2011年04月の記事


藤の花 
そこへ行くと甘い香りがふわっと風に乗って
私の頬をとおり過ぎていく。

あゝやっぱりこの香りは藤の花だわ!
あの独特の強い香りが池の周りを漂っていた。

池には鯉が泳ぎ、
池の周りにずらりと植えてある藤の花が満開に咲いていた。

藤を育てゝいる人達の品評会も開催されて、
縁日風の露店も何店舗か有った。

私の足は自然と藤棚の有る方に向かい、
そこから下がる藤の花を見上げると遠い昔が甦る。

「藤は奇麗ね、お父さん!」幼い頃、父が作ってくれた
藤棚を見ては5月がくる度に喜んでいた。

春には藤棚をそして夏には葡萄が実り、
まめな父は植木も好きで四季の花や果実を作っていた。

父の作った藤棚は小さくて比較にはならない。
でも確かにあれは優しさ溢れる藤棚だと思う。

藤の花は花びらが小さくてふわっと飛んでしまうような
弱々しい感じがしても、
手に触れれば花びらに柔らかさはない。

急に強い風が吹いた時、藤の花びらが顔にふれ、
まるで小さなトゲを刺すような感触を受ける。

午前11時過ぎに出発し、家に着く頃は夕方になって
しまうほど歩いた。
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竹の子掘り

photo by sakura1205 from

大陸に中心を持つ高気圧が張り出し、
24度もある暖かさの日中、2時間位竹の子掘りに行って来た。

親友のご主人様が掘った竹の子を彼女と二人で
車の置いてある坂道まで運ぶお手伝いをして
我家に帰ったのは午後5時前だった。

日当たりの良い場所に出る竹の子は硬くて、
日影で育った竹の子は柔らかいらしい。

今日、掘った竹の子は日影で伸びた竹の子で、
お鍋で煮ても直ぐに食べる事ができる。

最近は、食卓に竹の子料理が多くなり、
お肉等に挟んで揚げたり色々な方法で食べている。

竹の子掘りに慣れない私は、山のぬかるみに滑って転んだり、
お腹を抱えて笑いながら短い時間を楽しくすごした。

海沿いを通った時、「れんげ草」が満開で夕方の海風にふわふわ
揺れ、ロマン溢れる風景にうっとり見とれてしまう。

「れんげ草」は晴れの日中に見れば淡いピンク色に、
夕方、日が陰る頃に見れば紫色に見えて風情がある。
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金魚の世界

photo by sakura1205 from

金魚よ、貴方はどうして自分勝手なの。
小さなメダカや鮒を追いかけて食べてしまう。

池に住んでいる仲間と約束を守り、「仲良くしてね?」
「うん、判ったよ。」と言ったのも束の間、
翌日になれば再び約束を破って小魚の心を傷つけてしまう。

餌は毎日あげているのに、
何時も大きな口開けて、おお威張りで泳いでいる金魚もいる。

下を向いてた金魚にどうしたの?と声をかけた。
後悔ばかり背中に背負って、
自分の愚かさを責めているのね。

仲良く二匹で並びながら遊ぶ金魚は楽しそう。
「あのお花を見に行こう。」なんて話ているかも知れない。

小さな鮒やメダカは何時、襲われるかと
金魚から逃げ回っている。

大きな金魚よ、身構えていないで肩の力を抜いて
仲間と仲良くしてね。

大きな金魚に弱い鮒達をいじめないでと言っても
もって産まれた性格は直らない。

奇麗な姿をしていても金魚は性質が荒くて乱暴なお魚。
人間も恰好つけている人は家族を泣かせる人が割と多い。
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日永
カーテンの隙間から太陽の日差しが眩しくて
午前5時前ではもう少し眠ろうと7時起床。

日が長くなり晴れの朝は早朝に目覚めるため、
どうしても寝不足になってしまう。

親友の持っている山に竹の子がどんどん出ているので、
家族で竹の子掘りに行っているらしい。

今日も掘りたての竹の子を頂き、今年も一度位は竹の子掘りの
お手伝いに行かなければと予定している。

ご主人様に竹の子を掘って貰い、
私達はその竹の子を車まで運ぶだけの作業になる。

午前中から太陽の眩しい晴れの天候で
お布団を干せば急にとおり雨が降ったり、
30分もしない内に雨は止みぱっと空が明るくなる。

上空に寒気を伴った気圧の谷が本州を通過する為か、
夕方になると晴れの天候も冷たく感じる。

久ぶりに見た富士は雪化粧してまるで冬が戻ったように、
海風が肌を突き刺す寒さに春は油断をすると風邪をひく。

東北関東で毎日のように余震が起きている。
早く余震が収まり、良い事が有ると信じたい。
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土曜日の雨
昨夜、激しく降っていた雨も今朝は小雨になり、
寝坊した私は7時起床。

暖かな南風が吹いた時、雨は音もなく静かに降り、
冷んやりした西風が吹けばちょっと冷たい雨になる。

血潮紅葉の下をとおったら雨粒がぽつんと私の眼に落ちて、
涙をこぼした顔になる。

土曜の夜は、一人ですごす時間が多いため、
余り好きな曜日ではない。

「お前も行くか?」と誘ってくれても、意地っ張りだから
「私は行きたくない。」と言ってしまう。

私の心の裏には悲しいけれど彼の心を信用できないものが有る。
また時々、一人で居た方が気楽な面もある。

今夜は、午後7時過ぎまで土砂降りの雨がやむ事はなかった。
そして午後9時になれば風がカタコト雨戸を叩く。

「堂々として居ればいい。」と親友から電話を貰ったけれど、
彼が帰宅すれば「お帰りなさい。」気持よく迎えている。

一緒にすごす一日ならば喧嘩をするより
何事もないような素振りをした方が無難である事を悟った。
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夢のれんげ草 

photo by sakura1205 from

朝寝坊の私も久しぶりに早起きし今朝5時起床。
午前7時過ぎに表どおりへ可燃ごみを出しに行った頃、
晴れて辺りは明るく少し日差しが降り注いでいた。

午前中は、筍の皮をむいて下茹でして置き、
筍ご飯を作ってから親友の家に行って来た。

正午前から空模様が曇り今夜は雨との予報が当たりそう。
私は、この前行った「れんげ草」を見る為に遠回りをして来た。

あの「れんげ草」は海の近く迄どこまでも続いて、
まるで夢のような光景に眼を見張った。

れんげ草の薄ピンクは花とは言えないほど弱々しい。
でも、数え切れないほど広大に咲いているので奇麗.だと思う。

ことわざにも有るように「やはり野に置け蓮華草」と言われ、
れんげ草は野に咲くからこそ美しく、
そのものに合った環境に置くのが良いという例え。

今春は、れんげ草が海の前に有る松原まで咲き誇り、
その素朴な田舎の風景に心が和んだ。

ずっと奥の海の方で濃ピンクに咲いたれんげ草を見つけて、
春風を身体いっぱいに受けて走ってみた。
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新茶の季節 
「ふじの国山のお茶百選」の展示会が東京で開催された。
これは、静岡県が開催した中山間百銘柄コンテストで
入賞したお茶である。

個性、新しい発想、釜炒り茶、紅茶、ウーロン茶等。
静岡の山のお茶の特徴を生かし、高い製造技術により生産される。

川根本町の手摘み紅茶、島田市の黄色いウーロン茶、
静岡市で作られた釜炒り茶。どれも静岡でしか作る事ができない
味や香り、色や形に特徴を持った個性がある。

被災地の人達にもお茶を届けるだけではなく、
温かい笑顔で会話をしながら飲んで貰えればいいと思う。

大地震と津波から命拾いしても、
次々と起こる困難に生きてゆくのも大変な被災地の人達。

被災地の人達の事を考えれば私達の生活も自粛してきたが、
県の市町村も頑張らなければ生活が苦しくなる。

大地震から10日間くらいで県内の観光客が32万人前後、
減少してしまい、県では対策を練っている。

♪夏も近づく八十八夜、野にも山にも若葉が茂る、
あれに見えるは茶摘みじゃないか、
あかねだすきに菅の笠。

こんな長閑な茶摘み歌を口ずさみながら
明るい茶摘み歌が聞こえるのは何時の事でしょう。

今日は立春から数えて77日目。もうすぐ八十八夜が近い。
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穀雨
この時期にしては割と冷える今朝、うとうと夢を見ていた。
余り楽しい夢ではなく悲しい夢だったと思う。

午前6時起床すれば夢の内容もすっかり忘れ、
洗濯機が回っている間、朝食の支度にかかる。

自由奔放な主人も肩を痛めて、
整形外科で処方された湿布を貼り、
家を出たり入ったりしながら口うるさい。

この頃は雨が降ったり晴れたり昼夜の気温差も大きい。
暦を見れば、二十四節気のひとつ「穀雨」と記載されている。

穀雨とは、「雨が降って百穀を潤す」という意味で、
暖かな春雨が降り、穀類の芽が伸びてくる頃。

しとしと降る雨は気持が重くなりがちでも、
穀物が成長する為には必用な雨で、
恵みの雨と思えば元気もでる。

この雨が5月の新緑を美しくするとも言われているが、
季節の移り変わりの早い我が町は既に新緑の時期を迎えている。

どこへ行っても緑の風がそよそよ吹いて
とても清々しい時節に足取りも軽くなる。

この春の新鮮な空気を胸いっぱい吸って
その日その日を精いっぱい笑顔で暮らしたい。
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夜の雨
東海地方は27度の暑さから急に気温が10度も下がり、
今日は春らしい陽気になる。

梅の木、モクレン、柿木等の若葉が緑色に芽吹いて
陽光に照らされゝば明るさが増して眩しい。

お花見には行けなかったが、
桜が散った後の川沿いは人影もなく寂しい。

家の近くには三つの川が有る。
一m巾の小川、3m巾の川、5m巾の川、
何れも海へと続いている。

海は好きだったけれど大津波を見てからは
海沿いには住みたくないと思うようになった。

それでもこの町には祖父母達のお墓等が有る為、
簡単には離れられない。

お仏壇に香花が有るだけで殺風景だから
明日はお花を買ってお供えしなければと思っていれば、
ぽつぽつ雨が降ってきた。

音もなく静かに降りだした雨は急に激しい雨音をたて、
あっという間に樹木が濡れていた。

やがて夜の雨は知らぬ間に止み、再び急に降るかも知れない。
予報では明朝に激しく降るとのこと。
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れんげ草

photo by sakura1205 from

親友宅の近くで「れんげ草」が咲いていた。
昨年より色が薄い感じで凄く広大で美しい。

こんな光景は数年前から見ているけれど、
子供時代には想像もしなかった風景で珍しい。

小さな花びら1つでは余りにも貧弱で折れてしまいそう。
田畑に植えてあるから緑の葉と薄ピンクの色合いが
まるで夢を見ているような鮮やかさが心から離れない。

空は澄み渡り、風は頬を撫でて春風がとおり過ぎていく。
漠然と抱いていた農村の長閑な風景に夢見心地になる。

春の優しいそよ風はやがて冷たい海風と化し、
ひゅうーひゅうー吹く風にも負けずに咲いていた。

今年も広大な田畑に美しく咲いてくれて嬉しい。
これからもっと色濃いピンクに変わると思う。
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春愁 

photo by sakura1205 from

雨が降っていた事も判らないくらい静かな今朝6時起床。
小雨も直ぐにやみ、快晴の日中になる。

黄海に中心を持つ高気圧が西から張り出し
まるで初夏を思わせるような27度前後の夏日になる。

午前中、薄いブラウスを着て外出した頃は日差しが強く、
生温かい南風が吹いていた。

不思議な事にあれほどいた小鳥達が見えない。
あの小鳥達は一体どこに消えたのだろう。

昼下がりから家事を始めて狭い庭に出れば
新芽が出た後の柿の木は瑞々しい若葉が陽光をいっぱい受けて
五月がきたような錯覚を起こした。

家の近くの桜並木は既に散ってしまい青葉ばかりが目につく。
今春は、大地震の影響か様々なお祭りは中止になっている。

このままでは観光客で収入を得ていた街は地元も活性化しない。
街が元気にならなければと××祭りを始めた所も有る。

これからは「藤祭り」「つつじ祭り」が開催されると思う。
しかし例年のような華やかさはない。

微かに甘い香りを漂わせ、私の顔をふわふわ撫でてくれた桜、
寂しそうに咲いていた。さようなら桜。
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春の宵 
四月に入って気温が上がり暖かい日が続き、
静かに降る程度の雨では空気が乾燥している。

近所の桜は、風に吹かれて吹雪のように散るばかり。
日当たりの悪い山影に行けば山桜が咲いていると思う。

青葉の色に染まった白い桜が黄緑に咲いて
栄養が足りずに顔色が悪い感じ、

薄ピンクの桜は陽光をいっぱいに浴びて明るい感じがした。
どちらも命は短くて儚い。

誰も見向きもしないタンポポやスミレは刈り取っても
後から後から出て、私の姿を見て!と言っている。

午後、手作り池のホテイ草を取り除いた後が殺風景なため、
畦道の若草を奇麗に洗い、池に浮かべた。

春になり水温が上がった池で金魚達の動きも良くなって、
大きな肥満金魚は我がもの顔で口を動かしながら
泳いでいる。

大きな金魚は小さな鮒達を追いかけまわし、すばしこい。
夜になれば雨は一時的に止み、少し冷えた空気が部屋の中に漂う。

あっという間に春の宵は過ぎてしまう。
春の宵は何となくほのぼのしていいもの。

再び、春の雨がぽつぽつ降り出して
雷を伴い、明日は夏日になる予報を聞く。
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黄色い桜

photo by sakura1205 from

昨日、用事を済ませてから近隣市の川沿いをバスに乗り、
桜並木を車窓から眺めていた。

薄淡いピンクの桜が立ち並ぶ川沿いを見ているうちに
数本、黄色い桜が咲いていた光景に気づいた。

緑色の若葉の隙間から黄色い桜を見ても、
ソメイヨシノはやっぱり薄淡いピンクの方が桜らしい。

家の近くの桜は春風に吹かれてどんどん散って、
川の上、草の上、道路、水田の方へ舞い上がっては
地上に落ちていく。

寂しがる私の顔に一ひら二ひら、そっとふれて、
川面に舞い降りて流されて花筏となり海へ消えた。


ソメイヨシノの命は短かすぎて一抹の寂しさを感じたが、
この前降った雨にうなだれていたから、
桜も精いっぱい咲いて疲れたのでしょう。

風に勢いよく飛んでいく桜にさようならして
誰も居ない夕方の畦道を歩いて来た。

気温は20度以上に上がっても、夕方の風の冷たさが侘しい。
誰も見向きもしない血潮紅葉が真っ赤な顔して
私をかさかさと笑顔で迎えてくれた。
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いつもの空なのに 
今朝未明、船の汽笛の音が春にしては冷たい風に乗って
聞こえていた。

あの船は大きな客船ではなく
漁師さんが漁をするような船だと思う。

春は色々な旬のお魚が取れて鮪、桜海老、鰹、帆立、海老,ウニ等、
美味しい魚貝類がいっぱいの海。

この海の少し北で小女子に放射性ヨウ素、セシウムが検出されたと
数日前に聞いた。
従って福島県全域で漁は行われていない。

福島第一原発は原発事故をレベル5から7に引き上げられ、
チェルノブイリと同じレベルになった。

枝野長官は、この事故を周辺住民、国民、国際社会に謝罪した。
大地震から少し収束したと思う間にまた地震。。。。。

大きな余震が次々に起きて福島、宮城、茨城方面が
心配で仕方がない。

地震と津波そして放射能汚染、日本はどうなるのか。
被災者に会った方が、被災者が痩せて小さくなったと
言われた事が耳から離れない。

きっと地震や津波等で逃げて不安になり飲食も不足で
心身が疲れ果てゝ痩せたのかと思う。
家族を亡くして泣きじゃくる子供を見て私も涙がこぼれた。

何時もどおりの春なのに不思議な事に小鳥の声を聞かない。
何が有っても生きている限り、一歩ずつ前に進むしかない
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あれから一ヶ月

photo by sakura1205 from

大震災から今日で丁度一ヶ月になり、
午後2時46分に青空の下で黙とうをした。

被災地の人達にとってこれ以上の苦しみはないと
思いながら犠牲になった人達に一分間の黙とうをした。

私が自転車で自宅に着く迄の間、福島、関東で
震度6弱の地震があった事をテレビで知り心配になる。

今日から3日くらい私は一人暮らしをしているので
地震速報が出ても恐くてバックを背負ってしまう。

今日は、買物に行く前に自転車で山まで走れるか
試してみたが、歩行者用の道幅が狭くて無理だと思った。

山の高台迄は徒歩で行く以外に方法はない。
山道もちらほら桜が咲き始めてこれからが見頃。

家に一人で居ると当てにならない主人でも
椅子に座っていて貰いたい。

こんな時だからこそ、もう少し家に居て貰いたい。
でも気持が独身のように若い彼に話しても無理な事で
何も言わない。

桜の名所には主人とお弁当持参で長年お花見に行っていたけれど、
今春は一緒に行けるかどうか、判らない。
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統一地方選 
第17回統一地方選挙の前半戦となる12都道県知事、
4政令市長選、41道府県議、15政令市議選が行われている。

東日本大震災の影響で岩手、宮城、福島3県を中心に
一部選挙が延期された他、

各地で派手な街頭演説等を自粛し、異例の選挙選を経て、
今日、投票日を迎えた。

市議会選挙に立候補した方を投票する日だが、
我家では私だけ投票を済ませて来た。

今日は天候に恵まれ、山の斜面が桜色に染まる桜名所に行きたいと
思いながら色々な出来ごとが有り、
あっという間に一日が終わってしまった。

東北の余震が未だに続いているが、
関係のない所で何時、何処で地震が起きてもおかしくは無い。

大津波がきた場合は逃げる場所を話し合ったけれど、
私と主人では意見が違うので彼の意見に合わせたいと思う。

午後8時過ぎ、東京都知事に石原氏が4選を確実にした。
静岡の県会議員は誰が当選するか判らない。
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春の雨 

photo by sakura1205 from

ぽつぽつ静かに春の雨が降っている。
枝豆にそっくりのサクランボの青い実を
奇麗に雨がお化粧してくれた。

満開の桜も雨の雫で光って美しく見える。
桜は素敵なダンスを踊っているように動いても、

風の吹く向きが違うのか、右を向いたり左を向いたり
足並みが揃わず、ちぐはぐに踊っていた。

春の雨は時には強くざあざあ降り続け、
ちょっと肌寒い感じを受けた。

せっかく咲いたのだから、桜を散らさないように降ってね、
私は雨にささやいた。

お願いだからもう少し咲かせてあげて!
桜だって一年ずっと冬を凌ぎて耐えていたのだから。

あの山の向こうには数え切れない程の桜が咲き誇り、
山の頂上までトンネルのように咲いている。

近い内にあの山に行きたいな。
そんな事を思っていたら雨はやみ青空が顔を出した。

東北もガレキの中から桜が開花し、
東北に春がくるから頑張るとある人は言っていた。
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満開の桜 

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昨夜は早寝をした直後に東北で震度6強の地震が起きて、
部屋も少し揺れていた事に気づき午前0時に目が覚めた。

ニュースを暫く聞いた後40分位で再び眠ったと思う。
大地震の余震が震度6強になった事に驚く。

この頃は少し落ち着いて震度4か3位になって
収束すると思っていた。

東北から離れていても大きく揺れる地震の恐ろしさに
恐怖感を抱くのだから東北の人達の大変さが判る。

早く地震がおさまるようにと何時も心の中で願っても、
大地震の後だけに予断を許せない。

今日は、生暖かい海沿いを歩いた時、
私を待っていてくれたように桜が満開に咲いていた。

先月から「何時、咲くの?」と桜の樹木に呟きながら
意地悪に催促をしていた。

そう言いながらも、もっと桜並木が続く「桜の名所」が有る山へ
そっと行ってみようと思う。
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春の花々

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昨夜、午前0時半を過ぎれば起きていられず、
横になると倒れるように熟睡をした。

昨日は、由比漁港で春の初競りが始まり漁港に活気が見られ、
赤い美味しそうな桜海老漁が競りにかけられた。

地方の漁港も、漁師さん達も生活をしなければならない。
自粛するだけでは景気が悪くなり、
被災地の方達に元気を届ける事も出来なくなる。

しかし、被災地の方達の事を何時も心配しながら
自分に出来る事をして応援している。

親友の家から歩いて帰る途中、畦道の春の草花や
レンゲが咲きはじめた光景に季節は忘れずに春を連れてきた。

人間は嘘をついては人の心を傷つけるけれど、
自然は人の心を傷つけるような事はしない。

さくらんぼの葉も茶色から青々と茂った青葉へと色を変え、
小さな青い実も日増しに陽光を浴びながら
育っていくような気がする。
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清明 

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二十四節気の1つ清明は桜など草花が咲き始め、
万物に精郎の気があふれる頃。

万物ここに至って皆潔斎(けっさい)なりと言われる季節。
沖縄ではこの日を「清明祭」と言って墓参を行う。

又、関東以西の本土ではソメイヨシノの花盛りの時期にあたる。
海沿いの桜は、どうなったかしら?と夕方に行ってみた。

冷たい海風にひらひら揺れて5部咲きに咲き誇り、
夕日に照らされて美しく眼に映った。

あの散歩道には誰も姿は見えず、寂しい感じを受けたが、
海の近くまで桜が咲いて自然の光景に感謝をする。

油断をして風邪をひいていたので急いで家路を歩いて帰り、
二人分の夕食を作れば午後6時を過ぎても辺りが明るく
随分、陽が延びたと窓の外を覗いた。

被災地は、ガレキの街から一歩ずつ歩きはじめて、
少しずつ復旧の兆しがみえてホットする。
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芽吹き
藤枝市岡部町は山と川に囲まれた風情のある町で、
友人と数回行った玉露の里を思い出せば懐かしい。

6月になれば、美しく澄んだ朝日奈川で大勢の人が
鮎釣りを楽しんでいた。

既に山では筍掘りが始まり、
旬の筍料理を営業しているお店も有る。

私達は、希望すれば5月から筍掘りを体験出来て、
岡部町は、どこへ行っても長閑な山が連なっていた。

最近は海は恐いと思う人が増え、海岸の街はひっそりと
静まり、魚貝類を売る人は「景気が良くなって欲しい」
嘆いていた。

どこも自粛しているので活気がないのは仕方がない。
あの岡部の里も桜が咲きはじめて奇麗だと思う。

今日は上空を寒気が通過中で晴れても、
空気そのものが冷え切っていて、風に暖かさは感じない。

寒さは戻っても、色々な所で春の姿が目立ってきた。
当面、寒さが続く為、被災地の方は体調管理に気をつけて貰いたい。

しかし、被災地にも着実に春が近づいている事は
紛れも無く確かな事だと思う。

桜のほころびが進む東海地方も草木が芽吹いて
本格的な春の到来になる。
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春の庭 
昨日は昼食を早めに摂り、近隣市に出かけていた。
どこへ行っても桜が咲きはじめている。

相変わらず駅前商店街はシャッターが閉まり、
寂しい感じを受けた。

午後5時過ぎに自宅に着き、簡単な料理で済ませた。
疲れていたので午後11時頃には眠ったと思う。

明けて今朝も寝坊をして7時起床。
曇り空も午前9時を過ぎればぽつぽつ雨が降りだした。

気温は昨日より11度も低いらしい。
体調が戻った主人は食事の時以外は外出している。

まめな性分で用事の無い日は家で座っている人ではない。
今日は今年度の役員さんが町会費を集金に回る日と聞き、
家事をしながら待っていた。

小雨は昼下がりの未明に止み、西日が差した庭に出て、
池の水を調べてみた

池の水を奇麗にする薬を4日前に入れておいたので、
濁った水を奇麗にした効果が出たか、調べてみた。

4日経てば効果が出ると主人から聞いていたが、
砂利を沢山入れた池の水は、そう簡単には元に戻らない。

さくらんぼの花が散った後から
青い小さな実がたわわに枝に実り、ほっとする。

小ぶりな柿の木は若草色に芽吹き、微かな風に柔らかく揺れていた。
役員引き継ぎの忙しい日曜日になり、
あっという間に青空が遠ざかっていく。
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初桜 

photo by sakura1205 from

遠回りをして川沿いの桜並木を散歩した時、
この暖かさで桜の花がいっきに咲き始めた光景に驚いた。

今春はまだ遅れると思っていただけに、
日当たりのよい一番角の桜がどんどん咲いていた。

蕾は膨らんでいたがまさか咲くとは思わなかったので嬉しい。
角から二番目の桜等は開かず蕾からちらほら花びらが見える。

東北に桜の香りを届けたい。
東北は寒さが厳しい故に一ヶ月くらい遅れると思う。

被災地の復旧作業は続いている。
被災地でも物資が有る所と無い所が有るらしい。

東北に行ける可能性は少ないが行ったら福島の食物を買ってあげたい。
政府が悪い物は出さないと言うので
どこに行っても店頭に並んでいる物は食べても大丈夫との事。

今日は東北も少しは気温が上がり暖かいと思う。
岩手県、最高気温16度と調べてほっとする。

私も、暇を見計らい散歩道を歩いて日々変わる桜の表情を見たい。
でも来週からは近隣市へ外出をする機会が多くなる為、
桜を毎年見ていたあの名所で桜と出会うと思う。
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