《LADY MARMALADE》と古代神話の祝祭空間
《MOULIN ROUGE》サントラ盤。《LADY MARMALADE》を中心に聴きはじめる。


正午に夢から覚めた。いやな気分だけが残ったが内容はきれいに忘れていた。大阪日帰りで満員の「のぞみ」で希望のないウィルスでももらったか。
マンションの前の駐車場に古事記物語のような行列が出現したのを見ておどろく。どこかの教団が持っているその駐車場は一年間一台のクルマがとめられることもなく、子供たちのキャッチボールやサッカーに使われる広場のような「空き地」だった。すぐとなりにコインパーキングがあり、その情けない風情と見比べながらいつも奇妙に感じてたが、謎が解けた。
いくつもの巨大な山車に、百人くらいの神話世界の衣装をまとった人たちが乗って、これから街を練り歩くらしい。山車のひとつに「かぐや姫」まで配置されていたのはご愛嬌か。信仰の内容はともかく、のんびりした秋の休日に、こざかしく小銭稼ぎを続けるコインパーキングの隣に彩り豊かな祝祭空間が出現したのだ。四階の窓から、楽屋裏をながめながら、のんびりした祭日気分に浸った。


夕方までに《マキシオ》の方向を固め、それからオフィスで箱書きに入る予定。だるいからどこまでできるか心もとなくはあるが。