おれの中にも“ジュラシック・コード”?
眠っても眠ってもただ眠い。Vのような仕事は疲労だけが深くなる。ただ明るいことと機能だけを訴求すればいいという、ま、広告の原点そのもののような要求だけに、足を止めると我に返りそうになる。我に返らず、抜け出すためだけに集中を切らさずに一週間を過ごしたが、臨界点近し。脳内の《爬虫類》(さっき見た番組“ジュラシック・コード”より)的部分が活性化していくのがわかる。こう書くと自分で制御不能だからいいじゃねえか、と言えそうか。民放の床屋政談のような“科学”番組は野放図で憂さ晴らしにほどよし。Vとシロクマの抱える問題は、ただ一点。“なぜこんなものが世の中に必要なのか”という広告学校の基礎講座で最初に学習させられるハウツーが欠落していること。その一行。そのひとことが見えていないことに無自覚すぎるのだ。だから仕事なのかもしれないが…
ゴーギャンも言っている。われわれはどこからきたのか。われわれとはなにか。われわれはどこへいくのか。この3語だけ覚えていると、人生はともかく仕事はカンタン至極であるのだが。