美女と野獣
私の会社は昨日からお盆休みだけど、昨日も今日も雨降りで困りましたな。

特に昨日は実家の京都に帰るつもりだったので、ついでに京都駅の京都劇場で公演している劇団四季の「美女と野獣」のミュージカルのチケットを取っていたので、雨の中を実家に着くと荷物だけ置いて京都駅に向かった。

京都劇場は、京都駅ビルのうちにあり、すぐ側には「手塚治虫ワールド」もあるので、割と手塚治虫ワールドには時々行っているんだよね。
開演は午後からなので、やはり駅ビルのJR伊勢丹の7Fにある美術館「えき」で開催されている「大鉄道展」を見に行って時間を潰した。

ようやく午後からは京都劇場に向かって行った。

「美女と野獣」はディズニーのアニメを舞台化したミュージカルでブロードウェイでも公演され、日本では劇団四季が上演している。

この日のキャストは

ビースト:佐野正幸

ベル:坂本里咲

モリース:松下武史

ガストン:田島享祐

ルミエール:百々義則

ルフウ:遊佐真一

コッグスワース:青羽剛

ミセス・ポット:織笠里佳子

タンス夫人:竹原久美子

バベット:岡本結花

ムッシュー・ダルク:川原信弘

チップ:川良美由紀

その他の方々である。


ある冬の夜のこと。

とある城に老婆がやってきて一夜の宿を乞い、一輪のバラを差し出した。

しかし城の主である王子は老婆の醜さを嫌って冷たく追い返すのだった。

実は、老婆は魔女であり、冷たい王子の態度の戒めとして王子を醜い野獣に変え、城の召使たちは品物へと魔法をかけて姿を変えてしまったのである。

そして、バラの花びらが散ってしまう前に王子が女性を愛し、また愛されなければ、王子は永遠に野獣のままで召使たちは本当の品物になってしまうのである。

こうして年月が過ぎ王子は絶望と悲しみに暮れる日々を過ごしていた。

所は変わって、ある村には発明家の父親と暮らすベルと言う若い娘がいた。

ベルは美しく本好きの娘であったが、村では変わり者と言われているのだった。

ある日、娘の父親は森で狼に襲われて王子の城に逃げ込んでしまう。

かってに城に進入した父親に王子は怒り、牢屋に閉じ込めてしまう。

ベルは父親を探して森を彷徨ううちに城にたどり着き、父親が囚われていることを知ると自分が父親の身代わりになるから父親を帰してほしいと願った。

こうして、ベルは父親の代わりに王子の城に留まる事になったのである。

野獣である王子は初めて接した美しいベルにほのかな思いを持ちながらもどう扱えばいいのか判らずにいる。

またベルも野獣である王子に心を閉ざして食事の誘いにも応じないのであった。

しかし、バラが散ってしまうまでは残りわずかな時間しかなく、召使達も少しずつ本当の物に姿を変えつつあった。

そう言う中で唯一の希望が、王子がベルと愛し愛されるようになる事である。

召使たちは、何とかベルと王子がうまく行くように心を配り、やがて城を出ようとして森で狼に襲われたベルを王子が傷つきながらも助けた事により、二人はためらいながらも惹かれあうようになっていった。

しかし、村にはベルとの結婚を申し込んで断られた事のあるガストンがいて、何とかベルを自分のものにしようと計略を練っていたのだった・・・


とにかくセットが豪華であり、お金が掛かってるよなって感じだった。

また光や炎等を使ったイリュージョンのようなトリックが素晴らしくて、まさに夢の国に迷い込んだような楽しさである。

また様々なキャラに扮したキャストのダンスも華麗で素晴らしいものだった。

ファンタジックなロマンスが感動的で、もう一度見たくなるミュージカルであった。

でも、カーテンコールでスタンディングオベーションしたかったのに、周りが誰も立たないので遠慮したのが残念だったよ。