。あんなくそを相手に場所柄も考えず反応してしまったことが恥ずかしいのか。くそして寝るいがいに、ない。
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南進。奄美へ
美瑛のロケハンから戻った渡辺の話と今夜の打ち合せで明快になったことをすり合わせ、古川提案の奄美大島ロケに切り替える。T朝映像の甲田さんに田中一村の話を聞いて十年。あの絵の世界を見ることになるのか。P近くのイタリアンはなかなかうまかった。今日は一食も食べていなかったので、沸点が下がりすぎていたのだろうか、と振り返る。長岡がそばにいて良かった。危ないところだった。思い返してみれば、おれは相手の素性も顔もはっきりと知らなかったのだ。耳にしたコトバと響きだけに反応していたのだ。悪いことをしたかな、とすこし反省。さて起きたらVの本編集。
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ここがロードスだ。ここで跳べ。
件名: [japanesque:00202] ここがロードスだ。ここで跳べ。
送信日時: 2005年 6月 22日 水曜日 4:12 PM
差出人: Toru Mashiko
宛先:東京星菫派


もう15年近く前になりますが
日本コロンビアの仕事で「天然の日本シリーズ」全4巻を出したことがあります。
東京星菫派=湯治部の原点であり、立脚点となった仕事です。
4年前の盛夏八月五日に市販される前のHD-900のテストを兼ね
南会津の舘岩村で漆黒の山里を照らし出す超満月を撮ったその瞬間から、
いつか「天然の日本」をDigitalHDで破壊・再生させてみたいと
恋い焦がれるようになりました。
それから4年。
なんどもdigital_Japanesqueをスタートするぞと声かけながら
掛け声倒れのような日々が続きましたが、
この一年、Pioneerの「neo花鳥風月」を皮切りに
夢工場の330inchHDに取り組むことで、
おぼろげなカタチだったものが像を結びはじめたように思います。
12年ぶりの美瑛へのこだわりは、その“像”のひとつです。
この一年で突破口は開けたとみなせるなら、
これから以後はすべて、展開戦。
夢テアトルと名付けられた330inchのHDシアターに最初に流された
いまでは幻の13分版「ある秋のクリスマス」こそが、
我らがロードス島だった。はず。
成るか成らぬかは、どうでもいい。おれは、やろう、と決めました。

だから、美瑛には行きましょう。
雨だって、いいじゃん。
雨もまた、天然の日本である。
我が人生を潤すものである。

東京星菫派webページのトップに去年の2月29日に書いた案内を
もういちど引用しておきます。これがdigital_Japanesqueの
コンセプトでありスローガンであり旗印であり志でります。


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東京星菫派敬白。2004.2.29


ある日
ふと手を止めて空を見あげる

真っ青な空に白い雲が浮かんでいる
雲は姿を変えながら
連なる山のかなたへと流れている
足もとには たんぽぽの綿帽子がそよいでいる
さわりと風が吹くと
綿帽子は身をよじり
ふわりと真っ青な空に旅立つ

たとえば それがすべてのはじまりだ

飢えを満たし 日々を潤すためだけにある
幾千もの夜と幾万もの昼の
果てしない繰り返しの どこかである日
人はふと空を見上げて想うことになる

もしかしたらどこかに
はるかかなたの異境の地に
異なる時間の流れる場所に
いまあるすべてのこと以外にも
心踊らせ浮き立つような 何かがあるかもしれない…

そして人はある日
かりたてられる想いにその身をあずけ
はるかかなたへの一歩を踏みだす

ここではないどこかへ、と。

[何も願わず何も語らず我と我が貧しき夢と君のほかには]
福島泰樹のこの歌の世界を
この世の風と光と空気と水が織りなすアラベスクとして
さみしさを抱え込んだり
切なさに涙ぐんでいる人を慰謝できたら…
元気と勇気の素のひとかけらとなれたら…

すこし照れるが、それが東京星菫派の願いである。

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neo花鳥風月行2005
V、20、21とアビッドでノンリニア。音楽のラフスケッチを入れ、昨夜試写。好評。帰ってPのarchiveまとめる。5時間かかった。ひとねむりしてから企画展開プラン。すべて送ってプリントを頼んだ。これからシャワーを浴びて恵比寿へ。Pのプレゼン。美瑛行について。明日はVの本編集。
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記憶と記録
というタイトルで夏の終わりのシーンを2つ。メーリングで。
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原稿。OK出し。荒篇。けっこうがんばった。
1時に起きたが怠くて3時間ほどぼーっと過ごす。4時から9時までSHdyneの改定原稿にかかる。サスティナブル関係をまあまあで乗り越えられたのでひと安心。テックに送りプリントを依頼。休みなしでVのOKだしにかかる。17日の塩原分を先にアップしwebに。続いて18日のスタジオ分を。2時ちょっと前に終わる。これもwebに。勢いがあったので荒編をこなす。約5分。いい感じになっている。終わったのが4時。webにup。編集室用にDVDをセットし風呂に。クナイプ/ジャスミン+メリッサ。20分、文庫を読みながら。DVDはまだかかりそうなので生マツイをチェックしたら、さっきタイムリーを1本打ったところだった。今日は10時からコトブキで素材整理。途中昼過ぎに2時間くらい中抜けし新宿SHでdyneの台本とCGの打ち合せ。夜ははやめに終わらせ、れんでメンチを食いたい。朝飯前から晩飯が恋しい。困ったものだ。
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1週間にも感じた48時間
一睡もせず塩原に。塩原渓谷で濃霧に迎えられ、あとは薄日、霧雨、本降り、霧雨と緑の木立の下で。東京に着いたらどっと疲れが出た。明けて、マツイが大活躍の18日は麹町スタジオで、何年ぶりかのスタジオ撮影。むせるような山の緑から一転して真っ白なホリゾントへ。なんともメリハリが効きすぎて、終わったときにはナチュラルハイに。撮影の間に、長岡を相手に夢の夏篇展開を検討。いい解決法にたどり着けた。顔を出した相馬さんとP&夢の進行打ち合せ。ついでにSHの修正内容も確認。掛川では連日VとPと夢を打ち合せ、VロケではPと夢に及ぶ。ここ一年、夢プロジェクトスタート以来、境目のない仕事スタイルが定着しつつある。これは我が理想とする方法。渡辺が八重洲ブックセンターで手に入れてきた日経Kids第2号“夏休み特集”を相馬さん、倉持さん、美術/ももちゃんに渡す。撤収後六本木ABCでさらに5冊ゲット。長岡に渡しておこうと撮影部によったらビルの前で倉持さんと鈴木さんがタバコを吸っていたので鈴木さんの分も手渡せた。昨日の朝日朝刊で出版案内を読み、帰ってから眠い目をこすりながらwebでチェックし確信。さらに現物をスタジオで弁当を食いながらめくっているうちに別なプランも思いつく。これは来年以降のイベント+movie案。現在SHが3タイトル、夢が1タイトル、V、Pと6タイトルが同時進行中。飽きている暇がないのがいいのかもしれない。と、ここでマツイのライブがはじまった。久しぶりの生マツイである。
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ビッグフィッシュ
をAmazonに注文。いきなり観たくなったので。ほかに The Look Of Love: The Burt Bacharach Collection.
Back to Mono (1958-1969) .
Where the Girls Are, Vol. 6.
Cameo Parkway 1957-1967 .
Early Girls, Vol. 4 .
Have a Heart: The Love Songs Collection .
Where the Girls Are, Vol. 3 .
なども。
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件名: 雨にぬれても
件名: 雨にぬれても
送信日時: 2005年 6月 16日 木曜日 10:46 PM
宛先:ロケチーム


明日17日午前9時、東北道上河内SAで会いましょう。
山中では携帯がNGになりますので
上河内SA 以降はキャラバン走行となります。
雨天決行ですので、各自準備万端よろしく。
17時に撮了予定です。
では、B.J.Thomas「雨にぬれても」など口ずさみながら、いざ塩原へ。
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では、森へ。
ということで6時に起き7時過ぎに東京発。出演者、スタッフとは東北道上河内SAで合流し、奥塩原の現場へ。できれば例の池をチェックするつもり。夢テアトル夏篇/V/P/dyneといきなり4タイトル同時進行となったが、このくらいがほどがいい。1つに集中していると、つまらないコトばかり気になってくるから。明日の現場で流す音を用意しようと思ったが、Vのクライアントも来ることだし、白人?4人もいることだし、“スーダラ節”流しているのもどーかと思うのでやめる。じつにひさしぶりの森の中のロケ。いやぁ、気がはやる。雨天決行。
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こがのかるがも
いやおどろいた。まさかあんなところにカルガモが卵を産むとはね。ビオガーデンとは名づけていてもしょせんは工場の敷地。しっかり馴染んでいたんだと、霧雨の中、おれもふくめ野郎ばかり10人が右往左往した。なにもそれほど…と思いながらもいつしか全員が熱中。月を撮り、水草を撮り、映りを撮り、バーベキューシーン、花火を撮りと、なにかにつけ世話になった場所だけに、しっかりと根付いていた証明のようにも感じられ、気が晴れた。一夜明け、卵が消えていたという連絡が入ったが、それもまた自然の摂理だろう。午後1時から5時過ぎまで、さらに場所を移して2時間。1日がかりの打ち合せとなったが、収穫まことに大なり。
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いとしのヒナゴン★★★★★
重松清著/文藝春秋社刊
なんだかなあ、とくさりながら読み進めていくうちに、はまった。今井さんの“女鬼”が姿を変え、いまそのものをしなやかに溶け込ませ、重松のなかに流れている。梅雨の晴れ間で終わるエピローグにかけての畳み込み方は、あきれるほどに清々しい。いや、読んでよかった。今年のベスト1。
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パンドラのアリババ
を井口さんと。味は、ま、サバランそのものだが、何といっても店の名とアリババというネーミングがいい。五反田でprologue&epilogueの打ち合せのあと六本木へ。Vの話が終わってから夢の話に。こういう展開だと助かるな、ということに相成った。いい気分で戻り、第4稿に手を入れる。明日のロケは朝7時に結論とのこと。なぜ晴ればかりほしがるのか。なんど言っても貧乏性は変えられないらしい。あらためて送られてきた写真をcheck。やわらかな匂うような初夏の緑がしみじみと良かったので、movieに直しアップ。ピーカンだと、この淡い緑のニュアンスが飛んでしまうことを知って欲しかった。17日の降水確率は40%らしい。雨に唄えば…である。Pだが、ちょっと温度低下。なりゆきにまかせるか。
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“れん”のメンチを連チャン
けっきょく、“れん”に行った。半ライスで失敗したので普通盛りにしてもらったが、きつかった。メンチカツ、うまいのだが、続けたせいか、飽きた。次はmenuをずらしてみよう。
それにしても、おかしな反応のスタイリストだった。面倒だな、と口に出かかったが、考えてみれば自分が決めたことだったので、ガマン。シロクマご用達らしいといえばそれまでか。
ま、ひさしぶりの森である。森林浴だと思えば雨の予報も、いいじゃねえか。
マツイのケガは、しかしダイジョウブだろうか。とても気になる。
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腹の虫
これから六本木撮影部でVのオールスタッフ。バタバタと決まったが、いいメンバーを組めたのでたのしみではある。現時点での悩みは、今夜の飯をどうするか。終わったあたりで腹が空きそうなので、また、“れん”かな。さっきこの夏二本目のトウモロコシを食ったが、三時間はもたないだろうな。
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花田兄弟の八つ墓村騒動を読む
やっとさぼっていた医者に行く。予約を更新すること5回。起きたら天気もいいのでシャワーだけ浴び飯抜きでタクシーに。夏の花が咲いていて、病院のアプローチはすっかり季節が変わっていた。帰りに駅ビルに寄って崎陽軒のシューマイ弁当とスポーツ新聞を買う。弁当を食いながら、花田兄弟の八つ墓村騒動を読む。ほんとうに、これだけおぞましい家族劇も珍しい。花顔の宮沢りえ喪失が諸悪の根源なのだとあらためて。日の下開山、天下無双の力士一家にして、あれだけの無慈悲。因果応報とは良く言った。二十歳の娘ひとり守れない力持ちなど、生きているだけ無残だったのだ。あれからずっとこのバカ兄弟の顔を見てきたが、兄は日を追うごとに小ズルサを塗り重ね、告別の挨拶でその頂点に達した。ちかごろ政治家でもあれほど心根の卑しい表情を見たことがない。弟は、はなっから言うまでもない。りえを失ってからは位を上げるにつれ落ちていった。男は、強いだけだとつくづく無意味だと、反面教師といえば聞こえもいいが。近年稀に見る“男”の屑物語。江戸は、渋いなぁ。魑魅も魍魎も紋付き袴だ。
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五線譜のラブレター★★
DVDレンタル
コール・ポーターの人生自体が平板なのかシナリオが平板なのか。最後まで見たのだが、最後まで陳腐なままだった。
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ひさしぶりに、六本木れんでメンチ
木曜は19時30分に撮影が終わり、20時に掛川を出、晩飯抜きでひたすら東京を目指す。23時少し前に蒲田。そのままシャワーだけ浴びてベッドへ。夜中になんどか日焼けあとが痒くて目が覚める。カーマインローションを塗って寝る、というのを4度くらい。11時になんとか目を開け、机に向かう。2時間でアップ。オフィスに送り、プリントを頼む。それからやっとシャワーと朝兼昼飯。渡辺に拾ってもらい五反田に。2時間打ち合わせ、六本木へ。撮影部でラフな打ち合わせ。ほぼベストメンバーを組めることがわかって一安心したら猛烈に腹がすく。長岡を急がせ、れんに。古川や森川も一緒。長岡に合わせ、メンチカツ。いやうまかった。前の晩から、想像していたのと、スタッフィングがすんなりいったのとで、やっと掛川ロケの疲れが溶けていった。ABCに寄ってから帰宅。原稿修正用に5点ほどキャプチャーを頼み、送られてきたのを確認したところでダウン。ぐっすり15時間眠った。それから5時間かけてVの構成台本を直す。前夜に長岡たちと決めたロケ先を念頭に大改定。ほぼ納得がいったところで、打ち止めに。メールで各方面に送り、Vの準備段階はこれにて落着。あとは久しぶりのオールスタッフを明日の渡辺のロケハンを元に月曜19時から六本木で。腕の皮がむけ、鼻の頭もむけてきた。この時期の紫外線、ちょっと油断しすぎた。
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ロケ順調
6日の午後から掛川だが、今日の午後まであぶなっかしい空模様にもかかわらずまことに順調に推移している。今日は3時にアップできたので、速効でホテルに戻り6時半までVの修正原稿にかかる。タンクトップとパンツスタイルでちょうど適温。日焼けした腕と顔が痛い。まとめたものをメールで東京へ送る。後は明日夜に帰ってからだ。まずは一安心。カゼも咳がだいぶ収まってきた。
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青鳥★★★
ヒキタクニオ著/文芸春秋社刊
いまいち。ヒキタは、おっいいじゃないというところで急速に平板に落ちていく傾向大。ちよっと舐めてるんじゃないかな。
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万年東一★★★
宮崎学著/角川
上下巻。Vplanまとめの間に読了。
「愚連隊の神様」ジュクの万年東一の話だが、戦中までは破天荒なのだが、戦後になるとやけにリアルで歯切れが鈍るが、ま、際どいものな、まだ。予想以上には、楽しめた。ひとねむりしたら掛川。少なくとも明日までの二日間は夏晴れらしい。カゼっ気をしっかり抜いてこよう。軽く仕事はしたが、いい週末に、なった。
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アムステルダムの日本晴れ★★★
ヒキタクニオ著/新潮社
“鳶がクルリと”に比べると一段落ち。カウンターカルチャーで遊べるのはやはり一回こっきりではないのか。ヒキタクニオは、どこか書くことを舐めている気がする。
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消し屋A★★★★
ヒキタクニオ著/文芸春秋
凶気の桜に登場し異彩を放っていた「消し屋」の後日談。おもしろくもありイマイチ感もあり。ふしぎな作家だ。
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見切り発車
やや軽減したか。のどのひっかかりがとれ、セキが減った。体の微熱感というかだるさはカゼ薬のせいか。データを送ってくれるということだったが結局昼過ぎても来ない。シロクマはほんとうに芸がない。見切り発車とする。珍しくWordで。使うたびに呆れるのだが、wordは親切そうななつくりの割に使い勝手が悪い。特に図形を使うと動きが急に杜撰になる。こんなもの三種の神器だなどと言ってるけど、どこが神器なのか。
オフィスの渡辺に送り、5時からコンテマンと打ち合せの予定。
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軟着陸。
きのう恵比寿の帰りに乗った運転手は20代のけっこうかわいい顔をした女性で、今日五反田まで乗せてくれた運転手は耳が遠くて話が半分くらいしか聞き取れない老人だった。ふはぁ?ふはぁ?という返事を聞きながらなんとか五反田までたどりついたが、結局は駅前交番で道を確かめてもらう。10分遅れで先方に。難色ならそのばで降りちゃおうと決めていたが、なんとなく通過。歯切れの悪さになんどかふはぁ?ふはぁ?と聞き返したくなりながら、かろうじてしのぐ。とりあえず前進?新宿を終わったナベと合流しカマタへ。絵コンテは明日夕に打ち合せに決まる。音楽の件などいくつかメール。買ってきた風邪薬、のどスプレーなどでほとんど効かないドラッグを体にいれる。なんとか今週を乗り切れた、といえるか。な。くそったれな五月末であった。せめて静岡ロケは楽しみたい。このごろはまともな気分で過ごせるのは撮影部のいる時だけだ。困ったもんだ。
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誠意一つで
カゼぬけず。
えへん虫のようなものが居座っていてどうにも咳をし出すと苦しくてしかたない。とはいいながらも熟睡。熱いシャワーでたるんだ気分にカツをいれヒゲなど剃って苦いコーヒーで仕事に切り替える。もろもろ考えると、このplanでダメならやめちやおうと結論。ホイチョイだかシロクマだか相手に引っ張り回されている感が濃いので。

週明けからロケが続くので、気分転換になればいいが。
10セットプリントしたら五反田に向う。
ナベはいま新宿に撮影planの確認にいっているので
五反田周辺で拾ってもらえるといいのだが
歩いていったことが皆無なのでシロクマの生息地帯がどこだかわからない。ま、いいか。だいじなことは近くまで行きましたという、「誠意」だもの。
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蜂起★★
森巣博著/金曜日刊
あの“非国民”の森巣でも“週刊金曜日”なんていうハンチクな媒体だとこんなお茶の濁し方になるのだと思うと、タイトルがタイトルだけに泣けてくる。
今日はナベが大阪出張なのでえびすの現場に電車で行った。傘など持参で。梅雨入り前だというのに本格的な梅雨のような降り方と湿気もあり、現場を見ながら嘔吐感がとまらず困った。はやばやに退散しタクシーを拾ったら若い女性の運転手で新人なので道を教えてくださいと言われ迷ったが丁寧に道路地図帳で教える。日暮れ前にカマタまでだどりつけたから良かった。
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シロクマ仕事アップ
ロケハンをドタキャンしたのが良かったか
いくらかラクになった。
昼前に届いたコンテを切り分けストーリーボードを3タイプ仕上げる。
こんなもの自分で仕上げたのははじめての体験?
まあ、いいだろうとOKだしし、渡辺に送る。
直後に品川に着いたと連絡。
プリントアウトしてもらい広尾によってMixの確認をし
それから五反田に向うとちょうど6時前になるはず。
シロクマ相手とはいいながら、ま、よくやったと書いておこう。
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