大島弓子の「夢虫・未草」で弾みをつけた。
すこし興奮したか短い眠りで覚めた。雨。
今朝の思いつきを読み直す。
いけそうだと思えた。

熱い風呂にはいり、髭を剃る。
やさしい気分でとりかかるために、
大島弓子選集第10巻《ダリアの帯》と《四月階段》を選ぶ。
「桜時間」「金髪の草原」「夢虫・未草」の三編を時間をかけて読んだ。
これでデジタルワールドに向かえるな、と思えたのでストップ。
これ以上読んでいると今日これからサイバースペースの展開を書く気分には戻れなくなりそうだ。
久しぶりに読む大島の世界は、しかし精緻だ。
ここまでいかれてしまうと、その後に続くものが出ないのはムリもない。小説で吉本ばななが大島の世界を活字に置き換えようと試み、かろうじて成功したくらいか。それも続いてはいない。
大島は描くのをやめたのだろうか。見かけないだけなのか。

これからオフィスへ。
たのしいシノプシスが書けそうだ。
こんな気分はひさしぶり。