2017 03/09 22:45
Category : 日記

3月1日から東村で33回つつじ祭りが始まり、
やんばる(沖縄県北部)の春を彩るイベントとして
県民の間で定着している。
「村民の森つつじ園」では、約5万本のつつじが美しい。
隣接する「つつじエコパーク」にはバンガローがあり宿泊もできる。
うっそうと茂る小高い山道を行けば名も知らぬ小花が風に揺れ、
その先には数えきれない程の美しいつつじが咲いていた。
4年前、自然がいっぱいのつつじ咲く山でお弁当を食べ、
澄んだ空気を吸って喜んでいた。
そして5日は二十四節気の一つ啓蟄、冬眠していた虫達が動き出し、
人間も「さぁ働くぞ。」意気込み始める日ともいう。
文字通り地中で冬ごもりしていた虫が春の到来を感じ、
草木が芽吹くと同時に地上へ這い出してくる頃。
静岡では日当たりのいい川辺にお正月頃から菜の花が咲き、
桜が散る頃に同時に枯れていく。
春の日差しのなかに秋も見えるような光景を感じながら、
かさかさ枯葉のように風音をたて血潮紅葉が揺れていた。
淡いピンク色の蓮華の花が広大に広がり、
フラワーパークにいるようで春って大好き。
故郷の川の水は澄んで勢いよくざぶざぶと海へ流れ、
広大な海が川の水を「ようこそ。」出迎えてくれる。
三月下旬には川の両側で桜が満開になり、
様々な花が咲き、夢を見ているような光景が目に浮かぶ。
春は冬と夏の間で3月から5月迄の3ヶ月をいう。
次第に昼が長く夜が短くなり、1年で最もすごしやすい時節。
寒さの厳しい地方の人達はどんなに春を待ち焦がれていたか、
まだ雪が降る地域は、もう少しで春に出会えると思う。
南国に居た私には満開の桜は見られぬけれど、
やっぱり染井吉野は美しい。
桜の樹木の下に行くと厳しい冬に耐えた傷跡が、
ありありと見え、それが一層美しさを増す。
咲き始めは樹木から芽をだし蕾が膨らむ。
その段階で一年開花を待っていたと言う風に見える。
そしてパッと一片開けば次々に咲き嬉しそう。
満開に咲いた桜を見て人々の笑顔がこぼれ、
早春の風にふわふわ揺れて桜も楽しそうに笑う。
華やかさは無くても満開の緋寒桜も散り始め、
花の命の短さをつくづく思う。