2003 12/11 05:57
Category : 日記
はじめは何もなかった。わたしたちはこの何もなかった世
界から、土を捏ね、木を切り、石を削り、鉄を取りだし、
豊かで信じられないような現実をつくりだしてきた。だか
らそれは《楽園》…のはずである。はるかなむかし。わた
したちは何か困ったことができたり、こんなものがあった
らいいなと思い浮かべると、いっしょうけんめい考え、考
えつかれると大地の声や風のささやきに耳を傾けた。する
と大地や風は、いっしょになって考えてくれた。そして素
晴らしい世界をつくりだした…はずである。
わたしたちはすでにはるかなむかしの人々のようにものを
思うことも欲しがることもない。なぜならわたしたちは
《おとな》になってしまったから。もしもわたしたちがこ
の少しゆがんでしまった世界に、もういちど奔放な夢と熱
い情熱を傾けようと願うなら、それは《はじめ》に立ち戻
ることで叶えられるかも知れない。
はじめ…。まだ誰も見たことも経験したこともないモノや
コトだけでつくられた世界。つまりこどもの時間。そこで
わたしたちはもてるかぎりの空想する力を引き出され、わ
たしたちを育んだ大地と交感しあいながら驚きにみちた何
かに触れ、つくりだすことになる。
そして、新しい《楽園》が生まれる。
界から、土を捏ね、木を切り、石を削り、鉄を取りだし、
豊かで信じられないような現実をつくりだしてきた。だか
らそれは《楽園》…のはずである。はるかなむかし。わた
したちは何か困ったことができたり、こんなものがあった
らいいなと思い浮かべると、いっしょうけんめい考え、考
えつかれると大地の声や風のささやきに耳を傾けた。する
と大地や風は、いっしょになって考えてくれた。そして素
晴らしい世界をつくりだした…はずである。
わたしたちはすでにはるかなむかしの人々のようにものを
思うことも欲しがることもない。なぜならわたしたちは
《おとな》になってしまったから。もしもわたしたちがこ
の少しゆがんでしまった世界に、もういちど奔放な夢と熱
い情熱を傾けようと願うなら、それは《はじめ》に立ち戻
ることで叶えられるかも知れない。
はじめ…。まだ誰も見たことも経験したこともないモノや
コトだけでつくられた世界。つまりこどもの時間。そこで
わたしたちはもてるかぎりの空想する力を引き出され、わ
たしたちを育んだ大地と交感しあいながら驚きにみちた何
かに触れ、つくりだすことになる。
そして、新しい《楽園》が生まれる。