2009年08月の記事


血栓
海外ドラマのDr.ハウスを見ていて思ったのは血栓って怖いなって事だった。

血栓が原因でいろいろな病気になってしまったり、障害が出てしまったりするみたいだね。

血栓によって、その部分の血液が止まって障害になったり、その血栓が剥がれて他の部分に流れていって別の部分を塞いだり圧迫したりが多いみたい。

そう言えばうちの父親も脳に血栓ができて倒れて身体が動かなくなったんだよね。

私も肥満気味だし、高脂血症があるから血栓が出来やすいみたい、そう言えば足が激痛になることも多いしね。

ドラマを見ていて、改めて血栓って怖いなって思ったよ、本気で食生活とか考えないといけないね。
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ドクター・ハウス
私が最近はまっている海外ドラマが「Dr.HOUSE」(ドクター・ハウス)である。

アメリカの医療サスペンスドラマで高視聴率を獲得し、エミー賞やゴールデングラブ賞を獲得したドラマである。

医者なのに患者を診察するのが嫌いで偏屈で皮肉屋と言う変わり者だが、腕は最高の医師であるDr.ハウスとそのスタッフが様々な患者の難病の謎を解決して治療していく一話完結のドラマである。

ヒュー・ローリーが演じるDr.ハウスのキャラが面白くて、スタッフと言い合いしながらも協力して難病の謎や原因を探って治療していくのが面白いよ。

このDr.ハウスの口癖が「患者は嘘をつく」なんだよね、その患者や家族の話から真実を探っていくのとか良いですね。

病気の原因とか人体の内側とかCGで見せるので少しキモイけれど判りやすいよ。

あと、患者の診察を無理やり担当されるんだけれど、その診察模様とか医院長とかのやりとりも可笑しくて笑えるよ。

私はレンタルDVDで見始めたんだけど、日本では日本テレビ系で深夜に放送してる(地域によって放送日が違う)ので、興味のある方にはお勧めのドラマです。
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サマーウォーズ
いま公開中の劇場用アニメーション映画の「サマーウォーズ」を見に行ってきたよ。

サマーウォーズは、以前にやはり劇場用のアニメーション映画の「時をかける少女」を監督した細田守監督の監督最新作である。

アニメ映画なのでCVは、

主役の数学の天才高校生の小磯健二役が神木隆之介くん。

ヒロインの女子高生で篠原夏希役が桜庭ななみさん。

格闘ゲームの世界的チャンピオンのキング・カズマのプレイヤーである池沢佳主馬役の谷村美月さん。

そして、陣内家の16代目当主で夏希の曽祖父である陣内栄役には富司純子さん。

他にも多くの方々が参加されている。


物語はネット内のOZと言う仮想世界の説明から入っていく。

インターネット内のOZ(オズ)は世界的な規模の電脳世界で、何億もの人々がアバターと言うネット内の自分用のキャラクターを使って参加している仮想世界でパソコンや携帯電話やテレビなど様々な端末からアクセスでき、現実の世界とも密接に結びついている。

都内の久遠寺高校に通う小磯健二は高校二年生で、天才的な数学力を持ちながらちょっと弱気で人付き合いの苦手であり、数学オリンピックの日本代表を惜しくも逃し、今は同級生で親友の佐久間と供に、夏休みのアルバイトとしてOZの末端スタッフとしてアルバイトに励んでいた。

ある日、健二が密かに片思いする憧れの先輩である篠原夏希からアルバイトを頼まれて、長野の彼女の曾祖母の家に同行することになった。

夏希の曾祖母の陣内栄は、室町時代から続く戦国一家である陣内(じんのうち)家の16代当主であり、陣内一族を束ねる大黒柱でもある。

その日は、栄の誕生日を祝う日で、夏希は大好きな曽祖父の栄の誕生日を祝うために訪れるのであった。

陣内家では、個性豊かな陣内一族とも言うべき面々が顔を揃えていた。

夏希と供に曽祖父の栄に挨拶した健二は、突然に夏希から彼女のフィアンセであると紹介を受けることになってしまう。

夏希のいう健二のアルバイトとは、栄や親戚一同に対して夏希のフィアンセのフリをするということだったのである。

とまどう健二だったが、栄を安心させるためと夏希から頼みこまれ、滞在中の数日間だけと言う事でしぶしぶ承知するのだった。

にぎやかな親戚の面々に気おされながらも、大役を果たそうと奮闘する健二であるが、突然に帰宅した栄の夫の愛人の子で後に養子として引き取られた陣内侘助と夏希の親しげな様子に困惑する。

その夜、健二の携帯に、数学の難問が書かれた差出人不明のメールが届き、数学の得意な健二は、夢中になって遂に答えを導き出して返信してしまう。

そして翌朝になり、なぜか健二はOZのシステムを混乱させた犯人として手配されており、健二のアバターは健二を騙る何者かによって乗っ取られてしまっていた。

健二のアバターを乗っ取った犯人によりOZはハッキングされて、世界中を巻き込む大きな混乱が訪れようとしていた。

健二は、親友の佐久間に頼んで仮のアバターを作ってもらい、それでOZに入って偽健二にイタズラは止めるように話すが相手にされず、反ってボコボコに痛めつけられてしまう。

そこに、表れたのがOZの世界ではキング・カズマと言うアバターで格闘技の世界チャンピオンである。

実は、キング・カズマを操作するのは同じ陣内家の中学生で、やはり栄の誕生祝に訪れていた池沢佳主馬であったのだった。

キング・カズマは偽健二と対決して追い詰めるが、陣内家の子供達に操作を邪魔されてしまい、あと一歩ところで逃がしてしまう。

逃れた偽健二は、他のアバターを次々と食べて取り込むことで、取り込んだアバターの情報や能力を使えるようになり、みるみる大きく成長して怖ろしい魔物のような存在へと変貌していった。

それでも、キング・カズマは立ち向かっていくが、今度は簡単にやられてしまい危機一髪のところを健二のアバターに連れ出されて窮地を脱した。

OZの世界では魔物となった元の偽健二によって情報やインフラなどが乗っ取られて、現実の世界でも大混乱になっていく。

その窮地を、陣内栄が自らの多くの友人や知り合いに与える影響力を駆使し、電話で励ましや指示を与えることでだんだんと沈静化させていったのだった。

しかし、それでも、まだOZでは混乱は広がっていたのである。

OZの沈静化を話し合う健二達の前に現れた侘助によって、あの偽健二となったのは侘助が開発したAIのラブマシーンと言うハッキングプログラムであり、それを売り渡したアメリカによってOZに実験投入されたのが、独自に成長して暴走している事が判明した。

「身内がしでかした間違いは、一家でカタをつけるよ!」

栄の号令のもとで健二や佳主馬や陣内家の面々はラブマシーンに立ち向かおうと決心するが、翌朝になり栄が急死してしまっていた。

高齢で健康のすぐれない栄をモニターしていた装置がOZの混乱によって情報が送れなくなり、栄の体調の変化を気づけないのが原因であった。

栄の死で悲しみに沈む陣内家の一族達。

葬儀の相談をする中で、このままラブマシーンを放置しては、新たな悲劇が生まれてしまうから食い止めようと健二達の男性陣が話し合った。

こうして、健二と夏希そして陣内家の一族である親戚の面々が一致団結して、それぞれが出来ることによってラブマシーンによる世界の危機に立ち向かっていくのであった。


ストーリーの舞台となるOZと言う仮想世界は実際にインターネットとかをやっている人には実感できる部分もあるのではないだろうか。

そういう中で、長野の陣内家の様子や周りの自然とかアニメとして非常に細かく美しく描かれていて感動すら覚えたほどだ。

もちろんストーリーも面白いし、主人公の小磯健二のCVをやった神木隆之介くんが良い吹き替えをしていたと思うよ、実は妖怪大戦争以来、神木くんのファンとして密かに応援している私である。

とにかく面白くてお勧めのアニメ映画だと思う。
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美女と野獣
私の会社は昨日からお盆休みだけど、昨日も今日も雨降りで困りましたな。

特に昨日は実家の京都に帰るつもりだったので、ついでに京都駅の京都劇場で公演している劇団四季の「美女と野獣」のミュージカルのチケットを取っていたので、雨の中を実家に着くと荷物だけ置いて京都駅に向かった。

京都劇場は、京都駅ビルのうちにあり、すぐ側には「手塚治虫ワールド」もあるので、割と手塚治虫ワールドには時々行っているんだよね。
開演は午後からなので、やはり駅ビルのJR伊勢丹の7Fにある美術館「えき」で開催されている「大鉄道展」を見に行って時間を潰した。

ようやく午後からは京都劇場に向かって行った。

「美女と野獣」はディズニーのアニメを舞台化したミュージカルでブロードウェイでも公演され、日本では劇団四季が上演している。

この日のキャストは

ビースト:佐野正幸

ベル:坂本里咲

モリース:松下武史

ガストン:田島享祐

ルミエール:百々義則

ルフウ:遊佐真一

コッグスワース:青羽剛

ミセス・ポット:織笠里佳子

タンス夫人:竹原久美子

バベット:岡本結花

ムッシュー・ダルク:川原信弘

チップ:川良美由紀

その他の方々である。


ある冬の夜のこと。

とある城に老婆がやってきて一夜の宿を乞い、一輪のバラを差し出した。

しかし城の主である王子は老婆の醜さを嫌って冷たく追い返すのだった。

実は、老婆は魔女であり、冷たい王子の態度の戒めとして王子を醜い野獣に変え、城の召使たちは品物へと魔法をかけて姿を変えてしまったのである。

そして、バラの花びらが散ってしまう前に王子が女性を愛し、また愛されなければ、王子は永遠に野獣のままで召使たちは本当の品物になってしまうのである。

こうして年月が過ぎ王子は絶望と悲しみに暮れる日々を過ごしていた。

所は変わって、ある村には発明家の父親と暮らすベルと言う若い娘がいた。

ベルは美しく本好きの娘であったが、村では変わり者と言われているのだった。

ある日、娘の父親は森で狼に襲われて王子の城に逃げ込んでしまう。

かってに城に進入した父親に王子は怒り、牢屋に閉じ込めてしまう。

ベルは父親を探して森を彷徨ううちに城にたどり着き、父親が囚われていることを知ると自分が父親の身代わりになるから父親を帰してほしいと願った。

こうして、ベルは父親の代わりに王子の城に留まる事になったのである。

野獣である王子は初めて接した美しいベルにほのかな思いを持ちながらもどう扱えばいいのか判らずにいる。

またベルも野獣である王子に心を閉ざして食事の誘いにも応じないのであった。

しかし、バラが散ってしまうまでは残りわずかな時間しかなく、召使達も少しずつ本当の物に姿を変えつつあった。

そう言う中で唯一の希望が、王子がベルと愛し愛されるようになる事である。

召使たちは、何とかベルと王子がうまく行くように心を配り、やがて城を出ようとして森で狼に襲われたベルを王子が傷つきながらも助けた事により、二人はためらいながらも惹かれあうようになっていった。

しかし、村にはベルとの結婚を申し込んで断られた事のあるガストンがいて、何とかベルを自分のものにしようと計略を練っていたのだった・・・


とにかくセットが豪華であり、お金が掛かってるよなって感じだった。

また光や炎等を使ったイリュージョンのようなトリックが素晴らしくて、まさに夢の国に迷い込んだような楽しさである。

また様々なキャラに扮したキャストのダンスも華麗で素晴らしいものだった。

ファンタジックなロマンスが感動的で、もう一度見たくなるミュージカルであった。

でも、カーテンコールでスタンディングオベーションしたかったのに、周りが誰も立たないので遠慮したのが残念だったよ。
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ドラクエ9
DSで人気のドラクエ9を地道にやってます。

と、言ってもあまり時間が無いのでぼちぼちで、まだ初めの方だけどね。

それで、このドラクエ9で面白いのはすれ違い通信で、同じ宿屋の呼び込み状態の相手とすれ違うとお互いのキャラが通信で相手に送られること。

駅前とか人の多いところだと割りとすれ違えて面白いね。

それで、その時のすれ違い通信で来てもらったゲストが宝の地図を持ってると、これをもらえるのが楽しみですね。

私のはまだレベルが低いので宝の地図とか見に行く余裕はないのですけど、昨日は通勤ですれ違えるかとやってたら、何とある方から「まさゆきの地図」と呼ばれる凄く話題の地図をもらえました。

まさゆきの地図は、発見者がまさゆきと言う人から名付けられてるそうで正式には「見えざる魔人の地図Lv87」と言うそうで経験地が大量に稼げるメタルキングしか現れない地図だとか。

まさか地元で手に入るとは思ってなかったので感動ですわ。

私もこの地図を持ってすれ違いしてあげたいんだけど、確かクリアした地図でないと持ち歩けないんだよね?

まだ一つの地図もクリアして無い私・・・

いつかクリアしたら持ち歩きますから、それまで待っててくださいませ。

お盆休みにがんばろうっと。
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納涼茂山狂言祭2009
今日は、私が毎年楽しみにしている大蔵流の茂山家の「納涼 茂山狂言祭2009」を見に行ってきた。

茂山家と言えば私が大好きな京都の狂言師の家で、お豆腐狂言と呼ばれる気軽に誰でも楽しめる狂言で人間国宝の茂山千作さんを頂点に数々の人気狂言師のいる流派である。

特に、毎年夏に行われる納涼狂言祭はリクエスト狂言とも呼ばれ、一年前から狂言の曲目や演者をリクエストしてもらって決めるシステムが人気でもあり、茂山家独特の人気公演でもある。

私は普段は日曜はしんどいので土曜日に見に行くことが多いのだが、今回は今日の公演には「茂山千作」さんが出られるのでどうしても見たいのと、曲目も私の好きな「水掛聟」と「仁王」があるのでこの公演日に見に行くことにしたのだった。

会場の大槻能楽堂に入ると、満席で立ち見が出るほどの超満員で地方からツアーで見に来てられる方たちも居るくらいの大盛況だった。

狂言で能楽堂に立ち見がでるんだからね、お客さんの七割くらいは女性だし、それだけ茂山家が人気があると言う事だろう。、


○お話:茂山千之丞

はじめは、茂山千之丞さんのトーク。

主に、今日の出し物の「素狂言 九十九髪」に関する解説だった。


○素狂言「九十九髪」(つくもがみ)

作・高橋睦郎 演出・茂山千之丞

老女:茂山千作

三郎:茂山千三郎

使者:茂山七五三

後見:井口竜也

百歳に手が届きそうな老婆は在原業平の噂に恋をして、三男の三郎に業平と一夜を供に出来るように頼ませた。

老婆を哀れに思って業平は願いを聞いて、一晩だけの契りを交わして朝になると逃げるように帰ってしまった。

老婆はなまじ一夜を供にしたために、業平がもっと恋しくなり、もう一度供に出来ないかと三郎に相談していた。

一方、在原業平は大事な烏帽子を老婆から逃げ帰る時に忘れてしまい、使者に命じて取りに行かせるのだった。


素狂言と言うのは朗読劇のような感じで特別な衣装や小道具を使わずに、見台に置いた台本を読みながら話を進めていく狂言である。

もとは、普通の狂言として「九十九髪」は書かれたそうであるが、茂山千作さんがどうしても長い本を覚えるのが嫌だと言う事で(笑)、覚えずに本を読む素狂言にしたら割と評判が良かったので今回もリクエストに入ったそうである。

台詞だけの狂言であるが、それでも茂山千作さんの味と言うか面白みが充分に表れている曲であった。

できたら、次は普通の狂言として見てみたいと思ってしまう。



○「水掛聟」(みずかけむこ)

聟:茂山千五郎

舅:茂山千之丞

女房:茂山童司

後見:増田浩紀


お百姓の婿が自分の田の見回りに来ると、自分の田の水が隣の舅の田に取られている事に気づく。

そこで婿は、畦を切って水を自分の田に取り戻し、よそを見回りに行く。

次に、同じように田の見回りに来た舅は、自分の田に水がないのに気づき、ふたたび婿の田から水を引き返すと、水を取られないように番をする。

そこへ再び見回りに戻ってきた婿が現れると、また自分の田の水が舅の田に取られているので、もう一度自分の田に水を引こうとし、舅に見つかり口論になる。

舅は

「舅の田に、水がなければ可哀相にと水を別けるのが婿だろう」と言うと、婿も負けずに

「婿の田に水が無ければ、自分の田の水を別けても助けるのが舅だろう」と返す。


互いに畦を切って水を引こうと争ううちに、婿が舅の顔に泥水をかけてしまう。

二人は水をかけあったり、泥を顔になすりあったりし、しまいにとっくみあいになる。

その話を聞いた妻が駆けつけ、仲裁するが、最後は夫の味方をし、二人で舅を打ち倒して仲良く帰って行く。

舅は、「来年からは祭りに呼ばないぞ」と負け惜しみを言って帰って行く。


農民にとって深刻な問題である水争いだが、婿と舅がまるで幼児の喧嘩のように争う趣向であるが、水や泥をかけあうところは、地方に伝わる泥掛け祭りなどの神事を思わせる。




○「仁王」(におう)

バクチ打ち:茂山あきら

仲間の男:茂山茂

参詣人:丸石やすし・茂山童司・茂山千三郎・茂山千五郎・茂山千之丞・茂山七五三

後見:島田洋海・井口竜也


バクチ打ちの男は、賭けに負けて財産も無くなってしまいどうしていいか判らずに、仲間の男の所に相談に行く。

すると仲間の男は、バクチ打ちの男を仁王に化けさせてお供え物を騙し取ろうと持ちかける。

そこで、バクチ打ちの男に仁王らしく扮装させて、仲間の男は近所に「仁王が降臨した」と触れ回りて周る。

バクチ打ちの男が仁王に化けて待っていると、仲間の男が、多くの参詣人を連れて来て、参詣人はそれぞれに、祈願に合わせたお供え物をして祈願するので、二人はお供え物で大儲けできる。

参詣人は、知り合いに足の悪い男がいるが、その足も祈願で治るかと聞き、どんな病気でも治ると言われて、明日に連れてくると言い帰って行く。

お供え物で二人で儲けたのでバクチ打ちの男は明日もやろうと持ちかけるが、仲間の男は「何度もやるとばれてしまう」と注意する。

しかし、バクチ打ちの男は味をしめて、もう一度やろうと思い、またも仁王に化けることにした。

やがて、昨日の参詣人と供に足の不自由な参詣人が足を治してもらおうと現れて、大きな草鞋を供えると、自分の不自由な足と同じ仁王の足を撫でて祈願をした。

仁王に化けたバクチ打ちは、足をさすられて堪えきれずに動いてしまい、足の悪い参詣人と目が合ってしまう。

さては偽物かと、参詣人がみんな集まって仁王をくすぐると仁王に化けた男はたまらずに逃げ出してしまう。

狂言のお供え物や祈願がそれぞれのアドリブなので、そういうお供え物で何を祈願するかが面白い所である。

「早く梅雨を明けさせて新型ウィルスも抑えて欲しい」

「ビールやお酒をたくさん呑んでも大丈夫なように肝臓を強くして欲しい」

「阪神が優勝するように」

などなど、時勢に合わせたネタとか個人的な願いで、それぞれがアドリブを考えてくるのが面白い。

仁王で動いてはいけない茂山あきらさんの様子と合わせて楽しい狂言である。



以上が今日の狂言であるが、私が狂言を見るようになったきっかけは八坂神社での、学生さんたちの奉納狂言を見て興味を持ったからだが、ここまで狂言にはまっていったのは茂山家の狂言と出会って大好きになったからである。

中でも、やはり茂山千作さんは素人の私が見ても凄いと思うよ、ほんとに人間国宝だと思う。

御高齢で千作さんの狂言を見れる機会も少なくなってきたのは残念であるが、今日も足がお悪いように見えたのが気になった。

それでも、まだまだお元気そうなので、これからも狂言の舞台に立ち続けて欲しいと願うばかりである。
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コルテオ
今日は大阪の中ノ島へ「コルテオ」を見に行ってきた。

朝の天気予報では雨だったんだけどすごい快晴で暑かったよ。

コルテオは、国際的なサーカスと言うか人気パフォーマンス集団の「シルクド・ソレイユ」の今年の日本公演の演目である。

シルクド・ソレイユの公演は隔年で日本でも行われていて、私も毎回見に行っている。

大阪ではこれまで南港の特設テントで公演されていたのだが、一昨年の「ドラリオン」の会場が駅から凄く遠くてうんざりしてもう行きたくないと思ってたのだけど、今年は中ノ島の駅の近くになって行きやすくなったので、今回も見に行くことにした。

シルクド・ソレイユの公演はストーリー性のあるファンタジックな世界観が独特な雰囲気を持ち、そのなかでいろいろな曲芸やパフォーマンスが行われるのが人気の秘密でもある。

タイトルの「コルテオ」とはイタリア語で「行列」を意味するそうである。

「コルテオ」の主人公のドリーマー・クラウンは、自らの人生の終末を迎えて、自らの人生を回顧するひとりのクラウンで、彼が思い浮かべる「祝祭のパレード」の、夢とも現実ともつかない不思議な風景が、天と地の間に存在するミステリアスな空間を舞台に展開していくと言う設定である。

それは楽しく陽気でありながらも、どこか儚く哀愁漂うファンタジックな世界で天使や妖精たちが登場する世界観である。

これまでの特設ドームと違い、今回は円形のドームの中心から左右に分けるように舞台があり、センターの舞台は円形の回り舞台になっていて、これまでよりもずいぶんと見やすくなっている気がした。

天使や妖精など不思議で幻想的なキャラに扮したパフォーマー達がトランポリンや空中ブランコ、宙吊りになっての空中パフォーマンスやジャグリングなど様々なパフォーマンスで楽しませてくれる。

今回は特に大と小を意識してるのか、ものすごく背が高い大きな人達や幼稚園児くらいの身長の方とか登場してパフォーマンスを見せてくれたり、盛り上げてくれたりしていて楽しかった。

ベットにトロンポリンを仕込んでのジャンピングも楽しかったし、幼稚園児くらいの体型の女性の身体に大きな風船を付けて場内をふわふわ浮かぶ「ヘリウム・ダンス」とかすごく面白かったよ。

また、上に張られたロープに逆さ向けに綱渡りするパフォーマンスとかほんとに凄くて「うそ~」って目がテンになりながら見ていたよ。

シルクド・ソレイユの公演では、私の中では「サルティンバンコ」が一番好きだったけど、今回のコルテオも神秘的でファンタジックな世界がすごく良かって楽しかった。
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