ともすれば月澄む空にあくがるる…
満月まで三日。

勝敗はすでに見えた。
その勝利の見目をどこまで麗しくかざれるか。
そしてどれだけの物語を埋め込めるか。

あの森の闇の中に。


七夕のその日まで、むじな森に、こもる。