2025 03/02 16:38
Category : 3月2日
雨水は、降る雪が雨に変わり、雪解けが始まる頃。
山に積もった雪もゆっくりと溶け出し、田畑を潤す。
霞初めてたなびき、遠くの山がぼんやり霞んで見える。
季節の移り変わりは早く、直ぐに弥生がやって来た。
すると雛祭りが来る。その翌日に母が61才で
息を引き取った。母の身体を清拭した時、
ごめんなさい!と涙で詫びた。
母に毎年何度もお小遣いを送っていたが、
その金銭で従妹達を旅行に連れて行った。
従妹に聞いた時、私の働いた月給等で従妹達を、
遊びに連れて行った事に腹立ち喧嘩を良くした。
何故、温泉に行きたければ私に声を掛けないのか。
性格も合わなくて喧嘩をした事をあの世の母に詫びた。
お盆、お正月には両親にお小遣いを送り、
「今日は誕生日よ!」母から電話が来るので
言う通リに送っていたが、当然の事に思っていた。
春まだ浅く桃の花さえ咲いていなかった。
庭に雪が残りザクロの実が真っ赤に割れていた。
実が熟してもザクロは口にすると酸っぱい。
口の周りが口紅を差したように赤くなった。
13年掛けて父の負債を父と二人で返済した時、
母は楽に暮らすことも出来ずに天国に逝ってしまった。
私が速達で送ったお小遣いを胸に抱いていた光景を
見て、母は私の事を大切に愛しんでくれたと、
嬉しさで涙がいっぱい頬を流れた。
貧しさ故に冷たくした事は分かっていた。
私も思いやりが足りなかった。反省しても遅いのに。
月日の流れは速く、今の私はとんでもなく遠い沖縄に
来て、「幸せに暮らしています。お母さん!」
毎朝、日の出に向かい両親が安らかに眠れるように
祈願している。その時私を守って下さいと祈願する。
天地に 春光満ちて うらうらと 心遊ばす 弥生の日中
山に積もった雪もゆっくりと溶け出し、田畑を潤す。
霞初めてたなびき、遠くの山がぼんやり霞んで見える。
季節の移り変わりは早く、直ぐに弥生がやって来た。
すると雛祭りが来る。その翌日に母が61才で
息を引き取った。母の身体を清拭した時、
ごめんなさい!と涙で詫びた。
母に毎年何度もお小遣いを送っていたが、
その金銭で従妹達を旅行に連れて行った。
従妹に聞いた時、私の働いた月給等で従妹達を、
遊びに連れて行った事に腹立ち喧嘩を良くした。
何故、温泉に行きたければ私に声を掛けないのか。
性格も合わなくて喧嘩をした事をあの世の母に詫びた。
お盆、お正月には両親にお小遣いを送り、
「今日は誕生日よ!」母から電話が来るので
言う通リに送っていたが、当然の事に思っていた。
春まだ浅く桃の花さえ咲いていなかった。
庭に雪が残りザクロの実が真っ赤に割れていた。
実が熟してもザクロは口にすると酸っぱい。
口の周りが口紅を差したように赤くなった。
13年掛けて父の負債を父と二人で返済した時、
母は楽に暮らすことも出来ずに天国に逝ってしまった。
私が速達で送ったお小遣いを胸に抱いていた光景を
見て、母は私の事を大切に愛しんでくれたと、
嬉しさで涙がいっぱい頬を流れた。
貧しさ故に冷たくした事は分かっていた。
私も思いやりが足りなかった。反省しても遅いのに。
月日の流れは速く、今の私はとんでもなく遠い沖縄に
来て、「幸せに暮らしています。お母さん!」
毎朝、日の出に向かい両親が安らかに眠れるように
祈願している。その時私を守って下さいと祈願する。
天地に 春光満ちて うらうらと 心遊ばす 弥生の日中