2017 04/08 19:08
Category : 4月8日

沖縄では、二十四節気の一つ清明を清明祭(シーミー)と言い、
墓前に親族が集まりお酒、お茶、お重を備えた後、
皆でご馳走を頂く習慣がある。
中国から伝わったとされ「清明の節」の期間に
先祖のお墓にお花やお線香、お料理等をあげ供養する。
沖縄の人は先祖をとても大切にすると共に、
若い人はお年寄りを大事にしている。
四月は清々しい時節で春風もとっても心地よい。
ブラウスの袖口からすうすう風が通り抜けていく。
緑の葉桜になった沖縄の緋寒桜並木道には
人もまばらでツツジから百合祭りが始まる。
この暖かい時に不覚にも風邪をひいてしまい、
家事を休む訳にもいかず、長引いてしまった。
買物の荷物を持ち歩き、怠い身体を自分で元気づけ、
夕方、住まいに戻れば青空に白い雲が浮かんでいた。
日が伸びて午後6時50分でも明るくて、
清明の頃は、春眠暁を覚えずで増々眠くなる。
内地ではソメイヨシノが満開で
思わずその美しさに溜息をつく。
遠き我が家の空き部屋で眠っている琴を弾く人も無く、
さくら、さくら、弥生の空は、、。
習わないのでここまでしか弾いていない。
もう引っ越しは面倒になり沖縄に滞在したい。
食物だけは贅沢をしない主人は今年の夏、
7月8月は北海道に行くと言っている。
私は、四月上旬で27℃の蒸し暑さに汗を流し、
太陽の日差しの強さに真夏も嫌だなと思う。
なんと我儘で勝手な人間でしょう。
午後5時を過ぎれば微かに風が出てきた。
これからの散歩は朝、外出は夕方にしよう。
窓の外からハイビスカスが私の方を向いて笑ってた。
真夏の酷暑はこんな物じゃない!
弱音を吐いたら生きていけないよ!
散れども散れども咲くハイビスカスに叱られた。
夢を見た あの世この世の 寂しさに うらうら躍る 桜優しき。
sakura