2014 06/21 07:34
Category : 日記
日の出が最も早いのは、夏至の一週間前ころ。
日の入りが最も遅いのは、夏至の一週間後ころ。
日本の大部分では梅雨の最中。今日の21日が夏至にあたる。
今年の梅雨も気温が高めで蒸し暑い。
昨日、昼下がりに涼しさを求めて川辺に行ってきた。
あわあわと流れる水の音、その周りの草の上に座り、
じっと空を眺めていたら、空にも様々な色がある事を知る。
薄淡い水色、濃い水色、淡いベージュ色
そして白い雲が段々見えなくなっていく。
風の色は解らないけれど、樹木の前に行けば緑色に、
紫陽花の前に行けば水色、白、淡紫と紫陽花色に変わる。
風は姿が見えずともひゅーひゅー音を立てたり
そよそよと優しく笑ったりする。
柿の木や楓の木を大きく揺らし、
高い松の木さえも風に叩かれている。
お墓参りに行かなければと思いながら、
家のお仏壇に山百合と菊の花を飾りご先祖様にお礼を言う。
「長女が無事に出産できて有難うございます。」と。
長女は2年間、中学教師を休職するとのこと。
60代半ばにして初孫が産まれた主人は嬉しいと思う。
感情の起伏の激しかった彼も年々柔らかくなった感じがする。
人間は年を重ねる度に少しずつ変わっていくのかも知れない。
時節の移り変わりは早く、もう夏至に入った。
来月、梅雨が明ければ猛暑がやってくること間違いなし。
駆け足でやってくる季節に私は追われるように暮らしている。
今朝は風もなく日差しもなく小鳥も鳴かぬ鈍よりとした朝になり、
梅雨とともに咲く紫陽花がどこへ行っても美しい。
紫陽花に 揺れる心や 風の色 sakura.