熱風

二人で車を降りると炎天下のなか熱風が吹いていた。
何時もの風は真夏でも涼しいのに、何故熱風なのか。

山にぶつかった風がフェーン現象になったらしい。
フェーンは風下で吹く高温の風、その周りで気温が上がるのは
フェーン現象と言うらしい。

息を吐けば熱い空気になり、辺りが重苦しい。
39℃越え、こんな事は昭和40年後初めてらしい。

外出先でどうなってしまうのだろうと不安になった。
早く動け!元気のいい主人は気にならないで居る。

横着者の私はリフォームをするのも嫌になり、
自販機で冷麦茶を飲んで座っていた。

勿論、彼の好物林檎ジュースも差し入れした。
首に巻いたアイシーネックは氷が解けて水になって
何時間も持たない。

この猛暑は暫く続きそうなので帰りに夏用服を
購入して帰宅した。目的は父の日にプレゼントを
あげなかったので彼のパジャマを買う為であった。

自然には勝てないから冷たい物を飲んだり、
暑い時に温かいお茶やコーヒーを飲むのも身体に良い。
あれから4日経った今日も40℃と猛暑日になる。

二~三日経てば梅雨が戻り、此れほどの暑さには
ならないから、其れ迄の我慢と自分に言い聞かせている。

雨降りになれば蛙が賑やかに鳴きはじめるでしょう。
西の空 静かに暮れて 彼の里 河鹿鳴く夜は
遠き日の夢。sakura