2014 04/03 20:50
Category : 日記

桜の花が咲き誇り万物が若返り清々しい時節。
南の地方では越冬つばめが渡ってくる頃。
せっかく晴れたのに小雨がしとしと降り続く。
天も地も清々しく明るい季節で花冷えのする肌寒い日もある。
人々は外に出てお花見に集い、お酒を飲み交わして賑やかに楽しむ。
厳しい冬を乗り越え1年待った桜を見て微笑む顔と顔。
さくらんぼの花びらは部屋の窓から舞い降りてくるけれど
庭に桜の木が1本でも有ればいいと何時も思う。
桜の花びらが風に吹かれて畳の上にひらひら舞い落ちる光景、
そんな家に住めたら風情が有って良いでしょう。
歯痛を我慢している主人は少しでも硬い食事を出せば怒り、
静岡の歯科に行きたくて早く帰りたいらしい。
一夏、北海道に行く為には早く歯科の治療をしたい気持ちは分かる。
行く先も私には教えないから急用ができた時には困ってしまう。
相変わらず自由奔放な性格は直らない。
彼は、東京の大学に通う為に下宿していた時も仕送りをして貰い、
義父が勉強だけをさせ、我儘放題に育った人である。
義父が入院し私が病院へ介護に通っていた時も、
「息子は何課の○長になったか?」息子の出世を願っていた。
そんな親の心配など裏腹に彼は出世を望まず、
私生活は結婚後も休暇を取り旅行等に行き遊んでいた。
未だ行っていない国があるから行きたいと言う。
どうぞ好きなようにどこの国でも行ってくださいと、
自由にして貰っている。
心の中では貯金して家を建てゝ貰いたいと思っているのに、
自分の思う通りにならない人だから諦めている。
静岡は、四月になれば春爛漫の時節を迎えている。
私の見た桜名所だけでも数か所あり、
今、私は見えない桜を頭のなかに描いている。